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ぱすてぃぶソフトのレビューコレクション

  • 臨界天のアズラーイール
    臨界天のアズラーイール
    前から気になっていた作品でしたが、プレイしてみると自分の期待通りの素晴らしい作品でした。 シナリオ・音楽共にハイクオリティで時間を忘れて世界観にのめり込んでしまいました。 伏線の回収も衝撃的で、あらゆる面でとても完成度の高い作品です。 @ネタバレ開始 前半の内容だけでもひとつの恋愛物語として成り立つ濃密さでしたが、まさかこれが全て後半への伏線だったとは……驚きました。 アズラーイールから真実を知らされた後では、現実世界の理人の境遇が辛すぎて涙なくして進められませんでした。 たとえ寿命を全うできなくても、理人にとっては理想の世界を見ながら最後を迎えた方がハッピーエンドなのではないか、と思えるほどに……。 それだけに現実世界を選択した方では、エピローグで沙百合に想いを告げられて本当に良かったです。 あのシーンは自分の心に深く刻み込まれました。 今でも思い起こすとグッと込み上げてくるものがあります。 そしてアズ。 最初はただ自分の任務を全うするための業務的な態度だったのが、理人と一緒に行動するに連れてだんだんと心を通わせていく過程がとても尊かったです。 きっかけはアズラーイールの任務のためとはいえ、理人にとってはもはや救いの女神ですね。 麗美、沙百合、二人とも理人にとってのかけがえのない存在ですが、アズはこの二人とはまた違った意味で特別な存在だと思います。 理人がアズと出会えて本当に良かったと思いました。 @ネタバレ終了

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  • 変な意味怖
    変な意味怖
    一見すると普通のホラーゲームのように感じますが、実は物凄く奥が深い話でした。 短編にも関わらず、どの話も考察のしがいがあります。 作者さんの言葉選びのセンスが絶妙で、プレイしながらも感嘆させられました。 クリアした後には、この作品のタイトルの本当の意味がわかります。 @ネタバレ開始 初ノ話でほっこりとした気分を味わい、ニノ話でついに怖い話がくるのか、とドキドキしていたところにまさかの展開。 予想の斜め上すぎて思わず爆笑してしまいました(笑) どっちの選択肢も面白かったです。 そして終ノ話ですが、この話は正真正銘の怖い話でした。 どのEDにも違った怖さがあり、心にぐっと残るものがありました。 最初はねね子ちゃんが生還したルートはハッピーEDだと思っていましたが、作者さんの解説を見た後では印象がかなり変わりました。 「ママ」と「おかあさん」の呼び方の違いにここまで重要な意味があったとは気づきませんでした。 ねね子ちゃんのお母さんを想う気持ちが消えてしまったと思うと、物凄くせつない気持ちになりました。 できることなら、公式見解ではねね子ちゃんのTrueEDは初ノ話のEDにして欲しいな、と思ってます。(それほどあのEDは心に残るものがありました) おまけの作者さんの解説もとっても分かりやすくて良かったです。 @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございました。

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  • イクリプスフォール -神の断罪-
    イクリプスフォール -神の断罪-
    練り込まれた独自の世界観がとても面白かったです。 途中ハラハラするシーンもあり、まるでファンタジー洋画を見てるようでした。 登場キャラも多く、全員とても魅力的で物語を引き立てています。 キャラの心情も丁寧に描写されているので感情移入しやすかったです。 特に主人公のハルトの心情はいいですね。 文句を言いながらも、なんだかんだいって情に厚い人柄がいかしてます。

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  • 異世界ザコ姫
    異世界ザコ姫
    冒頭、主人公が異世界に行くのではなく、魔王側(ヒロイン)からこちらの世界にやってくる展開が斬新でした。 魔法が使えなくなり、ただの女の子になってしまったにも関わらうず、強がるセリアの態度がエモかったです。 物語り中盤以降、主人公とお互いに心を通じ合わせてからのセリアはさらに可愛さ増しました。 主人公との距離が縮まっていく過程が丁寧に描かれていて、とても良かったです。 @ネタバレ開始 EDはどちらがTrueENDになるのか非常に興味がありました。 一見すると①の方が綺麗に収まっているように思えますが、あくまで転生したセリアであって主人公が想いを寄せたセリアではないので、今後の主人公のことを思うと少しせつないですね。 ②の方は主人公が自分もセリアの罪を被るという覚悟あってのものですが、それでも愛する少女と生涯を共にできる点ではある意味幸せともいるかもしれません。 どちらとも取れるところが難しいです。 @ネタバレ終了

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  • 人を喰った話
    人を喰った話
    屋敷内にヒロイン一人という小規模な舞台ながらも、練り込まれた設定で世界観がとても大きく感じました。 最後の日を迎えるまでの二人のやり取りがエレガントでとても美しかったです。 @ネタバレ開始 エピローグで地下室に潜った瞬間、「あぁ・・・やっぱり最後はこういう結末になるのか」と思いましたが、まさかの衝撃展開。 これには思わず声を上げて驚きました。 個人的にはオティーリエが男の子だったことよりも、人食い種族は主人公側だったことの方が衝撃が強かったです。 この結末を知った後にプレイし直すと、主人公の思想や行動がまた違った意味で納得できるようになりました。 @ネタバレ終了

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  • キミまで700km
    キミまで700km
    遠距離恋愛にも負けない主人公ちゃんと薫くんの互いに想い合う心がとても美しかったです。 便利なTIPS機能のおかげで、話の中に出てくる広島用語について学べて非常にタメになりました。 遠距離恋愛というせつない物語を通して広島の文化も学べる、まさに一粒で二度おいしいゲームです。 余談ですが、広島人の友達にもこの作品を勧めたところ友達も絶賛していました。 それだけ作者様の広島愛が存分に詰まっている作品です。

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  • ばいばい。私の初めての恋
    ばいばい。私の初めての恋
    短編ながら恋のせつなさが詰まった作品でした。 主人公はあくまで悩んで選択した、という心の葛藤がわかるようにセリフにギミックが組まれている部分も斬新でよかったです。 @ネタバレ開始 叶わない恋だとわかっていながらも必死に想いを伝える星歌ちゃんがとても健気でした。 @ネタバレ終了

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  • タバコ屋乙女と小話でも
    タバコ屋乙女と小話でも
    大正時代を感じさせるノスタルジーな雰囲気がとても心地良い作品でした。 イラストやUIも作品の世界観にマッチしていてセンスが光っています。 美人で色気あるアカヨさんから聞かされる小話も面白かったです。 ついついタバコ屋に通ってしまう虎太郎の気持ちがわかりました。

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  • 僕らはそれでも恋をする
    僕らはそれでも恋をする
    主人公の心を傷を癒そうと奮起する3人のヒロインが健気でとても可愛かったです。 声優さんの演技もうまく、それがより一層物語を引き立てています。 3人の個別ルートも丁寧に作られており、それぞれ衝撃の展開でした。 クリア後はタイトルの『僕ら』という言葉に納得させられます。 @ネタバレ開始 プレイする前は茜が正規ルートだと思っていましたが、クリア後は正妻ポジションは唯なのかな?と感じました。 視点の切り替えも唯だけあるし、ルートも唯の話が一番重い……。 あのストーリーを見てしまうと、唯には主人公が隣について幸せにしてあげて欲しいと思いました。 たた個人的にはキャラは薫が好みで、話は茜ルートが一番面白かったです。 @ネタバレ終了

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  • Operation‡Nova
    Operation‡Nova
    イラスト、オリジナルのBGM、共にクオリティが高く作品の世界観を盛り上げています。 マップを選択する探索パートも作り込まれていて、ゲーム性もあって面白かったです。 @ネタバレ開始 話が思ってた内容と違って衝撃を受けました。 序盤のようなノリが最後まで続くと思っていただけに、ラスト付近の展開には驚きました。 本編でもネタになってますが、まさにキービジュアルはただのイメージですね(笑) 個人的にこういったSF系は好きな流れでした。 @ネタバレ終了

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