heart

search

エヌエヌのレビューコレクション

  • ルドベキアの花束 - 遊戯の章 -
    ルドベキアの花束 - 遊戯の章 -
    宇宙を舞台に数千年の歴史を描く壮大なSFの物語です。 宇宙の正義を司る《煉獄》の総帥ノエルと、その側近の一人「9時」。 二人は両想いの恋人同士だが、「9時」がノエルを殺害する事件が起こる。 なぜ事件は起きたのか。 不可解な動機を知るために、プレイヤーは物語を読み進めることになります。 @ネタバレ開始 最悪の結末を知っているがゆえに、二人の甘い関係、そして二人で手をつなぐスチル絵がとても印象的です。 (ノエルの羽のあった部分も含めて、ぐっとくるものがあります) ノエルのことを記憶することを胸に、物語は悲しい結末を迎えます。 しかし、その後に本当の悲劇が待っている。 記憶にすら残らないというあまりにも残酷で悲しい結末。 エンディングで各キャラがそれぞれの正義を語るのがかっこいいです。 それぞれが己の正義を貫き、それらが交差した物語であることがひしひしと感じられます。 tipsでは色々な惑星の話なども読め、とても読みごたえがあります。 tips08で「だが、それはまた別の話」と書かれるのが、物語の広がりを感じられてとても好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • ティラノフェス2024オープニング
    ティラノフェス2024オープニング
    開催おめでとうございます。 新たな作品との出会いを楽しみにしています。

    レビューページを表示

  • その気になれば出られる部屋
    その気になれば出られる部屋
    部屋の中からすぐに出てもいいし、中を探索しても良い。 あれこれ探すと、記憶が蘇ってきて、状況がだんだん明らかになってきます。 @ネタバレ開始 回想のスチル絵がとても綺麗で、切なかったです。 全エンド回収しましたが、最後に大魔法を使うエンドが一番好きです。 そしてクリア後の「好きになる前の話」がとても良くて、こういう風に見えてたんだとか、過去のエピソードにほっこりしたり、切なくなったりでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • 白と黒と、あの彼女は -The Colour Out of Space-
    白と黒と、あの彼女は -The Colour Out of Space-
    白と黒の二極値しかない世界で苦しむ少年の物語。 @ネタバレ開始 精神的に追い詰められていき、そこで色を持った彼女が現れる瞬間は、本当に救いでした。 そして、本来の色を取り戻した世界にほっとしたのもつかの間、彼女の姿は、まさにコズミックでこの世界にはない強烈すぎる色彩でした。これに比べれば、すべて味気ないモノクロに見えるのも納得です。前日譚の経緯もあって、話が綺麗につながりました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • 魔法のカクテル
    魔法のカクテル
    バーでお客さんにカクテルをふるうお話。 どんなカクテルを出すかで、お客さんの運命が変わっていき、ストーリーが分岐します。 @ネタバレ開始 全エンド回収しましたが、どれも驚きの展開でした。 最初の疲れたサラリーマンの話もけっこう驚きでしたが、その次のお客さんで、衝撃のマティーニを出したときは、本当に衝撃の展開でした。そして女性客もやばい展開でした。仲直りしたと思いきや、そんなことになっていたとは。 全エンド印象的でしたが、特にバーの名前を引き継ぐという話がいいなと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • 人を喰った話
    人を喰った話
    供物として捧げられるという、ダークファンタジーのシチュエーションが非常に好みです。 @ネタバレ開始 残された四日間を掃除をして過ごすところも、とても好きです。 タイトルの「人を喰った話」は、能動的な言葉なので主人公視点からすると違和感があり、日記の年数の記述などからどういう謎解きになっていくのかと思っていましたが、ラストの展開は予想外でした。 あとがきにあるように、まさに家に帰るだけの話といえばそうであり、それをこうした形の物語として見せたというのは作者様の叙述トリック的な「人を喰った」ような話でもあり、大変楽しめました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • 歪んだ世界で読書でも
    歪んだ世界で読書でも
    AIで作成したスチル・背景を使用、という点をうまくゲームに織り込んだ作品。 @ネタバレ開始 AIあるあるを逆手にとった話が面白かったです。 創作とAIの関係が、AIの進化によって今後さらにどう変化していくのか興味深いです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • 教室に巣食う悪魔たち
    教室に巣食う悪魔たち
    「想像を絶する結末が、あなたを待っている」というフレーズは、決して大げさなものではなく、本当でした。 とある学校を舞台に、昨年発生した心中事件の謎を追う中で、さらに事件が発生していく、というストーリー。 タイトル通り登場人物は悪魔ばかりで、残虐な描写も多く、プレイする人を選ぶ面はあると思いますが、ミステリーとしての完成度はすごいものがあります。 @ネタバレ開始 何重にもうまく伏線やミスリードが張られており、最初は主人公が犯人かな、ぐらいで思っていたのですが、次々とひっくり返って驚愕でした。 特に、終盤の展開は想像を絶するもので、え、え、うわー、そういうことだったのか、となりました。 個人的には道添先生のキャラに非常にイラっとします。プレイ後のLIMEでさらに嫌な気分になれました。 @ネタバレ終了 すごい作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • 一生のお願い
    一生のお願い
    「一生のお願い」が本当に使えて、何でも一つだけは叶えられる力がある、という世界のお話。人生のどこでこの力を使うか、というのでストーリーが分岐しますが、全エンド必見です。 @ネタバレ開始 力を使わなかった人生も、宇宙に行ったりした人生も、色々あってしみじみします。人間の感情そのものが願いでつくられたものだとしたら、という話はとても考えさせられます。個人的にはテロを止めてから日常にいくエンド4がぐっときました。 真エンドでは、それらすべてがつながって、感動的でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • ごーすとらいふぁー
    ごーすとらいふぁー
    雨が降り、てるてるぼうずがいくつも吊るされている中で、僕が語る物語。 とても雰囲気たっぷりで、好きです。 @ネタバレ開始 徐々に状況が分かってくると、とても切なくなります。 でも前を向いて進んでいく強さを感じます。 最後のメッセージの解釈と返信もとても素敵だ、と思ったら、よく見ると冒頭部分の見事な回収で、すごい、と思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

    レビューページを表示