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二日目のカレーのレビューコレクション

  • 未来の車窓から‐寝台特急たそがれ号殺人事件‐
    未来の車窓から‐寝台特急たそがれ号殺人事件‐
    バッジを2個とも獲得しました。 短いプレイ時間の中に、しっかり推理とミステリーの要素が盛り込まれた作品で、 終始とても楽しくプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 初回のプレイで真犯人である『眼鏡の紳士』に行き着いたのですが、 その後のTRUE ENDに繋がる展開には意表を突かれました。 冒頭で友人が席を外していたのはそのためだったのかと。 友人も(バイト先などと言ってますが)眼鏡の紳士と同じ『組織』の人間と思われますが、 TRUE ENDルートで 「これであいつと、心置きなく旅ができるな。」 と言っていたこと。 TRUE ENDのスチルで、主人公と心の底から旅行を楽しんでいる 様子が伝わってきて安心しました。 また、真犯人に対して、先にコートを指摘するか、利き手を指摘するかできちんと 主人公と犯人のセリフが変わるあたり、細かい描写がしっかり作り込まれていると 感じました。 初回で真犯人に行き着いたものの根拠は利き手だけでコートには気づいておらず、 サラリーマンが持っていたモデルガン。家族連れの荷物にあった男性用コート。 真犯人が車内で購入者た帽子はミスリードとして上手いなと思わされました。 個人的に妄想が捗るのが『朗らかな婦人』です。 眼鏡の紳士が先に行くよう促していたことから、『組織』とは無関係とも思えますが、 何の疑いもなく、落ち着いた様子でその場を離れた描写を見て、 実は公私共に長年連れ添った相棒、 漫画『コブラ』でいうところのアーマロイド・レディのような存在ではないかと つい考えてしまいました。 立ち絵。背景。料理に飲み物。そして、各種スチル。 さらに、デジカメを模したスチル一覧に、 その後の乗客たちの様子もある程度わかるノートなども見応えがありました。 @ネタバレ終了 実際に乗車したことはありませんが、寝台列車の雰囲気も味わうことができました。 とても素敵な作品を、本当にありがとうございました!

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  • ときめけハムスター!!
    ときめけハムスター!!
    全てのエンディングを迎えました。 また、うチューさんに会えて楽しかったです。 @ネタバレ開始 初めて出会った『ハムスター大好き宇宙人うチューさん☆』の頃と うチューさんが変わっていなくて、あんなバッドエンドを見ても 安心してしまいました。 むぎさんとゆきさんもとてもかわいかったですし、 各種スチルや、ハムたちと楽しく過ごしているときのアニメーション、 各種UIや背景も、見ていて癒されるものでした。 ゲスト出演の、ユウでたまごさまの『我は「うさぎ。」』も遊んでみました。 本作でもそうでしたが、元のゲームでも独特な口調がかわいくて、 「うさぎ。たちの同胞になるのが実は一番平穏なのでは?」 と思うほどでした。 @ネタバレ終了 サクッと遊べて、かわいくて、うチューさんは相変わらずホラーな感じで とても楽しかったです。 素敵な作品を、本当にありがとうございました!

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  • ミステリ風味SFノベルゲーム アストロノーツ
    ミステリ風味SFノベルゲーム アストロノーツ
    心を持ったロボットもののアニメなどが好きなのでプレイさせていただきました。 エンディングを2つとも見ましたが、心から感動いたしました。 @ネタバレ開始 大切な人との別れ、それによる悲しみ、孤独に対する恐れ。 そういったものを、真正面から描いた作品だと感じました。 登場キャラクターはノーツ、アストロ、船長、そして未来のノーツである博士の4人だけ。 人数を最小限に絞ったことが、途中でどうしてもアストロが黒幕ではないかという 疑念が生まれるミステリー要素に大きく寄与していたように思います。 そのアストロですが、ヘルメットのバイザーに相当する箇所のパターンが 思いのほか多く、表情と言って良いか分かりませんが、様々な顔を見せてくれて、 言動も 「過去へ未来へ、好きな時代にレッツゴー!ができる装置です。」 といった具合に1周目から見事な個性を見せてくれました。 そんなアストロから、研究所の真実を聞かされ、 ノーツの正体が判明する2周目の展開は非常に興味深く、 固唾を呑む思いで読み進めていました。 ノーツがタイムトラベラーであろうことは予想できていましたが、 火星コロニーによる独立戦争。 タイムマシンの軍事利用。 博士がコールドスリープ装置に自ら入った理由。 などなど、全く想像が及びませんでした。 博士に対するアストロの想い。 過去に戻り、アストロに会いに行くと言うノーツ。 「あなたのいない夜の海を、私はもがき、生きていきます。」 と言ってヒュプノスを飛び立ったアストロ。 本当に素晴らしい結末を見せていただきました。 回想シーンの船長の言葉も胸を打つものがありました。 私事ですが、父を亡くした時のことを思い出しました。 あの時私は、立ち尽くしていたのか。もがいていたのか。 かなしみをみないふりをしていたのか。 それとも忘れようとしていたのか。 自分でもいまいちはっきりしませんが、それでもなんとか今日まで生きてきた。 これからも生きていくんだという気持ちを、本作は新たにさせてくれたように思います。 タイトル画面にアストロの立ち絵。生活スペースやH-43号のコクピットなど、 各種グラフィックも見応えがありましたし、使用されているBGMも各場面に合った 素晴らしい選曲だったと思います。 @ネタバレ終了 心に残る素敵な作品を、 本当にありがとうございました。

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  • 人面金魚アクアリウム
    人面金魚アクアリウム
    すべてのエンディングを見て、バッジを2つともゲットしました! とても楽しかったです。 @ネタバレ開始 背景、立ち絵、スチル、そして金魚。 すべてのグラフィックがハイクオリティで見ていて本当に楽しかったです。 ジェントル金魚ENDでのヒゲSSRは可愛かったですし、 風呂キャンセルENDでのセイラちゃんは、とっても可愛いのに 間違いなく臭い感じが見事に表現されていたと思います。 2つのBADENDも非常にグロくて、 他のENDとは別の意味で非常に見応えがありました。 サエキ君の部屋で見つけた目玉グミが、人食い金魚ENDに繋がっていようとは…。 また、バックログ画面の背景が水槽なのも本作にピッタリだと感じました。 推し金魚ENDで、サエキ君とセイラちゃんが付き合っていると知った時の ウチダ君のリアクション、その後の空気っぷりは、ウチダ君には悪いですが メチャクチャ面白かったです! また、プレイヤーとしてはこの光景が見られて良かったと思いました。 他にも、背景の金魚鉢の中の金魚がしっかり変わっている。 エンドクレジットの主人公の名前が『プレイありがとう』になっている。 おまけではリラちゃんのアクリルフィギュアが金魚鉢の中に沈んでいる。 ウチダキンギョはサエキンギョと顔が違うなど、 非常に芸が細かいと感じました。 最後に、サエキ君にひとこと言わせてください。 「元に戻せ!この野郎!(泣)」 @ネタバレ終了 終始本当に楽しかったです。 素敵な作品を本当にありがとうございました!

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  • 桜華~常しえの牢獄~
    桜華~常しえの牢獄~
    物語、ビジュアル、各種演出、キャラクターボイスにBGM すべてが「美しい」と感じる作品でした。 @ネタバレ開始 煙管の煙で『桜華』の文字を描くシーン。 舞い散る桜の花びら、小さな池のほとりに舞い踊る蝶。 桜華の手のひらに炎が灯る。さらに周囲に次々と炎が灯るシーンなど、 非常に見応えのあるビジュアルと演出が随所で光っていました。 また、メッセージウィンドウの『おうか』の表記が、 漢字でどう書くか分かった後は『桜華』になるなど、 細かい演出にも感心させられました。 1周目がバッドエンドだということはわかっていたので、 結末自体に驚きはなかったものの、前述のような各種の演出と、 ここからどう変わっていくのかということに非情に興味を惹かれ、 セーブ推奨のメッセージを見るまで、セーブができることを見事に忘れて 没頭していたほどでした。 そして、幸エンドルート。 主人公の境遇は読んでいて本当に悲しい気持ちになりました。 幸い私自身や、私の周囲には、子供に自身の望むことを押し付ける 親というものは存在しませんでした。 主人公にとっての普通が「自慢話」、さらにそこに 「おとぎ話」とルビが振られているのを見て 胸が痛くなるのと同時に、いかに自分の”普通”が 尊いものであるかと痛感する思いで読み進めていました。 また、SNSでの主人公の名前がフランス語の『ノワール』。 色彩の黒を意味するだけでなく、「闇」「陰鬱」といった ニュアンスを含むこともある、 まさに彼女の本名の対極にあるもので、何とも言えない気持ちになりました。 その後の展開も「母」と書いて「怪物」と読ませるに足るもので、 学校に警察、さらには児童相談所まで手玉に取る怪物の所業には、 背筋に冷たいものが走りました。 自分を欺き自分の命を手にかける。確かに業が深い所業だと思います。 そんな主人公が「悪くねぇ」と言ってもらえる。 憎みきれなかった母への想いを吐露できる。 母の夢をかなえてあげられなかった自分が許せなかったと気付ける。 そして、修羅にもバケモノにもならず、無垢な魂とまで言ってもらえる。 そこから、「ひかり」とはじめて主人公の名が呼ばれ、 あれほど嫌っていた自身の名を愛おしいとさえ思えるようになり、 「私が私を許すことをどうか赦してほしい。」と祈る展開と、 桜華の満面の笑みには目頭が熱くなりました。 さらにそこからの真エンド。 1周目で桜華が 「桜が嫌いなんて、俺が知る限り……アンタで二人目だぜ」 と言うシーンをバックログで見るとセリフの直下に (そうか、やはりアンタだったか) というゲーム画面にはないモノローグがあり、 これが「輪廻転生」に繋るものだと分かった時には、私の語彙力では 驚嘆という言葉しか出てこない思いがしました。 (ちなみに残り二つの「バックログ芸」は付録を見てから探し出しました) また、桜華とひかりの前世に何があったのか、気になりはしますが 明確に描かず(次回作が発表されるまでの間)想像や妄想を働かせる 余地のあるスタイルは個人的に好ましく思えました。 また、付録の人物紹介で??について 「できることなら彼の物語を作りたい!」 と仰っていたので、実現されることを期待しております。 もちろん、真エンドの続きも! 冒頭でも触れましたが、各キャラクターのボイスも見事にマッチしており、 作品を彩ってくれていましたし、 使用されているBGMも作品の雰囲気に これ以上ないくらいに合っていたと感じました。 @ネタバレ終了 「不条理なこの世」を美しく描いた素晴らしい作品を、 本当にありがとうございました。

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  • イキリョウー南雲探偵事務所・怪異ファイル
    イキリョウー南雲探偵事務所・怪異ファイル
    シークレットを含む全てのバッジを獲得しました。 相変わらず登場人物たちのキャラの立ちっぷりがすばらしい。 終始、退屈とは無縁なとても興味惹かれる全4話でした。 @ネタバレ開始 各種グラフィックのクオリティが非常に高く、 『除毒のタベルナ』でもそうでしたが、 料理がとても美味しそうでしたし、南雲さんが乗っているバイクや 昇さんのカードケースといった小道具的なものの描写も 見事なものだと感じました。 3話の最後に大家さんが置いていった柱時計が、事務所の壁にしっかり追加されているなど、背景も手抜かりが無く感心させられましたし、4話でそれぞれデザインが異なるIZUMOのTシャツを着ている差分を見たときは、 思わず「おお!」と声が出ました。 電話中の原口さんと千住さんのディフォルメイラストも可愛かったです。 『がんの探知犬』や『NET119緊急通報システム』の話など、 ちょっとした実例を会話の中に自然に入れたり、 第1話の夕食の後で自炊の話が入って、ほたるさんの人となりが 垣間見れたりと、会話のテンポを崩すことなくプレイヤーの興味を引く 会話が展開され、読んでいて全く退屈とは無縁でした。 〇清尾ほたるさんについて 優しく、思いやりがある一方で、原口さんの事を (南雲さんに提供するべき情報とはいえ) 「正直あんまり仕事ができる方ではないかな、と思ってます…。 と言ったり、プレイヤーの選択にもよりますが、第1話の生霊の主である 幸田さんに毅然とした態度で臨む。異動と給与の減額をきっかけに会社を辞め、 南雲探偵事務所で働く。被害拡大を防ぐため自ら幸田さんに会うことを決意するなどの、胆力と思い切りの良さを持ち合わせており、 主人公として申し分ない人物だったと思います。 〇南雲大樹さんについて 「先代が残した事務所を仕方なく守っている、名ばかり所長です。」 と言いつつも、第1話から案件に対する姿勢は真剣で、 「全員を大事にするのは無理だ。  あんたを大事にしない人を大事にするのは、  あんたを大事にしてくれる人を、大事にしてないってことだ。」 と言って、ほたるさんを諭すなど、自分が依頼者にどう接するべきかを しっかりわきまえている人物だと感じました。 また、前述の発言はすごく大事なことなのに、 つい忘れがちになってしまう真理ではないかと思います。 他にも、ほたるさんの作ったハヤシライス(パン)に咽び泣きつつも、 しっかり所長として仕事のことを進める。耳の不自由な女性にスマホを用いて コミュニケーションを取るといった機転が利く。さらには手話を学習するなど、なんやかんやすごく頼りになる、 もう一人の主人公と言って差し支えのない人物だと感じました。 最後に恋が実って本当に良かったです。 〇初野嶺さんについて 事務所だけでなく、作品そのもののムードメーカーで、私個人は彼女のいない 本作の世界観などありえないとさえ思ってしまう人物でした。 第1話のほたるさんや、第2話の吉備一矢さんの案件が解決したのは、 少々強引ではあるものの彼女の行動力のなせる業であり、 第3話ではそれがさらに遺憾なく発揮されていたように思います。 また、多くの場面で明るくハイテンションだからこそ、 真剣な言動や怯えているシーンなどが際立っていたように思いました。 〇蔵良さんについて 作中で言及されるように、非常にマイペースである一方、 興味を示した案件には真摯に向き合い、第2話の生霊の主、黒田さんを諭すなど 言うべきことや、自身の意見はしっかり口にする姿勢にとても 好感を持ちました。 また、第3話の電話ローラー作戦中に、初野さんから 「一件やってみる?」と言われ 「…ボク、ちょっとトイレ。」と言って逃げたりするあたりも、 蔵良さんならなんとなく許せてしまうと言うか、 ”らしい”と微笑ましく思ってしまいました。 (ところで、中性的な印象の蔵良さんですが、  ほたるさんが”美人”と言っているシーンがあったので  勝手に女性だと思ってるんですけど合ってます?) 依頼者や生霊の主。 ほたるさんのご両親 千手さん、榊さん、田中さん、折原さんなどの警察関係者。 青江さんに未央先生。 耳の不自由な女性とその子供。 長船神社の宮司さんにIZUMOのマネージャーの保坂さん。 南雲さんの告白を見届けた喫茶マープルの店員さんとお客さん。 そして、ラスボスとでも言うべきIZUMO。 彼らゲストキャラたちも存在感があり、 作品世界でしっかり生きている人々という感じがしました。 エピローグで依頼者や生霊の主、その関係者のその後が見られたのも プレイヤーとして嬉しかったです。 特に保坂さんはマネージャーとして再起できて、胸をなでおろす思いでした。 そして、IZUMOこと『加茂アスミ』の末路は、自業自得とはいえ 背筋に冷たいものが走る思いがしました。 各話の展開も趣向が凝らされており、 先の展開が非常に気になるとても面白いものでした。 第3話などは、もしかしたら生霊の主である昇さんが、 すでに亡くなっているのでは終盤までハラハラしましたし、 第4話の「IZUMOに挑戦!」のコーナーで各人の能力、 さらには南雲さんの手話まで活かした展開は、 お見事というほかありませんでした。 そのほか、ED曲の「リシアンサス」も素敵な曲でしたし、 【カラオケ屋敷 先宿西口店】に入店した際に流れてきた歌も 凄く楽しかったです。 コログ、由花子さん、コナン君、右京さん、そして、 全集中!ミルクティーの呼吸!などの小ネタにもクスリとさせられました。 @ネタバレ終了 パートボイスの数々も、日常シーンから緊迫した場面まで、 作中のシーン全てを見事に彩ってくれていたと思います。 作者様お二人の演技も見事にキャラにマッチしていました。 素敵な作品を本当にありがとうございました!

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  • B面ジョレイガールズ
    B面ジョレイガールズ
    イギリスでは2022年に2003年以来の最高水準の売り上げを叩き出した カセットテープ。 ですが、私の生活環境では目にすることがなくなり、 懐かしさを感じてプレイしてみました。 @ネタバレ開始 裏返されたカセットテープの不穏さに身構えていたら、 直後に栗コーダーカルテットを彷彿とさせる音楽で物語が始まって 思わず吹き出しました。 また、『裏側の世界』だからB面というC子のセンス、 「おっしゃるストリート」などの言動と。 そんなC子と一緒に『絶対に腹を壊すホットケーキ』を作る A子とのやり取りは、悪霊退治をしている最中であるにもかかわらず、 とても楽しいもので、シリアスとコメディの緩急が心地よいものでした。 ×0やマイナスの数字も発生する戦闘もテンポがよく、 押し間違えに対する緊張感もあってとても楽しかったです。 なぜか前が見えるお面や制服も含めて、A子、C子、D太、 そして悪霊のデザインも見応えがありました。 道中の会話。悪霊に対する名付け。B面に行くことになった経緯。 救出された直後のD太の言動など。 エンディングまでのプレイ時間は短いながらも、登場人物全員 これでもかというほどキャラが立っていました。 D太の家に「呪いの絵馬」を投函したのは何者なのか。 その目的は。と言った謎も残っていますし、もし、続編があるなら D太やC子の兄の活躍も観られたらうれしく思います。 「これはただの遺品。中身は…叔父さんが大好きだった、音楽だよ」 で始まるエンドロールは見事な締め括りだったと感じました。 @ネタバレ終了 とても楽しい作品を、本当にありがとうございました。

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  • カタコンベの子供たちに告ぐ
    カタコンベの子供たちに告ぐ
    一切のヒントに頼らず全てのエンディングを迎えることができました。 これまでの作者様の作品たち同様、非常に満足感が高い一作でした。 @ネタバレ開始 とにかくEND1の展開は衝撃的でした。 てっきりカタコンベを出ると、大人になったロベリアが事の真相を語る エピローグが始まってエンドロールからのちょっとした後日談。 なんて展開を予想していたら、まさかの一面焼け野原。 私の想像力など全く及びもしない展開で心底驚きました。 そこから、ロベリアがカタコンベに入れられた真相が語られる展開は 本当に目が離せない、息を呑む、といった感じで読み進めていました。 また、その中でオロロン草やロベリアが着ていた聖職者の服が活かされる展開は 見事というほかありませんでした。 ミニゲームや謎解きの難易度も少し頭を悩ませつつ、 すべて自力でクリアできたので個人的にちょうど良かったと思います。 特に終盤の封印の鎖を切るギミックは、よくこんな絶妙な難易度の謎解きを 考え付くものだと感心しきりでした。 使用されているBGMやエンディングテーマ曲の選曲も 作品にとても合ったものだと思いました。 エンディングテーマ曲と共に映し出されるスチルは 見ていて目頭が熱くなるものがありましたし、 アイパッチを着用し、おきゃわなおべべを着ているアルメリア。 普通に会話ができるようになったジニア。 なんだかんだ面倒見のいいカラス。 そして、長い戦いを続け本当の脱出をやり遂げ、彼らのもとを訪れた 大人になったロベリアの様子は見ていて本当に嬉しく 感慨深いものがありました。 おまけもとても充実していて読み応え、見ごたえがありました。 その後の彼らの様子に安堵する一方、ジュリアンとベリスの遺骨が 妙に高身長だったのは大人に見せかける加工がされていたからだったことを 知り、『絶望の儀』に関わった人間たちの所業に改めて背筋に冷たいものが走る思いがしました。(しかも二人ともまだ6歳だったなんて…。) @ネタバレ終了 キャラクター、世界観、、各種グラフィック、使用BGMなど 全てが非常に高レベルな作品だと思います。 特にストーリーは私の予想をこれでもかというほど大きく裏切り、 且つ期待にはこれでもかというほど大きく答えてくれるものでした。 ホラーとして、ヒューマンドラマとして、大満足の一作です。 素敵な作品を本当にありがとうございました!

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  • 怪異ジャッジ・ナイトメア
    怪異ジャッジ・ナイトメア
    今作の怪異たち8体もナイトメアのタイトルにふさわしい、 デザイン、言動、特性、元人間だった場合のバックボーンが 非常に興味深いもので、調査がとても楽しかったです。 @ネタバレ開始 前述の通り今作の怪異たちも非常に興味深い怪異ばかりでしたが、 特に印象に残ったのはピンクッションでした。 ピンクッションのリボンがボロボロになっている顔を隠しているだけでなく、 笑顔の口元を強調するためというデザインには唸らされました。 というのも私の視線は自然とピンクッションの口元に向いていたからです。 言動とその笑顔で思わず身を委ねたくなってしまいました。 怪異化してもリホさんの誠実な人間性と感受性、そして彼女の悩みが見事に 形になっていたように感じました。 また、ランプシェードと対峙した際にハマメの身体からキノコが生えた時は、 危機的状況にもかかわらずその絵面の面白さに笑ってしまいました。 (その後のゲームオーバーでキノコの宿主になってしまったハマメの姿には  逆に背筋に冷たいものが走るような気持ちになりましたが…) 睡眠欲を抜き取られ、どんなに疲れていても眠れなくなってしまうコフィンは 恐ろしい怪異でしたが、私もヤスオさんと同じような経験を何度もしているので 身につまされるような気持ちになりました。 怪異変貌者のその後についてはマサキくんが一番気になりました。 なんとか家族間での話し合いで、マサキくんの母親が彼の自主性を 尊重してくれるようになってくれることを願ってやみません。 他には、怪異のデザインで言うと、ベールと雲で葛藤しているかのように 表現しているムーライトには私の語彙力では凄い以外の言葉が 出てきませんでした。 あと余談ですが、ラボラトリーに小動物にされたハマメは、 ひどい目に遭ってしまった彼には悪いですが凄く可愛かったです。 @ネタバレ終了 時折みられるハマメの頭の中に流れ込む幻覚のムービーも見応えがありました。 また、過去作からそうなのですが、元に戻った怪異変貌者たちに出される 飲み物がそれぞれ違うのも凝っていて本当にすごいと感心させられました。 素敵で楽しい作品を、本当にありがとうございました!

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  • バッドエンドの世界 -親子-
    バッドエンドの世界 -親子-
    まず、タイトル画面にこれまで見られなかった『キャラ一覧』があり、 プレイ前に見てその登場人物の多さに並々ならぬものを感じました。 @ネタバレ開始 奴隷制度廃止を軸とした改革を唱えるクアーズ王。 理解者は家族の他はチャイルナとマザーを始めとする施設関係者など ごく僅かであろう状況で苦心する彼の姿は見ていて辛いものでしたが、 そこに現れる彼の妻リグヴェル。 彼女の豪快な言動にはクアーズだけでなくプレイヤーの私も 救われたような気持ちになりました。 ニーベルンは純真無垢でそれ故に浅慮と言われても仕方のない 行動を取ってしまい今回の悲劇を生みましたが、 彼女の存在はまさに癒しでありとても尊いものでした。 これはプレイヤーである私が事件の被害者でないからこその発言であることは 重々承知しており、彼女を非難する声があるのも当然だと思っています。 そんな私の気持ちをエンドロール後のアクアメールが 見事に代弁してくれました。 その後の思い出の場所巡りから、ニーベルンが歌を教わった先生が チャイルナであることが分かり、彼女の歌を聴きながらアクアメールが号泣し、 そんな彼女をメフィーテルが抱きしめる。そして、両親とニーベルンに 思いを語るエピローグ。 また、第1章でリグヴェルが言及していた『トゲ』が ゲールハルトであるとわかり、 彼が亡骸となった二人に礼を言う???は本当に素晴らしいものでした。 お気に入りのハーフが殺された事を理由に今回の侵攻に及んだ ヌヴィーナですが、第4章での回想や???での様子を見ていると、 魔物にも他者を慈しむ心が無いわけではないように思えるので、 スカイワールドでの改革が進んでいれば和解や共存は無理でも 結界がなくてもある程度の住み分けぐらいは出来たのではと考えてしまいます。 しかし、今回の一件でそれも不可能になったように思えますし、 スカイワールドは問題が山積していますが、アクアメール達なら 大丈夫だと思える素敵な結末を見せていただきました。 タートルくんを始めとした脇を固めるキャラクターたちも、 背筋が凍るような絶望感すら感じた魔物(魔族)たちも 見事にキャラが立っていたと思います。 第4章からエンドロール直前までは、まさに手に汗握る思いで読み進めた、 シリーズ最終章にふさわしい物語でした。 それこそエピローグ後のタイトル画面は涙無くしては見られません。 わたしも最期に「楽しい人生だった」と思いたいものです。 @ネタバレ終了 素敵な作品を本当にありがとうございました!

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