heart

search

青ふでのレビューコレクション

  • 偽装のガーディアン
    偽装のガーディアン
    最初から最後までとても楽しんで進めることができました。 @ネタバレ開始 司くんの目隠れにあんな意味があったとは思いもしませんでしたし、それを見た瞬くんの表情も見ていて苦しいものがありました。それに司くんの目をゲームのプレイヤーは見れず、瞬くんだけが目にするというのが個人的には好きなところでした。 このことが分かり今まで不思議に思っていた最初のムービーや司くんの食事のこと等が繋がってきてとても良かったです。 そしてただ護り護られる関係でなくお互いに近づこうとし想いを伝えあおうとしたからこそ最後に再会できたんだなって思うとそれだけ良い関係を築けたんだと嬉しくもなります。もちろん二人のことだけでなく土萌さんたちの助けがあったこともありがたい限りでした。 一緒にリゾート旅行する願い、叶ったんですね。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • 友達以上、成仏未満
    友達以上、成仏未満
    各種エンディングまでそれぞれプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 タイトルからトモリちゃんはきっとこういう状態の子なんだろうな、と勝手な想像をしていましたが、それを最後に覆してくれる話にはとても驚きました。もしエンド3以降の話があるとしてどのような結末になるかは分かりませんが、いつかみんなの関係がより良い方へ向かってくれればいいなと思いました。 そしてキョウスケくんはいい友達でしたし、悩みを抱えているのにその上で相談に乗ってくれる姿がとてもよかったです。 少し不思議に思ったことですがトモリちゃん(幽霊の姿?)は何故出てきたのかなと。幻覚を見ていたのか、等いろいろと考えてしまいました。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • LivingDead*Magic
    LivingDead*Magic
    物語を進めるにつれてどんどんユリネとリィニャの関係が好きなりました。二人の出会いから共に協力して生きていく日々の描写もあり残酷な世界のあり方に対して救いはあったのかなと思いたいです。 @ネタバレ開始 そんな二人がどのように今の状況を打開していくのだろうかって気になりながら進めていましたが、それと同時に真相が明らかになるにつれて苦しくもなってきました。 いろいろと怖く辛いポイントはありましたが、もしかしたら〈にんにく缶〉が何なのか察した時が一番の恐怖だったかもしれません。 最後に外に出ることができたその先に少しでもユリネにとってよりよいものであるようにと願うばかりです。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • 人狼の館 ーepisode0ー
    人狼の館 ーepisode0ー
    サブストーリー含め楽しんでプレイできました。悩みながらプレイしていたのもあり1時間半ほどでクリアしました。 @ネタバレ開始 後始末という行動を経て過去のデスゲーム参加者に何があったのか知っていくにつれてどんどん引き込まれていきました。キャラクター同時の会話だけでなく、残されていたメモを通じてでも過去の悲惨さを感じ取れるのがとてもよかったです。悲痛に思うのと同時に考察のし甲斐があるなと思いました。個人的にはバッドエンドにあった話がとても気になっています。 本作で信者さんの過去やどのような信念のもとで生きているのかも知れて今後どのように関わってくるのかとても気になってきました。 @ネタバレ終了 次回の話でどうなっていくのか、とても楽しみです。

    レビューページを表示

  • 白い日傘とアンデッド
    白い日傘とアンデッド
    全ルートプレイさせていただきました。 かかった時間は説明文通り40~50分くらい。物語の入りもあらすじ通りです。キャラ同士の掛け合いは読んでいて楽しく飽きませんし、そのテンポや長さもとてもよかったです。 基本は主人公である流太くん視点なのでホネ子ちゃんの立ち絵でしめられていたのですが、彼女の立ち姿や明るい表情がいろいろあってそれを見るだけでも楽しかったです。 (可愛いんですよ、それが。だからこそ苦しい場面もあったのですけどね) @ネタバレ開始 けど流太くん。出会ってすぐだったとしてもホネ子ちゃんにもっと優しくしてあげなよ。かわいそうだよ(笑) どのエンドもそれぞれ意味がありよかったのですが、そんな中でふと見たくなってしまったのがバッドエンド2のホネ子ちゃん視点。あの瞬間のホネ子ちゃんの心情が(手紙とはまた別で)どうだったのか、きっと苦しい選択だったのだろうしプレイする側も辛くなるだろうけど、その時の想いも見てみたいと思いました。 そしてルートは変わってハッピーエンド。ここでお別れか~って覚悟していたところにエンディング後のイベント。あの笑顔と立ち姿、会話を見れたことは個人的にとてもうれしかったです。 @ネタバレ終了 笑いあり、泣きあり、最後にはしっかりしめるところだったりとても読んでいて心地よい物語でした。

    レビューページを表示

  • ティラノフェス2021オープニング
    ティラノフェス2021オープニング
    ティラノフェス2021開催おめでとうございます(遅くなりましたが)。今年のオープニングもすごく楽しませていただきました。今年は作品を出せなかったのでプレイヤー側として参加させていただければと思います。

    レビューページを表示

  • パーソナル・スペース
    パーソナル・スペース
    「SF宇宙恋愛ストーリー」まさにその通りで一人の少女シロエの記録を紡いでいくお話でした。 このゲームの特徴である章構成もバラバラだったら読みづらいんじゃないのだろうか? と思っていたのですがそんなことはあまりなく、むしろいい具合に謎と回答を提示してくれて気持ちがいいくらいに感じます。 加えてとても目に優しいUIです。文字の大きさや表示数も関係してか個人的にとても読みやすかったです。 登場人物も印象に残る人ばかりですが、やはりシロエとラズリは本当にいいキャラですね。見た目も良くて特に印象に残っています。 @ネタバレ開始 彼女たちの性格を対照的にさせて意見を言い合う部分も、苦悩の末それぞれの意志で決断しようとしているところもグッときました。 対照的に綺麗なだけでない人間の醜い部分をしっかり表現していたところも好きな部分です。 希望を持って動き続け、その果てに得たものがあの結末だというのはやはり悲しいです。けれどそれは自分自身が得た感情でシロエとラズリ自身はどう思ったのか。そう考えると本来得るはずのなかった奇跡を手にして満足できたんだよね、この一瞬が彼女たちを救ってくれたんだよねって思いたいです。ただ最後のイラスト付きのシーンからの流れは本当に素晴らしかったです。 「点と点をつなげる」「パーソナル・スペース」という言葉もそうですが、主人公の締めの言葉もそれまでの記録を見てきたからこそより強い響きで胸に刺さるものになってました。 ちなみにですが最初は主人公がただの調査員、語り部という印象が強かったのですが、とある時点からはもう途端に「主人公」になっていた気がしています。ここまで急激な印象の変化をみたこともいい体験でした。 @ネタバレ終了 どんな物語なのか、シロエがどのような道を辿ってきたのか、ぜひネタバレ前知識なしで読んでいただきたいと思えた作品でした。

    レビューページを表示

  • フィルム・ラプンツェル
    フィルム・ラプンツェル
    主人公の祭里を中心とした深い人間ドラマを見せてくれた作品でした。 ゲーム紹介にある「歯抜けの台詞」もしっかり物語の内容と関連づいていてすごく興味が持てた仕掛けでした。綺麗なBGMが流れるシーンと無音のシーンといった緩急があるところもこの作品の特徴のように思えます。それらが一層雰囲気を出して読み手を引きずり込んでくれるように思えました。 ただ、引きずり込まれ過ぎたせいか物語後半からは特に放心状態になりながら読んでました……。 @ネタバレ開始 天音ちゃんいいキャラしてるな~って思いながら読んでいたら徐々に不穏になってきて、そしてやってきたあの事件。何かの間違いでしょって思いたかったです。それからのあの二人の関係はもう見ていられなくて、別の道はなかったのかな、救いの手があってほしかったなって思ってしまいました。 そんな中で小絢さんの存在は本当にありがたかったです。途中、彼女もどんどん沈んでいくのではないかと心配していましたが最後まで祭里のためにあろうとしたことは本当によかったです。 (以下私個人の妄想ですが)最後タイトル画面に戻った時のあの演出は何ていうか記憶の擦り減る祭里に対して「決して忘れることは許さない」と訴えかけてきているかのようにも思えました。あとはデータの破損の意味もすごく気になってます。二人を失ってからの時間が長すぎて思い出せずにいるのかな……と思ってみたりしてますが。 @ネタバレ終了 決して綺麗で美しい場面ばかりでないため心が苦しくなる部分もありましたが、それがあるからこそラストに向かっての緊張感や読了後の余韻に繋がったと感じています。最後までとても楽しませていただいた物語でした。

    レビューページを表示

  • 対象She-11に関する記録
    対象She-11に関する記録
    ゲーム内容紹介にあるロボットが気になって始めました。 ロボットによるシーンもあるのですが、どちらかと言えば世界観や恋愛方面に繋がるような会話や描写よりのお話です。「終末ものSF恋愛ノベルゲーム」ですからね。(ただノエーシスの登場シーンはほとんどがカッコよかったです) どう考えても絶望的な世界観なのですがシェルとの生活における会話は良い意味でそんな現状を忘れさせてくれるくらいにほのぼのしていました。そしていい具合に主人公(+読み手)に絶望も与えてくれるのでいいバランスです。 終始だれることもあまりなくスムーズに読めてとても楽しめた作品でした。 @ネタバレ開始 自分の予想していたことが外れ、さらにその先を行く絶望を用意してくれているのは話の流れとして個人的にはとても好きです。 ただシェルにはもうちょっとだけ救いがあってほしかった。(あのラストシーンが彼女にとっての救いだったのかもしれませんが)そうでなければ悲しすぎます。ですが物語としては変にオチをつけることなく、まとまった展開に感じたのですごくいいと思いました。 ちなみに欲を言うなら主人公の姿(イラスト)も見てみたかったなと思いました。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • Seek a country ~彼の地を夢見て~
    Seek a country ~彼の地を夢見て~
    キャラやモンスターのイラストに惹かれてプレイを開始。終始すごく「旅をしているな」という気分になれるノベルゲームでした。 一部話の展開が早くて戸惑う部分がいくつかあったものの、それを上回るくらいに主人公ゼノの周りで起きる出来事や出会いなど、思い入れが強くなってきました。最後にはメインキャラクターそれぞれの個別ストーリーを見てみたいと思ってしまっていたくらいです。 @ネタバレ開始 特にソフィアさん関連の話はもっと知りたかったなと思えました。彼女の性格的にも印象に残りましたので。あとは魔術学校でのゼノと先生の話とかでしょうか。後半のシーンの件もあってすこし気になってしまいます。 またリコリスが登場する章だけで一作品読み切った、と思ってしまうくらいにあの章が心に残っていています。何故ついてこなかったのリコリスさん……。(ちゃんと理由もあって仕方のないことですが)他のキャラとの絡みももうちょっと見てみたかったです。 @ネタバレ終了 ボイスも良く全て聞いていたらすごく時間がかかってしまいました。ですが、じゃあ飛ばす?と聞かれればそれはできなかったなと思えるくらい雰囲気が合っていて楽しめた物語でした。

    レビューページを表示