向風鈴gのレビューコレクション
-
さらば、3人の魔法少女魔法少女が主人公のヒーローものです。 長編ですが各話1時間前後ごとに区切られており、シナリオは会話中心でテンポよく進むため、読み進めやすい印象です。 怪奇現象に挑む特撮ヒーロー的な内容が中心で、サスペンスやスピリチュアルな要素もあり、謎解きを含んだダークな展開もあります。 バトルシーンは、火薬の量が多めで爽快です。 主人公の3人の魔法少女はそれぞれ個性があり、3つの違ったカラーが楽しめる内容となっています。 各話放送のヒーロー番組を視聴しているような感覚で読み進められるので、ヒーローや戦隊もの、魔法少女ものが好きな方に特におすすめの作品です。
-
幻夜 - ドウラチオの暴虐 -合法ドラッグをめぐって、情報屋や職業殺し屋たちが戦うハードロックのような物語。 注目ポイントは、登場キャラクターが多く、サイコでクレイジーな思考回路を持った敵役も思いっきり描かれている点。 中盤以降バトルシーンが増えますが、それぞれに得意武器や戦闘スタイル、そして信条が違ってカッコよかったです。 血みどろの戦いの中で「人間とはなんだ?」「生きるとはなんだ?」と問いかけられるようなシナリオのように感じられました。 残虐、グロテスク、殺人描写がもりもりなので苦手な方は注意が必要ですが、好きな方は大好きだと思います。
-
記憶を消す旅ナイスミドルのジークおじさんが主人公のファンタジー物語です。 ちょっと治安が悪いファンタジーな世界で、彼が指名手配されている理由とは? この作品は、なんと言ってもイラストの枚数が多いのが魅力です。 特に終盤のイラストの構図の素晴らしさは必見です。 また戦闘イベント時の攻撃ボタン入力などでプレイヤーが物語に参加できる点も、物語に感情移入しやすいポイントとなっています。 選択肢に誘導ガイドがあったり、クリア後に攻略情報が閲覧可能になるなど、 プレイヤーが快適にエンディングコンプできるように親切な設計になっています。 少しずつ明らかになっていくジークの過去、そして迫られる選択……、 心に響く物語を探している方に、おすすめしたい作品です。
-
ありすすとーりー(バージョン2.0.0にてプレイ) 探索型でバトルありのRPG作品です。 まずはノーマルモードでプレイしましたが、バトル面のバランスが絶妙でした。 素材を集めて装備を強化したり、スキルの習得や強化によって、強いボス相手にも優位に戦えるようになります。 チュートリアルやヒントも充実しており、攻略サイトもありますので、RPGが苦手な方でも無理なく進行できると思います。 やりこみ要素もありますので、ありすちゃんのファン、そしてコツコツ系のゲームが好きな方に特におすすめの作品です。
-
Operation‡Nova離島で音楽フェス! ヒロインがフルボイスのマルチエンディング作品です。 シナリオは、ストーリーのギアの切り替えが巧い構成です。 パロディネタや中二病発言満載でコミカルにフェスを楽しんでいたと思ったら、 実はジェットコースターのレールを着々と上っており、終盤で一気に来る仕掛けに驚かされます。 声優さんの緩急のある演技や、オリジナル曲を使った演出も圧巻です。 フェスで楽しく踊っていると思ったら、気が付けばプレイヤーのほうが踊らされている…… そんな仕掛けのある作品が好きな方におすすめの作品です。
-
魔女をたずねてコンビニバイト魔女っ娘か、ツンデレ妹か、クラスの可愛いあの子か……? ラブコメ要素強めのフルボイスノベル作品です。 シナリオは適度なところで毎回区切りがあり、 またラブもコメディも全体に散りばめられていて非常に読みやすかったです。 そして、登場するキャラクターが個性が強くて可愛くて魅力的です。声優さんたちの演技もピッタリでした。 ライトノベル好きな方、ラブコメ好きな方に特におすすめの作品です。
-
人生はつづくよ、どこまでも家族と恋と生と死が描かれた作品です。 シリアスなお話というよりは、悲しみを背負ってもそれでも前に進んでいく物語、という感じでしょうか。 作品全体に強いメッセージが込められています。 またエンディングで流れるオリジナル主題歌にも注目です。
-
教室に巣食う悪魔たち最初から最後までサスペンスな作品です。 UI周りや文字サイズなどは、スマホでもプレイしやすいように配慮がされています。 手帳や資料を見ながら事件の情報を整理することで、ストーリーが進行していきます。 ただし、ドロドロした部分が多い刺激強めの本格的なサスペンス作品ですので、 注意書きにもあるとおり、そういった刺激が苦手な方は注意が必要です。 逆に、刺激強めのサスペンスやホラー好きな方、この作品はどんでん返しもあってピッタリだと思います。
-
世界一彼女の近くで「僕だけは彼女のすべてを知っている」 その「僕」は何者なのか、推理しながら読み進めるのが面白い短編作品です。 少しずつヒントとなる情報が開示されていき、 最終的にプレイヤーが自分で答えにたどり着けるような「さじ加減」といいますか、バランスが秀逸だと思います。 そのため、まずはネタバレや事前情報なしでプレイしてみることをおすすめします。
-
散歩道社会人男子がジョギングを始めてみる! ……かもしれない短編作品です。 文章は主人公の等身大の心情が描かれており、親しみやすい印象です。 隣に住む女子高生の「葵ちゃん」との会話には、ほっこりします。 この作品の雰囲気が好きなら、同じ作者さんの「二人乗り」も絶対におすすめです。