薙沢ムニンのレビューコレクション
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デスゲームおかあさんといっしょ人妻と人妻に釣られた男たちのサツバツハートフルウハウハデスゲームが始まると思って釣られたプレイヤーです。 内臓よりもっと深い部分の何かしらをごっそり抉られてます。おかしいな……? @ネタバレ開始 現実でも間違いなく発生していて、それでいて誰もが目をそむけたくなるような痛ましくも悩ましい問題を真正面から違法的に粉砕していくお話でした。 人を死に追い込むことはもはや殺人であり、人を殺した以上相応の罰を下されるべきなのか?それでも人を殺すことは罪であり、法に全てを委ねなければならないのか? デスゲームよりもよっぽど重苦しく、それでいて絶望的なストーリーでしたが不思議と陰鬱さよりも一種の清々しさを感じてしまうのはクリスマス特有の浮かれたパワーかもしれませんね。 軽い気持ちで遊んだ人の脳髄を抉る様な内容だけれども、一度はしっかりと考えてみるべき社会の深淵……万人に進め難いけれど、それでも誰かに遊んでほしいと思ってしまうゲームでした。
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自称お助けキャラの末路推し製作者さんの待望の新作ということでプレイさせていただきました。 ボリュームが過去一ということで繰り出される地獄のボリュームも過去最大でした!!!! @ネタバレ開始 どのルートでも基本的に元気くんが報われなさ過ぎてつらいのと、療くんも療くんでしんどみが凄まじいので「二人に幸せに結ばれてほしいのに何でそうならないで考えうる限りの最悪の展開に直行する?????」状態にメンタルが陥りました(個人的には元気くんを思って彼女偽装するルートが一番しんどかったです)。 個性豊かな学友(?)の皆さんもそれぞれ抱えている闇が一言では言えない+解決できないどうしようもない絶望だったりで、この学校がまともな形を保ってる時点で奇跡だなと思いました! サブエピソードが豊富でキャラ同士の絡みがたっぷり見れて眼福でしたが、もっと語られてほしい過去なども多数あるので、この世界観でまた何か別の作品が見てみたいとも強く思いました。 一推しのロコミ先輩が喋るたびにテンションが爆上がってました。 あとスマイルで全財産一回消えました。まじです。 業が深いゲームをありがとうございました!
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人を喰った話とても好みな匂いを感じて遊ばせていただきました。 オティーリエちゃんがあまりにもド好みで終始情緒を狂わされていました。 @ネタバレ開始 まさか男の子だったとは予想できませんでした。 そして主人公の正体も気づけなかったので後半は驚きの連発でした。 幸せになってほしい二人でしたが、せめて共にいられる限りは一緒に寄り添っていてほしいと思ってやまないのでした。 ものすごく好きなタイプのダークファンタジーだったので遊べて本当に良かったです!
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4日後に死ぬ!フリーゲームとは思えないほどの高クオリティで構成されていて圧倒されました。 魅力的なイラストやストーリーをたっぷり楽しむことができました! 登場するキャラクターがそれぞれ個性的で魅力にあふれていましたが一推しはエマちゃんでした! @ネタバレ開始 全部通して見てからもエマちゃんルートが一番好きです。 ダーリン呼びヒロイン・・・イイネ・・・!
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怪異ジャッジシステムがとても面白そうで遊ばせていただきました。 怪異の正体を見極めるというコンセプトが好みで、最後まで楽しく遊べました! ハマメさんが大変好きです。頑張れハマメさん負けるなハマメさん。
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食糧天使リゥリゥ可愛いよリゥリゥ。 不穏なタイトルとタイトル絵に惹かれて遊ばせていただきました。 @ネタバレ開始 生きるために食べ、食べられるために生きているという当たり前でいて目を逸らしがちな行為と真正面から向き合っていくというのは残酷なことで、同時に人間として成長するということでもあるように思えました。 リゥリゥという存在がリンくんの中で大きな転機となり、二人の会話の一つ一つが愛おしかったです。 きっと二人が再会することは無いのでしょうがTRUEのリンくんにはいつまでもリゥリゥのことを胸の内に想い留めて生きてくれるといいなと思うのでした。 細部まで練られていて語られていない部分も多くある世界観だと感じたので、この世界観で違うお話も見てみたいなとも思っています。 とても良質なゲームをありがとうございました!
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ハザマシネマタイトルに惹かれて遊ばせていただきました。 雰囲気がとても良く、ある種の寓話集を見ているような独特な空気感に魅了されました。 @ネタバレ開始 フード食べ放題の映画とか神かよ!!!行きたい!!!という気持ちがめちゃくちゃ強いです。 いつの日か自分もハザマシネマに招かれたい……そう夢見てしまうような魅力がたっぷり詰まっていた作品でした。 一推しはドゥさんでした!
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Gabriel糸目神父って、いいよね…… 糸目神父成分をたくさん吸えて幸せでした。 @ネタバレ開始 新たな未来へ進むEDも好きですが惨い結末を迎えるEDもなかなか冒涜的で好きです。 信仰を支えとしているキャラが自らの意志に目覚めていく展開はぐっとくるものがあります。
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欠番9号シンプルだけど意味深なタイトルに惹かれてプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 名前を入力して進行していく形式のゲームという発想がものすごく斬新で、それでいて名前に応じて少しずつストーリーの謎が解けていくというのもものすごく面白かったです。 演出も非常に凝っていて「入力しちゃいけないと言われた名前を入力した場合」や「テキストとして出てきていない名前を入力した場合」など、その都度驚くような展開が待っていて、予想外の名前を入れた時にもちゃんとイベントが挟まることにこのゲームの作り込みのすごさに脱帽しました。 最後のバッジ入手方法が今まで遊んだティラノのゲームの中でもトップクラスに心に残っており、それでいて最も美しいバッジだと思いました。 素晴らしいゲームをありがとうございました。
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白と黒と、あの彼女は -The Colour Out of Space-コズミックホラーのテーマに相応しい演出やストーリーに没入できました。 @ネタバレ開始 おそらくクトゥルフ神話の宇宙からの色が題材だと予想しているのですが、現代舞台に置き換えて見るとより冒涜的な度合いが深まってゾクゾクします。