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SHIAのレビューコレクション

  • ヤリナオシ
    ヤリナオシ
    気がついたら廃屋となった小さな民家の中にいたセツナさん。一緒にいたはずの友人はどこへ行ったのか、同じく民家に閉じ込められた3人の男たちは誰なのか、そしてこの民家からはどうすれば出られるのか……しっかりとしたホラーで、しっかり怖がらせていただきました(涙) 初プレイ時は呪われた民家から脱出するのにヌーチューバーのマトウさんと手を組んであちらこちら探しているうちに「!!!!!!」とビックリマークでしか初対面時の驚きを表せないタイプの生き物が出てきたりして「あわわわわ」となりながら逃げまくりました。 トイレの時は全力でクリックしてドタバタ騒ぎながら助けを求めたり、懐中電灯の残数0になってどう考えても詰んだ!と思ったり、追いかけてくるモノに画面にチラつかないでぇええ!!と画面の前で懇願してみたり……心臓がきゅっと縮こまるほどたっぷり怖がらせていただきました。 @ネタバレ開始 何周してもトゥルーエンドが見られなかったので攻略記事を頼らせていただき、トゥルーエンドも無事に見られました。 一番最後にまだ呪われた民家に留まっているアヤさんが「ち……が……う」と言ったのが怖気でした。 ちがうって……どういうことですか……生きているほうが地獄だから生きろってことなのか、それとも助けたわけじゃないとかそういう……考えれば考えるほどアヤさんが何を言いたいのかが気になります。 初見3人とも胡散臭いと思ったら3人とも殺ってらっしゃったりと、登場人物にきちんと背景があるのがよかったです。 呪われた民家はこれから先も人殺しを迷い込ませて、失禁ものの恐怖に陥れて殺していくのでしょうか……この廃屋となった民家で一番初めに何があったのかなども気になりました。 @ネタバレ終了 1周ずつは短めですが長すぎずちょうど良かった&しっかりホラー・探索しててとても面白かったです! ホラー苦手なのでこんな怖すぎる民家にはお願いされても絶対に入れませんが、ゲームで探索する分にはドキドキしながら進められました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • シグレシンドローム
    シグレシンドローム
    今回も良い意味でなんとも言えない狂気性が漂う物語でした。今回の主人公ユウタさんは過去に遊ばせていただいた主人公さんたちよりもまともに見えてしまったあたり、ユウ様の独特の文章に肌が馴染んできている……のかも? @ネタバレ開始 今回は女の子ではなく主人公のユウタさんが病んでいる感じでした。 他の作品でもいい感じに主人公さんたちは変態さん&病んでいますが、その中でも一際病んでいるというか…今回も個性爆発のなかなかの変態さんでした。 最後は「シグレお嬢様ー!!」と止めたい気持ちになりました。 主人公がこの後壊れてしまわないかと思う壮絶な終わり方でした。 フェス中は本作で3作目のプレイとなりますが、どの作品も人間が持つ狂気性が垣間見られてとても面白いです。 @ネタバレ終了 狂気と愛情が交錯する素敵な作品をありがとうございました!

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  • もぐってつかめ!Babyハート!
    もぐってつかめ!Babyハート!
    相手の意識の奥深くに潜って深層心理を見る能力がある主人公がパパになった! いざ赤ちゃんの心の中に潜ってみようということになり……赤ちゃんの心の中は大人ほど複雑そうではないけれど、どんな感じなのかなと思いながら遊ばせていただきました。 初めは赤ちゃんなのでそっとふわっと刺激を少なく潜った方がいいよねとそれっぽい選択肢ばかり選んでいましたが、途中からぐいぐい潜ってみたりもしました。 赤ちゃんが海のような……羊水でしょうか、その記憶の中に揺蕩っているような心を持っているのは素敵だなと思いました。 潜り終えた後も育児は続きますが、無事にすくすく育って1年を迎えられてよかったです。 お願い、ケーキをひっくり返すのだけは思い止まって……(切実) 赤ちゃんの深層心理を見られるという不思議な体験ができる、ほっこりしたゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • プラミア イストリア
    プラミア イストリア
    崖から落ちて怪我をしたせいで記憶を失っていると説明して甲斐甲斐しくお世話をしてくれるイケメンのオーシンさん、けれど彼にはなにかありそう…と思いながらプレイしました。 @ネタバレ開始 オーシンさんが魔女の力を借りて人形が人の姿を得たものだったとは……オーシンさんの主人公に対する一途な気持ちが伝わってきました。 魔女さんとの契約通り、いけないこととは分かっていても他者の精気を糧にオーシンさんがひたすらに主人公を心配している姿がとても健気でした。 そして、継母さんが意地悪すぎました……。 主人公に対する仕打ちが「親の仇か何かか」と思うもので、主人公が可哀想すぎるのでオーシンさんという味方が主人公にいて本当に良かったです。 @ネタバレ終了 オーシンさんのふわりとしていつつもどこか神秘的な不思議な雰囲気と、オレンジなど暖色を基調にまとめられた背景、美しい話のすべてが魅力的な作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • トム尾の冒険2
    トム尾の冒険2
    前作をプレイしていないと答えるとバッドエンドになる斬新な仕様にまず笑いました。そして始まった本編は次から次に出てくる新キャラと予測不可能な展開に、最後まで先が読めないハイスピード読了の物語でした。 @ネタバレ開始 おまけでトムヤムくんがどこの誰なのか明かされ、トイレ危機一髪を救ったときの人だとなったときは「なるほどそれは恩義…!」となりました。 今もまだデビルさんと彷徨っているトム尾さんですが、はたして爆発したほうがいいのかしないほうがいいのか…いつか宇宙人とでも邂逅していそうな気配です(笑) @ネタバレ終了 トムヤムくんがあまりにも最強すぎました…! ダメージ数値には思わず二度見しました(笑) 絶対に予測不可能な面白い短編でした、ありがとうございました!

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  • おねがい! 悪魔ちゃん★★★
    おねがい! 悪魔ちゃん★★★
    明日に希望が見えない主人公が深夜の公園で出会ったのは、魔界で一番サイキョーにキュートな悪魔の女の子。女の子は魂を奪いに来たのだが、最後に『悪』の願いを一つ叶えると言ってきて……選択肢によってガラリと変わる主人公の結末ですが、個人的にはエンド4が好きでした。 @ネタバレ開始 悪魔ちゃんに抱きしめられながら死んでいくエンドが好きでした。 悪魔ちゃんが呆れながらも、どことなくその悪の願いを嫌っていない、むしろ好ましそうにしていたのがとても印象的でした。 主人公さん死んじゃうエンドでごめんね☆とも思いましたが、悪魔ちゃんに抱きしめられながら死ぬのもアリだなぁと思わせてくれる死にエンドでした。 @ネタバレ終了 どんなエンドも悪魔ちゃんがとてもかわいかったです。 素敵な悪魔ちゃんとの一時をありがとうございました!

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  • 6月のマリッジブルー
    6月のマリッジブルー
    こういうお話、大好きです。ガンガン迫っていくホラーと紙一重なヤンデレも好きですが、静かに迫っていくヤンデレも好きです。なにより色素の薄い美しいツインテール男子の時点でもう勝てない…! @ネタバレ開始 雲雀さんが「早く帰らないと叱られる」的な独白をした時点でピーーンッ!!と来て、家庭で何かしら抑圧されている方なのは想像がついたので、雲雀さんの日記のシーンは読んでいて「雲雀さん、ずっと一人で頑張ってたんだね、苦しかったね…!」と雲雀さんの痛みや悲しみを想像して、辛くなりました。 個人的には家族がどれだけぐちゃぐちゃになろうと「灰李さん、雲雀さんを助けてくれてありがとうございます!!」の心でした(プレイヤーも病んでる件) 鳥のように自由を求めて一瞬だけすべてから解放されたエンド2も好みでしたが、やっぱり今までひたすらに自分を殺されて生きてきた雲雀さんには幸せになってほしいと思うので、エンド1のハッピーな感じが大好きです! エンド1後のタイトルの2人の幸せ真っただ中の御顔が尊いです…! 2人が共依存なのは重々承知の上で、2人にはこれからいっぱい幸せになってほしいです! 灰李さんは本当に心の底から全人生を懸けて雲雀さんを愛しているんだなと、物語のすべての部分から伝わってきました。 @ネタバレ終了 雲雀さんと灰李さんの幸せを願わずにはいられない、とても素敵な物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 飲み会をぶっ壊せ!
    飲み会をぶっ壊せ!
    この飲み会はマシンガンで一掃するか、ダイナマイトでも放り込んで爆滅しないといけない飲み会でした。主人公の清さんがミラクルファインプレー。拍手喝采。 @ネタバレ開始 デートレイプドラッグを用いた犯罪は時々事件になりますが、実際表に出るのなんて被害の1%以下じゃないかと思うので、今回このゲームで「なぜストローを選んではいけないか」など被害に遭わないための知識も含まれていたことがとても良かったと思いました。 女性は全員このゲームをプレイしてほしいです。 知識をつけて、絶対に被害に遭わないでほしい。 一番いいのはトイレに立つたびに飲み物を変えてもらう・飲み切ってからトイレに行くなどだと思うのですが、食べ物に盛られたらどうしようもないので、そこら辺もリアルに書かれていて良かったです! ゲームもそうですが、リアルでもクスリ盛られるかもなんて考えながら飲み会しないといけない女という性別に生まれてきたすべての女性の置かれている絶望的状況が虚しい……。 犯罪行為に走る男性ばかりではないので今回のことで皆が男性不信になったりしなければいいな……と思いつつ、写真部で楽しく活動しているようで最後は被害者ゼロ・ハッピーエンドで良かったです! 飲み会の日の後日の皆の個別スチル、どの子もかわいくて楽しそうで目の保養でした! @ネタバレ終了 とてもタメになる飲み会ぶっ壊せゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 俺たちこいつに仕えてます
    俺たちこいつに仕えてます
    「こいつに仕えています」が巾着袋だったので「え?この中に何かやんごとない誰かでも入っているの?」と思っていたら入っていました、やんごとない(?)存在。 桃太郎をそっとモチーフにされているので、出ていらっしゃる三人組が犬・猿・雉を思い起こさせるキャラたちになっているのも魅力的でした。 どの子も個性的で、そして巾着の中身が大好きすぎて微笑ましいです。 @ネタバレ開始 巾着の中身がきび団子だったとは…! 確かにみんな「仕えています」でした! きび団子のためなら皆でボコスカ殴り合いになるのも辞さないほどの美味なきび団子……これはもう三等分と言わず、お店に招いて作るしかないですね! 最後のスチル、甘味をそれぞれ口にする皆がかわいかったです。 ちょっぴり怖い鬼くんのためにも、歯磨きも忘れないようにしようと思いました。 虫歯、ダメ、ゼッタイ。 鬼くんが出てきた瞬間に「お、鬼~~!!」とどこからどう見ても鬼くんのデザインがマジ鬼くんで素敵でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 自分語り(騙り)
    自分語り(騙り)
    語るか、騙るか。誰もが自分を語り、騙りながら生きている。この世に騙らずに生きている人なんているのだろうか……そんなことを思いながら語り・騙り続ける2人を見守りました。 初回プレイでトゥルーエンドへ無事に辿り着けました。 パソコンの中に女の子がいる、しかも閉じ込められているらしいぞ?というところから最後の着地点まで、二転三転と物語の大きな転機が用意されていて、実はこういうことだったと判明したときは面白かったです。 @ネタバレ開始 途中で挿入される絵本の演出が秀逸でした。 自分とは何者なのか?という自分の存在の確かささえも不確定でゆらゆらと揺らいでいる、定まっているようで定まっていない不安定な自己を抱えた葵さんが凛子さんによってようやく自分の核となるものに触れたときは「よかったね!」と拍手したい気持ちになりました。 葵さんの「閉じ込めて二人の世界にして、凛子を取り戻したい」という気持ちも分からなくはないですが、自分が求めている理想の凛子さんがどこにもいないということに気づけて良かったです。 そこに気づかないと永遠に救われないまま、もがき苦しむしかないので……。 アフターストリーで出てくるサッパリとした性格の誉さんが大好きです。 こういう他者と自分の境界線をきちんと引けるサッパリした距離感の子が友人にいたら、学校生活が気楽に送れそうです。 @ネタバレ終了 語るか、騙るか―――人はどちらも使い分けて生きていますが、葵さんが口にしたように「人は変えられない、変えられるのは自分だけだ」という言葉が心に響く物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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