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個人宇宙のレビューコレクション

  • ID27
    ID27
    ver.1.02でプレイした感想になります。ゲーム全体がとにかく近未来的な世界観に合ったスタイリッシュな構造になっていて、27ちゃんの色合いもそれにマッチした感じで、とても可愛かったです。 探索部分は回数に制限があるので何度も周回しましたが、とにかく没入感が高く、最後まで楽しくプレイすることができました。ちなみに最初の方で27ちゃんの髪型や口調を変更することができ、自分はロングヘア・あえて一人称を「ぼく」としました(笑)。 @ネタバレ開始 簡単なヒントだけ読んで、何度か試行錯誤しながら最終エンドに辿り着きました。シナリオ自体もゲームの雰囲気にマッチしていて、マスターのミスリードに驚きつつ、無機質な中に確かな温かみを感じる内容でした。

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  • 人生にXXは必要なのだろうか?
    人生にXXは必要なのだろうか?
    正統派な眼鏡ヒロインと、かなり独特で不思議なヒロイン。細かいネタバレは伏せさせて頂きますが、SFファンタジー的な要素が少し入ったボーイミーツガールでした。 シリアスな展開もありますが、最終エンディングに入った時は切ないけど、どこか爽やかな夏の余韻も自分は感じました。スチル枚数も多くあり、シナリオへの没入感はとても大きかったです(個人的には部活中の新田さんの絵が好きです)。 アニメのオープニングを彷彿とさせる映像も序盤には入っており、スタイリッシュな曲調にマッチした映像は特に惹き込まれました。 @ネタバレ開始 二人のメインヒロインはほぼ同じ容姿だけど、全く異なる存在という構成が特に斬新だと感じました。 新田さんは正統派な感じでグイグイ迫ってくるけど、もう一方はすごく静かで独特。容姿は同じだけど、会話の内容やテンポは全く違うので、その辺りのギャップもこの作品のミソかなと感じました。 例の彼女の姿が、どんどんおかしくなっていく部分も結構な衝撃でした。可愛いビジュアルの女の子がどんどん通常ではあり得ない姿に変わり果てていくので、症状が進行する毎に辛い気持ちになりました。 新田さんについては、序盤から想像以上に積極的に迫ってきたので、最初は「絶対に裏がありそうだ」と思っていました(笑)。最終ルートで今作の肝となる設定を聞いた瞬間、間接的に彼女の気持ちも判明したので、いろいろと切ない感情も出てしまいました。エンディング直前に言った、主人公の返しのセリフが特に好きです。

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  • ゼロから奏でる七奇譚
    ゼロから奏でる七奇譚
    ノーマルエンドを全回収するまではコミカルな感じで進んでいきますが、最終シナリオに突入してからは一転して怒涛の内容で進行していきます。その辺りの落差が印象的な作品でした。 好きなキャラクターは煉お嬢様です。無茶苦茶な部分もあるけど、とにかく可愛くて、終盤のシーンも格好良かったです。 @ネタバレ開始 前半部分で個人的に笑ったのが学長の銅像シーンです。想像以上に手が込んでいて、思わず笑ってしまいました(笑)。 後半のシナリオでは、見せ場のシーンで出してくる数々のイラストが特に良かったと感じました。煉お嬢様はもちろん、黒川先輩が出てくるシーンもすごく格好良かったです。エンディングを含め、ストレートなシナリオをより引き立たせる素晴らしいイラストでした。

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  • 運命のひと。
    運命のひと。
    不思議ちゃんの主人公と、そんな彼女にペースを乱されながらも接していく姫田先輩のやり取りがとにかく心地よくてニヤニヤできる作品でした。 シナリオのテンポも非常に良く、徐々にデレていく姫田先輩の姿もとても可愛かったです。短めの時間ながら、大満足の作品でした。 @ネタバレ開始 個人的には主人公ちゃんのキャラクターも好きです。言動はすごく淡々としている割に、やっていることは結構大胆で、そのギャップがとても面白かったです。たまに先輩が反撃してデレてしまう部分も、個人的にはたまらなかったです。

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  • クリムゾンレッドの死神
    クリムゾンレッドの死神
    血生臭くヒリヒリとした世界観と、メインの2人の距離がどんどん縮まっていくストレートな恋愛描写がたまらない作品でした。 ハードボイルドという言葉通り、暴力シーン・バトルは多数ありますが、過激な演出・残酷描写は控えめなので、こういった世界観がOKなら気軽に楽しめる内容になっていると思います。BGMはどれも世界観にマッチした格好良い内容で、より作品に没入することができました。 @ネタバレ開始 ストーリー自体は暴力的な展開をテンポ良く散りばめつつ、2人の仲が深まっていく部分はじっくりと描写し、メリハリがあってとても面白かったです。 殺伐とした世界にふんわりとしたパンケーキは一種の清涼剤みたいな感じで、大勢のギャングを殺し続けたレオにとって、まさに救いだったんだなと感じました。個人的に好きなシーンもキャロルとレオが初めて会った部分ですね。ハーヴィーさんのキャラクターも好きです。

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  • VIVIAN
    VIVIAN
    絶妙な塩梅の脱出ゲームでした。このジャンルが比較的苦手な部類の自分でも、いろいろ悩みつつもノーヒントで最後までクリアすることができました。クリア後の達成感は大きく、とても面白かったです。 個人的に秀逸だと感じたのは、一部の異様な難易度の時間制限・ステージ全体がしっかりその後の伏線やシナリオに結びついている部分です。普通に脱出しただけでは多くの謎が残ってしまいますので、改めて閉じ込められ、いろいろ試行錯誤して、無事にトゥルーエンドに辿り着くことができました。 @ネタバレ開始 最初の『スーパーウルトラハード』しか選択できない時点で「んん~?」と首を傾げ、制限時間1分が出てきた瞬間、目の玉が飛び出そうになりました(笑)。「絶対に無理だ―!」と思いながら素直に爆破されましたが、これが重要な伏線だったと後で気付いた時は鳥肌が立ちました。 バッグのパスワードも最初は分からず、周囲をめちゃくちゃ探索してしまいましたが、改めてバッグを調べてみた瞬間、頭に稲妻が落ちて、最高のアハ体験をさせていただきました(笑)。 タイムアタックに関しても、PCでプレイしたのでマウスを動かす手に気を付けながら、集中力を研ぎ澄ませて何とかクリアすることができました。トゥルーエンドのちょっと切ない余韻に浸りつつ、最後の最後まで楽しい時間を過ごすことができました。

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  • 触れたくないけど、そばにいて。
    触れたくないけど、そばにいて。
    誘拐や傷だらけの少女など、不穏な要素と危うさを散りばめつつも、最後はとても清々しい気持ちで読み終えることができました。 旭と工藤さんの会話はとても軽妙で読み心地が良く(工藤さんのイラストはどれも可愛かったです)、冷蔵庫の描写は二人の距離感と日常を絶妙に伝えていると感じました。 @ネタバレ開始 個人的にサスペンスやミステリーを好んでいる影響もあり、序盤は「血が大量に流れる結末になりそう」「狂言誘拐でもするのかな?」と不穏な想像をたくさんしてしまいました(笑)。 好きな部分はやはり終盤の逃走シーンですね。伏線を回収しつつ、これまでの不穏な流れを一気に吹き飛ばすような爽快感と満足感がありました。二人のこれからに幸あれ、と思わずにはいられませんでした。

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  • 夏休みは切島邸にて
    夏休みは切島邸にて
    スリリングでとても楽しい時間を過ごすことができました。 不穏な感じを残しつつ序盤は穏やかにストーリーが進んでいきますが、中盤以降からはラストまで緊張感のある展開が続く上質なサバイバルホラーでした。 画面はよく動き、なおかつグラフィックも細かい部分まで丁寧に作られているので、ゲームへの没入感は非常に大きかったです。特に序盤のバスの移動シーンやオープニングは、ゲームへの期待感を倍増させる素晴らしい内容でした。バッドエンド数も非常に多いですが、「こまめなセーブは命を助ける!」というチュートリアルの助言に従ったおかげで、サクサクと回収することができました(笑) @ネタバレ開始 エンド2の真正面からバトルして終わる感じもすっきりとして好きですが、エンド1の妙に後味の悪さを残した感じの終わり方もホラーらしくて好きですね。バッドエンドで特に印象的だったのは、ドアエンドでしょうか。あれだけ急にギャグっぽくなって笑ってしまいました(笑)。

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  • Bar Flor
    Bar Flor
    すごくオシャレなゲームだ、と思いながら最初は気軽な気持ちでカクテルを作っていましたが、読み進めていくうちに登場人物たちの裏側にあるストーリーや様々な感情を想像してしまい、大変面白かったです。 カクテルをコンプリートするには、ある程度の周回が必要になりますが、最後まで楽しくプレイすることができました。詳しいストーリーは明かされない構成ですが、登場する様々な花言葉の意味を噛みしめながら、余白の部分をじっくりと考えさせるパワーを持った作品だと感じました。 @ネタバレ開始 個人的に好きなのは、やはりNo.21のカクテルが出てきた時です。エピローグに入った時、どんな結末が待っているんだろうと思いながら読み始めましたが、想像以上にシンプルでストレートでしたね。彼の中では複雑な感情があるんだろうなと想像しつつも、どこかすっきりとした感じで読み終えることができました。

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  • 魔法少女試験に落ちたら家業を継ぎます。
    魔法少女試験に落ちたら家業を継ぎます。
    ver.1.00でプレイ。最初から最後まで、とても楽しいコミカルな作品でした。 基本的にマンガのフキダシのようにキャラが会話をして進行していくので、気軽に読み進めることができました。イラストは基本的にポップな感じですが、時々出てくるガチのイラストに惹き込まれつつ、そのギャップに笑ってしまいました。 エンド数は多くありますが、ゲームオーバー後のやり直し機能・エンドリストからでも再スタートもできますので、とても快適に回収することができました。制作者様の作品は複数プレイしていますが、どれも演出が丁寧かつ豪華に作られていて、改めて技術力の高さを窺い知ることができました。 ちなみに序盤に3択クイズがありますが、最初はノーヒントで挑んだので、想像以上に「えー!そうなの!?」と驚いてしまいました。 出現する問題はしっかりランダムに設定されているので、何度もゲームオーバーになってしまい、自分の一般教養の無さが浮き彫りになってしまいました(笑)。 @ネタバレ開始 これは自戒を込めて書きますが、エンド2を回収するための呪文がなかなか出てこなくて「あれー?」と思いながら何度もトライしました。そしてようやく「弟くんのアドバイスを逆手に考えるんだ」という発想が出てきて、ようやく回収できた時「どうして煩悩のまま、素直に呪文を書かなかったんだ!」とピンク色の発想がすぐに出てこなかった自分を恥じました(笑)。 シナリオに関しては、個人的にトゥルーエンドが印象的でした。悪に染まった彼らの姿がすごく似合っていて、こっちの方が良いんじゃないかと考えてしまいました(笑)。

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