富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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最果てを歩む不思議な空間に揺られる列車の中で少女と会話するゲームです。初めは分からなかった自分が置かれた状況を、会話を繰り返しながら想像を交えて徐々に把握できていくところが興味深かったです。タイトル画面だけでなく背景演出がとても綺麗なのが印象的でした。プレイ時間は短めですがその分ラストで起承転結の「承転結」くらいを一気に楽しめる感覚でした。 本編クリア後のおまけが非常に充実していて、過去作プレイ済だと特に嬉しく感じるかもしれません。
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うさぎユニバース星座をモチーフにした幻想的な作品で、ゲーム性もありとても楽しめました! とっつきやすい上にのめりこんでしまい、プレイを始めたが最後、やめどきが見つからずにクリアまで一気にプレイしました。UI・構成・グラフィックなどがいずれも高水準であり、ゲームデザインの完成度が凄い高いなぁ!と。 美麗なキャラクターのグラフィックと星空の雰囲気がとてもマッチしており、世界観を感じさせるシナリオはプレイヤーの想像力をかきたてるものでした。使用されているBGMも全て雰囲気がピッタリで、特に長く聴くことになるパズル時のBGMはジャストフィットしているように感じました。 ゲーム部分はスライドパズルとなっていますが、ゲージの存在が有難すぎました(多分これがないとクリアは無理でした) 嬉しいことに適当にやっているうちにスライドパズルのコツを完全に掴めたので、その点でも有難かったです。 @ネタバレ開始 大きいマスのパズルは外側の辺を固めてしまえば小さいマスのパズルと難易度が変わらなくなることに気付きました! @ネタバレ終了 とても面白かったです!
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人のココロがわからないアンドロイド少女が主人公の切ないラブコメSFです。 プレイ時間は短めですが世界観や設定などはとても凝っていてスケールは壮大、かつ一方では日常パートのやりとりが面白く、バランスや構成が素晴らしいと感じました。エンディングは全3つで、トゥルーエンドももちろんですが、両ノーマルエンドもそれぞれ趣があって良かったです。登場人物がいずれも個性的で、特に主人公の率直かつ超高性能?なキャラクターが面白かったです。
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大正占術奇譚作者さんのゲームは全作プレイ済で全て楽しませてもらっているのですが、前作および今作は非常に知的好奇心を刺激する他では味わえないゲームに仕上がっていると感じました。やや珍しい大正時代を舞台にしているだけでも興味深いのですが、時代考証はしっかりとされており、たくさんのグラフィックをふんだんに用いつつ、外連味のあるストーリーが楽しめました。分岐のあるオムニバス形式のストーリーですが、フローチャートのおかげで迷うことなく最後の謎と向き合うことができました。ここで多少足踏みしましたが、先に進めたところで「確かに」と納得できる構成となっており膝を打ちしました。 プレイ中に多少理解が及ばないと感じていた部分もクリア後の丁寧な解説のおかげでだいぶ救われましたので、これからプレイする方は是非ラストまで走り抜けてほしいです! ちなみにフェス開始直後にプレイしていたのですがラストがクリアできず一旦お休みして地味に攻略サイトをお待ちしていたのですが、一念発起してようやくクリアできました。多少骨のある難易度ですが、その分クリアまで行きついた時の感動もひとしおでした!
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Forever Time製作期間5年は伊達じゃない! 実写背景を用いたグラフィックとイラストの融合がとても印象的ですが、それ以上に他ではあまり見たことがない、時折インサートされる動画演出が非常に効果的に感じられました。オリジナル曲もとても良かったです。プレイ後に爽やかな余韻がしんみりと残る、あたかもショートムービーのような作品でとても面白かったです。
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Re:quiem[After the rain]過去作も履修済ですが、今作も改めてグラフィックのお美しいこと!個人的には本作のグラフィックの塗りの感じが一番好きかもです。キャラデザ・グラフィックの力もあると思いますが、キャラクターの個性も際立って感じられました。 ストーリーは作者様らしいすこしふしぎ系のSFファンタジーで、すっとお話に入ってほど良いところで結末を迎えた印象です。過去作未履修で本作から始めても楽しめそうだと思いました。
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僕をさがして演出や表現方法が非常に興味深い作品でした。設定されているタグがピッタリだなと思います。プレイ時間は短いながらも、プレイ中に納得できる部分や考えさせられる部分があり、プレイして良かったと感じられました。なお、感想を投稿し忘れていたために再プレイしましたが、初めから違う見方ができてほかの方の感想にもある通り2周目も楽しめました。
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〇マルみえ!やきにくおーこく!2 -トリあえずご賞味あれ♬-前作を履修してからこちらもプレイしてみました!新キャラのメイドさんのキャラデザ、特に髪型周りが素晴らしいと思いました。前作以上になるほど感の強い作品で、作者さんの松阪市への地元愛が感じられるよきゲームでした。 @ネタバレ開始 香川県某所の名物として親鳥を食しましたがめちゃくちゃ美味しくて感動しました。解説の通り、同行者数名は親鳥派と若鶏派に真っ二つに分かれていて興味深かったです。食通の部長曰く、全国各地に親鳥が食べられる名産地があるとのことでしたが松阪市もそうだというのは初めて知りました! @ネタバレ終了
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〇マルみえ!やきにくおーこく!×まつざかぎゅう〇まつさかうしというのは確か私も大学生くらいになるまでは間違えて覚えていたので、日本が誇るブランド牛の認知度向上のために素晴らしいゲームだと思いました。 サクッとプレイできるゲームですが、確かな意外性と豊かな解説、プレイ後のおまけや上手そうなお肉の飯テロっぷりが味わえる一作でした。
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ニニニパン非常に面白かったです! 「ファンタジー世界でパンを配るという小さなおつかいに行くほのぼのゲー」ではないとの註釈を見てから遊びましたが、まさかこんなに大きなテーマにまで発展するとは。大好きな可愛らしいドット絵はエッジの効いたシナリオと好対照で印象が深まります。各ルートとも終盤で流れるBGMもとても効果的に感じられました。 登場人物のそれぞれの性格や立場の違いが丁寧に描かれており、ゲーム全体としての構成も非常に秀逸でした!登場キャラ同士の関係性は社会の縮図のようにも思えますし、誰の心の中にも多かれ少なかれある様々な感情のようにも感じられるのが面白いです。 @ネタバレ開始 「見方が変われば印象が変わる」、「立場の数だけ正義がある」、という普段は本能的にあまり直視しないであろう真理を表現した素晴らしい作品でした。 @ネタバレ終了