ルリエのレビューコレクション
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怪異ジャッジ怪異を調査して元人間か、純粋な怪異かを判断する怪異ジャッジのハマメさんのお仕事をお手伝い(邪魔も)する作品 5種類の可愛くて不気味な怪異達が調査を待っています。みんなデザインが凝っていて好き。 5種類じゃ物足りないよ〜!!な人も安心してほしい。2やハロウィンver など続編が沢山あります。嬉しい! 会話か観察の2種類の行動を選択して、ハマメさんの精神がやられる前にジャッジをしよう! 個人的にはずっと会話してた方がわかりやすかった気がします。 と、純粋にハマメさんのお手伝いをしていたかのような感想を書きましたが実際のところ(失敗したらどうなるかな?)みたいな好奇心でよ〜し!これは多分原怪異! ってことで赤ですね!とわざと間違えたりも……だ、だって怪異の本来の姿も見てみたいじゃん……? 失敗パターンも凝ってるから……すまないハマメさん あと観察した時、会話した時のテキストも毎回変わるのでつい全部読んでみたくて判断を長引かせることも…… 真面目に仕事をしろ。 人間だった怪異を元に戻すと、怪異になった経緯が聞けるのも魅力の一つ。 このままだとまた怪異になってしまうのでは?と思った方は、ゲーム説明欄に記載されている裏話コーナーを是非見てほしい。 とても面白い作品でした。ありがとうございます!
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懺悔室人の罪を暴きたい……暴きたいな……と丁度思っていたところなので遊びました! 神父の青年が教会を訪れるちょっと(?)困った人達の罪を暴き、懺悔を促す。これが主なストーリーの流れとなっています。 選択肢の難易度が丁度良く、推理を楽しみながら物語を追っていきました。次はどんな人が来るんだろうとワクワクしながら。 教会の神父さんが主人公ということで、最初は態度が最悪だった来訪者達も己と罪と向き合い心を入れ替えていく。そんなハートウォーミングな雰囲気の作品 @ネタバレ開始 と思ってたんですけど………… 途中でネックレスを発見した時からあれ……?これって……と思ってはいました。 で、でもそんなことないよね〜? い、いや~まさかな〜……気の所為気の所為!!神父さんは優しい!!!と誤魔化しながら読み進めていき、明かされる衝撃の真実。 ゆ、許されてなかった〜!!!! しかし、ちょっと(???)ブラックな神父さんも好きなので無問題です。 これからも色んな人の罪を裁いていくのかな…… @ネタバレ終了 凄く面白かったです! ありがとうございました!
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ままごとのショーティカヤンデレのお人形さん ショーティカちゃんがとにかく可愛い! 可愛過ぎるぞ!! 文章では表せない可愛らしさなので気になる人はとにかく遊んでほしい。 しばらく放置すると踊っていたり、かなり色々なレパートリーの話をしてくれる彼女に夢中になりながら読み進めました。話が進むと賑やかになっていく部屋の様子が楽しい。 @ネタバレ開始 エンディングは最初に到達したトゥルーエンド1が一番好きです。 ショーティカちゃんと戯れ、重要な選択肢で迷わず一緒にいることを決めたものの、願ったり叶ったりな状況を拒むショーティカちゃんに待ってくれ話が違うじゃないか!?と驚いたのも束の間、後の主人公の行動には涙腺が緩みました。 大体の人が幼い頃に玩具を買い与えられ、大人になるにつれて捨ててしまったり、押し入れに仕舞いっぱなしにしたりする。それは仕方のないことですが、思い出として大切に扱いたいものですね…… トゥルーとハッピーの反応の違いが好きです。 好感度が高いトゥルーではショーティカを受け入れると逆に現実に返され、拒絶すると受け入れて欲しかったようなリアクションをされます。好感度が足らないハッピーでは受け入れるとそのまま部屋に永住することに。 相手を好きになり過ぎると、結局自分の望みを突き通せなくなる。でも拒絶はされたくない。 そんなショーティカちゃんが可愛い…… @ネタバレ終了 最後に素敵な作品をありがとうございました!
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教室に巣食う悪魔たち注意書きを読んで大丈夫そうなミステリー・サスペンス好きには是非プレイしていただきたい作品です。 一冊の推理小説を読み終えたような満足感が得られます。 といっても本作は小説ではなく、ノベルゲーム。ノベルゲームだからこそグッと来る演出や仕掛けが楽しめました。 登場人物は多いですが、名簿としてまとめられてあったり、全員個性がはっきりしていて覚えやすく、序盤を抜ければ誰が誰だかでこんがらがることはありませんでした。 これは全然ストーリーとは関係ない(ちょっとはある)ですが、シナリオ選択のシーンのBGMを自分で好きなクラシック音楽に変更できる点が好きです。 ではここからはネタバレ含むストーリーの感想を…… @ネタバレ開始 滅茶苦茶翻弄されましたね〜!!! ミステリーは犯人を真面目に予想するタイプではなく、成り行きに身を任せる方ではあるのですが、それでもうわ〜!!やられた!悔しい!!となる真相でした。 おそらく本作で使われているのは文章による叙述トリックと、視覚によるトリックだと思われるのですが、まあ巧みで騙されましたね…… 一人称視点のノベルゲームですと、主人公の立ち絵が表示されず性別がわからないことがままあります。本作はそれを活かして主人公の正体を秘匿しています。 正直主人公の性別については色々と疑ってかかったところはあるのですが、最終的にまあ男性かな〜???に落ち着いてしまいました。 下心丸だしでお馴染みの先生が男相手にあんなに連絡先交換を粘るのかな……? うーんでも、下心関係無しに距離感が近い人だったり、男が好きだったりとかそういう可能性もあるしな〜 シナリオ選択画面にいる人は女性っぽいけど……髪の長い男性の可能性もあるし、そもそも画面に写ってるのは主人公か?? という疑念を抱いたまま進んでいたのですが、女子生徒に手を出すシーンでこれは多分男やろ!!と完全にミスリードされましたね…… クソッ……あんなエロ会話で……!! 最後の展開も意外性たっぷりで好きです。 エンドロールで何となくやっぱり先生が犯人だったのかな……?と思わせておいてのアレ。 や、やりおる……! 今まで出てきたキャラ全員、顔が見えなかったのに最後の最後で目が合って、わぁ……となりました。 綺麗な目だね…… ここまでミステリー方面での良かったところを書いてきましたが、ストーリー方面も面白かったです。 登場人物の書き方が一筋縄ではいかなくて好き。 嫌だな〜!と思う人だったり、悪い人ではないとは思うんですけど〜と思う人だったりと色々な人がいて楽しい(楽しんでいいのか……?) 個人的に一番気になったのが篠岡さん。 全ての元凶とも言えるべき人物で、やってきたことは全くもって擁護できないのですが、過去の会話で急に真面目っぽい人間を装えたりと単純ないじめっ子キャラとも形容しがたい部分が面白い(面白がるな)人物造形でした。 被害者の子にも言えることなのですが、周りの大人がまともだったらこんな酷いことにはならなかったんだろうな……という気持ちです。 そう、この学校周りにはまともな大人が殆どいないのである! 「教室に巣食う悪魔たち」 内容にぴったりなタイトルでした。複数形なところが特に。 @ネタバレ終了 最後にとても楽しかったです! ありがとうございました!
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怪談サークル六つの短い怪談を味わえるノベルゲームです。 個人的に人から怖い話を聞くタイプの作品が好きで、とても楽しめました。 語り手は三人。一人につき三話で、一周すると三つの怖い話が聞けます。 語り手の男の子達はそれぞれテーマカラーが振られていたり、個性が分かれていたりと短い付き合いながら誰が誰だかわかりやすく、 @ネタバレ開始 それがトゥルーエンドの展開に非常に良い効果をもたらしていたと思います。 このトゥルーエンド 一周目にとりあえず一番上のを選んでみるか……と特にエンド回収に気を配らずにプレイしていたら到達してしまったので、尚更驚きが大きかったです。 そういえば彼らの特徴と合ってたな〜!なんで気づかなかったんだ!?という悔しさも少し…… トゥルーに関与しない話も驚くような仕掛けがあり、トゥルー回収後も充分楽しめました。何なら2周目の一番下ばかり選んだルートの方がヤバいんじゃないかな……? あくまで被害者側だった上の話とは違って、下の話は嘘の可能性が高いけど真に受けるとヤバい人が二人も揃ってることになります。むしろなんで最後の君は何もしていないんだい? @ネタバレ終了 最後に楽しい時間をありがとうございました! 素敵な怪談でした!
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恋々跋狐にご注意をホラーな展開がありつつも、可愛い恋愛ゲームでとても楽しかったです。 @ネタバレ開始 最初は狐の神様と恋愛する作品だ!!という意気込みでプレイしたのですが、気づけばノーマークだった幼馴染の斑目くんと主人公の関係にメロメロになっていました。 端から見たらもう付き合ってるだろ!という仲の良さだけど付き合ってはいない……でも片方は相手を意識している……という何とも甘酸っぱい雰囲気に付き合え……!付き合え……!と念を送ることに。 文化祭で好きな子に向けたラブソングを歌うところとか、それに全然主人公が気づいてなかったりとか本当に可愛いかったです。 しかし、可愛いまま終わらないのが本作。 主人公と神様らしき男性の交流も同時に進行していきます。 優しそうな雰囲気だけど、絶対信じないかんな!!と初回は斑目くんルートに行きました。 そちらの方では途中で斑目くんの助けもあり、無事に日常に帰れた主人公。やっぱり寺生まれってスゴイ。 そして、次に選んだ神様ルート。想像以上に邪悪な本性を見せてもらい、満足。 タイトルの主人公の顔の変化も凄く良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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メルティ・エレベーター不思議なエレベーターで楽しい世界に行こう!ハッピー!! @ネタバレ開始 というような作品ではないとはタグから知っていた。 おそらく酷いことになるのだろうとは思った。 本当に酷いことになった。 まず目に付くのは絵の可愛らしさですね。 この可愛いイラストのおかげでどんなに酷いことがあっても、酷い絵面にはなっていない……多分メルヘンかわいい…… なのでグロテスクな描写が苦手な人でも安心できる……?多分…… と、散々酷いとは書きましたが主人公にとってはどれもある意味幸福な結末だったのではと思います。登場人物も極悪人と呼べる者はおらず、人とは違う種族故の価値観の違いが酷いことになっているだけ……と思いました。 人によって、どの階が良い、マシと思えるかが異なりそうな点が面白いです。それぞれの階が個性的。 個人的に一番マシだと思うのは4階です。 他の階と違って、まだ自分が残っている気がするので。 @ネタバレ終了 最後に素敵な作品をありがとうございました。
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【新番組】あかちゃんとあそぼ!【放送開始】もうタイトルの時点で嫌な予感しかしないぜ!と思ってプレイを開始したところ、見事的中 じわじわと追い立てるようなテキストと、テレビのような演出が良いホラーノベルでした。 @ネタバレ開始 なんとなくファーストインプレッションでお兄さんや、着ぐるみ達に怖がらせられるんだろうな〜と思っていたら、主に怖がらせられていたのはお兄さんの方でした。着ぐるみ達も不気味ですが、お兄さんも雰囲気が不気味で、最初は彼にも疑いの目を向けてましたね…… 一周目はクズとして百点満点の選択をして、そりゃそうですね!というエンディングに到達。 なら、逆にまともな方の選択肢にしたらハッピーエンドにいけるのでは?と予想したのですが、そう甘くはなかったですね…… でも扉を開けた瞬間に呪い殺されないだけマシかもしれない……一応見逃してもらえたのかな……? @ネタバレ終了 短いながら満足感のある作品でした! ありがとうございました!
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3MEN6P!三白眼巨乳女子高生!三白眼巨乳女子高生じゃないか!!と思ったら〜、 @ネタバレ開始 胸じゃなくて肘でした〜。 チクショー!! #まいにちチクショー 文字列だけ見ると何のことですか?となりますが本当にそうなのでありのままを受け止めてください。巨乳じゃなくて虚乳ってね。やかましいわ。 @ネタバレ終了 真面目に感想を書きます。 真面目な視点で本作を見ると、やはり多彩で豊富なアニメーションとイラスト、UIデザインの凝りようが凄いと言わざるを得ません。を得ませんが、その長所の全てを吹き飛ばし脳内を???で埋め(いや考えちゃ駄目だ。作品のタグにも丁寧に「考えちゃだめ」って書いてあるでしょ!?)となるような自由なシナリオ展開が更なる長所としてそびえ立っています。 プレイすると確実に笑顔になれるのでとても良い作品だと思いました。楽しい作品を生み出していただきありがとうございます。 @ネタバレ開始 先生が教頭への日頃の恨みを晴らそうとして失敗するシーンが特に好き。あそこらへんの先生、妙にイケメンですね…… あの先生の真面目そうで全然真面目ではない性格……滅茶苦茶好きです。 真エンド?では3人とも元に戻らなかったけど、大丈夫なのか……? まあ何とかなるか…… 全部の要素を集めると特別なムービーが見れましたが、これがまた癖が強い……! おそらく本当の歌詞はそんなこと言ってない! 言ってないはずなのに割とそう聞こえてくるから困る!! 没になった立ち絵が見れるのが個人的に嬉しかったです。覚醒面子ちゃんや別衣装面子ちゃんが成仏することを祈っております。 @ネタバレ終了
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マダム・ポプスキンの憂鬱探偵ものが好きなのでワクワクしながらプレイしました。調査をする度に埋まっていく調査記録にそうそうこれこれ!となりながらローレルの街を徘徊する無能……いや有能顔カリスマ名探偵(なおBADEND) 午前、午後、夕方、夜の行動可能時間でどうすれば効率よく調査ができるのか、行動指針を睨みながらじっくり考える時間が楽しかったです。特に古城探索は大幅に時間を使うのでいつ行くのか迷いました。 肝心のストーリーですが、マダムの調査依頼を受けて資料を読んだ状態だと @ネタバレ開始 マダム……これはやってますねぇ……となるような情報が盛り沢山でしたが、堅実な調査によってマダム……これはやってませんねぇ……に変わっていきました。ま、まあ私は最初から信じておりましたが…… とにかく情報の出し方が上手くて終盤にはとある真実に辿り着くようになっていました。 探偵によって暴かれた真実はマダムにとってはおそらく辛い……決して快くはない事実でしょうが、それでも知らないまま生きていくよりはきっと良いだろうな……と思いました。 黒幕の彼ですが、正直かなり好きです。基本かわいいのに表情筋の動きが凄いところが特に。マダムと彼にちょっと共通点があるところが何となく因縁を感じて気に入っていたりします。 あとこれはストーリーの細かい好きポイントなんですが、普段猫の捕獲などをしている主人公の得意技が序盤から終盤までミニゲームとして活きているのが、今までの経験も無駄ではないよね感があって好きです。 @ネタバレ終了 探偵気分を味わえる素敵な作品をありがとうございました!