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二日目のカレーのレビューコレクション

  • 怪異ジャッジ・ドリーミー
    怪異ジャッジ・ドリーミー
    定番のBGMを聞くと安心感さえ感じるようになってきており、 最後までとても楽しくプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 ジャッジ中のアニメーションが短いながらも見応えがあり、 ユニコーンの背中のリボンが羽を模している 角と思われていた部分は実は蚊の口器を思わせる口だったなど 相変わらず怪異たちのデザインが素晴らしかったです。 「現世の苦悩」を吸い取って体の調子を整える、 人間を「造形が美しく愛おしい」と感じてコレクションするなど、 怪異たちの生態も相変わらず興味深いものでした。 中でも「サンシャイン」の言動と失敗時の結末には 背筋に冷たいものが走る感覚を覚えるほどでした。 怪異変貌者たちのその後をシークレット・レポートで読みましたが、 それなりに前向きに日々を過ごしているようで安心しました。 特にユウトさんの境遇はかつての自分を見ているようで身につまされる 思いがしていたので、心からホッとしました。 また、ハッピーそうに見られることに抵抗を感じるようになってしまった アマミヤさんを見て、仮に自分が不幸な境遇に陥っても、 決して他者に不幸アピールなどするものではないと強く思いました。 ソウタさんは『怪異ジャッジ・イリュージョン』で登場した フミヤさんを天文同好会に勧誘していたようですが、 (時系列としてはソウタさんが怪異化する前でしょうか) その後どうなったのか非常に気になります。 @ネタバレ終了 素敵な作品を本当にありがとうございました。

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  • バッドエンドの世界 -少女-
    バッドエンドの世界 -少女-
    ノーマルバッドエンド2種。 バッドエンド2種。 真のバッドエンド。 IFエンドの計6種類のエンディングを迎えました。 タイトル通りではありますが、ただ悲しいだけではない とても素敵な物語でした。 @ネタバレ開始 他のルートでも好人物でしたが、 真バッドエンドルートでチャーミルを想い、彼女に『罪悪感』について説き、 デイズの共犯者となり、あやとりの糸を渡すジムの姿は 私にとって本当に眩しいものでした。 チャーミルのお友達『マリア』の名前がIFルートで亡母と同じものだった ことが分かり、心がマヒしながらも根底に母を想う心が残っていたが故の 名付けなのかもしれないと思うと胸が苦しくなりました。 また『復讐を誓った日』をプレイした時から、自分で服を作れるチャーミルが なぜ男物の、お世辞にもかわいいとは言えない服を着続けているのか 気になっていました。 単に心がマヒしているからではなく、あの服は父が子供の頃に着ていた物の お下がり、つまりは父の形見だから着続けているのではないかと 妄想してしまいました。 そんな両親に対する悲しみがやっと芽生えたところで迎えた真バッドエンド。 とても悲しい結末でしたが、父クレメンスと抱き合う彼女の姿は心から美しいと 思えるものでした。 温かなクレメンス一家、勝手に家に上がり込むやたらとフランクなジム、 そして、ぬいぐるみデイズが登場するIFルートは微笑ましくもあり、 本編の結末とBGMのためか、どこか物悲しくもあり、非常に独特な 雰囲気でとても印象深かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品を本当にありがとうございました。

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  • 三途の川電鉄
    三途の川電鉄
    全てのエンディングが一筋縄ではいかないものばかりで とても楽しくプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 天使エンディングでは、初めて主人公の姿が見られたと思ったら プラナリアと合体させられとんでもない姿になってしまい、 あまつさえ、夕飯のカレーの具材にもされてしまっている様子で、 非常にインパクトの強いものでした。 及川エンディングでは異様に長いリムジンと彼の姿に吹き出すとともに、 百兆円を手にした後も人柄が変わっていないこと、 死にたがっていた彼が報われたことにホッとしました。 鮎澤エンディングは初めて見た時は単に空腹が満たされて眠くなったのかと 思いましたが、6つ目のエンディングを迎えた後だと 主人公が鮎澤に一服盛られたとしか考えられずゾッとしました。 @ネタバレ終了 登場人物たちの差分も豊富で見ていて楽しかったです。 素敵な作品を本当にありがとうございました。

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  • めんごめんごのから騒ぎ
    めんごめんごのから騒ぎ
    全てのエンディングを迎えました。 謝罪会見でのリアクションが成功時、失敗時共にネタ満載で とても面白かったです。 登場人物たちや記者たちの属している法人の名前、 バックログや各種メニュー画面の背景なども遊び心にあふれていて とても楽しいものでした。 @ネタバレ開始 笑えるだけでなく『ホテル利辺天諏』と444号室の由来や 出巣代名誉会長の言動など、 教訓にしたくなるような言葉も多く、それらを思い出すために 再度プレイしたくなる。私にとって本作はそんな作品となりました。 出巣代名誉会長の会見時の行動は、かつての船場吉兆の女将のようでしたが、 前述の通り、彼女の言動には教訓としたくなるものが多く、 DIY技術も常人離れしており 侵略宇宙人にも立ち向かおうとするなど、非常に魅力的な人物でした。 主人公の免悟はいささか頼りない面はあるものの、母の助けを借りつつ 謝罪会見をやり遂げた姿は立派でしたし、彼のリアクションは本当に 爆笑ものでした。 「めんご宇宙へ」エンドでのサンダーバードを彷彿とさせるカウントダウンや、 前述の記者会見時のリアクションでの様々なネタもウケました。 (のりピー語、MB5、前田のクラッカー、ジーコサッカー、 バカボンなどなど) 個人的に一番好きなエンディングは「めんご 新たなる未来へ」です。 これからも希望を持って進んでいこう! @ネタバレ終了 楽しい作品を本当にありがとうございました。

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  • 地底調査船に響く孤独
    地底調査船に響く孤独
    地底調査船という言葉に惹かれてプレイしました。 同乗していたはずの同僚たちがどこにもいないという異常事態に対する 緊張感を、青と赤を基調としたグラフィックが高めてくれる内容で 最後までワクワクして遊ぶことができました。 @ネタバレ開始 8歳になる弟を想い、目の病気を治すための手術費用がもうすぐ貯まると言っていたアゼ。 母から危険なこの仕事を辞めるように言われていたエゴウ。 そして、兄の救出に一縷の望みを抱いていたであろうシエン。 彼らが聞いた肉親の声は一体何だったのか。 GS-009は救助されなかったようだが、不死となってしまったシエンは その後どうなったのか、そもそも本当に不死なのかなど、 全てを明確に語らずプレイヤーの想像力を刺激する構成と結末も 個人的にはとても好ましいものでした。 いつかシエンの兄たちに何が起こったのかという物語を 見ることができたら嬉しく思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品を本当にありがとうございました。

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  • 復讐を誓った日
    復讐を誓った日
    両エンディングを迎えました。 プレイ時間は短いですが、美麗なスチルと立ち絵が彩を添える 読み応えのある物語でした。 @ネタバレ開始 個人的に感心したのは【1章 父親】におけるミシェルの描写でした。 ミシェルと離れて外国で暮らすことに難色を示すマーズに対して 言葉を選んで丁寧に説得しており、最後の (なんとかなったか)~「さて…次の女を補填するか」という 一連のモノローグとセリフと悪人面がなければ 「もしかしてこの物語はデイズが父親を極悪人だと誤解している感じか?」と 思ってしまうほどでした。 ミシェルは魔法に関する実力だけでなく、人心掌握術に長けており、 大司教という地位に上り詰めるにあたってその能力を遺憾なく発揮して きたのだろうと想像させるに十分な描写で、私の語彙力では”上手い”以外に 言葉がありませんでした。 チャーミルを喪い騎士団長となった結末、チャーミルと共に孤児院で生きる 結末、いずれも復讐をやめることを選んだデイズに敬意を表します。 銀髪の女性とその同志たちにも、彼女たちなりの未来が拓かれることを 願ってやみません。 @ネタバレ終了 素敵な作品を本当にありがとうございました。

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  • 反動のクラウドレイジ FREE BATTLE
    反動のクラウドレイジ FREE BATTLE
    追加コンテンツ4種とも遊ばせていただきました。 次から次へと事件と脅威が押し寄せる本編と異なり、 平和で和めるシナリオと遊び応えのあるバトルがとても楽しかったです。 『夜梟伝』とのコラボは平時における熱い展開といいましょうか、 危機的状況に陥るわけではないのに燃えるシナリオに バトル時のかっこいいカットインにアレンジBGM。 そして難易度「nightmare」で勝利を手にした時の達成感。 本当に満足感の高いコラボでした。 @ネタバレ開始 個人的に、臨界人になる前の古賀さんと、生前の伊戸村隊長の やり取りが見られてすごくうれしく思うと同時に、本編での顛末を思うと 胸が苦しくなりました。 @ネタバレ終了 素敵な作品を本当にありがとうございました。

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  • 反動のクラウドレイジ-ACT2
    反動のクラウドレイジ-ACT2
    群像劇とミステリーの側面が一気に強くなった印象です。 視点となるキャラクターが変わったり、過去の光景が挿入されることが 結構ありますが全く読みづらさを感じませんでした。 私は専門的なことはさっぱりですが、それだけ場面転換が巧みなのだと思います。 また、ブラッシュアップされたバトルがとても良いアクセントと気分転換に なっていたと感じました。 @ネタバレ開始 完治認定された人を含む臨界被害者や臨界二世に対する差別。 反隔離協会と野党との癒着などにも踏み込んだ物語は とても読みごたえのあるものでした。 私も鼻血が出やすいので、ACT1の時から友瀬に親近感を覚えていたのですが、 彼の境遇と本作での顛末には心が痛みました。 ・7月31日に佐富が蒼山支部に向かう道に既視感を覚えていた理由。 ・鷹羽と夜須の間になにがあったのか。 ・『ヒトガタ討伐作戦』に参加予定だったS等級軍士官に今後出番があるのか。 ・臨界人化を望む辰木は今後どう行動するのか、友瀬との友情は戻るのか。  そもそも友瀬の今後の処遇はどうなってしまうのか。 ・吉良隊長はいったいどうなってしまったのか。 ・鐘平がヒトガタ化した経緯は。 ・桧の命はどうなるのか。 ・臨界被害者でも、臨界二世でもないとされる佐富が臨界化できたのはなぜか。 ・そして、仙原は… などなど 気になることが満載でACT3が楽しみでなりません! 私の理解力が及ばず、分からないことがあったので 差し支えなければお教えいただきたいのですが。 零殻を維持できるのは対象の血液を入手してから長くても 2日程度とされています。 ですが古賀と???(あえて名前は伏せます)はかなり長く能力を 維持していないでしょうか? 古賀が伊戸村隊長の血液を入手したのが7月28日 ???が鐘平隊員の血液を入手したのが7月24日の昼の往復便襲撃時と、 可能性があるとすれば遺体が残った同日の深夜。 古賀の場合は臨界人化したことが影響しているのかもしれませんが ???はどうやって8月2日未明まで零殻を維持できたのでしょうか。 入手した血液サンプルが複数あったのか、 採血管のような容器に小分けにして保存していたのでしょうか。 @ネタバレ終了 ラストバトルからのタイトル回収とそれが意味する恐ろしさ、 物語がどう落着するのか全く想像がつかず、続きに期待させる物語の引きが 見事というほかありません。 本当に大満足の一作でした。 素敵な作品を本当にありがとうございました! ACT3を心から楽しみにしております!

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  • 反動のクラウドレイジ-ACT1
    反動のクラウドレイジ-ACT1
    最初から最後までとても楽しくプレイさせていただきました。 世界観、登場人物、ストーリー、モノクロを基調としたグラフィック すべてが魅力的でした。 登場人物が多数登場し、独自の作中用語も多い作品ですが、 新人隊員が受ける講習や各種データベースなどでプレイヤーが 世界観に理解を深められるようにという配慮が行き届いているあたりが プレイしていてとても嬉しかったです。 前述の通り登場人物の多い作品ですが、各人の外見、言動、性格などの キャラ付けがしっかりしていて、顔と名前が一致しない人が一人もいないほど でした。 @ネタバレ開始 冒頭をはじめ、時折挿入される回想シーンのようなものはなんなのか。 7月25日に桧が言っていた 「その時を見極めるまでは…死なないように気をつけなきゃね」 とはどういう意味なのか。 7月29日の友瀬の豹変と辰木の言う使命と彼の能力は何なのか。 古賀の暗殺を指示したのはいったい誰で背後にどのような組織が存在するのか。 松ヶ枝の真意は、そもそも本当に松ヶ枝が古賀に刺客を殺せと言ったのか。 そして、鐘平隊員の身に起こったことの真相とヒトガタの正体は。 などなど、気になることが盛りだくさんで本当に続きが気になります。 あと、ラストバトルは摂津さんの助けがなければ勝てなかったと思います。 ありがとう摂津さん! @ネタバレ終了 素敵な作品を本当にありがとうございました。

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  • なんかおかしいグリム童話
    なんかおかしいグリム童話
    とても楽しくプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 「赤ずきん『OK』しか言わないな…」 「白雪姫も『Yeah!』しか言わないな…」 「後のニュートンって性別から変わってるじゃねーか!」 「魔女の承認欲求凄いな!」 「ヤード・ポンド法なんだ…」 「ラプンツェルお前…」 「魔女が美女になってる!」 「バッジお前かよ!」 以上、脳内ではなく実際に声に出た私のツッコミの一部です @ネタバレ終了 UIも使いやすいうえに凝っていて遊びやすかったです。 本作でも爆笑させていただきました。 楽しい作品をありがとうございました。

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