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SHIAのレビューコレクション

  • 空論アフターグロウ
    空論アフターグロウ
    ディベートな好きな方にとっては、物語の核心に至るまではずっと頬が緩みっぱなしになること間違いなしの作品でした。 いわゆる本編に当たる部分をクリアした後もボリュームたっぷりのオマケや前日譚が用意されており、とても豪華でお腹いっぱいです! @ネタバレ開始 イレギュラーな存在である椎名さんを迎えてディベートによる思考のやり取りを楽しみつつ親睦を深めていく様子もとても楽しく読ませていただきましたが、目が覚めて央さんと交わされた会話に元々ゆるい涙腺が刺激されてウルッときました。 cool系の央さんがあんなに感情を露わにしている姿がとても印象的でした。 (この央さんの涙は前日譚を読んだ後だとさらに心に残りました…!) 本筋の合間合間に入るサブストーリーも読みごたえ抜群でした! 一ヶ月以上もチキンかケーキか…という初めてのサブストーリーがインパクトありすぎて、もし自分がこの質問を突きつけられたら選べなかっただろうなと思いました。 プールのホースでの水の掛け合いなど青春らしいストーリーもすごく面白かったです。 最後の笑いあっているところは本当に素敵なスチルでした! (この辺りももちろん目を覚まさせることへの一石とはいえ、とても素敵なシーンでした!) Afterストーリーで社さんがシイナさんとして元気に大活躍している姿に胸が熱くなり、椎名さんのことをきちんと覚えていてくれたことにとても嬉しくなりました。 また、バッドエンドへ進行した際も特別なストーリーがあり、椎名くんの葛藤がこれでもかと怒涛のパワーで伝わってきました。 ビューティフルマウスのことも社さんのキャラ紹介で「へー、なるほど!」となりました。 こういう小ネタを見るのはすごく面白かったです。 最後になりますが、前日譚で社さんの口から飛び出した「頭ハッピーセット」というパワーワードが個人的に大変ツボでした。 さすが社さん、言葉のキレ味抜群でした! @ネタバレ終了 ハッピーエンドが好きなので、無事にあるべき未来へ辿り着けた後は、キャラクター紹介などでさらにその後まで見られて嬉しかったです。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 車座怪談
    車座怪談
    車座になって語らう怖いお話…一番初めにその女の人は幽霊なの?生きていた人間だったの?という怖いお話をチョイスしたためか「えー、これこういう怖いお話が続いたらビビりチキンには無理です! 帰ります!」という展開になっていましたが、幽霊系の怖いお話ばかりではなかったので遊びやすかったです!(ホラー的な意味で) @ネタバレ開始 夜道のスカートたくしあげ女性とケイタくんのお話、ヨシノリさんのお話が特に怖かったです…!!(怯えのあまり涙) 私だってドアノブにおっさんが引っかかってる家はごめんですーー!!!(即座に引っ越し) 三人の話を聞いた後、エンドリストを見たらまだ何かあるな?と小林主人公のお話目掛けて周回…しましたが、仕掛けが分からなかったので攻略記事に頼らせていただきました。 正に人を呪わば穴二つ…主人公が生きていてよかったですが…エンドウくんは恨まれている総量的には死んでもおかしくないのでは?と思ったりしました。 また別の誰かが件のゲームに辿り着いて、エンドウくんを呪うかも~なんて思ったりしました。 そんな波状攻撃があれば、それこそ究極のホラーですが(笑) @ネタバレ終了 前作もチラリと出てきて、思わずニヤリとしてしまいました。 怖さは怖さでも怪談的な怖さと人間の狂気的な怖さなど、怖さの種類も色々でとても面白かったです! ありがとうございました!

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  • ほちゃっと!天使ちゃん
    ほちゃっと!天使ちゃん
    大人天使に憧れるかわいい子ども天使ちゃんを無事に試験に合格させてあげられるのか…ドキドキしながらの三択でした! 「いや、子ども! なぜそのように傘を解体するし!」という言葉が思わず口から飛び出たりしました…。 @ネタバレ開始 猫のところでショートレインコートにしだした時は「おいいいい!!」とか叫んだりしてしまいました。 逆にその発想はないだろう!的な。 それなら猫ごと抱えて傘をさして自宅に戻って、猫だけ雨の当たらないところに置いておいてあげるとかのほうがまだマシです! …などと子どもの考えることは分からなーい!と苦戦したりしました。 合格判定が出るときはいつもドキドキでした。 本音を調べたりするシステムがとても面白かったです。 特に傘は何かと戦っていて猫を「絶対に守る!」という熱い気概を感じました。 彼の持ち主はきっと心やさしい人だったのだろうな…と物語には出ていませんが、猫のために傘を置いていく人のやさしさと人柄を感じたりもしました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • さくら色メモリーズ
    さくら色メモリーズ
    文章内に赤ラインが引かれている作品は初めてで、独特の雰囲気が印象的でした。 フキダシタイプのメッセージウィンドウ、距離によって変わる立ち絵など細やかな演出も素晴らしく、読んでいて楽しかったです。 @ネタバレ開始 セリフの合間合間に「チーン」「キラリン」「コロリロリン」と挿入される効果音(と集中線)が、日常シーンにコミカルさのスパイスとして一役買っていました。 プロローグではとてもシリアスなお話なのかな?と思っていたのですが、実際はシリアスな中にもほのぼの・コミカルな要素もたくさんあり、体が光ったところなどは「ひ、光ってるー!」と画面の前で思わず私も集中線を出しながらツッコミを入れたりしていました。 後半でスモモさんが動かなくなってしまったあたりから、効果音なども今までとは少し違った印象になって聞こえてきました。 サクラさんが足が動かないと言い始めたときは「え、これ壊れてきて…」と心配でした。 そして、まさか最初の解答があの場所で出てくるとは…! 全部一番上というテキトーさで選んでいてよかった!(コラ) 最後の終わり方はとてもしっとりしていて、サクラ色の思い出と呼ぶべき物語の中での数々がふっと思い起こされました。 特に花火の「最後に見せてくれて~」と感謝するシーンなどは「最後って言わないで…」と画面の前で思っていたことを思い出しました。 全体を通してみると、とてもシリアスで心に残るやさしいお話なのですが、途中途中の各シーンで演出が明るく盛り立てていてメリハリのある素晴らしい流れを作っていました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 深海のホビーゲル
    深海のホビーゲル
    海の揺籃の中で読み進めるような本作、UIなど細やかな部分含めてすべてが完成されていて、最後まで美しい世界に浸りながら読了となりました。 ブルーカラーを基調とした背景などの素材・画面構成は見ているだけでも穏やかな気持ちにさせてくれます。 @ネタバレ開始 エンド1と2は辿り着けましたが、3は辿り着けなかったので、2つのエンドまでで感想失礼します。 (「エンド1とエンド2回収後、エンド3への道が開かれます」とのことでしたが、捜索などはこなしつつスキップを駆使したりして初めから2周ほどしましたが残念ながら道が開かれませんでした…何か必須の選択肢などがあったのでしょうか…) 二人の存在や二人のいる世界の真実などの断片が明かされたとき、ああではずっと空にいる彼らも…と、この世界が美しくもやはり美しいだけではない切なく悲しい側面にも溢れていることを感じ取り、降り続ける雨は諦められた夢たちの涙なのかもしれないなと感じました。 アオイさんの「黒い短髪」を見たことがあると思い出しそうになっていたミドリさんの記憶、おそらくエンド3ではその御姿が見られたのでしょうか。気になります。 @ネタバレ終了 起動時に「静かな夜と一緒にプレイしましょう」とありましたが、正にその通りで静かな夜にプレイしてほしい幻想的な作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • こりこり
    こりこり
    作者様の発想力は、大気圏を軽々と突き抜けるフットワークの軽さを連想させます。 今回も思わずノンストップで見守らずにはいられない面白さでした。 @ネタバレ開始 そう、今こそ世界に広がるもの……その名は、乳首!! 乳首があれば熊の目も潰せるし、スタッドレスタイヤの代わりにもなる。 乳首があれば世界は平和になり、戦争も亡くなり、温暖化などすべての地球問題も解決される(そこまで言ってない) そんな素晴らしい無限の可能性を秘めたるもの、それが乳首でした。 世界各国が国策にも取り入れたりしていることでしょう…! 無限の包容力と攻撃力と可能性を併せ持つ乳首の素晴らしさに、人類はようやく目覚めたのですね!(キラキラした目) 両方1000円、買います! 乳首があればきっと私の仕事も50000万倍くらい速度とクオリティアップ! (今作も天才すぎて次回作が今から楽しみすぎます…!) @ネタバレ終了 相変わらずのトガりすぎ無敵ストーリーでした!(最大限の褒め言葉です) とても楽しく読ませていただきました、ありがとうございました!

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  • Another OS
    Another OS
    この先もこんなことがないと、人類の叡智と愚かさを前に言えるのか?―――と思う、足元から這い寄ってくるような怖気がじわりながらも、どこか肌に触れるリアリティを感じずにはいられない作品でした。 @ネタバレ開始 肉体とそこに入っているモノのズレという歪みが、4本のショートストーリーを通じて迫ってきました。 読み進めていくたびに脳の中にザザッとノイズが入るような、奇妙な感覚に陥りました。 生物的な本能忌避でしょうか、「こんなことは起きえない」と思いながらも「人間ならばここへ到達しかねない」とディストピアへの郷愁にも似た、どことなく肌になじむ感覚さえありました。 どの話もそれぞれ特徴的な物語でしたが、個人的には自分の息子に三年越しに会えると思ったら…のエピソードが一番心に残りました。 @ネタバレ終了 ディストピア的な作品が好きな方には是非プレイしてほしい作品です。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ぶり
    ぶり
    ぶり is 高級魚。そう、それはお値段を見れば一目瞭然……のはずですが、このぶり、一味違う! @ネタバレ開始 ぶりっ……ぶりーっ!!! 君のオスメスは分からないけれど、とにかくぶりーっ! 君は大海原のように広い心を持って、2人をカタギにするために決死の覚悟で陸に上がったんだねっ! 君のことは忘れないっ…! と、真面目に書いておきながら「ぶりの威力よ…」と賢者のような達観が抑えきれません…! どう考えてもどこかで買ってきたまま抱き枕がわりにしていたとしか思えないぶりさんですが、気がつけば2人の人生にインパクトを与える衝撃の死後…これが、「死後も尚、圧倒的な影響力を誇る存在」というものなのでしょうか。 いや、今回も本当に笑わせていただきました。 外でプレイしてはいけませんね、職務質問されてしまいます…! (本作を思いついた時、ぶりを食べておられたのでしょうか?(笑)) @ネタバレ終了 今回も面白いお話で、心の中でツッコミを入れつつプレイさせていただきました。 ありがとうございました!

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  • 命
    命という落書きからホラーゲームを作ろうという試み、選択肢を選ぶときはいつもドキドキします。 正しく、主人公の命に直結している気がして。 @ネタバレ開始 この物語は主人公の命までは取られていませんが、人生には直結してしまっているエンドもあるので、やはり「いのちだいじに」だなと思いました。 そのエンドだと主人公が少しおかしくなってしまいましたが、私が苦手な怨霊画像などは出てこなくて本当によかったです…写真を撮るなんてフラグでは!?と、すごく身構えていました(ビビり) @ネタバレ終了 壁に命と書いた人は、どんな思いでそれを書いたのかな…と気になりました。 ありがとうございました!

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  • フロスパヴァーヌ
    フロスパヴァーヌ
    魔王様がとにかくひたすらにカッコかわいい!!!&セサさんが美しい!!!&カナリアさんが激かわいい!!!&サタン様急にワイルドになったらこっちの心臓が持たない!!! ……と、キャラクターがとても魅力的で思わず叫ばずにはいられない物語でした。 (お話的にはかなりシリアスなのですが、どうしても魔王様の可愛さに目が行ってしまう…!) @ネタバレ開始 どっしりとした世界観と重厚な物語もさることながら、キャラクターの魅力がとても素晴らしい作品でしたので、キャラクターへの感想中心で失礼します。 セサさんの初めての入浴、その時に見せた柔らかな笑顔がとても美しくてかわいかったです。 その後も無表情な感じがしばらく続きましたが、魔王様との会話で照れてみたり笑顔を見せてくれたりと、知識の吸収と魔王様たちとの触れ合いで成長するにつれて表情豊かになっていく姿がとても印象的でした。 魔王様の涙を指で拭っていたときの微笑は女神かと見紛うほどに神々しかったです!(おねショタ命な方は尊さでここでAEDが必要になるくらい悶絶なさること間違いなしですね!) これから先もどんな成長を遂げるのか、魔王様とどんな日々を送るのか、もっと2人の先を見ていたいと思いました。 そして、物語の中心の魔王様は、もうクルクル変わる表情のかわいいこと! 破顔しているときなどのかわいい御姿はもちろん、激怒しているときも「カッコイイ!」と思わず声に出てしまうほど、普段の少しクールでやさしくセサさんの前だと陽気なときもある御姿とはまた違う側面にもハートをもっていかれました。 顔が紅くなっているときの魔王様は耳まで紅くなっていて「かわいすぎる!」と画面の前でかわいい・かわいいを連呼しました。 セサさんと一緒にいる時の魔王様はひたすらにやさしい&かわいいが続きました。 ラスト付近のほっぺちゅーは破壊力がありすぎて、ぺろっと出された舌は反則にもほどがあるかわいさでした。かわいさの究極形を拝んでいる気分でした。 EXTRAで大人になったポニテ魔王様や女性版魔王様は本編の魔王様と違って大人の魅力に溢れていて、これはこれで…!と思うカッコ良さ&セクシーさです! 魔王様自身はすごく重たい過去を背負っていますし、現在進行形でその複雑で重たい過去に心苦しめられたりすることもありますが、セサさんがこれからも魔王様の心の拠り所として寄り添い、心穏やかに暮らせる日が一日でも増えればと願わずにはいられませんでした。 特に物語の中では笑顔と同じくらい深い悲しみや怒り、辛さから泣いておられた印象なので、セサさんと一緒に暮らす中で多くの幸せを感じてほしいと思いました。 倫理クラッシャー白様は「白様マジ白様」と言いたくなる恐ろしくも美しい御方でした。 銀さんとの会話でニコニコしながら落としどころを述べる御姿、鳥肌が立ちました。 カナリアさんの「今の下種な会話の流れで娘として紹介される~」のセリフには思わずクスリとしてしまいました。 その後のセサさんの一撃(過ぎた好奇心への言及)は、魔王様と一緒に思わず「セサさんww強いww」と笑いました。 白様は底が見えない御方という感じで、今回は登場時間的にも控えめな白様を機会があればもう少し内面も含めて見てみたいと思いました。 カナリアさんは恋する無敵の乙女で、とてもかわいかったです! ふわっとしたやさしいウェーブ、ツンとした耳、やわらかな笑顔、素敵なメイド服…セサさんとの会話で立ち絵が表示されたときに「すごく好みの女の子出てきた!」と思わず興奮しました。 その後もサタン様との会話で「キューン!」と口に出したりする元気っぷりがとても可愛いなと思いました。 なお、唐突に出てくるサタン様のワイルドさは画面の前のプレイヤーも殺しにかかるのでお気を付けくださいと言いたくなるワイルドさでした…なんで急に激烈にカッコ良いセリフを…心臓が持たない…!! この2人には(今も幸せだと思いますが)末永く幸せであってほしいです。 フロスパ2とか作りたいねとさらりと隅っこに書かれていましたが、また魔王様たちにお会いできる日を楽しみにしています! 物語的にもあの後どうなったのか、150年という時間の間に問題は解決したのかなど、気になるところ満載です。 こだわりのおねショタ、最高でした。 @ネタバレ終了 魔王様がとにかくかわいい&カッコイイ、そして登場するすべてのキャラクターが魅力に溢れている素晴らしい作品でした。 ありがとうございました!

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