SHIAのレビューコレクション
-
GIRLOOK BOYSそれぞれタイプが異なるヤンデレさんたちとのお話が4話オムニバス形式で入っている、読みごたえもある作品でした。 各話はまったく異なる主人公や舞台かつ15分くらいで読めるので、一日1話ずつ読んでいくのもアリです。 @ネタバレ開始 個人的に好きだったのは『愛'm theらすとLOVE』と『ヒミツのドクオクン』です。 後者はスタンダードなヤンデレくんでしたが、前者はまさかの展開で驚きました。 オール愛さんの元カレ…!(震え声) 初見で愛さんを見たときは本当にかわいい女の子にしか見えなかったのですが、実は男の子だよと明かされた後からは「この子が本当にヤンデレなのだろうか…」と思っていたら、本当にヤンデレでした。 最後のあの終わり方、海底の底に沈みそうなほどの愛の重みでした。 キャラクターの設定を見ても4人の中で一番色々と溜めて爆発しそうな感じでしたので、いつか爆発してしまわないといいなと思いました。 ドクオくんの話は「もう会うのはやめよう」と告白したあたりで「始まる! ここから崖落ち一直線みたいになるやつだ!」と待ち構えていたら案の定でした。 ウェディングドレスまで纏っていたドクオくんには驚きましたが、綺麗でした。似合っています。 ウェディングドレスで血しぶきを浴びながら呪う姿はなかなかに強烈でしたが! @ネタバレ終了 読んでいるときは「ヒェッ…!」となったりしましたが、好きな人のためにならなんだってできるようなヤンデレさんたちの愛に大満足の作品でした。 ありがとうございました!
-
中生代好きの後輩と古生代好きの先輩恐竜と言えばすべて一括りにして「あ、恐竜!」と何でもかんでも片付けてしまう無知な私でしたが、このゲームで「生代と古生代」という言葉を初めて知り、全く異なるものだという知識を得ました。 問題は完全に知識があるかないかで難易度が大きく変わるかと思いますが、予想できるものもあったり、知識がなくてもおそらくの勘で正解できるときもありました。 二人とも自分の好きなものに情熱を注いでいて、とても深い世界で話しているので輝いて見えました。 一般的に恐竜で括られているものではありますが、少し詳しくなったので次に恐竜展などに行ったら「お、これ見たことあるぞ」となりそうです! ありがとうございました!
-
超時間会議タイトルの「超時間会議」からして果てしなく長い時間会議を延々と続け脳みそが溶けたものどもしか残らない、現世に召喚された地獄の話かと思いましたが、違いました☆早とちり☆ @ネタバレ開始 どっちについていってもなんだか未来が怪しい…! 未来の自分と本当に通話…していたような気もするけれど、本当に!?とも思いますし、別エンドでの合格通知も何かの組織じゃないの!?とか、もう最後はあらゆるものを疑う心になっていました(汗) 彼がどうなるのか……平穏無事な未来が訪れるのか、ちょっと心配です。 @ネタバレ終了 エンドのその後が気になるお話でした。 ありがとうございました!
-
先輩、だいじょうぶ?いじめに遭っている先輩が心配で先輩の家を訪れた「俺」に先輩を助けることができるのか…探索画面は制限時間つきでモタモタしていたらすぐにゲームオーバーに! 待って、先輩、内容をじっくり読んでいる暇もないー! @ネタバレ開始 初めのお風呂場で既に3回くらい119&葬式しました…ゆっくり解説文読んでいたら秒殺で残りタイムがなくなり、読まずに閉じる!読まずに閉じる!を実践、なんとか応急処置セットで次へ進めました。 スマホでもこの読まずに閉じる!戦法だったため、先輩のイジメの決定的証拠を発見したっぽい?ときも、とりあえずなんか正解引いた!という感じになったのでこの間は時間が停止してくれていると嬉しかったです。 一通り選択肢は選んだはずなので、エンディングはこれでたぶん全部見られたかな?と思いますが、希望のエンドと共生のエンドが好きです。特に共生は先輩が笑っているので、ちょっとホッとしました。 @ネタバレ終了 いじめは本当にこの世から根絶されてほしい…と思う内容でした。 これからプレイする人にも是非、先輩の笑顔を見てほしいです。 ありがとうございました!
-
親戚の男の子を引き取った話ゲームの画面の作りが独特で、面白い試みだな~と思いながら物語を追わせていただきました。 一つ、また一つと視聴できる動画が増えていくシステムが斬新で、あとがきなど画面の色々なところをクリックする楽しみもありました。 @ネタバレ開始 動画の三本目まではまだ心の距離を表すように机を挟んでいましたが、終わりの4本目は後ろから抱きついてきてくれるなど、縮まった距離までも愛おしいような気持ちになりました。 そう、この時は、違和感をなんとかそう思い込んで消したかった。 @ネタバレ終了 幸太くんが少しずつ見た目の傷が消えて、最後は心の傷も少しは軽くなったようで何よりでした。 日常生活ではまたフラッシュバックなども起きる時があると思いますが、ゆっくりと乗り越えていけるといいなと思いつつ…最後は笑顔が見られてよかったです。 @ネタバレ開始 というのは、私が望んだ幻想でした。 あの終わり方は後味の悪さが…。 自分が抱いていた違和感が、まさかまさかでした。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
-
選択しないと!きっと私にも春が来たんだわ!と期待するカワイイ女の子を前に現れるは4つの選択肢……もちろん彼女が期待しているのは、この選択肢ではないと思うけれど、思わず選んでしまう! あの赤い扉を3度は見ました☆(未来さんごめんね) 最後は無事に収まるところへ収まっ…てない…!? いや、収まった!! モブキャラがこんなに活躍するゲームは初めてでした。頑張れモブくん! 色々な意味でHappy Endな展開、面白かったです! ありがとうございました!
-
選択肢シナリオが分岐するゲームでは必須と言えるほど出てくる選択肢に焦点を当てたゲームに対し、あえてのセーブをしないという反逆の姿勢で臨みました。 周回してすべての選択肢を見ていくと…なるほど、タイトルの意味に深い味わいがあるなーと思いました。 @ネタバレ開始 人生は選択の連続で、ゲームの選択肢は物語のその後を左右されるものだと分かっていますが、未来の見えない私たちには結果が分からない……良い時もあれば悪い時もある、本当にそれをそのまま体現したようなシナリオ展開でした。 どちらを選んでもキキー!! グシャッ!!みたいな展開もありましたが…それもまた人生、でしょうか…。 よかれと思ってやったことが裏目に出たり、自分でも「ちょっと間違えたかな」と思った選択が良い結果に繋がったり…人生山あり谷ありを味わわせていただきました。 選ばなかった方をセーブ&ロードで選べるというゲームならではの扱い方もお上手です! @ネタバレ終了 タイトルからしてストレート直球な面白い作品でした。 ありがとうございました!
-
早く扉を開けて朝昼晩と必ず来る女性…なんだか分からないけれど付き合っている設定っぽい! そして、訪ねてくる女性がドア越しにかけてくる言葉は徐々にその雲行きが怪しくなっていって、最後はドアを開けるか開けないかの究極の選択が! @ネタバレ開始 まさか複数の女性による代わる代わる来訪式で進んでいたとは…! エンド3は怖かったですね…オートロック式でも油断できない…ここまでやる人は窓からでも入ってきそう…今日は用心しなきゃ! どのエンドも逃げられなかったので主人公の未来は真っ暗で終わりましたが、リアルにこんなことがあったらこのゲームの通り逃げられなさそう…と怖くなりました。 @ネタバレ終了 思わず怖いもの見たさに開けそうになりつつ、でも開けたら絶対に良くないことが起きそう…と葛藤してドアノブをガチャガチャしていたに違いない主人公になりました(笑) 開けるか・開けないか、セーブしつつもどうしようか結構迷いましたー。 ありがとうございました!
-
ユメビヨリ魔法少女モノと言うと世界の平和や大切な人たちを守るため侵略者などと戦うというイメージですが、本作は魔法少女たちの内面に焦点を当てた物語で、一喜一憂、魔法少女たちの関係が険悪になったり持ち直したりと、成長を追う楽しい物語でした。 @ネタバレ開始 8年前の過去部分で4人いたので、ラスボスは彼女だろうなーと思っていたら、やはりそうでした。 皆の絆や友情にどんどん消えていくことを気にかけての行動、功を奏して何よりです!(Normal Endでは「まあいいか!」とサクッと片付けられてしまいますが……!) いじめ問題は本当に難しいですよね…もし自分がずっといじめられていて、ずっと見て見ぬフリされて、それである日思い出したように話しかけられたら、私もしのさんみたいに頑なになるだろうなと思いました。 そういう意味で、そこから自分の心を動かしたしのさんに一番共感しました。 @ネタバレ終了 立ち絵の目がとてもキラキラしていて、かわいいのはもちろん、とても魅力的です。 魔法の呪文名などもこだわりが感じられて、読んでいて楽しかったです。 ありがとうございました!
-
悪役令嬢は断罪を拒否します!小説などで今や一大ジャンルとなっている悪役令嬢ものかな?とタイトルを見てぼんやりと予想して入り…なるほど、こういう展開もアリなのね!と全エンドコンプさせていただきました。 フルボイス(しかも制作者様もキャストにおられる!)の豪華さに「おおー!」となりました。 @ネタバレ開始 個人的に一番好きなエンドは5の2人のアトリエです。 なんだかんだでまったり親友と楽しそうなエンドが好きでした。 次点は魔法少女と宿命のライバルとなったエンドの二つです。 なんだかんだで意気投合していて、どちらのエンドも素敵でした。 レオン王子の選択肢から進む未来はまさに天国か地獄かといった様相で、魔王と呼ばれるエンドは「レオンさんそもそも人間でなくなってるー!」と驚きでした。 でも、強くて怖い暴君系も好きです! いかにもなカラーのドレスが素敵でした! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!