笹笠箕範のレビューコレクション
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美少年育毛剤う~ん、美少年。その重要要素は長い黒髪。 菅原道真が『菅家後集』で「黄萎顔色白霜頭(こういのがんしょく・はくそうのこうべ」、つまり老境の自分の容貌を「顔なんか黄色く縮みあがって、頭髪なんか真っ白で薄いのよ」と自虐していたなぁ、と思い出しました。 若いって美しい! ビバ、黒髪ロン毛の美少年! 面白かったです、ありがとうございます。 -
隣の窓の君たちへ -
みまわりまず、プレイ後の第一印象は、キャラクターが実在するかのような活きている存在を見た気持がする、でした。 設定、人間観察やそれに準ずる洞察力、画力に頼るのでなく相乗効果で魅せる文章能力によって確立している骨子。 「心」をピックアップしていく能力に長けている所に感動しました。 ストーリーも絵も生々しいのに嫌な感じが無い、良い作品だと思います。 心に響きました。素晴らしいゲームをありがとうございました。 -
3名、不足。組み合わせによる結果の種類がすごいです! 初見プレイで心を掴まれました。 繰り返してプレイすると、どんどん時間が過ぎていく! すごく面白いです! 素晴らしいゲームを、ありがとうございます。 -
迷子のアレスくんだめだ…、このタイプの美少年は人類に高カロリー過ぎる…。 何だろう、その、磨き上げなければ輝かない宝石の光を自然の朝露の輝きと比べてどちらが有難い宝物ですか、という問いに対する答えとは違って、神がかった美しさだけが放つ美しさの前にかなうものがありますかという問いを目の前に突き付けられたような…。 とにかく美少年万歳、としか言いようがない。 尊い、尊いぃ…(泣き崩れる)。 素晴らしいひと時を、ありがとうございました。 -
オレの推しの命が危ない!? -
小松菜とじゃんけんするゲーム -
恋と嘔吐形容しがたい悲しみが湧いてきます。 人形浄瑠璃の台本に「仮名手本忠臣蔵」という有名なものがあります。内容はここでは割愛させていただきますが、この作品とは意味合いがかなり違いますが、悲劇が悲劇と組み合わさり連鎖していく、そういう要素は似ているように感じます。 ここまでの事が起こっていながら、誰を責めるか定まらない、単純に飲み下せる内容ではないのです。 心臓という意味ではなく、心から血が滲んでしまう。そんな気持ちにさせてくれる鋭利な刃物のような物語を、ありがとうございました。 -
偽りの花嫁、血染めのドレス人は何故、空を飛びたいのに鳥に産まれてこなかったのか。 人は何故、水に泳ぎたいのに魚に産まれてこなかったのか。 人は何故、世界を思うがままにしたいのに神に産まれてこなかったのか。 人は何故、何もしたくないのに石ころに産まれてこなかったのか。 人は何故、どうせ生まれるなら、幸せになれないのか。なりたいのに。 人は何故、産まれてきたのか。 この物語を読んで感じたのは、肉体の進化・文明の発達・祈りの強さ、それらが如何に凄まじいものであっても「たった一つの望んだままの幸せ」を手に入れることは不可能なのだという、生けるものの絶対的な不幸でした。 後悔ほど悲しいものは無い。思い知らされました。 深い思惟の機会を与えてくだり、ありがとうございました。 -
よくある日常人は恐らく、未来への期待より、過去に対する悔恨の方が、より心に重きを置くのでしょう。繰り返すことで確実に好転する保証はない。もしかすると、順風満帆な人生を送りたいだけで、過去を変えるという行動自体には直接な関心は無いのかもしれない。そんなことが、このゲームをプレイして頭に浮かびました。 貴重な経験でした、ありがとうございました。
