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淡蒼9のレビューコレクション

  • ヘブンズ・ロワイヤル
    ヘブンズ・ロワイヤル
    ずっとやろうやろうと思っていながらなかなかできていなかったのですが、、続編が出たこともありようやくプレイいたしました。 ボリュームたっぷりのシナリオはもちろんグラフィックも大変素晴らしかったです! @ネタバレ開始 プレイして驚いたのはその殺伐さでした。 タイトルにロワイヤルとあるので当たり前と言えば当たり前なのですが(笑)、登場キャラのイラストが美麗なこともあり、なんとなくもう少しマイルドなものを勝手に想像していたので、容赦なく参加者が退場していってビックリしてしまいました。 ただそれは決して悪い意味ではなく、ストーリーが進むにつれて新たな強敵をどうやって倒すのだろう?とワクワクしながら読み進められました! また、その敵である天使たちもどこか憎めないキャラばかりで、ナルガとルーシーの二人には頑張ってほしいけれど、天使達もやられてほしくないという板挟みに苦しむことになってしまったり……。 個人的にはメタトロンが妙に気になります。性格はアレなのにサンダルフォンを案じる気持ちは本当なところとかに、同じ兄として何か琴線に触れるものがあったのかもしれません……。 @ネタバレ終了 全てにおいて高水準な渾身の作品だと思いました。ありがとうございました!

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  • 現代都市怪奇録
    現代都市怪奇録
    楽しくプレイさせていただきました! ホラーの短編集って、なんだかワクワクしますよね。 学校、電車、病院などの定番をきっちり抑えつつ、イマドキな要素を盛り込んだお話など、まさに「現代」の怪談という感じでした。 どの話も適度に手に汗握る感じがとても良かったです。(本当に怖すぎるとそれどころじゃなくなるので笑) ありがとうございました!

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  • 鈴の隠音
    鈴の隠音
    とてもクオリティの高いホラーでした。 得体のしれない恐怖に付きまとわれる、じっとりとした感覚を存分に味わうことができました。 普通の人よりはグロ耐性というか、エグい描写も平気なつもりではあったんですが、それでも随所で「うっ」となった部分もありまして、 そういう意味では、このレベルの話は中々無いので刺激的でした! EDもかなりの名曲で、物語の終わりを見届けた達成感もひとしおです。 素晴らしい作品をありがとうございました!

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  • ファントムゾーン クリプトファシア
    ファントムゾーン クリプトファシア
    個性つよつよの登場人物たちが印象的な作品です。 オカルト×近未来というのはあまり触れてこなかったので新鮮でした。 凝った演出や、プレイヤーに対する能動的なつくりがそんな世界観への没入感を高めてくれます。 始めは双子が得体のしれないものに感じてしまうのですが、進めていくうちに彼らの人間的な部分がわかって来て、終わるころにはすっかり好きになってしまいました。ピンチに直面しても微妙に冷静なところが良いです。 しかもなんだかこの双子には私の絵心をくすぐる何かがあるようで、欲望を抑えきれず描いてしまいました。 たぶんファントムゾーンのせいだと思います。(?) 面白い作品をありがとうございました!

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  • 空の果てからこんにちは
    空の果てからこんにちは
    めちゃめちゃ面白かったです!! 最初から最後まで、一気にプレイしてしまいました! セカイ系とかSF系のギャルゲとか好きな人にはぶっ刺さるんじゃないでしょうか。 少なくとも私にはぶっ刺さりました。 本作の特徴はやはりその大胆な発想だと思います。 立ち絵から世界設定に至るまで、いやはやよく思いつくものだなあと感心してしまいました。 オープニングのムービーも高い完成度で、つかみもばっちり! 色々語るのでたたみます。 @ネタバレ開始 まず開幕、主人公の名前がド直球でひと笑い。 これに限らず、随所で見られるメタ発現やら下ネタやらも毎回笑わせてもらいました。 バッジ獲得画面でぶっちゃけてるのを見るのも何気に楽しみでした! 他の登場人物も、皆可愛くてにっこり。 特にリコちゃんはツボです。愛情表現が直球な幼馴染、いいよね……。 物語が進んでいくと徐々にそのよく練られた設定が明らかになっていきます。 個人的に他人様の作品に他作品を持ち出すことはあまりしたくないのですが、RPG好きの私は、「向かい合った世界からやってきた一人の女の子」という導入で思わずテイルズオブエターニアを思い出しました。あれは逆さまにはならないですけど。 それはまあさておき、軽快な掛け合いによって話は進んでいくわけですが、各ルートで少しずつ世界の秘密が明らかになっていきます。 物理法則の話なども絡めてその説明がされていきますが、こういったところで変に突っ込みどころを探すのは私は野暮だと思ってるので、なるほど~とか思いながらプレイしていました。ファンタジーですしね。 ちなみにファンタジーといえば、、端岬のイラストなんですが、BGMとも合わさることで最高にファンタジーって感じがして大好きです。 色々話がとっ散らかってしまいましたが、何より一番は「反転」してからのラストで、あれでもう全部やられました。 うまく言葉にできないんですが、trueというか、ああいうの大好きなんです。 直前badの辛い展開からあの流れはアツすぎました。 再会した後の話もとても気になります。バッチリ仕込んでたヒロサキ君は……えっと……内妻ってのもアリだと思うよ。← @ネタバレ終了 書きたいことを支離滅裂と書いてしまいましたが、総じて高クオリティで、やってよかったと自信をもって言える作品でした。 ありがとうございました!!!

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  • 点鬼簿行路
    点鬼簿行路
    演劇が大好きな先輩の女の子と、演劇が特に好きではない後輩の男の子のお話です。 前作ヘクソカズラもそうでしたが、この方の紡がれる文章には独特の雰囲気があって、これは誰にも真似できない魅力だと思います。 合間に挟まれるボイスや趣向を凝らした画像の数々、美しいグラフィック、凝った演出等もその魅力をより一層引き立てています。 特に生首の選択肢は最高にイカしてました。 @ネタバレ開始 小夏先輩も勿論ですが、特に淵上君がお気に入りでした。 おとなしそうな見た目とは裏腹に、なかなか物騒なこと考えてたり、かと思えば素直なところもあって、でもやっぱり少し皮肉屋で…… と、決して良くできた人物ではないけれど どこか憎むことができない、そんな人間。 私もどちらかと言えば演劇よりオカルト好きなタイプなので、もしかしたら仲良くなれるかなとも一瞬思いましたが、多分鬱陶しがられるんだろうな(笑) @ネタバレ終了 随所にちりばめられた意味深な単語が何を意味しているのか、ドキドキしながら最後まで楽しませていただきました。 悲しさの中に美しさを感じられる、とても素敵な作品だと思います。

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  • 実話系怪談 深海からの足音
    実話系怪談 深海からの足音
    私の大好物なじっとりとした和ホラー。 短いながらもその要素をふんだんに詰め込んでいて「そうそうこれだよこれ!」とか言いながらプレイしてました。 特筆すべきは怒涛の勢いで迫ってくる写真の数々ではないでしょうか。 本当にその場にいるような臨場感を与えてくれました。(民宿の主人に一番ビビったのは内緒) 私自身好きと言いながらさっぱり霊感がないもので、このくらいの出来事であれば人生で一度くらいは経験してみたいですね。 一度で充分ですが。

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  • 篠目村
    篠目村
    ホラーも好き。田舎も好き。 そんな私はタイトルだけで「これはやるっきゃねえな!」と。 プレイ中も背景に移る農村の写真を見てるだけで幸せな気分になってました。 @ネタバレ開始 青春ホラーという言葉が気になってはいましたが、以外な展開を目の当たりにして納得がいきました。 両方のEDとも思わず「渡辺エェェェェェ!!!!!」と叫びたくなりました。 まあそれぞれ語気の意味は異なるんですけど。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 真夜中の学校
    真夜中の学校
    前作から引き続き楽しませていただきました! 相変わらずどの怪異も可愛らしくてとっても素敵です! それでいて、扱っている内容は結構重め・エグめで、このギャップが前作に引き続く魅力だと思います。 そして、日記に書いてある怪異に対する考察! 個人的に一番好きなトコロで、今回もとても興味深かったです! 少し直球な表現があるので畳みます。 @ネタバレ開始 今回は作中で色々な「死因」が出てきます。 プレイしている最中も、「自分が死ぬときは、焼死とか見た目自分だと分からなくなるような死因は嫌だな~」 とか思ってました。そうすると、ベストな死に方って何なんだろう。 しかし他の方もおっしゃっていますが、それらのほとんどの発生源を考えてみると、やはり真に恐ろしいのは怪異ではなく、ですね。 怪異が可愛らしく描かれている本作品では、それが如実に感じられる気がします。 @ネタバレ終了 今後ヒナちゃんも楽しく過ごせることを祈ってます。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 夢もすがら花嵐
    夢もすがら花嵐
    タイトル画面でこれはヤバい(好みの)やつ(作品)だと思っていたのですが、実際にプレイしたら予想通りでありながら予想を上回られるという離れわざを食らいました。私が憧れている夢の世界がそっくりそのまま具現化したようで、部屋を移動するたびに思わずため息が出てしまう、そんな感じでプレイさせていただきました。あまりにもドンピシャに夢すぎて、もしこの作品が突然無くなって、それは夢だよといわれたら信じると思います。多分。

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