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からし山まよ江のレビューコレクション

  • ダンジョン作ったから遊びに来てね【PC限定】
    ダンジョン作ったから遊びに来てね【PC限定】
    ティラノでダンジョン物!休日に遊びに行って瞬殺されよう! ほんとにダンジョン物だ……!とびっくりしながら楽しみました。 親切なマップ、意地悪(でもヒント機能付きよ♡)な謎、そして理不尽殺意のモンスター(コレだよコレ)…… ダンジョンだー!とウキウキで潜りました。 自分の向きが表示されるの有難い! 操作感に混乱なく探索に打ち込めました。プレイしやすいって素晴らしい バトルの魔法の相性も工夫されていて、緊張感のある冒険でした! たまには頭も使わなきゃなー! @ネタバレ開始 ドアを開けたら死神→回れ右→目の前にゴーレムがいて爆笑した回がありました。「どうにもならなくて死ぬ」にバリエーションがあるのは良いダンジョンだ…… @ネタバレ終了 サイドストーリーはショートショートながら、この世界の広がりが感じられて楽しかったです。 楽しいダンジョンありがとうございました。 またサクッとやられてきます♡

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  • 埖×喋~Trash×TALK~
    埖×喋~Trash×TALK~
    キュートなガワの阿鼻叫喚。 『学校の部活や放課後の図書室・生徒会でのボクたちの日常!』 ……というガワの下にうごめく真っ黒エモーション。 俗にいう「地獄のような展開」が好きな人には刺さるし、そうでない人はほんとに非推奨(ちゃんとOPに注意喚起もある)。愛は売ったらイイ稼ぎになる。 私は借金嫌だからガンガンに換金しました。 ・キュートでスタイリッシュなデザイン×ドロドロ ・俗にいう「地獄」(救えない人々がうごめく人間模様) ・超ボリューム群像劇 ・登場人物たちの腹の底はなかなか読めない。(若干例外あり) ・主人公キャラですらなかなか読めない このあたりの要素が好きな方ならぜひプレイ! 作者様のサイトで完全攻略解説アリ。 シナリオは短いエピソードに分割され、少しづつプレイするのに向いています。プレイアビリティ良好なのは誰にとっても良い物です! @ネタバレ開始 自分の中二の頃のおえかきノートをジョウカの前にひろげて 「私はあなたを幻視していた」 と迫る危険な女になりたい @ネタバレ終了 スリリングなゲームをありがとうございました!

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  • 白無垢の決意
    白無垢の決意
    枚の手紙から浮かび上がる、ある時代のある決意の物語。 物語の情報を手紙の記述だけに絞って、短編ながら広がる世界の余情を感じさせるストーリーでした。 @ネタバレ開始 弟妹の未来のために自分の人生を捧げることを至極当然とする年長の子。 (その逆もありましたが) 時代の空気によって「そんなものだろう」と思われていたことですが、優司くんが敬子さんの立場を思いやれる弟だったことで敬子さんはおおいに報われを得ていたことと思いました。 まあ「そうやって思いやっているなら、君を幸せにしたかった敬子さんの気持ちをわかってやってくれよぉYOU!」 という気持ちもないではないけれど。 このこじれ具合が、一本気で頑固な気質の彼らしいですね。 互いへの感謝が響きあって、三人が互いに少し遠いところから互いの思いやりに癒されていくラストにほっこりしました。 @ネタバレ終了 しみじみ良かったと画面を閉じることができるゲームでした。 優しい物語をありがとうございました。

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  • 絶対ギャグになる世界
    絶対ギャグになる世界
    世界をおふざけで満たそうとする悪の結社フザケミストリーと戦う戦士ビシー!そして何かと巻き込まれる女の子ミミコ!世界の明日はどっちでもいいキッズ向けギャグテイストのバトルノベル。 ・スピード感あふれるシナリオ ・ゲーム的に難しいポイントはナシ(あえてミスるお楽しみはアリ) ・キッズ系バトル物的にかっこいいキャラデザ(アイキャッチも良い) ・いつまでもそのままでいてほしいミミコのボケ  この辺のワードがピンとくる方なら絶対楽しいと思います。私の子供心にジャストフィットでビシビシツッコみまくりました!  スチルが多くて目を飽きさせません。  ハイパードタバタギャグですが、エログロや世間を切るようなネタは無いのである種の清潔感があります。「地雷多め」の方も楽しく触れられるのではないでしょうか。  ミミコちゃんはその清潔感ゆえにえっちなギャグにさらされる二次創作がpixivに載るタイプだな……好きです。(ノベコレで不謹慎な投稿はつつしもうね!)  ただのモブと思っていたおじさんが「しつこいし印象に残るモブ」にじわじわ昇格する所も楽しかったです!  明るく楽しい気持ちになれるゲームをありがとうございました!

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  • 煉獄の煽り運転(BROKEN HEART SERENADE)
    煉獄の煽り運転(BROKEN HEART SERENADE)
    実写主観画面!あおり運転からの全部理不尽逃走ゲーム! 曲がり角で正しい選択肢を選ぶだけなのに、実写のドライブ映像とあおり性能抜群のBGMでアドレナリンが出まくって面白かったです!  理不尽難易度(クリアしてません)ですが、シンプルさゆえに「チッ、もう遊ばな……あと一回だけ」とリトライしてしまう魔力があります。  ゲームオーバーになった時のあの鳴き声がムカつくので負けたくありません。あれ、現物を購入して録音したのですか?声……。  冒頭の免許交付じいさんの口調(いきなりフルボイスでビビりました)が洋画吹き替え調なのがうさんくさくバタ臭く好きです。  オープニングはお金のかかったサスペンスTVドラマ風でかっこいいです。 @ネタバレ開始 それなのに本編では追突→ミニカー爆竹で爆散→鳥「グェーッ」の繰り返し。カッコよさの高低差で耳がキーンとなります。 @ネタバレ終了 面白くて悔しいゲームありがとうございました!

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  • fluffy
    fluffy
     落ち着いて可愛いインテリアのラボをウロウロするたび、マイボディが進化するのが楽しかったです。初回は三つ目の鬼みたいな体になりました。訛り(?)がチャーミングなコックさんのご飯を食べてみたい。  主人公が 「不定形のモヤのような肉体で生まれ、記憶は無くしかし知性がある」 という文字にすると不気味なキャラクターなのに、特に病み属性もなく 「テーブル汚れてる。拭いとこうかな~」 って日常を送っているのがすごく可愛くて好きです。家に来てほしい。どんな姿になっても可愛がるので。 キュートなゲームをありがとうございました!

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  • 異種間エンパシー
    異種間エンパシー
    サムネを見る→イケメンだ!→「弟系バイオノイドはどこだぁ!レンタルしてやる!」と息巻いていましたが、ゲームを終える時は 「亜子ちゃん、亜子ちゃん、アル君と幸せにな。まわりの人となかよくして、今この時を大事にな……」 と親戚の婆さんになりました。 「あらすじ」の冒頭から、 弟とケンカして←ああ、大変だねー 弟代わりのイケメン人外(バイオノイド)をレンタルする←……えっ? という「プレイヤーとしてはひっかかるポイント」を配置しているのが後々すごく効いてます。 「主人公の亜子と言う人、真面目で家族思いで不器用そう。幸せになってほしいな」と 「いや、でも弟代わりの存在をレンタルって気持ち悪くない?」 の両方の感情が湧く絶妙な所です。  そんな読み手の「なんかひっかかる」をシナリオは過不足なくひろいあげ、亜子の危なっかしい「良い年してちょっとこじれた女の人の成長」を地に足のついた筆致で読ませてくれます。  それも、バイオノイド・アル君とのイイ感じの日常と共に!(拳を握りしめて強調します)  あとは何言ってもネタバレですので、生卵握りつぶしたり目玉焼き焼きながらプレイしましょう! @ネタバレ開始  3つのエンドとアフターストーリーは、すべて読むことで一層世界の広がりが感じられました。 ・ハッピーエンドの3があって良かった。本当に良かった。  ふたりが幸せに暮らすことももちろん素晴らしいですが、この先アルの短い寿命が終わっても、彼と心を通わせて生きた亜子ならその後もなんとか楽しみ慈しみを持って生きられるんじゃないか。  それはとても尊いことだよねなどと考えちゃうほど素敵な二人です。  ……もちろん、ご都合主義にバイオノイドが人間並みに生きられる新技術が開発される未来も大好物ですよ、私は!(膝を打つ) 一方、アフターストーリー。  一織くん(亜子がこじらせるのも仕方ないかっこよさ)のパートナー・伊集院の存在にプレイヤーも困惑してしまいました。  バイオノイドの存在に癒されている亜子(とプレイヤー)が、伊集院氏の肉体やその提示する未来に引いてしまうのはアンフェアですよね。  でも、「頭じゃわかってるけど気持ちがついていかない」。  ここでプレイヤーはほぼ完全に亜子と一体になり、人造生命やバイオボディを享受する世界への責任について唐突に真剣になります。  甘さエモさから離れた社会というものがプレイヤーの視界に入りますが、物語の余韻が深まりました。  ……それはそうとアル君とこれからも甘めの日常を送りますけどね~姉さんは!一織!ちゃんと食べて体に気ぃつけてな!(亜子はそんなキャラじゃない) ・そしてハッピーエンドがある安心感から見る、エンド1・2のエモみがエモい!  こちらは恋愛悲劇の良さにどっぷり浸かって楽しみました!  アル君、短髪が良い。たいへん良い。悪い事覚えたところも良いし亜子に悪いことできないのも全部良い。  これは良い。良いお約束がギュウギュウで良い…(頭が悪い感想しか出ませんが「良い」の奔流を感じてください) @ネタバレ終了  ところで全然関係ないのですが、作品全体に作者様の「イケメンの髪」に対する尋常じゃないエモーションが詰まっていて胸を撃たれ(誤字ではない)ました。  人が自分の好きな物を語ってる時の謎のカロリーはフリーゲームをポカポカにしてくれると思います。  素敵なゲームをありがとうございました。大好きな作品です!  アル君に大根のかつら剥きもサトイモの六方剥きも自在のおててをプレゼントできる金持ち亜子になりたいです!(そういうゲームではありません)

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  • 3MEN6P!
    3MEN6P!
     あたりさわりない紹介をすると「これから高校生活を始める女の子に異変が起きて、お母さんが心配してフォローする。女の子の異変に気付いた新米教師も事態をなんとかしようと家庭訪問に来る」話です。  この解説がなんの意味も持たない無限きりもみ上昇ノンストップギャグでした!サクッと遊んでポカンとして解脱しよう!すごく面白かったです!  @ネタバレ開始  スクショを見た時から 「ヒロインのすごい巨乳の女の子、なんか乳の在り方が変だよなぁ。これなんかあるんだろう」  と思っていたのに、彼女がある日阿修羅になってしまったことまで考えが及びませんでした。人の立場や苦労を思いやれる人間になろうと反省しました。  荒唐無稽なギャグなのにヒロインが可愛いしお母さんが色っぽいのがなんか悔しいです!  作者さまの描く「人畜無害そうな若い男」はたいてい根が畜生ですが、今回の先生も小物感いっぱいですごく好きになれました!うちの子の担任にならないところで頑張れ!  とにかく画面が動きまくることは多くのプレイヤーさんが感想を述べておられますが、私も「すげー!感動!」と申します。  今までの道のりをふりかえるモードの進撃画面がすごい!すごい!  ハチャメチャなストーリーなのに、ちゃんとオチがまとまってハッピーになっているのも嬉しいです。  「荒唐無稽ギャグはこうありたいなぁ」とハッピー系バカゲー制作勢としてはいつも憧れています! @ネタバレ終了 びっくりしてスカッとしました。 猛楽しいゲームありがとうございました!

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  • 車座怪談
    車座怪談
     夏の夜の田舎家で男たちの怪談話。  怪談は体験談でも創作でもOK。3人の話が終わったら……。  前作『穴の中』もとても面白かったので飛びつきました。  今回も読ませる力の強い内容で、一気に深夜の与太話世界に入っていけました。  話は怪奇モノ・生きてる人間が一番怖い系・怖さと切なさの混じるテイスト、 そしていわゆる「ハズレ」エピソード(すごい好き)とさまざま。  話者たちそれぞれの語り口や、夏の世の空気感がそこにいるかのように感じられます。 さりげないのですが、BGMの『しっくり具合』や各背景のこうかはばつぐんだ具合も特筆したいです。  フリーの写真素材の加工だと思われるのですが、すごくピッタリな物をチョイスされています。 @ネタバレ開始 菅原の実家がボロいのに仏壇があって、ゴミ屋敷なのに家族が案外陽気な所。 そして『結婚相談所で会ったすごく押しの強い女』の画像が大好きです。 笑いと悲しみとうんざり感がごちゃまぜになって「生きるってしゃあないよね」 みたいな謎の感慨が胸に湧きました。 @ネタバレ終了 全体的に ・大げさな事をしないのに面白い ・しっくりリアリティがある ・と思っているとめちゃくちゃジワる笑いをはさんでこちらの心を揺さぶってくる ・どんなテイストの話にも底にじわっと『陽気なふてぶてしさ』と 『もう無くしてしまった物をちょっとだけ悲しむほろ苦さ』が流れている といった印象で、非常に独自な魅力を感じました。(ただのファンコールだな) 全部面白かったですが、ネタバレ配慮しつつ好きなエピソードの感想を。 @ネタバレ開始 【仏壇】  大好きです。ぜんぜん怖くないけど!  読み終わった瞬間、他の聞き手と一緒に「何それぇ?」「くだらねぇ!」とブーイング唱和できるところまで含めて面白い。  菅原くんは前作で顔なじみだってので「君、そんなんじゃ駄目だろう!」とうっとうしい親戚目線になってしまいました。  ラブホのライターのスチルも、(こういう素材加工するのって楽しいよな……)と制作者目線で微笑んで見守りました。  六花ちゃんタイプが「しょうもない子けどしょうがないよね」的に描かれているのがゲームの世界ではすごく珍しいですね。  主人公たちの造形も含めて、市井のなんでもないけどちょっと面白い人々を温かく見ているムードのファンです。(前作もそうだった) 【ジッショー】  違和感としょうもなさで「また面白いハズレエピソードだなぁ」と思っていたら、  最後にジワッと不穏に反転させられるのがお見事。意味がわかると怖い系叙述のお手本のような話の運びです。  謎の三人組のディティールが物悲しくてすごい好き。手がクリームパンだけどつやつやじゃないんだ、きっと。  うらぶれたおっさんたちを見ている奥田たちの評が容赦ない(笑えるけど)のも、若さですよね…。 【ぬらりひょん】  個人的には一番怖くて不気味でした。ヒェッ。  訳の分からない他人が自分の家を侵食していく様子がリアルで、家族の行動を縛る理不尽な規則や罰がひとつまたひとつ増えていく様に息を飲みました。  あまりに「嫌だけど目が離せない」魅力があり、この路線で中編を見たいような…… でもやっぱり【仏壇】ノリの長編(長編きびしくね?と六花ちゃんが言う)も見たいような。  作者様の引き出しの多さにうなりました。  変なおっさん出て行って良かった。怖かったです。 【渚のフェス】  BGMのゆるさが小さな海辺の町の「一応フェス」の気分にすごくマッチしていて、 なんとも切なくなる良い一編です。夏にくり返し幽霊が来る話は、夏にくり返し見たくなるエピソード。いちばんエモかったです。  怪談ではないけど、あくる朝の菅原祖母のたたずまいや、  帰路につく主人公が昨日の夜を楽しく思いつつ (菅原の友人たちにまた会うことはないだろうな) と述懐するあたり。  感傷のひたり方がドライで、かえって田舎家の一日の楽しさがかけがえのない印象が強まりました。 (あの家、きっと犬のケンちゃんがいるし!) @ネタバレ終了 素晴らしい車座怪談の夜でした、楽しいゲームをありがとうございました。

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  • こりこり
    こりこり
    何かコトを起こそうとするとクマの妨害があるところがゴールデンカムイみたいで良かったです! 俺は不死身のこりこりだ!

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