heart

search

かしのきかなのレビューコレクション

  • 縁距離レンアイ
    縁距離レンアイ
    楽しみにしていた作品! ようやくプレイできました! 作者様の前作もプレイさせていただいているのですが、今回はその魅力をギュッと短編に凝縮したような満足感ある新たな愛重ストーリーを堪能できて幸せでした。 鋏できる縁を切る演出やスチルの重厚感、美麗さが光る素晴らしい作品でした。 @ネタバレ開始 紬くんイケメンドクズかと思いきやほとんど潔白でしたね…!(これは本当にびっくり) 最初その気はないけど縁結び神社の関係でその流れにならざるを得ないのかと思っていたら、まさかのDT!ちゃんと守ってました(拍手喝采) 私的に一番好きだったのは荒魂エンドですね。相手の親族もろとも自分の思い通りに動かす周り巻き込み系ヤンデレの展開が大好きでした。 「欲しいものは絶対に手に入れる」が似合う男ですね、紬くんは。 奇魂エンドもエグくて好きでした(語彙力?) さよりちゃんの何もかもを知って理解している紬くんの描写がびっくり&好きでした。 和魂エンドは切るのではなく解くという流れで、さよりちゃんは実は縁解き話術も持ち合わせていたという新たな発見が…!これはこれで平和に幕を閉じていいですね(愛重好きだが平和も良い!敬礼!) そしてなんと一週目で幸魂エンドに辿り着けてしまったのですが、2人が幸せになれて本当によかった。他エンドは後から見たのですが、(紬くんは「違う」といいそうですが)2人とも家に縛られている感じが強かったので本当の意味での幸せを掴めたのはこのエンドなのかな〜と私は解釈しました。両家も丸く治ってましたしね。 紬くんに騙される女子たちがしっかり自分の扱われ方を理解しているのがリアルでよかったです。わかっていながらも沼る…!紬くん、恐ろしい子…!! あと個人的に前作と同じ大学が出てきたりスマホのデザインのメニュー画面が生き残っていたりと前作大好きの私に大変嬉しい演出がありました。ありがとうございます(崇拝) 縁結び編も全て見させていただきました! 切様と結ちゃんのお話がとても切なくて美しくて、物語中でこのゲーム中で一番好きな物語でした(本編でなくてごめんなさい、もちろん本編も大好きです) こうしてさよりちゃんと紬くんにこの運命が繋がっていくんだなあとバックグラウンドを感じられる物語でより深みが増しました。文体がとても美しく、読み心地が良かったです。コメディっぽいものから感情溢れるドロドロ表現に加えて、こんな雅なものまで書けてしまうなんてさすがとしか言いようがありません。 そして2人の幸魂エンドのその後 紬くんの行動は縁結び欲からくるものだった、 適当に好みの女子に声かけてたわけじゃなくて全てはさよりちゃんとの縁結びのために、純粋な子を選んでいた改めてわかるお話で彼をただの「クズ」として片付けないところがいいな〜と感じました。それと同時に「ガチでさよりちゃんのことしか考えてない」という正真正銘の愛重も感じられて良き補完ストーリーでした。 一途な男性はいいですよね、やっぱり。 本編を読んだり結び編を読んだりしている最中に何度か変わるタイトル画面が癒されました。可愛い♡ 今回の紬くんは前作の2人のイケメンとはまた違った良さを持っていて、どのキャラも魅力的だなあと感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • ティラノフェス2024オープニング
    ティラノフェス2024オープニング
    フェス開催おめでとうございます! 今年は一般参加者としてゲームで遊ばせていただきます( *´꒳`* ) 運営応援しております!

    レビューページを表示

  • 北限のアルバ~秋の章~
    北限のアルバ~秋の章~
    北限のアルバシリーズ3作目、秋の章も春夏に続いてプレイさせていただきました! 北海道美瑛でのんびりペンションのお手伝いをしながらイケメンと恋する物語。 今回は超が付くほどツンデレの都会のおしゃれ男子でした。 今作もとてもお腹の空く作品でした…!! @ネタバレ開始 ピザに燻製にチーズにかぼちゃポタージュに…!!どんどんお腹がすくメニューが登場してよだれダクダク必至でした笑 あと、春夏に比べてなんとなくボリュームがあったような気がしました。草木染め、ピザパーティ、ジャム作りに青の池にバーデートに…ツンデレを落とすまでの長き道のりを感じました…!草木染め、とても楽しそうで私もやりたい!となりました。ブルーベリーで染めるとやっぱり紫になるんでしょうか? こういう体験シーンがあると本当にペンションっぽくてほっこりします。昔、長野のペンションで押し花の体験をしたのを思い出して懐かしくなりました。 恵介さん、シリーズ最高にツンデレで初っ端からニヤニヤしっぱなしでした。可愛すぎる…!序盤の憎たらしい発言もまた、ツンデレの可愛さの一部なんですよね…!! 真ちゃんの最初の評価がツンデレを一切理解してない人で笑っちゃいました。「嫌味な人に出会ったら普通はそうなるよね」と…。 本作は、他と比べても特におばあちゃんがとてもいいキューピッドになってくれていて、おばあちゃんの優しさや人生経験も感じましたね。あんなにツンケンした人に普通に話しかけられるの凄すぎる。 ワインや料理の力に合わせておばあちゃんの力もあって2人は結ばれたと思ってます。 恵介さんの小説は真ちゃんがタブレットを見てしまったあたりから「これもしかして恵介さんが書いたのでは…!」と勘繰っていたらまさかの当たってしまい…!もし私だったら、自分の作品を「難しくてよくわからなかった」と言われたらたぶん泣いちゃいますね。悪意もないしあの場では恵介さんが書いたものとわかっていなかったので真ちゃんに非はないのですが、それでもやっぱり恵介さんが傷ついてしまうのも無理ないかも…と思ってしまいました。ちゃんと仲直りできる2人、本当に流石だなと思いました。 小説家として美瑛に残るエンドも起業エンドも恵介さんが幸せそうで嬉しかったですが、個人的には美瑛に残るエンドが微笑ましいのとやりたいことをやれている恵介さんが輝いているのとで好きでした。ゆくゆくおばあちゃんが亡くなったら2人でペンション継いでほしいな、なんて思ってしまいますね。峰岸さん、そよ風を星◯リゾートくらいの大会社にしてくれ…!!(冗談です) 若手経営者という役職がとても私の癖なので、都会のおしゃれ男の恵介さんも爆イケでかっこよかったです。 サブストーリーの二つ目の方の、「大学に入ったら、周りはその学問に興味がある人ばかりで、将来はその学問に関わる仕事に就いて…」という部分にとても共感しました。文学部ではないですが、私も大学入学後に似たような経験をした記憶があるので、ドキッとしたのと同時にちょっぴり心が痛かったです。恵介さんと同じ痛み…! 今回の私の一番食べたかったメニューはかぼちゃのポタージュです!好物だからです!(潔い) 普段手作りのものをあんまり食べていない分、北限のアルバシリーズをやると素朴で自然な味が恋しくなります。 それにしても北限のアルバシリーズの皆さんは食レポがうますぎますね。真ちゃんはプロなのでまだしも、おばあちゃんもイケメンたちも味の言語化がうますぎる。私だった絶対「美味しい。何かわからないが美味しい」しか言えない。 3作目に来て、美瑛はとても良いところだな〜と感じると共に作者さんはとても地元がお好きで誇りを持っていらっしゃるんだなあと感じました。私はどうしても地元が好きになれないのでちょっと羨ましかったりします笑 長々書いてしまってすみません…! 秋の章も素晴らしい作品でした。まだお腹空いてます!どうしてくれるんですか!? 冬の章のプレイも楽しみです♡ @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • アイジョウモラトリアム
    アイジョウモラトリアム
    ずっと気になっていた作品!プレイさせていただきました。 キャラデザがみんな個性的でそれだけで十分、惹き込まれました。 みんなが抱えている闇もこれまた深くて、先がどんどん気になる展開が続いて、気づけば一気読みでした。 @ネタバレ開始 このゲーム、素晴らしい部分がたくさんあったのですが、まずはシナリオがとてもお上手で、「よくわからないところで目覚める→調ちゃんと出会う→調ちゃんの死に直面する→生きてここから出たいと決心する」の流れがスムーズで、頭に入って来やすいシナリオの広げ方だと感じました。 その後も徐々に明かされる謎や、こことここは実は繋がってたのか〜!となる展開が好きでした。特に、帝人くんのお母さんを十万くんが殺してしまっていたことが判明したシーンは鳥肌ものでした。 武器の金属バッドはそう繋がるのね…と驚きと悲しみで胸がギュッとなりました。 オチも素晴らしかったです。ずっと敵に見えていた管理人が救済者だったなんて…「また戻って辛い現実を生きるか来世に期待するか」。難しい選択ですね。でも、平々凡々生きて来た私のような人間には彼らの辛さわかりかねるのかも… 演出も素晴らしかったです。クライマックスで帝人くんと十万くんがわかりあうシーンが印象的だったのですが、十万くんがしてくれたことの数々を一つずつ回想するのが本当にうるっと来ました。また、倉骨くんと彩海くんの屋上で共闘シーンも胸熱でしたし、2人揃って逝ってくれたのも泣けるやら安心やらでオタク心はめちゃくちゃでした(褒め言葉) イラストも、とても可愛らしくてキャラがいろんな表情をするたびにキュンキュンしてました。 あと、本当にすごいなと思ったのが、鍵の色とキャラの色の関係性です。普通だとわかりやすくなってしまいそうなのに、結構みんないろんな色を使ってキャラデザされているので、ぱっと見では誰の鍵がどの色かわかりにくくなっていて面白かったです、特に青の鍵のところとか、あの時点ではあの場にいたみんなが該当する見た目をしていたのがすごい。 最後にシステムですが、一本道の物語で読み物系なのかと思いきや、しっかり自分でクリックし、選択して進んでいくシステムでプレイヤーを飽きさせない仕組みが素晴らしかったです。 推しは迷いに迷ったのですが、マリ姉かな〜と言う感じです。みんな良すぎて決めきれませんね…(号泣) みつちゃんと言う大切な友達を守るためにあそこまで漢気を見せられるお姉さん、惚れちゃいます。周りに気も使えるし、本当に優しくて素敵な子だと思いました。マリ姉とショッピングしたいですね♡ ということで、FAはマリ姉✖️みつちゃんです!2人にはずっと笑っていてほしかった…。 もう二度と会えない2人に惹かれてしまうんですよね〜(号泣)(マリ姉の魂が蘇ればまた会えるのかも…???) マリみつでしょうか?みつマリでしょうか…?大好きなコンビです♡ @ネタバレ終了 シリアスで心に残る物語、神演出、可愛いイラストと辛い展開が光る名作でした。 素敵な作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • ただ君に逢いたかった
    ただ君に逢いたかった
    リメイクが出る予定とのことで、先にオリジナル版をやっておかねば!と思い、プレイさせていただきました! 作者さんの他の作品をやって、気になっていてずっとプレイしたかった作品! タイトルの時点でもう雰囲気が好き!となったのですが、全体のお話を見ても本当に深くて、感動的で大好きな物語でした。 @ネタバレ開始 以下ルート毎の感想です! 緋影くんルート まずは緋影くんルートから 緋影くん、まさかのかっちり姫様お守り系ディフェンダーでびっくり&キュンキュンでした。 普通に生きてたら姫なんて呼ばれないので「もっと呼んでくれ!」でした笑 緋影くん、最初はお父さんに利用されたとはいえ、かなり激重の気持ちで主人公ちゃんを愛しているのがThe ヤンデレ!って感じで好きでした。 特に緋影くんのお名前が「お父さんから最初で最後の最悪のプレゼントだった」というシーンと緋影くんが主人公に近づいた男を除去しようと暗躍してるところが好きでした。 前者はとっても可哀想で辛かったですし、後者は闇の男感が出ていて本当に主人公ちゃんを守りたい気持ちと命じられてやっている気持ちとが合わさって、この人を最強たらしめてるんだなと思いました。 緋影くんのハッピーエンドでは2人が無事にヤンデレ戦隊を見にいけて幸せに終わってホッとしました。この人を最強たらしめてるんだなと思うと…グッと来ました。 そして、このルートといえば紫苑くんと葵さん! どちらも憎めないキャラで好きです。 (ただ穂乃果ちゃんを利用したことは何とも…という感じでしたが…) この2人の関係性が特に好きで、特に紫苑くんがファッションブランドをやっていて、それの一点物を葵さんにプレゼントしていたという裏情報がとても好きでした!逆境でもめげない存在って不思議と惹かれますよね。 達馬くんルート 達馬くんルートでは緋影くんが操られてしまうという急展開で、ドキドキしました…! 冒頭1人水族館を暴露してしまって焦る達馬くんがとても可愛かったです。 エンドは「短刀を持って行ったら誤って誰かを殺してしまうのでは…」と深読みしたらまさかの当たってしまい、悲しい結末に…。 模造刀で魔だけ切ったから名雲の2人は助かったんですもんね…よくできてるなあ… ただ私、この達馬くんバッドエンドが作中で一番好きでした。 「緋影くんの代わりにされる達馬くん」が非常に可哀想で、本当に癖に刺さりまくりました(号泣) 主人公ちゃんが彼岸花をつけてるのも可愛かったです♡ そしてなんといっても雷くんエンド!! この子、嫌われるためにチャラチャラしたおバカを演じているだけで本当はクローンの研究までわかってしまうような天才的な子だったなんて…!! もう好きが止まりません…!! 穂乃果ちゃんの「葵さんに好かれるために若返りたい」の気持ちと雷くんの「家庭教師に嫌われるために大人ぶる」が対比されていて本当に素晴らしいシナリオでした。 司郎ちゃんルート そしてラスト、司郎ちゃんルートは、全ての真実を知って「深いなあ」ばかり思っていました。 ただ君の物語の核となる部分がたくさん書かれていて、本当に惹き込まれました。 まず、「あなたは誰も知らなかった真実を知りたいですか?」から始まる演出が好きでした。 緋影くんルートから気になっていた「モヤの正体」がしっかりとわかり、スッキリでした。 先生、狐系男子だなあと思っていたらまさかの本当に狐で、しかも妖の類だったとは…! シロが妖も人も憎んでしまった理由が流れに沿ってわかっていって、とても面白かったです。 真白さん。素性が気の毒すぎて、それでもあんなに清く優しい心を持っていたなんて涙が出そうです。 酷い親の元にさえ生まれなければもっと幸せになれたのに…と思ってしまった私はもはや司郎ちゃんセンセーと同じ思考かもしれませんね。 真白さんを救うために輪廻の輪から外して、何度も何度も彼女に新しい人生を歩ませて、ずっと失敗して……。バッドエンドで見たシロの涙が美しくも悲しかったです。 ラストの「悪夢は終わった」の演出が素晴らしくて、これだけでただ君の物語の深さを感じられました。 キャラがみんな個性的で、それぞれが誰かに対して複雑で重く深い感情を抱えているのが素敵でしたし、一人一人にきちんと役割があり、みんなが実は関わり合っているというのもすごかったです。 私はみんな良くて悩んでしまいましたが、雷くん推しです♡やはりあの衝撃のギャップには耐えられませんでしたし、そしてあの「ぎゃー!」のときのお顔がとっても可愛くて作中でずっと癒しでしたので…! @ネタバレ終了 深い世界観と物語が魅力の素晴らしい作品をありがとうございました。 これが初作品とは思えません(拍手喝采) リメイクも楽しみにお待ちしてます!

    レビューページを表示

  • バッドエンドの世界 -少女-
    バッドエンドの世界 -少女-
    バッドエンドの世界シリーズ「双子」の方に続けてプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 まずチャーミルちゃんが可愛すぎる…!100年生きて目が死んでしまったバージョンももちろんですが、目が生きていて緑のドレスを着ていた頃の幼いチャーミルちゃんが美少女すぎて…!!お人形さんみたい。これは諸事情がなくともパパも溺愛しますね♡ 先にジムさんエンドから見たのですが、順番的に合ってたように思いました。 ジムさんが実はパパはの友達でチャーミルちゃんの「救い」の方法を1人だけ知っていて、友を救えなかった償いにその娘を養っているという背景をまず知れたので、その後のエンドの理解がより深まりました。 ジムさんも難しい立場なのに本当によく頑張ってるなあと…イケメンだし(ここ重要) ジムさんの黒Tマジで好きです。隠れムキムキは世界を救う…!現にここに救われた命がある(私です) デイズちゃんエンドはまさかの展開というか…デイズちゃんが犯人と予測できてなかったので、ジムさんがデイズちゃんを認知してない描写が出た時にゾワっとしました。 チャーミルちゃんの純粋な心と自分の復讐心の間で揺れ動く、ある意味一番人間らしい子だと思いました。 緑のドレスをもらって素直に喜ぶ子供らしい一面が本当に可愛くて、この子の復讐心を育ててしまった周りの環境が酷いと思ってしまいました。厳しいことを言うようですが、子も守れないようでは母失格だと思ってしまいますね…。(お母さんも事情はあれど…) 小さい頃にチャーミルちゃんがきていたのと同じ色のドレス。とてもエモくてジーンときました。 そしてなんといっても真のバッドエンド…! これは本当に心が痛かったです。大好きな展開です。「ザイアクカン」をわからせるために自分が犠牲になるという斬新かつ辛すぎる展開…!胸熱でした。目頭も熱くなりました。 ジムさんは図らずもチャーミルちゃんの死の手助けをしてしまったと言うことにもなり、なんだか気の毒で…(涙)せっかく感情を取り戻すところまで救ったのにね…(涙) ifエンドのデイズちゃん人形が微笑ましくて、泣けてきました。本当にこんな風に幸せだったら良かったのになんて思ってしまいましたね。チャーミルちゃん、来世では幸せに生きてほしい。 そんなわけでFAにはデイズちゃん人形を抱っこする緑ドレス時代のチャーミルちゃんを描いてみました!チャーミルちゃん、タレ目なのが可愛いですよね♡ @ネタバレ終了 ルイさんのバドエンプレイシリーズ2作目ですが、辛く苦しい展開があるからこそ幸せになってほしいと思わせるのが上手いなあと(キャラの表情や描写など)感じました。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • バッドエンドの世界 -兄弟-
    バッドエンドの世界 -兄弟-
    「双子」「少女」に続いてプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 これまでのバドエンシリーズの中で一番悲惨な状況というか…衣食住が揃っていない環境からのスタートだったので序盤から心が痛みました。 最初は「厳しい世界」から。 これはストレートに辛かったです。確かにホームレスには関わらないというのは普通に生まれ育っていると植え付けられている感情ではありますが、子供だったらまた話は違うのでは?…と(涙) キリくんとイースくんを見ていると可哀想で可哀想でたまらなくて、街の人、りんごの一つでも、パンの一つでもあげてもいいんじゃないかと思ってしまいました。 極め付けは最後に死んでしまうイースくんのシーン。イースくんが死んでいるなんてわからなくてずっと健気に話しかけているキリくんの描写が切なくて、雪を被ったイースくんのスチルもこれまた哀愁漂う感じで心にズシリときました。辛いけれど、大好きな展開でした。 「優しい世界」は、「パン屋のおじさんが先生みたいでいいおっちゃんや!」と思っていたのも束の間、お金をもらってバゲットももらってご機嫌のキリくんのあたりから不穏すぎてドキドキしてました。「お金を見せたらダメだよ!」「そーっと帰るんだよ!」と親心で見守っていたのですが、やはり憲兵が来てしまった…(涙) 上げて落とす展開が大好きな民としては本当に万歳でした。 この結末、胸糞展開でありながら妙にリアルというか、「実際スラムの世界ではこれが当たり前なのかも」と思ってしまうようなエンドでした。 そしてお楽しみの真バッドは期待以上でした。 最初は兄ちゃんを助けられない方から見たのですが、これがまた辛くていい…!もう数日で死ぬことをわかっていながら健闘する弟を毎日見送る悲しみたるや…想像に難い… ラストのキリくんの笑顔と、「足が治る」と嘘をつくシーンがもう辛くて辛くて…泣けてきました。 そして、私の1番のお気に入りエンドである「共依存」です!イケメン祭り!!!! あんなに小さかったイースくんが暗転後にバリイケメンに成長してるの乙女泣かせ過ぎますよ!?寝転がってプレイしていたんですが、リアルに飛び起きました(笑) キリくんもイケメンすぎるんですが、なにせイースくんの衝撃度合いが大きすぎて全て持っていかれました。惚れてまうやろ〜!! 最後はちょっとふざけてしまいましたが、かなり重いし考えさせられるテーマでした。大人のホームレスは仕方なしにしても、子供は絶対に保護しなければならないと感じますね(当然ですが)街全体でそう言う意識を持って欲しい…なんでみんな無視なの…と親心(親になったこともないくせに)が痛みました。 バドエン世界シリーズ、エンドごとにタイトルイラストが変わるのが素敵です。そして毎度泣かせにくる…!!ルイさんの抜群の表現力と画力がなせる技ですね(拍手喝采) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • バッドエンドの世界 -双子-
    バッドエンドの世界 -双子-
    プレイさせていただきました! 短編ながらとても感情の描写がしっかりしているので、プレイし終えた後に確実に心に来るものがあります。悲しい結末が好きな方はプレイ必至の作品です。 @ネタバレ開始 なんでも素直に言ってしまう姉となんでも素直に受け止めてしまう妹というなんとも難しいタイプの双子ちゃんでしたが、真のバッドエンドではわかり合えたようで、結末は悲しくもほっとしました。 最後の手袋を持って水に飛び込んでくるシーンはかなり感動しました。BGMやイラストから、「水の中なのに暖かい雰囲気」というのが表されている感じで素晴らしい演出でした。 アスカちゃんエンドでは「自分を愛してくれていたのはフィンレイだけ」となっていましたが、フィンレイちゃんエンドでは「誰も私を愛していなかった」となっていて、アスカちゃんの方がまだ姉妹の愛に気づけただけでも救いがあったのかなと思いました。 村人はまだしも、パパママにも敬語を使われるのはなかなか辛いですね。誕生祭の日にパパは泣いておらず、ママは泣いているのもやっぱりお腹痛めて産んだ子だしなあなんて勘繰ってしまったり…。本音は2人とも幸せになってほしかったです…。ただバッドエンドは好きなので全エンド好きでした。 ペグン、双子の無念を張らすダークヒーローになってくれ! (ルイさんのオールシリアスのゲーム、初めてプレイしたかもしれません…!良きでした!) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 北限のアルバ~夏の章~
    北限のアルバ~夏の章~
    春の章に続いてプレイさせていただきました! 今回は酪農家の息子さんとのお話で、最初に登場した時は「あ、みんなお客さんってわけでもないんだ…!」と新鮮でした。 @ネタバレ開始 日向くんがボイスも相まってツンデレでとにかく可愛い…♡ 素直になれない男の子の感じがしてとてもキュンでした。幼い頃に実は会っていたという設定もまたまたキュンでした。 自分の夢を掴んでペンションの例えスタッフとしてでも料理人として働いている主人公と流されるままに家業を手伝う自分というふうに日向くんが比べてしまう展開がストレートに入ってきやすくて、とても心地の良いストーリー展開でした。 東京に行って美術を学ぶ日向くんもイキイキしていて素敵でしたが、私個人としてはやはり残って牧場を継いでほしいなと思ってしまいました。 出産後の子牛を見てホッとしているスチルを見て、「こんな顔されたら酪農家続けて欲しくなっちゃうよ…」とおばちゃん心で悩んでしまいました笑 ただサブストーリーにもあったようになかなかメンタルにもくる職業ですし、辛いお仕事だなあと改めて実感しました。本編はさることながら、サブストーリーも本当に深いお話で、大量生産大量消費の社会の闇を感じました…。(余談ですが、豆乳アイスを食べながらプレイしました。アイス食べてる時にこのお話が流れてきて「と、豆乳でよかった〜(焦)」となりました笑) @ネタバレ終了 今回のお気に入り料理はアクアパッツァです!イラストがとても美味しそうで、またまたお腹が空いてしまいました…!トーストとバターも最高でした…!北限のアルバお食事シールとかLINEスタンプとか出ないですかね…!!絶対可愛い♡ (ノビタキちゃん&エナちゃんシール付きで)

    レビューページを表示

  • 月明のノキエラ
    月明のノキエラ
    早速プレイさせていただきました! 序盤の登場シーンからお声容姿共に黒翼さんがめちゃくちゃ素敵〜!!となりました。 キャラデザを拝見した頃から「いいな〜」と思っていたのですが、さらに敬語キャラなのがたまらんでした…! @ネタバレ開始 主人公はみんなのために身を賭して戦っているのにどうしてそんなに酷いことが言えるの?どうして主人公はそれでも人のためになろうとするの?とモヤモヤ考えていたらまさかの展開…!本来、人々の信頼の的としてできたはずの教会で悪事を働くなんて普通の人々からしたら想像もつかない分黒翼さんがいなかったら今後も神父たちは好き放題だったのかなと思うと…彼がいてよかった…!主人公といい、ノキエラ時代の黒翼さんといい瀕死でも神父や人々のためになろうとしているあたり、エクストラの紹介にもあった通り心が優しいのはもちろんですが、一種の神父からの洗脳状態だったのかな〜と思ったり…! 途中から「黒翼さんのキャラデザどちらかというと天使っぽくない?」とうっすら思っていたのですがまさかの本当に堕天使だった…!!片翼の堕天使が自身の仇の神父を倒し、妹分を救う物語なんてそれだけで痺れますね…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示