moge-moge-kunのレビューコレクション
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トイレの中の名探偵現場に赴かず事件を解決しちゃう趣旨の探偵物!もう、センスのよい説明文から笑わせていただきました。よりによってトイレの中! 矢野という探偵がどんなキャラクターなのか、最初のセリフだけでも十分伝わるほど、それぞのキャラクターが魅力的でした。 主にトイレの中という背景が少ないなか、文字だけでキャラクターの書き分けが出来るのがすごい。 何故牛乳を飲んでしまったのかという根拠づけがナチュラルですね。冒頭の主人公の情けなさと後半のカッコよさの対比が面白かったです。個人的には大事なシーンでもう一度ぐはぐは言って、園田ちゃんにツッコんで欲しかったくらいです。 犯人たちの動機や殺人現場、人が集まっている様子などは、背景がトイレでも読んでいると情景が浮かびました。すごい。 選択肢が無いので自分で推理しなくてもよく、推理で外すとしょんぼりしちゃう私にはピッタリでした。 綺麗なオチに思わず拍手。
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絶対ギャグになる世界中毒性のあるOPに笑いを堪えきれませんでした。 ツッコミとボケが分かれる事なく、 終始全員でダブるボケツッコミをハイテンションで進くのが面白いです。 カオスな展開で、先なんてよめませんでした。 OPもそうですが、すごいスチルの量ですね。 ゲームというよりアニメ1本見たような終わりごこちでした。 熱量がすごい。 @ネタバレ開始 個人的におじいちゃんが面白かったです! @ネタバレ終了 フザケたくなってきました!ありがとうございました。
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おもいをつたえるプログラムピアちゃんが清らかで元気で健気! たまに平仮名でしゃべっているのがかわいいです。 おでこ出された時点で私はもうダメでした。一挙手一投足がかわいい。 チュートリアルから勢いが良くて、先に選ぶ選択肢に楽しく翻弄されました。 効果的なボタン音、効果音が爽快です。 先に選択肢を選んで物語を進めるので、終始、ドキドキハラハラしました。 @ネタバレ開始 村人は初手で攻撃してしまいました。 語彙のセンスがよく飽きずにニヤニヤしながら読み進めました。 ミッション失敗の時の蛍の雪が流れるの切ない~! おでこを出したかったので何度も出してしまいました。 ヒントをくれる神様、ありがたかったです。全回収の意欲がアップしました。 本当に、応援してくれるピアちゃん尊い。 バッチも全回収でき、素敵なストーリーにクリア後は心がほっこり。 @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました。
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705号室実体験のゲーム化ということで、 本当の所と、ミステリーとして想像・創作した所と 2つの面から楽しく?怖く読ませていただきました。 ホラーは音楽で怖がらせるという演出が定石ですが こちらの作品はほぼ無音なんですね。それがリアルに友達から聞いている感じがしました。 音楽があると怖がらせて来るなって感じがしますが、 無音だと「ただ、こういう事実があったんだよね」という雰囲気になるのかなと思いました。 いわゆる「ホラー表現」とは違う文面に着目したい作品という事で、オススメです。 @ネタバレ開始 読んでいて怖い所もありましたが、 それよりもかくれんぼのシーンのリアルな描写が後々怖いですよー! ちょっと説明しづらい場所の文言化や人の動作が印象に残りますし、 クリア後、「実体験演出でなく、実体験か…」とじんわり怖くなってきました。 「現実離れした物体が見え悪寒がした」なんていう誇張したホラー表現がほぼ無いのも特徴的ですね。そんな表現がとても少なかったからこそ、「事実にあった」という「存在」だけが残って、空想して書いたのではなくて「思い出して書いた」ような文面になり、怖さが引き立っていたように思いました。 おまけは恐ろしかったです。 @ネタバレ終了 怖いお話、どうもありがとうございました!
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You Make a Space Catかわいい猫ちゃんが、なんかすごい勢いで打ちあがるらしいって事でプレイしました。 @ネタバレ開始 検証とか好きなので、初手からクリックしなかったらどうなるんだろうとか、 1回だけクリックしたらどうなるんだろうとか、 いろんな所クリックするとかしてましたら、 きちんと作り込んでらして、「これは・・・」と思い、 バッチの単語を訳してる最中にゴミに気付き、「これはゴミじゃない」ってなり、そうなりましたら泥沼ですよ。やたら早かったメッセージの所を動画で撮って何て言ってたか確認したり、隠し要素のヒントが「2行なことあるかな、作り込むタイプの作者さんなのに」っていぶかしんだり、 猫ふんじゃったは当分聞かなくていいくらい楽しませていただきました。 @ネタバレ終了 ちなみにクリック連打は芳しくなく40回が上限でした… 素敵なゲームを作ってくださりありがとうございました。
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Bar Florタイトルの導入からもう素敵。 ノックの音から始まり、灯りがともる。そして店内からか流れ漏れる音楽。 ゲームと分かっていても、いいお店に違いないと期待が膨らみました。 @ネタバレ開始 来店されるお客様の話がどこかでつながってそうな気がしてきます。 選ぶカクテルで少しずつセリフが変化し、想像していたお話がカタチづくられて行く感覚が楽しかったです。そうだと分かっていても、最後にマスターが〇〇を外したのにはやられました。こんな表現が あるんだなぁと。メニューの裏に隠されたメッセージが良かったりビックリしたりで楽しめました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームありがとうございました。
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怪奇特集!!おまえの知らない世界こんなレトロなB級ホラー番組感たっぷりのクリックゲーあるかしら? 番組の作り込みがすごい。 プロデューサーとおるねちゃんのストーリーも良かったです。 視聴率の上げ方が難しかったです。レアばっかり狙っちゃって。 おかげで怪奇現象コレクションが50番をのけて、集められました。 楽しいゲームありがとうございました。
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車座怪談怪談テイストを軽く読了しようかとプレイしたのですが、どっぷりはまってしまいました。 文章が読みやすく気が付けばプロローグが終え、 自然に怪談話をする流れになります。 まるで自分までもが畳の上に円になって座っているような感覚で話が始まります。 『作り話でもいい、とにかく怖い話しよう』というライトな感じで始まりますが、実際に話が始まると…… そのギャップにまんまと引っ掛かってしまいました。 作者様の構成力、手腕がお見事! 「ゾクリ」とされたい方は、是非、小林のお話も聞かなくてはならないでしょう。 私の好みは不思議系「看板の店」が大好物でした。 前作はほぼ関係が無いとの事ですが気になってプレイしました。 2つの作品をプレイした感想は「次回作もあるなら、期待して待ってます!」です。 @ネタバレ開始 怪談って話終わると「しょーもない」ってなる場合もありますが、 本作はそんな所もひと手間二手間かけた凝りようで、それが面白くて楽しくて怖くて気付けば10話、読了していました。 10話目に小林の話を選んだのですが、これを最後に持ってきて本当に良かったです。最後、実際に腕を組んで色々考えました。「どうするか」って事をです。 @ネタバレ終了 クリア後も反芻しつつ考察し、大変楽しませていただきました。 素敵な作品ありがとうございました。
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穴の中ホラーやオカルト好きには一度プレイしていただきたい秀作です。 「車座怪談」が面白くこちらもプレイさせていただきました。 明確な表現ができないホラーというジャンルは読みづらい作品も多少あるのですが、本作は文章が読みやすく、設定や登場人物もすんなり頭に入ってきます。また怖さの中に緩さがあり、この緩急のタイミングが絶妙。緩い部分が後のホラーの引き立ててさらに怖い……。 序盤から、謎の穴、病院送りの先輩と舞台は整っていて、あっと言う間のクリアでした。 @ネタバレ開始 最初の到達がTRUE ENDでした。 これがTRUEということなら、私好みの作者様なのではと確信しました。 次にGoodを引き、他のエンドで情報補完させていただきました。 一番のビビリポイントは床の軋む音。怖かった~! 社長はもう少し豹変表現が有ってもいいかなと思いました。 後の主人公の豹変表現が読者にぐいぐい食い込むのでは?と。(私の好みですのでスルーしてください!) 嫁からの着信音に笑った後でまたシリアスなホラーは参りました。 さっきの空気返してーと思ったほど。 300年前の土着的な風習というより、村に突如入った習わしという設定に、 嫌悪感が出るほどの異物感が出て、このほころびによる現代での精算が本当に無慈悲。 大変面白かったです。 @ネタバレ終了 面白い作品ありがとうございました!
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ティラノフェス2022オープニング