heart

search

SHIAのレビューコレクション

  • 死神と呼ばれた猫
    死神と呼ばれた猫
    猫好きさん必見、猫好きさんじゃない方も必見の心に響くやさしい物語です。 涙腺の弱い私は思わずウルッときてしまいました。 @ネタバレ開始 死神と呼ばれていた猫さんが男性が死ぬまで傍にいたことで人生が逆転、最後はあたたかく迎えられて本当に本当によかったです。 本編では語られていなかったですが、亡くなっている猫さんが見つかった後、スタッフの方々や患者さんも泣いて「お疲れ様だったねぇ」「頑張ったね、ゆっくり休んでね」と頭を撫でたりして丁重に弔ってくださったのではないでしょうか。 そうだったらいいなと思います。 動物の中には死の気配に敏感な子もいるようなので、あながちありえない話ではないのかも…と思いながら最初から最後まで読ませていただきました。 最後に「人間になってもいいかも」とまで言ってくれた猫さんが、来世は人間になるといいなと思いつつ。 @ネタバレ終了 全編猫さんの視点で進む物語、猫さんならではの視点での人間への皮肉などに「仰るとおりです…」と時に申し訳ない気持ちや賛意を示したい気持ちになりつつ、人間への親しみも感じられて心があたたかくなりました。 ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 悪くない仕事
    悪くない仕事
    先入観なしに最後までのんびり読んでほしい、心がほっこりする物語でした。 途中に挿し込まれるトラブルもですが、最後の上司からの言葉とそれに反応する姿に特にほっこり癒されました。 @ネタバレ開始 お互いもう少しで定年だから~の上司の言葉に感動する電車の姿に、とてもほんわかした気持ちになりました。 ローカル線かな?と思う感じの風景などで、それが相乗効果となって「このままのどかな日々とともに定年を迎えてほしいなぁ」という気持ちになりました。 上司の気持ちを知った後からは、きっと定年まで気持ち良く車輪を回し続ける日々を送るのかな、そうだといいなと思います。 @ネタバレ終了 隙間時間に読めて心温まる作品でした。 ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • ミツナとサキト
    ミツナとサキト
    サキトさんにいつも巻き込まれるミツナさんの日常を垣間見るお話は、エンド1に続くルートは不思議な体験でした。 「大変なんですーー!!」になんだかんだで応じて話を聞くミツナさんが、とても面倒見がいい先輩ですね! @ネタバレ開始 ワニの正体がまさかのぬいぐるみからの…! アオノさんがぬいぐるみから真の姿を現した時には驚きました。 ラーメンを食べるときにミツナさんがピンをしていたのが、かわいかったです。 友だちとラーメン、いいですね、やってみたいです。 二人がとても美味しそうに食べているので、食べたくなりました。 ※感想投稿日は実際のDL・プレイ日より後になっています。 2022/9/10現在DLできるバージョンでは、どのシーンでもセーブができず、セーブ&ロード機能が行使できないようです。 選択肢でセーブできたら全エンドも見やすいかなと思いました。 一応ご報告させていただきます。迷惑でしたら申し訳ありません。 @ネタバレ終了 二人はこれからも、今日のような不思議かつ面白い青春を過ごすのかなと思う終わり方が良かったです。 ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • ぼくはキミが暴力的な引用をしても止めない
    ぼくはキミが暴力的な引用をしても止めない
    とてもシンプルかつストレートな啓発系のストーリーが印象的でした。 SNSの使い方について、今一度自分の使い方を考えました。 日本でも法律の整備が遅れながらも進んでいる現状ではありますが、法律うんぬんよりも個々人の在り方にも繋がるものなので、このゲームの題材はとても考えさせられるものでした。 ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • マキの命の火
    マキの命の火
    人類絶滅必至の氷河期で生き残る方法なんてあるのだろうか…と、物語の冒頭からして既に生存フラグが先に死滅しているような状況から始まり、ここからどうなっていくのだろうと興味深く読ませていただきました。 人体切断などがあるので、痛いのは絶対無理!な人はちょっと注意が必要です。 @ネタバレ開始 ロボくんが最後の一瞬までマキさんの命の火を繋いだ終わり、ホロリとしました。 マキさんの命の火は、マキさんが亡くなった瞬間に尽きたのかと言われれば、私はNOと言いたいです。 「マキという人間がここにいた」と生き残った人に託してくれたので、マキさんは自分の人生をまっとうしたのだと誰かに知ってもらえてよかったです。 1%の特別な人生でなくても、誰かの記憶に残れたのならそれだけで素晴らしいことだと思います。 その橋渡しをしたロボくん、本当にお疲れ様でした。ゆっくりおやすみしてください。 @ネタバレ終了 人体切断があるということで、グロ怖いお話なのかと思ったら、最後はほっこりしました。 極限状態でも人間は何かを残せると感じられました。 ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • love laboratory
    love laboratory
    少し退廃的な空気がふんわりと漂ってくる、雰囲気がとてもいいゲームです。 見知らぬ女の子、そして「選択肢」に込められた物語の真意に、思わず周回したくなりました。 @ネタバレ開始 初回でトゥルーエンドに行ったので、バッドエンドを見て「ごめんね」という気持ちになりました。 その後でさらに選んだありえない選択肢にも「本当に!! 本当にごめんなさい!」の気持ちで、コンプリートさせていただきました。 トゥルーからいくと、この選択肢は本当に心が抉られますね…。 @ネタバレ終了 かわいい女の子と束の間お話して、そして選択肢の選び方ー!と自分でちょっと突っ込みたくなるゲームでした。 できることなら、トゥルーエンドのみかトゥルーエンドを最後にした方がダメージが少なかったですね…。 しかし、それらひっくるめて素敵な作品でした。 ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • DIE OR SWING
    DIE OR SWING
    赤と青と黒の画面が印象的な、記憶探しゲーム…記憶がないナミさんの記憶を探して、さてどうなるの? 画面を滑っていくアイテムをクリックするのがなかなかに難易度が高かったです。 @ネタバレ開始 まさかのフルスイング…!! でも元はと言えば夢を見ていた「あなた」が悪いので、逆フルスイングされても仕方ないですね! ドアを開けた瞬間にフルスイングが来てもおかしくなかったので、最後に状況を把握する時間をくれて一呼吸させてくれたナミさんはやさしいですね(震え声で) @ネタバレ終了 ナミさんが記憶を取り戻した時のスチルがかわいかったです! ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • ■■の花園
    ■■の花園
    あの森に入ったら二度とこちらへは戻れなくなる…と言われている森で出会った女の子と過ごす幸せな時間、それが終わるとき、主人公を恐怖が襲う!? デッドエンドに吸い寄せられるチキンプレイヤー、初回は安定のデッドエンドでした。 @ネタバレ開始 両親の言いつけを聞いていい子にしていたら崖から落ちて死に「あ、デッドエンド!」とやり直したところ…「■■の花園」エンドへ進み、「これで邪魔されない」と言う女の子の顔がー!! そしてエンドクレジットの挿絵がー!!という恐怖のエンドになりました。 その後、別のエンドを回収していく過程で「あの子、独りで喋ってる!」というママンの衝撃エンドなどを見て「怖い! さらに怖い!」となるなど、エンドコンプリートの過程で「女の子の正体は誰なのだろう」と思いました。 @ネタバレ終了 女の子は何者だったのだろう、そして最後はどうなったのだろう…と物語の終わりの先まで気になる作品でした。 ホラー表現ありと表記がありましたが、ホラーが苦手な私でも普通にプレイできるくらいやさしいホラー要素なので、ホラーは駄目な方もプレイしてほしいなと思います。 ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 『IF』がユメであるように、夢がゆめであるように
    『IF』がユメであるように、夢がゆめであるように
    誰かが作ったノベルゲーム、それを手に取った主人公の物語―――と思っていたのですが、本作はダブル主人公というのが相応しい、受け取り手と作り手側の双方の視点から「ゲームを作ったその後」が描かれておりとても斬新な作品でした。 @ネタバレ開始 ゲームを作ったことがある人なら多くの人が通る「その後」が描かれている作品はこれが初めてでした。 非常に興味深い作品だと感じ、読み進めていたらノンストップで読了していました。 なるほど、ゲーム制作者さんの多くはこういう悩みや苦しみを抱えているんだ…と、私はまだゲームを作るのがとにかく楽しい時期で苦しみらしい苦しみを感じたことがないのですが、こんな感じかなと思いを馳せると少し苦しい気持ちになりました。 ゲームを作る目的は人それぞれで、有名になりたい、賞がほしい、たくさん評価されたい、神ゲーと言ってもらいたい、作り終えたから満足…色々な目的や期待、思いがあると思うのですが、自分の中で昇華して終えられるものであるなら誰もこんなに苦しまないのかな…とも思いました。 買い手や評価してくれる人など受け取り手という自分ではコントロール不可能なものに一喜一憂しなければならない状況というのは、メンタルにすごくくるだろうなと。 その根底に「これだけ頑張ったのだから、報われてくれるはず」という思いがほんの僅かでもあるのなら、おそらくそれが良くも悪くも反応して「なぜ報われないのか」に繋がってしまう瞬間もあるのかな…と。それはある種の承認欲求というものでもあると思いますが。 作品内では、最後に「よし、また作ろう」と過去の苦しみを振り返ってもなお作りたいという気持ちが溢れ、また再起して動き出したところで結ばれていて、そこまで読んでいた者としては「頑張ってください!」と一ファンのように声をかけたかったです。 いつかリリースされるであろう優菜さんが担当された絵のゲーム、プレイしてみたいです。 人生は迷って立ち尽くしていても、前だけを見て愚直に創り続けても、絶対に戻ることなく進み続けて必ず終わるもの。 あの時ああしていればよかったとならないように、自分を偽らずに心の赴くままありたいなと感じました。 本作にたくさんのエールをいただいたと感じます。 @ネタバレ終了 すべてのクリエイターさん(特にゲームを作っている方)へのエールが込められている本作、もっともっともっと多くの方にプレイしてほしいです。 願わくばすべてのゲーム制作者様に。 そんな素敵な作品でした。 ありがとうございました!

    レビューページを表示

  • は~とますたー
    は~とますたー
    女の子たちと仲良く学校生活を送りながら性格診断までできてしまう! 前情報ゼロで最後まで進めたら最後に性格診断まで出てきて、楽しく遊んで診断まで出てくるワクワクさがあるなんて、ちょっと得した気持ちになりました。 @ネタバレ開始 ちなみに私は初回マキさんデートエンドでN型、2周目はミノリさんデートエンドでへの字型……あれ、変わりますね。 まさか、私…カメレオンみたいに相手に合わせて性格を変えてる…!?なんてちょっと不安にもなりましたが、人に合わせてやさしくできる人なんだと思っておきます!(汗) 個人的にはミノリさんくらいのペースの女の子が付き合いやすくて、お互いガッツリ踏み込みすぎず距離感を保ちながらお付き合いできそうで好きです。 @ネタバレ終了 これからプレイする方も是非、何も考えず最後まで走って「当たってる!」とか「そうなのかー」とか感じてほしい、ゲームとしても性格診断としても一回で二度美味しいゲームでした。 ありがとうございました!

    レビューページを表示