heart

search

SHIAのレビューコレクション

  • 泣けない兎 完全版 第一部
    泣けない兎 完全版 第一部
    数日間に分けてプレイしましたが、まだ全エンドに到達していないほど大ボリュームな作品でした。 最初は綺麗にエンド1へ行き衝撃的な展開とともにフェードアウトとして終わるという理想的!?な出だしで、物語と笛さんの行く末が気になってどっしりと腰を据えて2周目~をプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 2周目でシーラさんと出会えたときには「よーし! ここから物語が本格的に始まるぞー!」とワクワクしました。 そしてTLなどでもお見かけした「跪きなさい」のスチルが降臨したときは「はい、ありがとうございます! このスチル、とても見たかったのです!(※Mではないです)」とニコニコしちゃいました(笛さんの状況からは目を逸らす) 靴を舐めなかったらエンド3へ行き…エンド2はどこへ置いてきた、私!と探すことに…。 これ以降、他の章もそうですが、未回収のエンドへ辿り着くためにセーブ&ロードを駆使して戻るか、物語を先に進めるかジレンマでした。 全選択肢でセーブしておきたいくらい、コンプを目指そうとするとスロット数が足りない~!と、いつもどれを上書きしてよいのか、過去の自分との闘いとなっていました。 キャラ個別エンドはシオンさんとジニアさんで難航中…全キャラエンドを到達しようと思うと、完全攻略記事がほしくなります…! シオンさん、あなたとのエンドはいずこ…!! コンプリートしようと思うとかなり難しいですが、物語がとても骨太で、キャラクターたちもそれぞれ複雑な事情などを抱えており、読み進めるたびに、またエンドへ辿り着くたびに、その先がとても気になりました。 随所に散りばめられた各エンドは先へは進まない行き止まりでありつつも、キャラクターの過去の断片が見え隠れして「人間がマジでごめんね…」という気分に度々なりました(涙) そして、みんながみんな、仲間を想っている姿に「みんな、好き…!」となりました。 @ネタバレ終了 とても素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 落とし屋・麒麟
    落とし屋・麒麟
    イケオジしか勝たんファンタスティックイケオジワールドはここですか!と、意気揚々と呪い・呪われにまいりました。 私のフォロワーさんの中で最強のイケオジ絵師様であるあさぎさんのイケオジ様、心行くまで堪能させていただきました。 呪いたい相手の一人や二人や三人や四人…誰しもいるもの!? でも自分が呪われるのが代償なら躊躇われるよね…と思いつつ、何度もワラニンちゃんに叱咤を受けながら、いざ呪おう!となりました。 @ネタバレ開始 亥角さんがまさかの黒幕!(突然のラスボス遭遇) 人を呪うって大変なんだな…と思いました。 亥角さんのところへ呪いを本気で頼む方々は「あと、1日…あと1日であいつを殺せる!」みたいなガチ本気呪い勢で溢れているんだろうな…と思いました。 軽い気持ちで「よっし、呪いを注文しよ!」とアマ○ンでクリックするような気軽さで呪いたいだなんて甘かったですね。 大事なことなので冒頭でも書きましたが、本作はあさぎさんの描かれるイケオジさんにとても癒されました。ピアスがいっぱいでウインクの似合うイケオジ様…素敵すぎる! 立ち絵…テーブル絵?…適切な表現が思い浮かびませんが、ご対面しているときの顔グラフィックなどの差分がとても多く、見ているだけでイケオジ成分がたくさん摂取できました。 イケオジ様からしか摂取できない成分がたくさんあって、潤う~!でした。 御礼のイラストもすごくカッコ良かったです! TLでお見かけしていたときからカッコ良い方だ~と思っていましたが、ミステリアスで危険なところも含めてとてもカッコ良いイケオジ様でした! そして、亥角さんの個人情報ありがとうございました!(深々とお辞儀) 2023/01/03追記 遅刻してしまいましたが、お誕生日おめでとうございます! @ネタバレ終了 人を呪うのには覚悟がいる…そもそも呪わなくていいような人生が送りたい! そんなことを思ったイケオジ様との素敵な一時でした。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • Idiot Savant
    Idiot Savant
    人間という存在の持つすべての細胞を一つ一つ取り出して顕微鏡で見てみるような、99%の人間ではなく残りの1%に焦点を当てて一つ一つのピースを光にかざして見ているような、そんな面白い作品でした。 開始1分から哲学的な思考を含んだお話と人が脈々と継いできた知性の煌めきを感じる文章に、最後まで楽しく読ませていただきました。 文学と哲学の融合的な文章で進む物語、一人一人のセリフ回したがとても巧みでした。 作者様の作品は昨年のフェスで触れたのが初めてで、昨年の作品ももちろん好きなのですが、今作が一番好みで大好きです。 @ネタバレ開始 恋愛のとてもよい雰囲気のシーンでも「脳が」とか「座標が」とか、およそ通常の恋愛シーンでは絶対に出てこないであろうセリフがポンポン出てきて、とても味がありました。 本作は文章を読む上で流し読みしていけるゲームと異なり、文章の意味合いを自分の中に解釈・浸透をこなして読んでいくタイプでしたので大変読みごたえがありました。 難しめのお話が好きな方には刺さりまくる内容だと思います。 そして、本作は一通り読んだ後からが本番!?でしたね! せいらさんの「納得いかない!」をハッピーエンドにするため、せいらさんと二人で色々と介入させていただきました。 最後は無事にAll Happy Endとなり、せいらさんのとてもかわいい笑顔も見られて大満足でした。 こちらのハッピーエンド世界線だと、某御方の流血沙汰もなくて平和でよかったです。 HappyEndの定義って難しいなと、ゲームをクリア後に思いました。 誰かにとってのハッピーエンドは誰かにとってのバッドエンドになるかもしれない…という両面性を感じる物語でしたので、ハッピーエンドが大好きな身としては、ハッピーエンドというものがそもそもどの視点に立ってそう判断されているものなのかを深く考えるきっかけになりました。 「今の世の中を見るに、人間はゲームの中でくらい幸せなものを見ていたい(幸せになりたい)」という言葉を以前どなたかが書かれていましたが、なにをもって幸せとするかという認識も多くの人々が「これが幸せである」という認知のすり合わせを行って各々が考える幸せが重なる部分によって「幸せとはこう」と定義づけられている部分も多いなぁと感じました。 こうやって深く考えることができるのも本作のおかげです。ありがとうございます! 最後に。 個人的に《神》さんが好きだったので、またどこかでお会いできたら嬉しいです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 藹々鬼譚
    藹々鬼譚
    荘厳な絵巻物を読んでいるような素晴らしい作品でした。 圧倒的な画力で生み出された美麗な絵の数々が織り上げた世界に、たおやかさとしなやかさを感じる文章、神秘的な雰囲気の中に自然と生命そのものが持つ力強さと儚さも感じました。 @ネタバレ開始 エンドは1がより心に残りました。 お武家様の詳しいお家事情や葛藤も垣間見られるこちらのエンドでは、人間の人間たる所以とも言える深い業などを感じました。 また最後が壮絶で「御後が宜しいようで」には震えました。 物語全体にエンド二つと、すべてを読み終えた後に感じたことですが、この物語は「はぁ~、終わった、よかった!にっこり!」と笑顔で手放しで終えられるハッピーエンドではありませんが、まだ鬼と人がともにあった頃から脈々と築いてきた歴史と大きな刻の流れのように、心の中に一本の大きな樹が静かに根を下ろすような余韻のある作品でした。 大変個人的な所感ではございますが、本作を制作されるにあたって、作者様は相当な量の文献などを読み込まれたのではないかと感じました。 ふんわりとした「たぶんこうだろう」というものではなく、人智が紡ぎ繋いだ確かな知識を根幹において自らの物語の世界を構築された作品に現れる空気を感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 回顧、来ぬ
    回顧、来ぬ
    物語の持つ圧倒的な力をひしひしと感じるとても面白い作品でした。 本作はすべての伏線が少しずつ絹を織るように紡がれていき、最後に一つの形となる様子が秀逸でした。 村の因習や民俗学が好きな方はドハマりすること間違いなし、またどんでん返しが大好きな方にもオススメしたいです。 プレイ開始当初、とても個性的なキャラクターたち(特に一部の方の立ち絵がすごすぎた!)の言動に驚かされることもしばしばでしたが、これらもすべて伏線で、これは後々伏線回収のときに「ああ、それで!」となることが多かったです。 本作はかわいくデフォルメ率の高いキャラクターと画面のどことなく鬱々としたダークさが素晴らしいマッチング具合で、BGMなどと相まって素晴らしい世界観を築いていました。 開始15分ほど読み進めただけでも不自然さや不穏さをひしひしと感じる本作は、ミステリーもさることながらオカルトやホラーといった親近感のあるジャンルもふんだんに入っていて、味わい深くて面白かったです。 序章の賢治郎さんからお祭りのお話を聞いている頃から「あ、これノンストップで読みたいやつ!」と一日ですべて読むことを決意したわけですが、5章はずっと「え!?」とか「あー!」とかしか言ってない人になっていました(笑) どんでん返しの震えるような面白さを、久々に脳髄の奥にまで味わうような瞬間をいただきました。ありがとうございました。 本作はセリフ回しも秀逸で、シリアスなシーンでも「J POPの化身?」など微妙にツボるセリフが来て、その後に意味深なセリフが来て…と、作品に引き込む力が桁違いでした。 すべて読了後、爽やかな気持ちとともに一番初めはお人形さんのようだった紗羅紗さんの成長がとても胸に残りました。 (紗羅紗さんは驚いたときに髪の毛がピョンとなっている姿や落ち込んだときにショボーンと垂れている姿もとてもかわいかったです!) とても素晴らしい作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 牛天寺恋志穂の告白
    牛天寺恋志穂の告白
    以前に1話、2話が公開されていたときにプレイさせていただきました。 今回、全話収録して完成形としてのリリースということで、どんな結末を迎えるのかなと楽しみにプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 恋志穂さんがとてもかわいいのはもちろん、菖蒲さんたち個性的なキャラたちがとても面白かったです。 白目になるキャラがいたり、刀を振り下ろされて真剣白刃取りしたり(カットインがよかったです!)と、皆さんの個性豊かな姿を見ながらテンポよく最後まで読ませていただきました。 攻略がないとちょっと自力でのトゥルーは難しかったので、途中からは攻略を頼らせていただきました。 1話目では初登場時からずっと笑顔がなかった恋志穂さんが、話を重ねるごとに笑顔が増えてよかったです。 5話は「告白」ということで、絶対にトゥルーににするぞ~と意気込みました。 トゥルーエンドを見続けて辿り着ける5話のトゥルーエンドでは、確かに最高のハッピーエンドとは言えないかもしれなかったのですが、私はこれはこれでアリ!と思いました。 本編は各話15分ほどですが、おまけも大ボリュームで面白かったです! 2話目までは出てきていなかったキャラクターたちも加わり、恋志穂さんたち以外のキャラクターのストーリーも盛りだくさんで大満足でした。 @ネタバレ終了 これからプレイされる方でまだ初めてという方は、一話からトゥルーエンドを追ってほしいです。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • まじなう乙女はオモイゴトに焦がれるIF
    まじなう乙女はオモイゴトに焦がれるIF
    サクサクと15分ほどで終えられる短編モードもある本作ですが、長編モードこそが本作を味わい尽くす面白さたっぷりの作品でした。 魅力的なキャラクターたちの掛け合いが素晴らしかったです。 本作は何周もしたくなるゲームでした。 ゲームシステムを駆使して新たなるストーリーへと進んだりするので、タイミングを見極めてポチッとした時にそこが正解だったときは嬉しかったです。 謎解きが苦手な方用にも選択肢1つで次へ進めるようにという配慮もなされていて物語だけを追いたい人もプレイできるとても親切な設計なのもプレイしやすいなーと思いました。 短編モードだと王子様が超王子様していますが、これからプレイされる方にはぜひぜひ長編モードをプレイしてほしいと思います! 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 相反のイデアリズモ
    相反のイデアリズモ
    闇が深めなイケメンたちとのセクシーでスリリングな恋愛が楽しめる素敵な作品でした。 タイトル画面の二人との恋を楽しむゲームだと思っていたらまさかの隠しキャラがいて、さらにオマケなどのボリュームも素晴らしく、トータルで10時間くらいは遊んでいたと思います! ヒロインが行きずりの恋で自分を慰めるちょっぴりワケありな感じで、キラキラした正統派ヒロインとはまた少し違った雰囲気や考え方を持っているのも面白かったです。 分岐する重要な選択肢から始められる機能が本当に素晴らしく、スキップボタンを押して選択肢までボーッとしている時間を過ごさなくてよかったのも最高でした。 @ネタバレ開始 初回でレフェデさんにこれからずっと愛され飼われるバッドエンドに突き進み、攻略されているのかしているのか最後は分からない様相でしたが、バッドエンド直前まで王様オーラを出しながらやさしくしてくれるところが好きでした(粛々と人を始末していくような怖さもありましたが) HAPPYENDももちろん素敵ですが、BADENDもいいなとレフェデさん攻略の時点で感じました。 オーディメントさんは一番初めに元居た世界から飛んできた時にかなりグイグイ来ていたので「この人、初対面なのに怖すぎでは! すごくグイグイ来るんだけれど!?」と彼的には感動の再会(?)でありつつも滲み出ていた執着オーラにビビっていましたが、蓋を開けてみたらかわいいところも多い人で好きになりました。 隠れキャラさんは、ずっとやさしい人だと思っていたのでギャップが「あー!!」でした。 基本的に目をそっと閉じていて開眼するキャラ大好きですので、きちんとルートがあったのには全世界の私がスタンディングオベーションして歓喜しました(笑) BADENDもHAPPYENDもそれぞれ情緒が迷子になりましたが、とても面白かったです! @ネタバレ終了 物語(ヤンデレ)の重厚さもさることながら、スチルの豊富さと美しさ、そして不安を駆り立てる音楽など、ヤンデレ好きさんにはどこを見てもたまらない素晴らしい完成度の作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • キツネ耳つくも神に何故か付きっきりで看病される話
    キツネ耳つくも神に何故か付きっきりで看病される話
    キツネ耳のとてもかわいい神様に看病してもらえるだけでもご褒美だー!と意気揚々とプレイし始めた本作、着地が大好きなところへ向かってとても感動しました! @ネタバレ開始 月だけがそっとやさしく見守り続けた幾歳月、誰の記憶からも忘れられた山の奥でゆるやかな時間の流れとともに終わりの朝を迎えた愛の物語…すべての話を読み終えた後はそんな言葉がふっと浮かんでくるやさしいやさしい愛のお話でした。大好きです。 狐の嫁入りエンドが一番好きなエンドです。 ただただ一途に最期の瞬間までただ一人の信仰を望み愛に殉じた風月さんが、存在の違いや定命の差など様々なしがらみから自分では絶対に口にできなかっただろう結末を迎えて、思わず涙が出ました。 後にも先にもただ一人の愛する人と一緒になれて、本当によかったです。 二人には末永く、それこそ本当に末永く幸せになってほしいです。 前日譚も合わせると本編のディティールがよりくっきりと彩られ、セリフの一つ一つ、風月さんの態度の一つ一つや表情にプレイ前とは違った愛情の端々を感じ取ることができました。 タイトルからスチル、立ち絵まですべてご自身でこなされたグラフィックは、どれもとても美しく、そして可愛かったです。 しっぽやお耳もふもふしているときの照れ顔は特に可愛かったのですが、もふりすぎてごめんなさい…一度は選んでみたい選択肢でした! @ネタバレ終了 かわいいキツネ耳つくも神さんに看病される嬉しいお話!と思っていたので、いやいや全然違う!むしろ感動系!と自分の大好きなシリアス方面に収束していく様子はもうご褒美でした。心が潤いました。 手を合わせて、つつつ…と目から涙を流したいくらい「尊い…尊い…」と二人の物語に尊いbotになりました。 一つ一つの生命が織りなす交わり、その機微に心震わせるような素敵な作品でした。 ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 宇宙のカタコンベより。
    宇宙のカタコンベより。
    ナーヴァシアンさんと過ごす残りの五日間、どうせ墜落して死ぬし~と割り切りつつも、その五日間を有意義に過ごそうとする主人公とのゆっくりとした時間の流れが心地良い物語でした。 @ネタバレ開始 ナーヴァシアンさんとちょっとワケありな感じのするいるかさんの物語、一筋縄ではいかないところが面白かったです。 それにしてもブラックな会社で、次から次に人が死んでいることに、主人公のいるステーションを墜落させるのも「ちょうどいいからここで始末しておこう」くらいの認識なんだろうな…と感じました。 ナーヴァシアンさんが実は暴走して主人公を傷つけたことがあってというエピソード、最後に妹さんの棺が送られてきて星巡りの歌は思い出の歌であるエピソードなど、終わりに近づくにつれて明かされていく物語の輪郭に引き込まれました。 @ネタバレ終了 宇宙の中を漂う小さな小さな命とポンコツと言われたAIの絆、しっとりとした気持ちで読ませていただきました。 ありがとうございました!

    レビューページを表示