胡桃りらのレビューコレクション
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祈る星夜の灯緋光あらすじのワードに惹かれて、みなさんの熱いコメントに触れて、これはプレイせねば…!と意気込んで遊ばせていただきました! この作品独自の単語や世界観が細やかに設定されているのですが、説明っぽくなくてするすると序盤から没頭できました。 中盤からおぉ!?と思わぬ方向に物語が進んで、え?そうなるの!?と一気に読んでしまいました。 絵のタッチが温かくて、彼らの心根がそのまま表現されているようでほんっとうに素敵な作品でした。 @ネタバレ開始 最初にENDAをみたのですが、個人的にはENDBが好きです!!両カップルに幸あれ~! @ネタバレ終了
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ミラーリングサマー一気に読んでしまいました!! どんでん返しなんてものじゃありません!前半のんびりとストーリーが進んでいきますが、話が転がり始めてからの怒涛の展開、無茶苦茶面白かったです。 話の構成が素晴らしいです。え?ええ!?の連続でした。 前情報なしでぜひプレイしていただきたい~!!
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ラストブルー - A adolescence summer -絶対に夏にプレイしようと思って温存していました!! ほぼ三人で物語が進行していくのですが、奥行きが素晴らしいです!! 美人な双子とのやりとりもいいんですが心理描写がすごい! タイトルにもあるブルーがテーマで自分の青春時代を思い出しながらプレイしました。 主人公がネガティブでちょっとついていけないと感じることもあったのですが彼のバックボーンを考えるとそれもしょうがないのかな。 ともかく文章が素晴らしくてルビのふり方もセンスが溢れていました。 この大人でも子供でもない高校生という不安定な時期に自分の進路も決めなくてはいけなくて、周りはみんなしっかりしてるのに自分だけ置いて行かれるような当時の気持ちを生々しく思い出しました。 相反する感情の描写が読者の心もひりつかせるくらいうまくてあっという間の4時間でした。 こういうずるい感情、やらなきゃいけないことに対する逃避、過去の自分をみているようでした。ともかく引き込まれる文章で面白かったー!!スチルも綺麗でどこをとっても完成度が高い!! @ネタバレ開始 海も空も青く見えるのは構造色なので、彼らが積み重ねてきた透明な毎日が、未来から振り返った時。その思い出たちが重なって美しい群青色に見えているのかなとラストシーンをみながら感じました。途中、罪の告白から三人がバラバラになってしまってどうやってこの物語を着地させるんだろう…とハラハラしましたが気持ちの良いラストでとってもよかったです。 主人公を糾弾する碧海ちゃんの気持ち、痛いほど伝わってきたので素敵な最後でよかった…!私も変化しないことに執着してしまうことがあるので彼女みたいに前を向いていきたいです。 作中では群青、と表現されていましたけれどこの物語を表現するなら私は天藍色かなーと感じました。夏っぽくないですけど、明るくて澄んだ気持ちにさせてくれるとっても素敵な物語でした! @ネタバレ終了 迷っている方はぜひプレイしてほしい! ありがとうございました!
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リベリオン・ヒーローズみなさんの熱いコメントに誘われてプレイしましたー! ほのかちゃんとヤマトくんの初々しい反応が可愛らしくて、とっても楽しかったです。 立ち絵が瞬きしてる…!UIがスタイリッシュでおしゃれ!!ラインのようなメッセージのやりとり!細部にまでこだわりを感じましたー!メッセージ枠にある肉球も可愛かった~ 戦闘に入るときの演出も格好良くて…!大満足の作品です @ネタバレ開始 END1のキュンキュンも素敵だったんですけど、犬好きからどんどん自分の気持ちを自覚してくEND2が大好きです。 友情から徐々に恋心になっていく過程が丁寧に描かれていてたっぷり感情移入できました。 大人しそうな見た目なのに武闘派で校則やぶるほのかちゃん、格好良かった~ そんな彼女が自分の気持ちを自覚してからモジモジとしているギャップがたまらなかったです。でも、伝えるべきことはしっかり相手に伝える芯の強さはちゃんとあって。ヤマトくんの兄弟も、ほのかちゃんのお兄ちゃんも温かくて読んでいてほっこりしました。みんなに幸あれ~! @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました
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嘘つきものが毒を喰らう日タイトルに惹かれてプレイしました!こんな毒ならいいかもしれない…! 空き教室で二人だけで行われる問答。訳ありそうな主人公と、これまた癖のある逢沢くん。 @ネタバレ開始 攻略がHPにあるということでトライしてみたんですがEND1をあてようとするとなぜかEND3になってしまい、自力で辿り着きましたー! 逢沢くん、結構ヤンデレですけど主人公が依存体質なのでお似合いのカップルなのでは!?と途中の不穏な空気が嘘みたいでした。ハッピーではとことんハッピーになってほしい! なんだかんだ主人公のことを思いやっているし甘美な毒におぼれてもいいのではないでしょうか。 @ネタバレ終了 心の柔らかいところにぐいぐいと攻めてくる逢沢くん、ドSでよかったです! ありがとうございました!
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初蘭町へようこそ!ホラーなのに、穏やかに田舎に滞在して終わってしまった…!と思ってからが本番でした。 確かに一泊以上はとどまってはいけなかった。 @ネタバレ開始 オカルトから殺人まであらゆるバッドエンド、面白かったです。 選択肢によって登場人物の立ち位置もかわるのが新鮮でした。主人公も男女どちらになってもこの町の闇に遭遇してしまうのは…やっぱり怖い街だな。。 呪い殺されるのも怖かったですが因習によって殺されてしまうのが一番怖かったです。 閉ざされた世界ってそれだけで思想が偏っているから知らずに紛れ込んでしまったらもう生きては帰れないですね。 コンプ後のタイトル画面やキャラ紹介もこの街を深く知れてよかったです! @ネタバレ終了 面白い作品ありがとうございました!!温泉入りたくなりました!
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毒水マーメイド恐ろしいけれど惹かれるタイトルにドキドキしながらプレイしました。 登場人物に悪人はいないのに、こんなに悲劇になってしまうストーリー。怖れながらも読み進める手が止まりませんでした。 @ネタバレ開始 リゼル、いい子なのに最後の最後まで不憫で気の毒でした。人魚も彼女を遠ざけたかったのにあんなことになってしまって…。リゼルの物語はここで終わったけれど、人魚にはこれからも長い時間を王子との追いかけっこに費やすと思うとこれまた救いのないお話ですね。王子から逃げる理由も生きたいからではなく、死が救いになってしまうのと王子のためというのも、やりきれません。 死に場所を求めていたリゼルと人魚。二人がこんな形での出会いではなかったらお互いを思いやれるよき友人になっていたのではと感じました。 本編でおばあちゃんに出会う前にバッジを取得したのでえ!!老人!!?と作品とのテンションのギャップに驚きました。 @ネタバレ終了 短いお話ながらしっかり読ませる文章と構成で楽しめました!! ありがとうございましたっ
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みどりのうろこみなさんの熱いコメントを読んでこれはプレイせねば!!と手に取りましたがもう本当に最高でした!! こんな知的で気さくなイハソンさんのような殿方に出会ってしまったらしっぽ振ってついていってしまいます…! 主人公とイハソンさんの会話が軽やかで楽しいのは作者様の聡明さがなせるわざですね!! @ネタバレ開始 ENDAを最後に攻略したので甘さもひとしおでした。なんなんですか!?この完成された糖度は!!主人公の至らなさすらすべて見越して、言葉の裏の意味までくみ取ってくれるイハソンさんに終始胸キュン、にやにやでした。主人公の突き放す優しさまでもわかっていて、決断できない気持ちも包み込んでくれて。お互いぴったりの相手で読んでいてとても心地よかったです。 個人的にENDBもとーっても素敵でした。相手に全力をささげられるほど子供でもなくて、好きだけど自分にはほかに大切なものもあってお互いが別々の道を選んだけれど二人の潔さにしびれました。 でも、別れ際をあんなに美しいものにされてしまったら、もう他の誰も好きになれることなんてないのかもと思ってしまいます。イハソンさん、優しいけど残酷に心をからめとっていく。あんなに聡い人にロックオンされてしまったらもう逃げられないのかもしれません。 @ネタバレ終了 おまけからのタイトル回収も見事でした。是非皆さんもフルコンプしてほしい…! 幸せな時間をありがとうございましたー! うみをはむ、DLしてきます!!
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プラミア イストリアロシア民話なんて大きなかぶしか知らなかったので、雰囲気含めて新鮮でした。 オーシンさんの憂いのある瞳がとっても素敵で彼のイメージぴったりでした。 @ネタバレ開始 序盤から、彼にはなにか秘密がありそうだ…!と思ってはいたのですがまさかの人形だったとは!! リーザちゃんへの想いがひしひしと伝わってこちらまで切なくなりました。 大切に思うが故、一緒にはいられないと決心する彼はけなげすぎるー! 秋という季節がとっても作品にマッチしていて、後半のスカボローフェアも印象的でした。 10回ほどトライしたのですがEND2つしかみられなかったです…! @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました!
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晩夏の神様爽やかな音楽と、情緒あふれる文章でどっぷり夏に浸れました。 幼少期、田舎の海に毎年行っていたのですが海の潮のかおりや、潮風に当たった時の肌のペタペタした感じ。砂浜の暑さ、出してもらった氷たっぷりの麦茶。たくさん思い出しました。 夏のエネルギッシュな雰囲気も、少し悲しくなるような郷愁も絶妙なバランスで配合された物語でした。読み終えてしまうのがもったいないくらい。 みなさんのコメントみて読んでよかった~! @ネタバレ開始 彼らの出会いや、正体は明かされないのですが二人の時間は確かに蓄積されていて物語に途中参加させてもらったような独特の世界観がよかったです。 二人の親密さに置いてけぼりになるんですが、それがまた心地いい! 恋愛ものともバディものとも違う距離感の彼らが新鮮でした。 @ネタバレ終了 また来年の夏、私もこの物語に出会いに来たいと思いました。 ありがとうございました!