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SHIAのレビューコレクション

  • 負け犬の癖に吠えるな
    負け犬の癖に吠えるな
    注意書きにもありますが、暴力の嵐、モザイク込みでの猟奇的表現があるので、それらが苦手な方は要注意です。なんでもOKかつどこまでも病んでる青年が大好きな方にはこの狂った世界をオススメしたいと思います。 主人公の優太くんのラック(幸運値)はどれだけマイナスなんだと心配になるような、最初から最後までひたすらに重なり続ける不幸と絶望の物語でした。 現実世界にいたら光の速さで全速力で逃げ出しますが、美咲さんのイカれ狂いっぷりが凄まじく、どこまでも狂気を培養し続ける姿が好きな人にはドストライクなキャラなのではないかと思いました。 @ネタバレ開始 ご、ご両親が画面に初めて映ったと思ったら、まさかのモザイク肉塊ーー!!! このシーンが一番怖かったです…(涙) 現在実装されているエンドは2つのみということで、この地獄から優太くんが幸せになれるエンドは実装されるのか気になります…!! @ネタバレ終了 かなり重たい話、こってりした絶望感が続くので、めちゃくちゃ元気がいいハート・メンタルの時にプレイすることをオススメします! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 緑山くんと肝試し
    緑山くんと肝試し
    雷の音や雷の光を見ると「空を疾る光まで見せてくれ」とまで思う私は緑山くんにドン引かれること間違いなしなのですが、緑山くんは緑山くんでルートによっては「み、緑山くん…???」と逆に私の方が一歩後退ることになりました。 エンド1-6まで無事に回収できました。 ルートによってハッピーになる場合もあれば、ガラリとテイストが変わりサイコホラーになる場合もあり、選択一つで主人公の未来が180度変わる展開がとても面白かったです! @ネタバレ開始 緑山くんと無事にお付き合いしてサイコホラー要素が顔を見せずに何事もなくラブラブに終わるエンドから入った後で緑山くん豹変何者ホラールートをクリアしたので「ちょっと目を離した隙に緑山くんに一体何が!?」と思いました。 「行かなくていい」と仰る緑山くんの背後の窓には「どう考えても誰かの手がー!!何かいるー!!」となり、このまま留まっても外へ出てもどちらもバッドエンドな雰囲気しかないのですが!?と、ホラー部分は普通に怖かったです……くすん。 さっきまで雷怖いと震えていたのに、今はケロッとして怖い顔して主人公に迫るなんて、緑山くん本当にどうなされた!? ついさっき見たエンドではラブラブでニコニコしていたんだけれど!?と、物語の展開の変わりっぷりに翻弄されました。 作者様のとっつきやすく軽快なテンポと魅力溢れる文章は今回も健在、むしろ今回はルートによってテイスト違いもあってか一際輝いていました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 【フルボイス】明晰スリープラーニング
    【フルボイス】明晰スリープラーニング
    フェスのゲームはたくさんプレイしてきましたが、タイピングゲームは初めてでした。 タイピングにはそこそこ自身があったのですが、ノーマルでも意外と難しく感じました。 基本的には日本語を見て下のローマ字は見ないで打ち込むということをしていたので、タイプミスによる自滅はあまりなかったのですが、それでもどこかでミスすると焦りますね! 細かいところですが n nn など、様々な入力がその方のタイピングに合わせて選べるのがすごく親切だと思いました。 そして、指定された文章をこんなに多くタイピングをしたのは、久しぶりでした。 普段、仕事で大量にタイプしているにもかかわらず、腕が相当なまっているなと感じました(笑) そういう意味でタイピングの錆落としにもなりました(笑) すごく丁寧に作られていると思ったのが、制服を選べる…のもそうですが! タイピングがまったくできない方にもお話を楽しむことができる、ノータイピングも選べることです! これからプレイされる方で「タイピングが勝てる気がしない…」という方も、タイピングのないモードで是非お話を楽しんでほしいなと思いました(私は初回で正史へ行けたので、選択肢も難しくはなかったかなと思います) 用語解説もついていて、そういった細かいところを見る楽しさも素敵でした。 『Kill Me If You Can』もなかなかの難易度でしたが、こちらはこちらで難易度が高めでした。 本作も大変歯ごたえのあるゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 密室から財布を取り出す方法
    密室から財布を取り出す方法
    教室に忘れてしまった財布がなくなっていた……目撃した人の証言や現場の状況から真実を探し出す、ゆるっと読める小話的な物語です。 選択肢はありますが基本的にはとても簡単なので、物語に集中できました。 推理好きな彼女のために、お話をミステリー風に話す主人公のやさしさが「いいね!」とニコニコするお話でした。 軽快な音楽とともに進む学校で起きたちょっとしたミステリー、最後まで楽しく読ませていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 八月は星の調べの館から【Ver.2.0】
    八月は星の調べの館から【Ver.2.0】
    シャーロック・ホームズがいたら、この館の事件は晩餐会の余興として美しい旋律のように鮮やかに解かれていたのかな?と思う人が死なない日常ミステリー、堪能させていただきました。 人が死なないので怖くないという安心感から、物語にしっかりと入って最後まで読み終えられました。 舞台となる別荘の持ち主である星条家の皆さんが音楽一家でもあることから、音楽に関わるミステリーに仕上げられていて新鮮でした。 犯人は確信はなかったのですが、たぶんこの人かなと違和感を感じた人がいたので「きっとあなただ!」と選択したら当たってビックリしました(ポンコツ探偵) が、私が感じた違和感とは違う真相が明かされたので、私の違和感はただのミス推理(笑) 音楽が軸の一つとなっているので、それぞれのシーンでの音楽もとても耳に残る心地良い選曲でした。 キャラクターも一人一人しっかりと作り込まれていて、本作だけで終わってしまうのはもったいないと感じる魅力がありました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 彼女のためにあいつを消したい
    彼女のためにあいつを消したい
    偶然「誰かを消すことのできる銃」を手に入れた主人公が、いよいよそれを使いたいと思うことがあり……消す人によって「なぜこんな世界になったんだ」と思わず笑えてしまう展開あり、「まあこうなるだろうなー」と納得の展開あり、個人的に何度も色々な方を消して思ったのは……「力に頼ってはいけない」でした。 タイムリープにも近い感覚で、消せども消せどもやっぱり一筋縄では思い通りの展開にならないのが面白かったです。 一番初めに「自分」「俺」などで入れてみましたが、さすがに自分は消せませんでした(消すな) 個人的にはゾンビハザードになる展開が好きです。 「恋路の邪魔になる存在を消す銃を撃っただけなのに、気がついたらゾンビであふれかえっていたんです…!」という、どういうカオスなのそれは?と笑ってしまう展開がツボでした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 夢見た少女のニルヴァーナ
    夢見た少女のニルヴァーナ
    かわいい女の子に「起きて」と起こされる……これぞ王道の中の王道ギャルゲー!! ちなみに幼馴染か妹だとプレイヤーのチキンが個人的にマシマシで喜ぶところ、妹さんでした!ヤッタァ!!(冒頭からテンションがハイ上がる) @ネタバレ開始 ―――そう、春の陽気にあてられた私は、本気でそう思っていたのです。 かわいい妹さんに起こされてヤッタァ!!からの、思っていたのとまったく異なるストーリーにド肝を抜かれ、日を分けてプレイしましたが、毎日本作をプレイしている時間は本当にあっという間に時間がすぎました。 夕月さんが対峙してついに明かされる真実、『ニルヴァーナ』について…そして、そこに至るまでになぜそのようなことになったかという世界の真実が、本当に秀逸でした。 「本当に滑稽。ざまあみろ」の破壊力、そしてそれに抗う「私の理想の世界なら、ほんの数秒でいいから願いを叶えて」と大切な人へ繋ごうとする人としてのすべてを懸けた願い…拍手したくなりました! そこからまたジェットコースター式に物語は加速した状態で二転三転、時計の針は止まることなく進み、いよいよ在志くんにその時が来た時は、もうどうなることかと画面の暗さに同調して気分がどんどん盛り下がり…数日で復活してくれて、本当に良かったです。 そして訪れたその日に、あずきちゃんが現れて名前を呼んだ瞬間、もう涙が出ました(涙腺弱すぎ) その後の夢見さんでも泣いて…心のダムが決壊した状態でエンドクレジット、あのタイトルにもつながる少女の夢と再会を迎えました。 タイトルが変わったのを見てまた涙…と、最後の一日からは涙が零れっぱなしでした。 人は、すべての人から忘れられたときに本当の死を迎える―――という言葉を、本当にありありと感じさせてくれる作品でした。 @ネタバレ終了 これは本当にフリゲのクオリティ?と思う立ち絵・スチルの美しさにはじまり、個々のキャラクターのボイスもそれぞれのキャラにマッチしていて、ムービーや音楽、UI周りも含めて、この作品は全体を見たときに商業クオリティと遜色ない作品だと感じました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 白稲村
    白稲村
    日誌に「血まみれ臓物モツモツ生存者ゼロ白稲村が最近の話題です」なんて書けるくわぁああ!!と思っていたら「行ってみましょうよ」とか「死亡フラグ立てましょうよ」としか翻訳できない誘いをされました…いや、もちろん「行かない!!!」を全力で選んだんですけれど!! ホラーゲームと言えば定番の夜時間ですが、なぜ!!夜に!!行くの!!学校を!!さぼってでも!!朝に!!昼に!!行きなよ!!と、ホラーゲームが苦手の大のビビリチキンは声を大にして叫ぶのでした。 ホラーゲームは夜というだけで怖いですよね、もう絶対に何かあると身構えますね! @ネタバレ開始 ……はい、瞬く間に2周目と相成りました。 「行かない」を選ぶとサクッと終わるので、意を決して「行く」しかないですね…! 村付近に辿り着いて暫く、なんだかヌメヌメした音とともに手がわっさわっさあるらしいこの世のものではない生き物が出現して、これ画像があったらPCの前で気絶してしまうと思いました(笑) 村の真実、生贄などの因習を経て辿り着いたエンディングはハッピーエンドではありませんでしたが、ホラーに相応しい終わり方でもあったので納得でした。 姉弟諸共エンドが個人的に好みでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 夕暮れ推理倶楽部2
    夕暮れ推理倶楽部2
    前回は直接的な本編という意味では出てこなかった流石さんと新藤さんが今回はいよいよメインになって物語が進むということで、楽しくプレイさせていただきました! どちらにも雨と傘がテーマになっていますが、人がいれば人の数だけエピソードがあるように、大きく分けて二つの話は、どちらもカラーの違う話でした。 個人的には最初の話のほうが最初から最後まで穏やかで好みでした。 @ネタバレ開始 後者の間違った承認欲求に関しては「承認欲求云々の前に、なんでそうなるの……」という行動を愛花さんがとっていて、うーん…サイコパス?となりました。 自分が承認欲求がどうの~と自己肯定感的なことで悩んだことがなく、彼女の気持ちは想像できても正確な意味では全く理解できていないと思うので安易なことは書けないのですが……褒めてもらいたいとか、認めてもらいたいとか自分以外の誰かに「もっともっと」と縋る人生は息苦しいし生きづらそうだなと感じました。 推理作品に多く触れていると、なかなかに際立った個性のキャラが多いと感じますが、本作も個性的なキャラばかりでした。 シャーロック・ホームズ、いいですよね。 新藤さんは大学生くらいになったらベーカー街を訪れるためロンドンへ飛んでいそうだなと思いました。 @ネタバレ終了 前作では新藤さんが語るお話から推理する形でしたが、今回は二人が起点となって話が進むので前作よりも二人が掘り下げられていて面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 夕暮れ推理俱楽部
    夕暮れ推理俱楽部
    推理があまり得意でないよ・推理は苦手という人でも読みやすい、推理もの短編が2本入っているサクッと手軽遊べるゲームでした。 物語の推理部分の二本立てのキャラクターたちも個性的ですが、中心となる新藤さんと流石さんも一癖も二癖もあるキャラクターでした。 @ネタバレ開始 三人組もストーカーも楽しく推理させていただきました。 推理は得意ではありませんが、どちらも一発で犯人を当てることができてよかったです。 物語を読んでいれば犯人は誰なのかおのずと分かりますし、選択肢前に状況整理や振り返りにあたる部分があって、推理が苦手な方でも分かりやすくて親切だと思いました。 二本ともきちんと正解してトゥルーエンドに辿り着けましたが、新藤さんの独り言が…! やはり人間誰しも一筋縄ではいきませんね…自分が今得ている情報がその人のすべてとは限らない…当然ですが奥深いです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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