ルリエのレビューコレクション
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3MEN6P!三白眼巨乳女子高生!三白眼巨乳女子高生じゃないか!!と思ったら〜、 @ネタバレ開始 胸じゃなくて肘でした〜。 チクショー!! #まいにちチクショー 文字列だけ見ると何のことですか?となりますが本当にそうなのでありのままを受け止めてください。巨乳じゃなくて虚乳ってね。やかましいわ。 @ネタバレ終了 真面目に感想を書きます。 真面目な視点で本作を見ると、やはり多彩で豊富なアニメーションとイラスト、UIデザインの凝りようが凄いと言わざるを得ません。を得ませんが、その長所の全てを吹き飛ばし脳内を???で埋め(いや考えちゃ駄目だ。作品のタグにも丁寧に「考えちゃだめ」って書いてあるでしょ!?)となるような自由なシナリオ展開が更なる長所としてそびえ立っています。 プレイすると確実に笑顔になれるのでとても良い作品だと思いました。楽しい作品を生み出していただきありがとうございます。 @ネタバレ開始 先生が教頭への日頃の恨みを晴らそうとして失敗するシーンが特に好き。あそこらへんの先生、妙にイケメンですね…… あの先生の真面目そうで全然真面目ではない性格……滅茶苦茶好きです。 真エンド?では3人とも元に戻らなかったけど、大丈夫なのか……? まあ何とかなるか…… 全部の要素を集めると特別なムービーが見れましたが、これがまた癖が強い……! おそらく本当の歌詞はそんなこと言ってない! 言ってないはずなのに割とそう聞こえてくるから困る!! 没になった立ち絵が見れるのが個人的に嬉しかったです。覚醒面子ちゃんや別衣装面子ちゃんが成仏することを祈っております。 @ネタバレ終了
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マダム・ポプスキンの憂鬱探偵ものが好きなのでワクワクしながらプレイしました。調査をする度に埋まっていく調査記録にそうそうこれこれ!となりながらローレルの街を徘徊する無能……いや有能顔カリスマ名探偵(なおBADEND) 午前、午後、夕方、夜の行動可能時間でどうすれば効率よく調査ができるのか、行動指針を睨みながらじっくり考える時間が楽しかったです。特に古城探索は大幅に時間を使うのでいつ行くのか迷いました。 肝心のストーリーですが、マダムの調査依頼を受けて資料を読んだ状態だと @ネタバレ開始 マダム……これはやってますねぇ……となるような情報が盛り沢山でしたが、堅実な調査によってマダム……これはやってませんねぇ……に変わっていきました。ま、まあ私は最初から信じておりましたが…… とにかく情報の出し方が上手くて終盤にはとある真実に辿り着くようになっていました。 探偵によって暴かれた真実はマダムにとってはおそらく辛い……決して快くはない事実でしょうが、それでも知らないまま生きていくよりはきっと良いだろうな……と思いました。 黒幕の彼ですが、正直かなり好きです。基本かわいいのに表情筋の動きが凄いところが特に。マダムと彼にちょっと共通点があるところが何となく因縁を感じて気に入っていたりします。 あとこれはストーリーの細かい好きポイントなんですが、普段猫の捕獲などをしている主人公の得意技が序盤から終盤までミニゲームとして活きているのが、今までの経験も無駄ではないよね感があって好きです。 @ネタバレ終了 探偵気分を味わえる素敵な作品をありがとうございました!
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回顧、来ぬ小学生、もしくは中学生の頃に戻って当時の友達と共に映画館で本作のストーリーを観たい……できれば夏休みに……そして映画館から出た瞬間に流れる蝉のうるさ過ぎる合唱で夏を感じたい……プレイ後にこんな妄想が迸るような青春ジュブナイルストーリーでした。本当に面白かったです。 いや、青春以外にも民俗学的オカルト要素やミステリー的どんでん返し要素など面白い点は沢山あったんですけど、何よりも子供達(with年上のお兄さんお姉さん)の一夏の思い出感がノスタルジーに溢れててノスタルジーに溺れ死にそうになりました。 キャラクターは立ち絵から中身まで個性豊かで皆好きです。最初にモブ?(にしては存在感のある)黒田くんの姿を見た時、(この作品は主要登場人物以外はこんな風に個性的な見た目をしているんだな)と思い、 @ネタバレ開始 それが主人公の紗羅紗ちゃんの内向的な性格を知ると共に(多分紗羅紗ちゃんが人見知り過ぎて知り合い以外はああいう風に見えるんだ)と変化しました。この考えはゲームを続けていく内に更に変化するのですが、登場人物の立ち絵一つでここまで二三転してて非常に考察が面白いゲームだったと思います。二三転するのは立ち絵の印象に留まらないんですけどね…… @ネタバレ終了 なので、オカルト要素が中心にありつつも本作は立派なミステリー作品だと感じました。頭の中を何度もひっくり返される快感。そういったものを求めてミステリーを読んでいる人にはとてもオススメできます。 先に本作を青春ジュブナイルだと称しましたが、 @ネタバレ開始 賢治郎さんときりえさん、子供達の家庭事情に関するエピソードはかなり重めでした。これらのシリアスなお話と、色々とぶつかって友達と呼べる関係になった主人公達の和気藹々とした会話のバランスが非常に良くて、重い話であると同時に暗いだけじゃない爽やかさと切なさを持ち合わせた味わいが楽しめました。 ラストの賢治郎さんのお見送りシーンは特に好きな場面です。あそこでエンドロールと主題歌流してほしい。勿論ジャンルはJpopで。 あと突然のHappy salt timeは本当に笑ってしまった。 @ネタバレ終了 最後にとても面白い作品をありがとうございました。次回作?でも本作の登場人物が出てくるっぽい?ので凄く楽しみです。
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ティラノフェス2021オープニング
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篠目村まずは一言 「渡辺お前〜〜!!!!」 クリア後に彼のことしか考えられなくなる程渡辺君が凄い話でした。 大学生二人が田舎に行って恐怖体験をする……と書くとオーソドックスな田舎系ホラーのようですが、そこに友情というワンポイントを加えることで独自のストーリーができあがっています。 篠目村という名前の由来、今もなお続く因習など田舎系ホラーの定石はバッチリ! 雰囲気最高!! 短いながらもしっかりとホラーノベルとしての楽しみが詰まっています!! そこに主人公と中山君と渡辺君の切ない友情話が強烈な印象を残していきます。 @ネタバレ開始 バッドエンドの方だと完全に裏切ったなてめぇ!!って感じだったのですが、トゥルーエンドの方は本当に……本当にやるせない…… 二人共助かる未来はないんですか? ない? そんな…… トゥルーエンド後、中山君は渡辺君がどうなったのかを知らずに生きていくんだな〜と考えると何とも形容できない感情に襲われました。だからこそ私はこの話が好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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タイトル無し@ネタバレ開始 『タイトル無し』というタイトル ゲーム紹介のスクリーンショットがまさかの5枚共真っ黒 ゲームを開始してみるとタイトル画面が表示……されることはなく、やはり黒い画面に“目を開ける”というボタンが表示されるのみ メニュー画面 そんなものは無い 音楽 そんなものも無い プレイヤーができるのは文章を読み、時折表示される選択肢をタッチすることのみ そんなシンプルでミステリアス ノベルゲームらしくないとも、これがノベルゲームの本質を突き詰めた形だとも言える不思議なゲームでした。 上記にメニュー画面が無いと書きましたが、それが不便かというとそうでもなく 一度選択したルートは気づいたらなくなっているので、快適にゲームを進めることができました。というかこの一度辿った結末がいつの間にか消えてしまっている意味を考えると非常に怖い。物語性と利便性を兼ねた素晴らしいシステムだと思います。 文字だけのゲームなのだから当然重要なのは描かれている文章の内容です。 目を開けると光の無い世界にいた主人公。どこを向いても何もない場所で色んなことをし、考えを巡らせていきます。この内容が、真っ暗で音の無い画面を見ているプレイヤーとシンクロを起こしていて、凄いな〜と思いました。 選択肢によって二転三転する主人公の状況が不安定で変わり種の恐怖体験が楽しめます。何もないことの怖さ、知らず知らずのうちに消えていく怖さ……みたいな。 そして特筆すべきは、やはり全ての結末を回収した末の…… 基本的にシンプルな画面構成で進んでいくゲームでしたので、あの怒涛の文字演出がより印象深く感じられました。 ここまで感想を綴っておいて何ですが、私はこのゲームのシナリオを完全に理解できたかというと……自信がありません。謎が多くいろんな考察が楽しめるゲームだと思います。 最後にもらえるバッジから連想するにゲームのデバッグをしてたら全部ゴミ箱に突っ込んで消してしまったみたいな……? 本当はタイトルも背景画像もBGMもあったのにまるごと何処かにプレイヤーがやってしまったみたいな……そんな想像を私はしました。だとしたら元のタイトルは何だったのでしょうね。 とまあ的外れかもしれないけど色々な考え方ができる新感覚なホラーノベルでした。素敵な作品をありがとうございました! @ネタバレ終了
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ヤドカリものすご〜く楽しい1時間でした! 主人公の綾斗くんと親友の羽鳥さん、幼なじみのえみちゃん、男友達の伊澤くん この4人の学園生活が和気藹々としていて、こんな感じの高校生活最高だな〜と思いました。特に羽鳥さんとえみちゃんによる綾斗くんを巡っての三角関係が可愛い! 楽しい! いや〜良いラブコメですね〜青春万歳!とほのぼのした気分から、タイトルであるヤドカリの意味を知ったことで忽ちオカルトミステリーへ……(いや…死体発見したり、夢の内容が何かありそうだったり、そもそも選択肢ミスると主人公がお陀仏だったりと不穏ではありましたけど) @ネタバレ開始 伏線の張り方がとても上手くて、大食い羽鳥さんの色々と凄いスペックに途中で明かされる過去、えみちゃんのイメチェンや傷など前半で描写された登場人物の特徴がかなり怪しく思えてきました。 犯人…犯ヤドカリの正体はかなり意外でした。ごめんねえみちゃん…告白してきた時、絶対殺されると思ったよ… 最後は羽鳥さんが格好良く解決してくれて良かったです。ずっと昔から見守ってくれたのが健気で好きです。3人仲良くこれから楽しい学園生活を送ってほしいな。 一方で伊澤くんはかなり可哀想ですね。部屋の中の本は元の彼のものだと思うので、オカルト好きは本来の気質でホームページを製作したのも本物だと考えているのですが、よりにもよってあんなことになるなんて…… 願わくば彼も助けたかったなって…… 立ち絵はありませんが、何分登場人物が個性豊かですから生き生きと動き回っている姿が想像できました。特に羽鳥さんがかなり魅力的で、大好きです。かっこかわいい BGMの使い方も面白かったです。店に入る時のとか しかしヤドカリみたいな生物がいる世界、多分綾斗くんはこれからも苦労しそうですね… @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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飛びたいのエンディングのバラエティに富んだゲームでした。幼い主人公が「飛びたいの」としか喋らない謎の女性の手助けをするところから現れる選択肢で物語が色々な方向に変化します。 短編ですが、いろんな展開が楽しめるので時間以上の充実感が楽しめました。エンド毎の雰囲気に合わせた1枚絵が凄い! 多彩! 特にデフォルメのイラストが可愛くて好きでした。 選択肢の中には、おいおい絶対に無理だよ無茶言うな……みたいなものもありますが、主人公の無邪気さと女性の嬉しそうな笑顔を見ているとそれもどうでも良くなって2人を応援したくなりますね…… 上記のような微笑ましいものもあれば主人公の悪気のない行動に薄ら寒さを覚えるようなホラー展開も。君のその無邪気が怖い 女性の正体がわかる正規ルート?では綺麗なBGMも影響して心が洗われたような気分になりました。 素敵な作品をありがとうございました。〇〇のって言葉遣い、個人的に滅茶苦茶好きです。かわいい。
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崇高なテロリストとてもセンスが光っているゲームでした。 絵描きの子とネットと風刺がテーマなのかな……? どの背景も水色系統の涼やかな雰囲気で統一されており、作品の世界にじっくり浸ることができました。現実世界のイラストも好きなのですが、ディスプレイのイラストがとても好きです。 プレイヤーが主体となってクリックできることで没入感がありました。 Twitterっぽい画面とか、個人サイト、匿名掲示板、ブログ等の再現度が高くて面白かったです。 この辺り小ネタが豊富で、本筋とはあまり関係無いと思うのですが、見ていて楽しかったです。Twitterのトレンドの真面目そうな話題と何だこれは……?みたいな単語の混合具合。オススメユーザーのネーミングセンス。検索ワードのカオス具合も凄い。 @ネタバレ開始 個人的に気に入っているのは、どすこいクレオパトラとケサランパサラン放し飼いです。 後の匿名スレッドでどすこいクレオパトラ先生の名前があがった際にはテンション上がりました。どんな絵を描いているんだろう…… 個人サイトのそれっぽさには笑いました。 サッチーは危うさがありますが、アンチがいてもネタを見つけて絵を描き続けるところがメンタル強い子だなと思いました。 だからこそ正反対のタカコとは相性悪かったのかな。 最後の演出も好きです。 ……おっとメールが来てるな、誰からだろ? @ネタバレ終了
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軍議でござるまじめな会議にちゃちゃを入れるゲームです。 今にも敵が攻め込んできそうな危機的状況の中、どうすれば城が守れるのか議論するお偉いさんっぽい人達。本作は堂々巡りの会話をまとめて頑張って危機を乗り越えるゲームではありません。ふざけたおして撹乱しまくるゲームです。主人公が真面目にやろうが覆せる状況では無さそうなので、気にせずふざけましょう。 プレイ時間は短めですが、こいつらヌルヌル動くぞ……!?凄い……!!という驚きと、強烈なキャラクターのデザインによって印象がかなり残っています。特に姫様が好きです。かっこいい。 面白いゲームをありがとうございました。 あの緊迫した状況で気にせずふざけられる主人公はかなり大物ですね。 もう解散でよろしいかと。