本年度は「545作品」にご参加いただきました。
その中で、特に優れていると感じられた一部作品について表彰させていただきます。
ゲームとしての完成度に加えて技術的な発想や試みが優れている作品
部門賞限定バッジ 記念クオカード
ジャンルがコメディに分類される作品で特に優れている
部門賞限定バッジ 記念クオカード
女性向け・乙女ゲームのジャンルに属する作品で特に優れている
部門賞限定バッジ 記念クオカード
主なテーマが恋愛に分類される作品で特に優れている
部門賞限定バッジ 記念クオカード
脱出・探索要素を含む作品で特に優れている
部門賞限定バッジ 記念クオカード
ゲームのおもしろさと前衛的な表現を両立させた特筆すべき出来栄えの作品
部門賞限定バッジ 記念クオカード
佳作限定バッジ 記念クオカード
フェス2020のスポンサーより賞と作品が贈呈されます
「Marionnette;」シリーズの他の作品をプレイしたことがない方でも楽しめる大ボリュームな内容であると同時に、 登場人物や設定などが「Marionnette;Triad ~人形の夢世界~」と密接につながっており、二重に素晴らしい作品だと思います。 イラストが豊富で設定も奥深く、終盤の展開は感動の嵐です。 作者様のこのシリーズに対する強い愛と熱意を感じたので、選ばせていただきました!
「ロック」な作品です。 いや、そもそもロックってなんでしょう。 私はロックを普段聴くわけではないですし、定義がわかりません。 この作品で表現されているものがロックだとすれば、それはきっと、 気取らずにありのままでいること、 迸る感情のままに駆け出すこと、 拙くとも自分の思いを表現すること、 怖くても必死でもがき続けること、 なのだろうと思います。 大成功を収めるわけではなく、大きな事件が起きるわけでもない。 何だったら思い通りにいかないことが多い。 そんな等身大な彼ら、彼女らの小さな一歩が描かれています。 ノベルゲームとしては粗削りながらも、とても真っすぐなメッセージに感銘を受けました。 このゲームに込められた情熱に敬意を表してこの賞をお贈りします。 これからプレイされる方、序章で歩みを止めずに、彼ら、彼女らの奮闘を見届けてください。 フラストレーションを吹っ飛ばす爽快な物語が待っています!
ティラノベースでこんなゲームが作れると、誰が予想したでしょうか!? 古くからのパソコンユーザにはお馴染みのこのゲームを、ティラノで、ブラウザ上でも可愛く遊ばせてもらえることに私はとても感謝しています。タイムアタックしてるガチ勢です。 ありすちゃんの可愛さだけでも拍手喝采、他の賞にもノミネートされてそうですが、小さなおまけとしてこの賞も贈らせてくださいませ。 私はまだまだ遊ぶと思います。素敵な作品をありがとうございました!
実在するYouTube番組の欠番回(これも実際にあったとか)をベースとしたドキュメンタリーホラーという、成り立ちからして異色のノベルゲーム。 プレイヤーはこの番組にゲスト参加する未来予知能力者『安嵜』として、未来予測の声に従い番組の進行に干渉していきます。 キャラとしての安嵜の立ち位置が既にメタ的ですが、所々入る実写演出、立ち絵を用いない画面構成、テキストではなく音声のみで示される未来予測の声などの演出により、プレイヤーである自分と安嵜の距離は限りなく近かったです。 それだけに未来をコントロールする臨場感は手に汗握るものでした。 ノベルゲームという媒体で、ここまで”体感”させることができる作品はそうそうないと思います。 忘れられないプレイ経験となったため選出させていただきました。
演出や物語進行はいたってシンプルなのですが、なにげなく選んでいった選択肢の先に悲しく切ない物語がとても静かに佇んでいて、いつの間にか引き込まれていました。 クリア後の追加要素まで読んで初めて、このゲームの深さが分かります。 人によって結末の受け止め方は違うと思いますが、自分にとっては納得のいくものでした。すごく切なかったけど! 今回のフェスで個人的に一番印象深かったので、この賞をお贈りしたいと思います。
もの凄く物凄く迷ったのですが、今回は私が配布しておりますプラグインを一番効果的にお使い頂いたと思う作品に贈らせて頂く事にしました。…どんな選考理由でもいいんですよねっ?(;'∀') 単純な「用語解説」に留まらず、TIPがとても印象的に使われていて、かつTIP内での遊びも魅力的でとても面白かったです。 作品自体も、精密なグラフィック、個性的なキャラクター、独特の世界観と濃密なストーリー、どこをとってもクオリティが高くセンス溢れる素晴らしい作品だと思います!! 個人的には、リアルに再現されたドット風の背景画像にまず目を奪われました。 すげーすげーと思ってたらキャラがまた凄くて、おおお…!と思ってたらストーリーも凄くてとにかく凄いと思いました(頭の悪い感想で申し訳ないです) 人によって捉え方も変わりそうなので、プレイ後に色々考察を語り合いたくなる作品でした! プレイ後にコメント欄をじっくり読むのも楽しかったです。 「街」が好きで、誰か「街」みたいなゲーム作ってくれないかな!(他力本願)と思って作ったプラグインなので、このように魅力的にお使い頂けた事は大変ありがたく嬉しかったです。 TIPプラグインに限らず、プラグインをご利用頂いてた作品が多数ありました、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました!! 「めも調」というブログで、システム補佐系プラグインをメインに配布しております。もし気になったら覗きにいらして下さい(最後に宣伝) ティラノゲームフェス2020開催お疲れ様でした!!
やはり、某作品を3作やり込んだ私としては ノベルゲーム=かみかくしの夜となりました。 こちらの作品は、『このゲーム、本当にフリーでいいの?』って思ってしまうほどクオリティ高かったです! フリスク嚙む度に、理沙のあの言葉を思い出し、失笑してしまいました。 真剣になってしまうところあり、笑いどころあり、推理どころあり、恐怖あり! 楽しませて頂きました。 一つの物語で、これほどENDの違いを見せてくれた素晴らしさ、(シナリオ作成の素晴らしさ) そして、本編が終わってからも楽しめるモード、これまた、面白かったです。 細部にわたり、プレイヤーへの配慮も見られ、プレイしやすかったです。 私もいつか、こんな作品作ってみたいです!(たぶん無理ですw)
初めてのプレイでA-ENDにたどり着きましたが、成し遂げた感がハンパなかったです。 選択肢にもドキドキしたし、スパチャを送るときも「どのくらい送ればいいんだろう?」とか 考えながらプレイさせていただき、臨場感のようなものも楽しめました。 絵柄が可愛いのでプレイさせていただいたゲームでしたが、クリア後にはすっかりにあちゃんのファン。 可愛くて楽しいゲームをありがとうございました!
プレイ前、プレイ中、プレイ後、ずっと惹き付けられた鮮烈な白と黒と赤が忘れられません。 ビジュアルも物語もなにもかもが自分にとってそれこそ祈りたくなるような作品でした。 ありがとうございます。
6体の人形それぞれにマルチエンディングのストーリーがあり、その内容の豊富さに驚くばかり。ジャンルはホラーですが、恐怖だけでなく笑いや和みなど様々な方向で満足させてくれました。 魅力的なキャラクター多数、イラストも上手くてユニーク。そしてミニゲームや探索などゲームとして楽しめる部分も強く、おまけやキャラクター説明も豊富。作りこみが凄いです。 作品の持つ個性、独特な空気も私の心を捉えてくれました。 素晴らしい作品が多数ある中で一つの作品を選ぶのはとても難しかったのですが、上記の理由で賞の選定をさせていただきました。心に強く残る作品をありがとうございました。
プレイしていて1番感情が滅茶苦茶になった作品でした。 最初から最後まで目が離せず、ひたすら呻きながら読んでいました…… とっても読み応えのあるビターでドロドロな恋愛ドラマが楽しめます。 素敵な作品をありがとうございました!!
唯一無二のゲーム、としか形容出来ない強烈な作品です。 個性的なキャラ、独創性の高い世界感。 ただ読ませるだけではなく、没入感を高めるゲームならではのインタラクティブな演出。 全てが素晴らしい! オカルトと言う一般的とは言い難いジャンルでありながら、大変読みやすく、読み手の興味を引き付けて離さない巧妙な構成と描写により、気付けばあっと言う間に読了していました。 絶対にこの制作者さまにしか作れない、創意溢れる至高の一作です。
ヤダヤダ~!!!桜影に揺蕩うのフルプライス版が発売されていてアニメ化・その他諸々のメディア展開してる世界線に行きた~い!!!もしくは石油王になってどうにかした~い!!!!!と暴れまわるくらい最高でした。 フリゲとかそういう概念を飛び越えて、一つの作品として大好き!と思った初めての作品です。 楽しい会話と魅力あふれるキャラクター、面白い・かわいい・かっこいい・優しい・新しい・尊いといった要素がこれでもかというくらい詰め込まれていてクリーンヒットしてしまいました。 勿論フルプライス版じゃなくてもじゅうぶん最高なのでぜひプレイしてみてください!
プレイ中、プレイ後…とにかく「面白い!!」の一言でした!! テンポのいい会話や音楽、かわいく個性的なキャラ、そしてバッジを獲得した際に知る…。 全てにおいてツボでした!!みんな幸せになぁれ☆
美しい文章、温かみのあるイラスト、おしゃれな演出と全てがハイレベルで上質な映画を見ているようでした。演出面では、冒頭部分や、オープニング、岬さんのライブシーンの動画が特に素敵でした。 中でも、最も素晴らしいと感じたのは、物語です。 ごく普通のサラリーマンを主人公にし、夢を追うことを美化しすぎず、あくまでリアルに描きながらも、どこか温かさや希望を持てるような終わり方にした点にすごく好感が持てました。目を背けたい人の弱さや汚さすら包み込んで温かく見守るようなまなざしを感じました。 また、全員が夢を持つわけではなく、夢を持たない人も自分なりのやり方で目の前の現実と戦っていくのがとても良かったです。 読み終わった後、温かな気持ちになれる素敵な作品でした。 何度でもこの世界に触れたいと思える作品でした。素晴らしい作品を生み出して下さり、ありがとうございました!
どうしても『昏き三伏の秤』劇中の台詞を使いたくて「子供は全員鉄賞」「忍者顔負けの暗躍賞」「俺の謝罪がアイツらの勲賞」と迷いましたが、冒頭で出てくる鬱陶しい坂道の言い換えである「斜面性コンクリート」を賞の名称とさせていただきます。 こんなに語彙豊富な小学生はまずいない。けれども「子供の苦労を分かち合えるのは、子供だけだ」という劇中の表現が示すように子供でなければこの世界観は作れない。このような絶妙に難しいポイントをついてくる作品はなかなかお目にかかれません。 なんなら自分自身の子供時代を肯定してもらえたような気さえしました。劇中の彼彼女らのような経験をしたわけでもないのに。きっと過去の自分も「斜面性コンクリートが!」と言いたかったはずだし、何なら今も斜面性コンクリートをのぼっている途中のはず。この作品は、困難という名の斜面性コンクリートをのぼる全て子供と大人への賛歌なのだと思います。 目がべらぼうにクールな絵柄も含め、自分の中では圧倒的オンリーワンでした。 このコメントを書いている時点ではプロローグまでの公開でしたが、そこまででも十分満足です。今作のような独自色の強い作品が増えていきますように。
悩みましたが、一気にプレイしてしまえるほどの熱量、もっと続きが読みたいと思わせてくれるほどのわくわくを感じられたのはこの作品でした。この短い時間が彼女たちにとってたとえ忘れても思い出せる、そんな思い出にと願って。次回作も期待して待っています。ありがとうございました。
個人的に最も心が揺さぶられた作品になりましたので、スポンサー賞を贈らせて頂きます。 魅力的なキャラクター、バリエーション豊かなエンド、綺麗なイラスト、登場人物の感情描写の美しさなど、推したいポイントは多数ありますが、その部分は感想欄に投稿されている皆様の熱い感想に記されておりますので、詳細はそちらに譲らせて頂きます。 今年のフェスは多数の素晴らしい作品をプレイしましたが、その中で該当作を選んだ理由は、泣きそうになったくらい心を大きく揺さぶられたからです。 個人的な話で恐縮になりますが、自分はこれまでの人生で物語(小説・マンガ・映画など)を読みながら泣きそうになった作品は数える程しかありません。そして、それらの作品はいつまでも自分の中に大きく残っている「特別な作品」になっています。 該当作の某ルートに、自分は本気で泣きそうになりました。登場人物の優しさ・強さがとにかく愛おしくなり、特に最後のシーンはいつまでも自分の心に残り続けている「特別なモノ」になりました。 改めて言いますが、該当作以外にも素晴らしかった作品は本当に多くありました。 ただ、これはスポンサー賞である以上、客観的な部分はなるべく無視して、「個人的な主観と感情」を重きに置いた方が良いだろうと判断して、該当作を選ばせて頂きました。 自分にとっての「特別な作品」が、より多くの人に伝わっていくことを願いながら、この拙文を締めさせて頂きます。
私がこの度のフェスでプレイした全作品の中で最も印象に残ったエンディングが「怒ると死にます。」でした。 タイトル画面表示から1秒以内に笑いを取ってくるギャグセンスの高さや、登場人物の魅力、声優の演技力、逃げる選択肢のインパクトなどどれを取っても一級品の本作ですが、それらの余韻を膨らませる大変見事なスタッフロールと、その後タイトル画面へ戻る演出が素晴らしかったです。 「家に帰るまでが遠足」とよく言われるように、「タイトル画面に戻るまでがノベルゲーム」という言葉を浸透させたいくらいです。浸透しろ! 作品をプレイした後の余韻というものは能動的に感じれるのですが、受動的に感じさせるタイミングはスタッフロールだと個人的には思っています。 スタッフロール作りは正直(私の中の世界では)面倒な部類の工程ではありますが、それと同時にそのゲームを締めくくる最後の演出とも成り得ます。 作品を完成させる上で、最後にスタッフロールを作る余力が残らなかった、気が回らなかったという状況も多いかと思いますが、そこは流石、何作品も世に放っているサークル様だと感じました。 最後にもう一度言います。「タイトル画面に戻るまでがノベルゲーム」です。 まさにゲームの始まりから終わりまで、非常に満足度の高い作品でした。
文、絵、音楽、声、演出のすべてが、全身全霊で独自の世界を作り上げていました。 しかも、一部を除きそのすべてが自作というので驚きです。作者様の熱意にあっぱれ。 全編に渡り独特の魅力に溢れていて、そのすべてを書き連ねると文字数が足りなくなってしまうくらいなのですが、特筆したいのはその演出の巧みさです。 立ち絵が動いたり、物が漂ったり、見え方が変わったり、動画が挿入されたり。 何を書いてもネタバレになりそうなので、まずその目で見て欲しい!としか言えないのですが、とにかく魅せ方が巧く、みるみる世界観へ引きずり込まれます。特に二章! すごかったです。 あと、第一章で出てきたクラゲのマネは必見ですね! 勝手に見所のひとつだと思っています。 ノベルゲームという媒体を見事に活かしきり、登場人物たちの見た景色を追体験させ、唯一無二の読後感を与えてくれる作品でした。 素晴らしい物語をありがとうございました。これからも応援しております!
優しく元気になれるお話で、こういったクトゥルフ神話の形があるんだなと楽しませていただきました。 魅力的なキャラクター達、ギリギリハレンチなギャグセンスがとてもよく、次の作品も見たいです! 疲れた時や、しんどくなった時にこのゲームを思い出すと「ふふっ」と明るくなれるので、オススメです。 ギリギリアウト(?)な所もありつつ下品さがないので、気持ちよく笑えます!!
コメント 去年のフェスに参加されたヘブンズ・ロワイヤルの続編にあたり、今度はナルガさん視点で物語が進んでいきます 前作で名前だけしか出てこなかったキャラが出てくるのですが過去とのしがらみ因縁、作品に前作からさらに深みを増したと感じました ナルガ視点でのルーシーがとてもかわいく思ます そしてシナリオ構成もとても良く、何よりもヒーローの推理力さることながらカルラを元に戻せたところに救いがあると思います CGそしてEDムービーのカッコよさに感嘆もしました! 最後のルーシーに初めてナルガが優しい顔を見せたところにもキュンキュンしました。 選定理由 ゲームはなんとなくTwitterのTLで気になったゲームからプレイしていってそんなにプレイ結局できなかったのですが数年かけられた良作、大作もあって少しどうしようかと選べないかもと思ったりもしたのですがせっかくですし気軽に投げようと思って 普通に気軽になげても気軽に喜んでいただけるかも?と思った方の作品にしました どれも丁寧に作られた感じがありそれぞれとても良くてどれも選びたかったなと思うところでもあります
一人の人間の長い長いプロローグのお話でした。事情はあれど、(敢えて言うならば)珍しくもない境遇の主人公です。しかし、だからこそ周囲の人間に支えられ、悩みながら力強く前へ進んでいく姿、それを丁寧に書ききった秀逸なシナリオに心揺さぶられました。素晴らしい作品をありがとうございました。
私が前作のTHE MAGIC CRAFT エピソード1からこの作品のファンなので、えこ贔屓に思われそう……なのですが、実際は一周どころか十周くらい回ってから辿り着きました……!! まず今年のティラノゲームフェスは超絶テンポの良い作品から滝のように泣ける作品、驚きのシナリオ、プロ並みのビジュアル、謎の神技術、癖になる作品まで参加作品の本当に一握りしかプレイできていない私でも良作が多すぎると思いました。 そのため勘でお気に入りを選ぶ!ことすらほぼ不可能になってしまい、致し方ない立てねば基準。と「”遊べる”ゲーム賞」なる選出をさせていただくことにしたのです。 基準は名前の通り「読む」に加えて「遊べる」ことに重きを置いた作品。 「ノベル」だけでなく「ゲーム」のある作品。 選択肢で分岐するノベルはもちろんノベルゲームの醍醐味だと思っています。一本道のサウンドノベルは意図した演出が確実に刺さるのでもちろん感動モノ。それゆえ悩みに悩みましたが、割り切ってゲーム性で見ていくことにして……その中で一番楽しく遊んだのがこの作品だったのです。 全てがフルカラー漫画と手描き背景という恐ろしい手間暇もさることながら、様々な遊びを追求したこの作品。ストーリーや町歩きにものめり込めます。あと猫がいます。ノベルじゃなくて漫画じゃん、とか、ノベルゲームなのにRPGじゃん、とか思わずとりあえず遊んでみてほしいです。 求む我がプレイスコア31300点超えの猛者よ。※超えてる人がいたらすみません 他にも型破りなゲームに究極に完成されたゲームもございましたが、それらも受賞すると信じて……! 本当に参加作品はまだまだ遊び足りていないですが、今回は限られた時間の中でご縁のあったゲームから選出させていただきました!ご参加の皆様、本当にお疲れさまでしたありがとうございました!!
言葉は人によって使い方や受け取り方が異なるでしょう。ですから、最初に断っておきます。 この賞の名は、いまのぼくの基準において「優しい」ことを示すものです。 【作品について】 詳しくは作品掲載ページの方で書いてあるため割愛しますが、希望のある作品です。 【「優しい作品」について】 事前情報が何を語ろうと、内実は触れてみてはじめてわかるものです。 これまで様々な作品に触れる中で、ぼくが好むある作風は探しにくいことを把握していました。 それを見つけるため、今回はTwitterでタグの活用を提案しました。 「#ティラノゲームフェス優しい参加作品」 「さりとて君影草は咲く」はこの非公式タグの趣旨を理解し、紹介していただけたうちのひとつです。 ぼくにとって「優しい作品」とは、終始安心できるものだけではありません。たとえどんな苦難があろうと、どんな辛い要素や悲しい展開が待ち受けていようと、悲劇やホラーの範疇であろうと「優しい」作品はいくつも存在します。 ゲームでいえば、システムやストーリー等全てひっくるめたプレイ体験が現実世界により善い変化をもたらすもの。プレイ体験の持ち得る力を認識し、テーマをよく吟味して制作されたことが伝わってくるもの。 それが「優しい」と感じ、好み、憧れるゲームの作風です。 よく考えて作られ、前向きで、そして「優しい作品」として紹介していただけた「さりとて君影草は咲く」にこの賞を贈ります。
とにかく最初から最後まで爆笑しました! あの疾走感と突き抜けたギャグは他にありません。 ぶちこんでいくぜ!は、すっかり自分の日常語です。 心の忍者が満たされる素晴らしい作品をありがとうございました。
素晴らしい作品をありがとうございます!私はこの作品の人間の描き方がとても好きです。 【選定理由】 登場人物の表現を手に絞ることで、登場人物の内面を読み手に詳細に想像させることに成功させている点に感銘を受けたからです。 本作は、登場人物の立ち絵で表示されるのが手だけというゲームです。 表示部分を手のみに絞ることで、登場人物の感情をわかりやすい一つに絞ることなく、そこにあるまま表現しているように感じました。 その手をしている人物はいったい今どんな顔をしているのか?この手をしているのはわざとか無意識か?などなど考える余白がたくさんあるおかげで、登場人物の感情に思いをはせる機会が多く設けられています。きっと全身立ち絵があるときよりも、読み手はそこにある感情について考える回数が多くなります。 登場人物の人となり・それぞれの感情を大切にする人同士の交流の丁寧な描写も相まって、彼らの感情を損なわずに表現できている作品だと感じました。語りすぎないこと・表現しすぎないことの妙! 加えて、「手」という作品モチーフを使ったイベントスチルも大変素晴らしいので是非この作品を手に取っていただきたいです。
ぐいぐい読ませる純愛シナリオに、まさかの展開が君を待つ!! 長編ですが体感では短く感じるほどにのめりこんで読ませます!! 本当に!続きが!待ちきれない!! 誠意製作中とのことなので待ちましょう!! でも待ちきれない!! くぅーー!!!
去年のスポンサー賞も喜んでいただけたようだったので、 今年も全投稿作品は遊べなくとも、必ずどれかには送ろうと決めていました! 期限ギリギリまで迷いましたが…… 今回、私からは 『THE MAGIC CRAFT エピソード2』 を推します!! えっ、エピソード2なの?続きなの? そう思った方、大丈夫です。 「前巻のあらすじ」みたいに、1からバッチリわかる丁寧設計です。 …というか、もういっそ1から遊んじゃいましょうか! ささ、こちらですよこちら↓ https://novelgame.jp/games/show/1011 この作品はゲームとマンガが融合した、 ロールプレイングコミック、通称:RPCです。 作者さんが新規ジャンルを作ろうとしている点が、まず少年漫画のようにアツイです。 ゲームとマンガを組み合わせた作品は、少数ながら他にもあると思いますが、 その配分は 9:1 もしくは 8:2 ぐらいで、 ベースはゲームで、演出としてちょっとだけマンガ要素を使っているものが多いように思うのですが、 このRPCの場合は、逆です。 1:9 もしくは 2:8 か、はたまた 3:7 ぐらいかもしれません。 そのぐらいマンガの「読んで」「見て」「めくる」ような成分が強く、 なおかつゲームとしても「遊べる」ため、絶妙な融合をしています。 遊べば文字通り「マンガのゲームだ」と思うはずで、これが新感覚なのです。 この感覚的な話は、とにかく遊んでみた方が早いので、 気になった方はぜひ、立ち読み感覚でブラウザ版でも、 まずはプレイしてみるのをオススメしたいです。 ちなみに私がこの作品を推すのは、 まだスポンサー賞がなかったフェス2018の時点で、 もし自分が審査員だったら、エピソード1には何らか賞を贈っていただろう…と思っていたのと、 今回のエピソード2が正統/順当にパワーアップ進化していて、 今後の期待感とワクワク感に満ち溢れたのが大きな理由です。 そして本音を言えば、賞の名前は、 ・もっと広まってほしいで賞 ・(私が)続きを読みたいで賞 …でも、良かったぐらいでして、 世間に広まって、作者さんがモチベアップして、 それによって続きが早く読めたらうれしいな~という気持ちもあります。 あとは先述の通り、RPCという新規ジャンルを作ろうとしている点もアツく、 それはもちろん簡単な道ではなく、大変なことの方が多いでしょうし、 作品中の作画枚数などを見ても苦労が絶えないように思うのですが、 それらによって「これは応援したい!」と、強く感じさせてくれます。 選定理由として、最初に「応援したい」感情が来るところが、 スポンサー賞らしいというか、最もふさわしいと思うところもあり、 今回の賞に選ばせていただきました。
初見プレイ時、度肝を抜かれました……!! ティラノスクリプトでこんなこと出来るんですね。 演出も技術もクオリティも凄すぎます! 素晴らしい作品でした。 どうやって作ってるのか滅茶苦茶気になります!!
『青春のパンクロック物語』、紹介文のこの言葉が見事にこの作品を表しています。 まずはサムネイルからも見えるキャラクターデザインから。 全体的にポップで、目に鮮やかな色彩。 その中でも左から二番目の女の子、くっぴーがツボでした。 いかにも生意気な強気な笑み、幼い髪形、そして制服にヘッドフォン。 それだけで心くすぐるのにお絵描き玩具を首から下げてる! 天才的な組み合わせではないでしょうか? 実際、立ち絵見る度に(メインキャラなので大体登場してますが)「良い……」となってました。 こんなに立ち絵に唸ったの初めてです。目に気持ちいい。 この「おもちゃ」めいたキャラデザにタイトルの「ガラクタ」、好みど真ん中です。 次にストーリーについて。 期待通りの、熱くてロックな青春を味わえるお話です! そしてBPM150くらいの文章のテンポがすごく心地いい。 事情のあるキャラクターも居ますが、この作品には哀れみがなく、奇跡もなく、各々の力を持ち寄って熱く立ち上がります。これも気持ちいい。 ロックの音楽に興味がなくても楽しめます。主人公のチリトリもその立場から始まるからです。 当方は、むしろうるさくて観客も動くしよくわからないなと思っていたほうです。最初のロックバンドシーン、崇姉妹のライブも主人公と同じく何が良いのだろうくらいに思っていました。 けれど、この作品には音楽のジャンルが「ロック」である必要があります。しかも複数。 その理由に気づいたとき、「その要素をそういう風にかけ合わせられるのか!」と 気持ちよく一本取られた気持ちになりました。 これ以外にも、とにかくシナリオの要素とキャラクターの要素のかけ合わせによる化学反応が 爆発的に上手な作品です。 キャラクターも全員気持ちのいい人間たちです。ゲスっぷりも含めて気持ちがいいです。 彼らがあまりに楽しそうに「ロック」を魅せるので、「ロックって、格好良いかも」と思えてくる。 ちょっと新しい価値観と、最高の読後感を与えてくれる、「気持ちのいい」作品でした。 誰かが彼らの物語と出会ってもらえるよう、ささやかながら賞を贈らせていただきます。 はみどり
レビューにも書きましたが全てが高クオリティ!シナリオ、イラスト、演出、ボイス…短いお話の中でインパクトが絶大でした。プレイしたのは数か月前ですが今でも深く心に残っていてよく思い出す作品です。 特にエンドロールが最高でした。こんな演出、見たことない!鳥肌が立ちました。私のゲームプレイ歴で確実に名作に残る作品になりました。
タイトルにびっくりしてしまいますが、プレイ中笑いすぎてお腹が痛くなったほど、とにかく楽しいゲームでした。 若干?の下ネタが気にならないなら、ぜひプレイをオススメします。どれだけしょんぼりしてても、変態もとい個性的な登場人物たちが、問答無用で笑いと人情あふれる妖精の国に連れて行ってくれますから!(※個人の感想です)
主人公の状態とリンクするかのように各種情報が削られているデザイン等、どこを目にしても本作品の世界が広がっている点がとても好きです。 削られている情報の中に詰め込まれた物語はとても濃く、独特な雰囲気がとても魅力的な作品でした。
泣きました。序盤からとにかく泣きました。 主人公をはじめとする登場人物の感情の描き方が実に見事で、 プレイ中は登場人物全員の幸せを願わずにはいられませんでした。 純粋に人を愛することの素晴らしさを思い出させてくれるゲームでした。 今後の活動も心から応援しております。
生半可な扱い方ができない実は難しいテーマだと思いますが、 青春の一ページとして一大エンタテイメントに仕上がっていました。 ゲームのいたるところに亘って作者の熱量と配慮を存分に感じました。 何より、創作にあたっての大きな勇気を頂けたことに感謝したいです。 今後の活動も心から応援しております。
描かれたゲーム内世界の全てに度肝を抜かれました。 舞台設定とストーリーとキャラクターの全てが魅力に溢れています。 各分岐ルートの複雑なストーリーの絡み合い方は圧巻の一言でした。 全√フルコンプまでの長時間に亘り、一息も付くことなく熱中させられました。 今後の活動も心から応援しております。
昨年のスポンサー賞同様に、 単純に、主観的に最も感銘を受けたゲームを選びました。 私が大好きな、いつか作りたいと願う系統の作品でありながらも、 目標のイメージすら持てないレベルの成果物を見せつけられました。 私は本作にとってドンピシャなプレーヤーであるでしょうし、 事前にあまり期待していなかったことも大きいとは思いますが、 最も大きく感情を揺さぶられた本作に標記スポンサー賞を贈ります。 正直なところ1作を選ぶのに一切迷うことはありませんでした。 今後の活動も心から応援しております。
名前のまんまです。 前回のTHE MAGIC CRAFTからすべての面でパワーアップ!! コミック感覚で読んで、ゲームとしても楽しめる作品でした!!
この度は「ティラノゲームフェス2020」が無事開催できたこと、心より感謝申し上げます。
今年で5回目を迎えたフェスにおいて、545作品もの素敵な作品にご参加いただくことができました。
過去に前例がない規模での開催となり、正直、無事にフェスを運営できるか大きな不安な中での開幕でした。
しかし、実際に始まってみるとご参加の皆様によって、フェスを大変あたたかく包んでいただけたこと、心から感謝しております。 そういった雰囲気の中だからこそ、作品へ多くの感想やファンアートを贈れる場所にできたのだと感じます。 また、大きなトラブルもなく運営できたのは、参加者様の高いモラルとお人柄によって遂行できたと感じております。 私だけの力では到底運営できませんでした。ありがとうございました。
そして、受賞作の選定について、本年度は作品数が大幅に増えたことに加えて、 全体的なクオリティも非常に高く、極めてむずかしい選定となりました。 ノベルゲームというジャンルは客観的に優劣をつけることが極めて難しいジャンルです。 入賞にならなかった作品でも、他のプレイヤーからの視点では高い評価になっていることが必ずあります。 あくまでの当フェスについては 審査員からみた主観での評価だという点を何卒ご理解いただけると幸いです。
そんな中、本年のグランプリ作品に『お前のスパチャで世界を救え』を選出させていただきました。
ゲームとしてのおもしろさと完成度の両面で素晴らしい出来栄えである、さらに時代をとらえた斬新な着眼点とアイデアからゲームを組み上げたことで、 ノベルゲームとプレイヤーの繋がりに新しい風を吹き込み、今までに見られなかった流れを作り出しました。
ティラノゲームフェス主催、並びにティラノスクリプト開発者として、本作品がティラノゲームフェス2020を代表する作品だと評し、ここにグランプリを贈らせていただきます。
おめでとうございます。
この度は、ティラノゲームフェス2020にご参加いただき、誠にありがとうございました。
今後もゲーム制作に微力ながらお手伝いができるように努めてまいります。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
ティラノゲームフェス主催:シケモクMK