Rakushiのレビューコレクション
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迷子のアレスくん「迷子の美少年と束の間お話するだけ」。看板に偽りナシ。本当に束の間でした笑 アレスくんに尊みを感じすぎる主人公が逆に尊いよ。もっとお話できたらよかったね……。 「流血表現あり」の注意書き、親切すぎて笑いました。確かに1箇所、めっちゃ血ぃ飛びますもんね! アレスくん可愛かったです。楽しいゲームをありがとうございました。
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祈る星夜の灯緋光「悪魔」や「魔女」「箱屋」「緋光機」等、独特で奥行きのある世界観に引き込まれ、最後まで一気に読了しました。 @ネタバレ開始 主人公エトラと兄とその婚約者の関係が良いなぁと思っていただけに、後半の展開には手に汗握りました。緋光機が飛び立つ高揚感。覚悟を決めたエトラと悪魔ティグが心を通わせ兄と戦うシーン。ラストまで目を離せなかったです。 両方のエンドを見ましたが、どちらも余韻のある終わりで良かったな。旅は終わっても世界の謎はすべてはわからない、でもそれが心地よい読後感でした。 @ネタバレ終了 この世界の物語にもう少し触れていたかった。美しい物語をありがとうございました。
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輪廻の門平安時代へタイムスリップした女子高生が、安倍晴明と共に怪異に立ち向かうAVDノベル。平安! 陰陽師! と萌え設定にウキウキして始めました。 @ネタバレ開始 が。死、死にまくりました……。探索癖があるのでしらみつぶしに調べたのが良くなかった。もうどこか調べる度に心臓バクバクでした。あの仮面トラウマ。最初に辿りついたノーマルのエンディングでも出てきて「ひぃっ!」ってなりました。 無事にトゥルーエンドに見つけられて良かった。もう二度とあの屋敷行きたくない。 と思ったら次もまだ頼まれたー! というわけで、 @ネタバレ終了 続編もあるようですので、少しトラウマが癒えてからまた遊びたいと思います。 説明文に「あまく怖くない怖れ」とありましたが、私はしっかり怖く楽しく遊ばせていただきました。面白い作品をありがとうございました!
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シグレシンドロームお嬢様と、一時期の記憶を失った僕の物語。場面転換が適宜挟まれ、テンポよく物語は進んでいきます。 繰り返される「童貞」にちょっと笑ってしまったんですが、シリーズ物なんですね。お嬢様まで「童貞」呼ばわりしてたのにはちょっと悲哀を感じました笑 @ネタバレ開始 僕の失った記憶が語られることがなかったのと、どの選択肢を選んでもお嬢様を助けられなかったのはちょっと残念でしたが、それを含めてのこの余韻なのかなと。 @ネタバレ終了 また他のシリーズも読ませていただきますね。ありがとうございました。
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星追いリフレイン突然主人公の前に現れた他の人には見えない少女。超常現象にはまるで興味がなく他人と関わるのが苦手な主人公も、その出来事をきっかけに少しずつ人とコミュニケーションを取るようになっていって……。主人公の繊細な心情が丁寧に描かれている作品でした。 @ネタバレ開始 人の願いを叶えるという「ネガイボシ」が人の時間軸をおかしくしているようなのだけど、なかなかその正体が掴めない。読んでいて早くその謎を解きたい気持ちと、このまま青春しててもいいかなという気持ちがありました笑 @ネタバレ終了 時々入るデフォルメのキャラクターが可愛かったです。トゥルーエンド辿り着けて良かった。素敵な作品をありがとうございました!
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コンピューターおばあちゃんタイトルのほのぼの感とは……真逆ッ!(いやちゃんとゲーム説明文読んだんですけどね) あと良く見直したらタグもひどいw @ネタバレ開始 主人公は絶対成仏できてないですよねこれ笑 @ネタバレ終了 面白くもオソロシイお話でした。ありがとうございました。
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交響曲第十番「融合」叙情的な文章と空気感で語られる、雨の日の「彼」と「彼女」の出会いから、物語は壮大な「命」を巡るストーリーへ。 @ネタバレ開始 短い物語の中で時代を跨いで紡がされていくストーリーは読み応えがありました。原始の人間の粗暴さや生々しさの中、失われずに残っていた「歌」。足りないものを補って人類が先祖返りしていく様は、心のどこかが疼くような気持ちにさせてくれました。 @ネタバレ終了 美しい世界をありがとうございました。
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ラムネ瓶入り夏休み主人公の男の子が田舎で過ごすひと夏のショートストーリー。おじいちゃん、女の子との交流を描く1週間。 @ネタバレ開始 何をしようか? の選択につい宿題を多めにしてしまい、当然最初はおじいちゃんエンドへ。そっかこれパラメータ上げる恋愛シミュレーションじゃなかった笑 無事に両方のエンドを回収できました。 @ネタバレ終了 タイトル通り、まさにラムネの瓶の中に夏が詰まっていましたね。夏の日射しに透けるきれいな薄緑色。栓を開ければシュワシュワはじけて消えてしまう泡の音のような。 素敵な作品をありがとうございました。
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彼女はあなたの帰りを待っている。やさしい音楽と、どこか切なげな瞳で窓の外と見つめる少女と。タイトル画面と作者さんの過去作から「恋愛モノ?」と思ったら……。 @ネタバレ開始 これは泣ける……。ペットたちは限られた時間を、いつもこうやって待っているんですよね。猫ちゃんスチルの眼差しも、人間バージョン同様にやさしいな。 @ネタバレ終了 胸がきゅっとなる作品をありがとうございました!
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ベニイロミュージアムファンタジーの短編ノベル集。雰囲気の違った2本のノベルが収録されています。 「赤い薔薇」は幻想的で美しく、「私の勇者さま」は王道RPGをベースにしつつそれを裏切っていく展開を楽しませていただきました。 これからまだ作品が追加されるとのことで、どのようにこの物語が色づいていくのか期待しております。素敵な作品をありがとうございました!