SHIAのレビューコレクション
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不幸の味を知ってるか他人の不幸は蜜の味?……ハッピーエンドが好きな人もバッドエンドが好きな人も安心の選べる主義で、初回プレイはハッピーエンドで読ませていただきました。 もしやバレンタインのキャラ?と思っていたら、そうでしたね! @ネタバレ開始 バレンタインではやさしいマイルドヤンキーなリョウくんが好きだったので、バッドエンドにならないようにと祈るような気持ちでプレイしていました…! 結果的にリョウくん自体が非業の死を遂げるようなエンドはなかったのですが、ゲンキくんが最後まで不幸を一身に背負っていてもう少しなんとかっ…!と思ったりもしました。 いや放火ですべて燃え尽くしたのは救いだったのですが…リョウくんの依存が残ってる…! ゲンキくんが何もかもから解放される日が来ることを願って。 リョウくんもそこはかとなく漂ってくるヤンデレコースから吹っ切れる日を願って。 人間関係がいかに難しいかを感じるどろどろとした家系図、そもそも子どもたちに罪はなく、大人たちの大人げないアレコレと手垢のついたものたちが原因で子どもたちが総じて全員不幸漬けにされているのが可哀想でした。 ゲンキくんの兄や弟も養育者がまともであればああはならなかったはずだと思うと…。 不幸を覗ける特殊能力はすごいですが、因果応報にならないようにね、ナツミさん…! イマジナリーフレンドは秒で裏切ってくるよ!(実例) @ネタバレ終了 前作バレンタインをプレイしている方はもちろん、人の不幸を覗いてみたい禁断の刺激を求める方にもオススメの作品です。 ありがとうございました!
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育てるのって難しい!子どもを育てるのって難しい…! 特にこの育て方は虐待では、洗脳では…と思う場合はなおさら。 国の命令とはいえ、こんないたいけな子に酷いことをしたくないという感情を封殺して、教育開始です! @ネタバレ開始 遺伝子改変5回したときの異形化エンドは人類滅亡でもういいんじゃないかな…と思いました…他のエンドではオーバードーズで死んでしまったりして「ごめんね、ごめんね」と心が痛むばかりでしたので、もうこの異形化を見ても「強く生きるんだよ…!」と応援したい気持ちに(教育者が病んでる) 一つを残した全育成エンドを見た後の出国してただの育児を…のエンドがあって救われました。 あのエンドが一番好きです。 子どもは大人のおもちゃのようにされずにのびのびと育つのが一番だなと、それまでの様々なエンドを思い返して最後のスチルの笑顔に癒されました。 @ネタバレ終了 大人がおかしいと子どももおかしくなってしまう…子どもに対して、常にニュートラルに偏向しないように大切に育てたいなと思いました。 エンドによってはこちらが完全にバッドエンド!な展開もあって面白かったです。 ありがとうございました!
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こうちゃん愛してるって言わないでとてもドロドロしたお話だと思っていました…あれ、夫が怪しい…もしやこれは…(黒々黒々ドロドロドロ) すわ、これはそのまま包丁を持ち出す展開か…と思っていたら…でした! @ネタバレ開始 いや、包丁を持ち出す展開もありましたが! 大逆転、本当に涙が出てきそうな愛の展開でした…。 「こうちゃん、愛してるって言わないで」の意味が分かったとき、本当に切なさと悲しさで脳がオーバーヒートしました。 愛してるって言ってくれる夫サイコーだなーと思いつつも、その女誰?は?とりあえず刺しておく?という展開へと転がるのかと思っていただけに、まさか全部ちゃんと理由あってのこうちゃんの最近の生活の様子と人間模様だったと明かされたときは「疑ってごめんね!」と平謝りしました。 お弁当のときのエピソードで、こうちゃんがすごくいい男だと分かっていたのに…のに、リアルでも結婚した後に裏切る人間はゴマンといる事実が頭をガチガチにしていました…トホホ。 @ネタバレ終了 とても面白い作品でしたので、れからプレイされる方にも「これが真実か!」と思ってほしいです! ありがとうございました!
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タナカくん気になる男の子タナカくん…スカイツリーさながらのお鼻を持つ彼にとあることを指摘された私は羞恥心と戸惑いに振り回されるのですが……から始まる物語、楽しませていただきました! とれたてのナスビと娘に呼ばれたお父さんのビジュアルがっ…!! @ネタバレ開始 宇宙人襲来時の感情クイズのあと、あるいはユーリさんとのフィギュア事件のあとの「タナカくん」の選択肢が主人公の感情の昂ぶりと連動しているようで、面白かったです。 細かいところですが演出がいいなぁと思いました。 タナカくんが実は…な展開、立ち絵が切り替わった瞬間は「え???」となりましたが、そういうことかーと納得しました。 道理でお父様がナスビになってしまったわけです(笑) @ネタバレ終了 終わってみたら「お、これも恋だね! 青春だね!」と二人にイイネ!と親指をグッ☆としたくなる物語でした。 ありがとうございました!
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アイドルエールかわいい三人組アイドルの歌詞を追う記憶力が試されるこのゲーム、選択肢では思わずすごくよく似たほうを押しそうに…危なかった…! @ネタバレ開始 デザインが可愛く、皆さん本当に可愛かったです! ラブチェーンの歌詞はまさに「理解しようとするな…感じるんだ!」でしたが、タイトル通りの少し危険な香りがしてきました。 歌詞を追う間もあいなさんたちの立ち絵を眺めていたかったですが、そうすると歌詞よりかわいい立ち絵に目が行ってしまっていたかもしれないので、結果的には良かったのかも?なんて思いました(笑) お気に入りの子はよもぎさんです! 思わず間違えてしまったときのちょっぴり怖いお顔も好きです。 @ネタバレ終了 キラキラの演出や歌詞の動きなど細部のこだわりもとても良かったです! ありがとうございました!
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FirstMagic ~はじまりの魔法~心から生徒に慕われるのは教師冥利に尽きる…けれど、それがちょっと特別な感情からだったら…4種類の魔法を駆使して先生にアレコレするルミナさんがとても可愛らしい物語でした! 雷系の魔法のときのルミナさんが一際盛り上がってて好きです。 @ネタバレ開始 4種類の魔法のときのルミナさんも暴走ぶりが可愛かったですが、『恋』を選んだ後の結構いっぱいいっぱいなルミナさんがとても可愛かったです! 卒業まで待っていた先生と末永くお幸せに! @ネタバレ終了 ルミナさんのお声もとてもかわいい、聞きごたえのあるボイスでした。 ありがとうございました!
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怪異端 - 土渡ぱいあの場合 -とてもかわいい土渡ぱいあさんは、実は人間ではなく吸血する一族…と聞いて、こんなかわいい子になら血を吸われてもいいと思ってしまう殿方も多いのかな?と思いながらプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 恋愛感情としての好きと輸血係としての好き、どっちが上なんだろう…とどちらのエンドも少し怖くなる終わり方でした。 特にバッドエンドのほうは、本当に死んでしまっている~! トゥルーエンドのほうは主人公さんと末永く幸せになってほしいなぁと思いつつ、血に飽きる日が来るんでしょうか…ないと言ってください! @ネタバレ終了 「運命の人との出会い、この運命は絶対に逃がさない」と親しくしてくれるぱいあさんがかわいく、そしてちょっぴり怖い物語でした。 お弁当をたくさん食べる姿を想像して、思わずクスッと笑いました。 ありがとうございました!
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怪異端 - 夜帳冥の場合 -同シリーズの別の作品もプレイして面白かったので、こちらもプレイさせていただきました。 個人的にこちらのお話はややホラー味ありなシーンもあって、スパイスが効いていました。 @ネタバレ開始 冥さんがなんか二重人格っぽい? 過去に主人公と何かあったっぽい?というのは物語の要所要所で出てきていましたが、まさか昔の人形だったとは…そして、それが必ずしも怖い方面ではなく、主人公自身も探していた、ようやく再会できたということで少しほっこりしました。 電話でどんどんこちらへ近づいてきていて「今あなたの家の前」まで来た時は、この後バッドエンドに進むのかとヒヤヒヤしていましたが、トゥルーエンドではそんなこともなく主人公が幸せそうで良かったです! 怖いもの見たさでロードして見たバッドエンドだと生きたまま解体コースで怖かったです…初回は主人公が思い出して本当に良かった…! @ネタバレ終了 可愛い女の子との日常にプラスされてちょっとした非日常が味わえて楽しかったです。 ありがとうございました!
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厨二病と、姉。厨二病……これにかかると右目が疼いたり、ある日突然異世界に転生する準備ができたり、空から女の子が降ってこないかなと空を見上げたりする…かは知りませんが、主人公くんの発病もなかなかに規模が大きかったですね! そしてお姉ちゃんがすごくいい人でした(おまけにとてもかわいい!)。 お姉ちゃんにも色々あったと思うのですが、弟くんにはどうか出世払いしてほしい(真顔) @ネタバレ開始 アクリルで賃貸の壁を塗ってはいかん…それは厨二病になってもやってはアカンことや…(謎の大阪弁) 実際、お姉ちゃんの懐がどれほどのものとなるのか心配しつつ、夏休みは友達と遊べと言ってくれる素敵なお姉ちゃんが輝いていました。 @ネタバレ終了 お姉ちゃんのやさしさに心打たれる短編でした。 ありがとうございました!
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誰彼の町に眠る∞-メビウス-初めてお作りになったとは思えないすべてがハイクオリティの作品でした。 これ単体でもきちんと解決していますが、まだ次がありそうですので楽しみです! @ネタバレ開始 おまけの小話までとても楽しく読ませていただきました。 本編では事件解決にウェイトが置かれていたので、みんなでかくれんぼをして遊ぶ+黒葉さんのとてもやさしい気遣いで一樹くんと美月さんが一秒でも長く一緒にいられるようにと世話を焼くほのぼのとしたところが見られて、思わず心が躍りました。 特に一人でも大丈夫だというところを見せるために、あえて一樹くんと一緒にいるようにと促していたところは、黒葉さんのやさしさに心打たれました。 本編のあるエンドでは灯翠さんが最後に一樹くんに…のところで、一樹くんが振り返ってはいけない・人の理とは違うと言われ理解しながらも振り返って走り出したところに、心が震えました。 一樹くんにとっては大切な大切な妹が生きる世界、今すぐにでも引き返して知らせなくてはと思っただろうと胸が苦しくなりました。 最後のあの結末、すごく悲しくもなりました。 おそらく人とアヤカシという異なるものである以上、本来であれば忘れることも必要なのかもしれませんが…大切な妹の美月さんだったんだよ、忘れては駄目だよ!という気持ちにもなり、しかも忘れるまでの経緯がアレなこともあり、余計に「そのまま家に入ってはダメー!!」という気持ちになりました。 @ネタバレ終了 しっかりと作り込まれた世界観と魅力的なキャラクターたちが織りなす物語、面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!