青ふでのレビューコレクション
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白い日傘とアンデッド全ルートプレイさせていただきました。
かかった時間は説明文通り40~50分くらい。物語の入りもあらすじ通りです。キャラ同士の掛け合いは読んでいて楽しく飽きませんし、そのテンポや長さもとてもよかったです。
基本は主人公である流太くん視点なのでホネ子ちゃんの立ち絵でしめられていたのですが、彼女の立ち姿や明るい表情がいろいろあってそれを見るだけでも楽しかったです。
(可愛いんですよ、それが。だからこそ苦しい場面もあったのですけどね)
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笑いあり、泣きあり、最後にはしっかりしめるところだったりとても読んでいて心地よい物語でした。 -
ティラノフェス2021オープニングティラノフェス2021開催おめでとうございます(遅くなりましたが)。今年のオープニングもすごく楽しませていただきました。今年は作品を出せなかったのでプレイヤー側として参加させていただければと思います。
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パーソナル・スペース「SF宇宙恋愛ストーリー」まさにその通りで一人の少女シロエの記録を紡いでいくお話でした。
このゲームの特徴である章構成もバラバラだったら読みづらいんじゃないのだろうか? と思っていたのですがそんなことはあまりなく、むしろいい具合に謎と回答を提示してくれて気持ちがいいくらいに感じます。
加えてとても目に優しいUIです。文字の大きさや表示数も関係してか個人的にとても読みやすかったです。
登場人物も印象に残る人ばかりですが、やはりシロエとラズリは本当にいいキャラですね。見た目も良くて特に印象に残っています。
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どんな物語なのか、シロエがどのような道を辿ってきたのか、ぜひネタバレ前知識なしで読んでいただきたいと思えた作品でした。 -
フィルム・ラプンツェル主人公の祭里を中心とした深い人間ドラマを見せてくれた作品でした。
ゲーム紹介にある「歯抜けの台詞」もしっかり物語の内容と関連づいていてすごく興味が持てた仕掛けでした。綺麗なBGMが流れるシーンと無音のシーンといった緩急があるところもこの作品の特徴のように思えます。それらが一層雰囲気を出して読み手を引きずり込んでくれるように思えました。
ただ、引きずり込まれ過ぎたせいか物語後半からは特に放心状態になりながら読んでました……。
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決して綺麗で美しい場面ばかりでないため心が苦しくなる部分もありましたが、それがあるからこそラストに向かっての緊張感や読了後の余韻に繋がったと感じています。最後までとても楽しませていただいた物語でした。 -
対象She-11に関する記録ゲーム内容紹介にあるロボットが気になって始めました。
ロボットによるシーンもあるのですが、どちらかと言えば世界観や恋愛方面に繋がるような会話や描写よりのお話です。「終末ものSF恋愛ノベルゲーム」ですからね。(ただノエーシスの登場シーンはほとんどがカッコよかったです)
どう考えても絶望的な世界観なのですがシェルとの生活における会話は良い意味でそんな現状を忘れさせてくれるくらいにほのぼのしていました。そしていい具合に主人公(+読み手)に絶望も与えてくれるのでいいバランスです。
終始だれることもあまりなくスムーズに読めてとても楽しめた作品でした。
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Seek a country ~彼の地を夢見て~キャラやモンスターのイラストに惹かれてプレイを開始。終始すごく「旅をしているな」という気分になれるノベルゲームでした。
一部話の展開が早くて戸惑う部分がいくつかあったものの、それを上回るくらいに主人公ゼノの周りで起きる出来事や出会いなど、思い入れが強くなってきました。最後にはメインキャラクターそれぞれの個別ストーリーを見てみたいと思ってしまっていたくらいです。
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ボイスも良く全て聞いていたらすごく時間がかかってしまいました。ですが、じゃあ飛ばす?と聞かれればそれはできなかったなと思えるくらい雰囲気が合っていて楽しめた物語でした。 -
ティラノフェス2020オープニングティラノフェス2020開催おめでとうございます(少し遅くなりましたが)。オープニングの演出もおもしろかったです。ほとんど初参加のようなものですが、いろいろな作品をプレイして楽しまさせていただきます。感想もいろいろと書いていきたいですね。
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ロストフレンド『ダークネス・ボーイフレンド』クリア前のプレイだったので説明文にもあるように「独立した一つの作品」として楽しませていただきました。
まずはタイトル画面の笑顔がいいですね。そして始めた数分後。いきなり心が苦しくなりました。いじめの描写や途中に出てきた悪夢での感情もあまりにキツくて。(タイトル画面の笑顔はなんだったのか……)
ですが重いテーマの中にも笑えたりするシーンを交えたり終始シリアスシーンだけで進まなかったのはよかったところだと思います。
一回だけ選択肢が出てきたのですが、この物語で本当に伝えたかったことがその選択肢にあるんだろうなって感じています。この分岐とTRUE ENDの碧人の考え方は刺さる人には刺さるんじゃないでしょうか。
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空の果てからこんにちはメイラの立ち絵バグってる? と思ったのがまず最初。意図して立ち絵を上下逆にしてることにまず驚きです。こういうのもありなんですね。
物語の設定から重い話になるのかなと思いきや、キャラクターたちの明るさや可愛さからほのぼのしたシーンが目立って読んでいるこちらも楽しくなってきました。(一部過激な発言はありますが……)メイラルートではたがが外れたかのような変態性の暴走とメタ発言の嵐。これも見ていて楽しかったです。
そしてシリアスなところはしっかりシリアスに。特にヒロサキが世界の真実に気が付くまでの流れは熱いです。
その緩急が良くできていて読みやすいなと個人的には思っています。
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おるばり! BNこの「おるばり!」のシリーズ、実はこの作品が初めてプレイさせていただいたタイトルになります。ですがこのタイトルだけでも完結しているので、ここからでも楽しめるのではないでしょうか。
プレイ時間が4~5時間と長く若干とっつきにくいイメージを持ってしまったのですが、結局会話もテンポもよく最後まで気持ちよく読みきってしまえました。
(作中の出来事については省きますが)様々な苦難を乗り越えるシーン、そして待ちに待った本番のライブは心が燃え上がったのと同時に気が付けば目の奥が熱くなっていました。あの演出は反則ですし、それを見れただけでも最後まで読んでよかったと思えています。
その反面ギャグパートは楽しすぎて笑ってしまうほどでした。
「やめろ! その質問は危険すぎるぞ!!」のシーンは最高です。
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他のシリーズにも光輝先輩含め同じキャラが出てくるようですので、これを期に別の作品にも触れてみたくなっています。それくらいに楽しませていただいた物語でした。