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こ・ぱんだのレビューコレクション

  • 暗き夜よ、汝の名は女なり
    暗き夜よ、汝の名は女なり
    「何となく赤いゲージが溜まるとダメな気がする」と青いゲージを溜めたらEND2に辿り着きました。カンに頼ってはいけない。 散歩で出会った女性たちとの会話を見ていると、彼はぶっきらぼうではあるけれど優しい男性だったのだろうと思います。 彼の言葉で女性たちがそれぞれ抱えていた悩みや不安から救われたと同時に、彼女ともこうして話をしていれば何かが変わっていたのではないかと思うと、いたたまれない気持ちになりました(一番そう思っているのは他でもない彼でしょうが) テーマも相まって全体的に薄暗い印象の強い作品ですが、トゥルーエンドに辿り着いたときに「ああ、彼が○○○○て良かった」と素直に感じることができました。本当にいい作品です。

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  • 221Bふたりの探偵 ワトソン役からの脱出
    221Bふたりの探偵 ワトソン役からの脱出
    ティラノフェスの参加作品の中で最も時間を費やし脳みそをフル回転したゲームです。某リアル脱出ゲームの謎解きが好きならがっつりのめりこめるタイプの作品だと思います。難易度はかなり高めに設定されており、ゲーム画面を眺めているだけでは解けない問題もありますが、そのぶん解けたときの達成感が半端ないです。謎解き大好きマンは挑戦しよう (`・ω・´)ゞ キャラクタではホームズさんのちょっと一癖ありそうなところがお気に入りです。またこの3人が出てくる作品で遊んでみたいなあ。

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  • All Right
    All Right
    すべてを肯定的に受け容れてくれるゲーム。 この作品の面白さは問題を解くことでも密室から脱出することでもなく、 日本語が持つ独特のあいまいさと、解釈の多様性を楽しむところにあると思います。 問題文を推敲するの大変だったろうなあ (´ε`;)

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  • 失われたIを求めて
    失われたIを求めて
    記憶の移植を題材にした少し不思議(SF)なお話。 ふたつの記憶をそれぞれ移植することで《足りない何か》に気づくことができます。タネ明かしを見ると「なるほど、そういうことかあ」と微笑ましくエンディングを眺めることができるのですが、現実の世界で記憶の移植が可能になったら……と考えると少し怖いような気もしますね。 それにしても、なぜ研究者という生き物はみんな無茶したがるんだろうか(ノ∀`)

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  • 俺の生死を決めるゲームがパリピ感パない件
    俺の生死を決めるゲームがパリピ感パない件
    一見ネタゲーかと思いきや中身はとても真面目な推理ADV。 ゲームをクリアするために思考を張り巡らせ正しい選択肢を選ばなくてはいけないのですが、黒服(オネエ)のインパクトが大きすぎて大事な文章が頭に入ってなかったのか、最初の数回は失敗エンドへ一直線。クリアしてから改めて読み返してみると、うまいところにヒントを入れてるなあと感心しきりでした。 それにしても構成員が全員オネエってどういう組織なの……。

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  • スマホ探偵
    スマホ探偵
    スマホだけで事件の依頼から解決まで請け負う(たぶん)安楽椅子探偵モノの推理ADV。 破天荒なヒキニート探偵・六花ちゃんと、巻き込まれ系助手・輪田くんのテンポのよいやり取りが気持ちいい作品。ちょこちょこ挟まれるエフェクトがポップな画面デザインと合致していて、全体的にオシャレな雰囲気を醸し出していました。つぎはどんな依頼人が現れるか、続編が楽しみな作品です。

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  • 最終電車
    最終電車
    電車の窓から眺めた景色のようになっているタイトル画面の演出が秀逸。 最終電車に乗ったら行き先が死者の国という都市伝説的なストーリーですが、本編のホラー要素は少なめで、どちらかと言えば「生きること」の大切さを考える良いお話となっています。 二周目以降に読めるようになる if 編の読後感は意見が分かれるかも知れませんが私は大好物です。 システム周りも快適でチャプターごとに読み返せる機能が便利でした。

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  • 公衆電話
    公衆電話
    「電話をかける」というワンアクションのみで電話ボックスからの脱出を試みるトライ・アンド・エラー型のADV。3回しか行動できないからこそ1回の行動をムダにできないという緊張感と、失敗を重ねながら少しずつ出来ることが増えていく面白さで、コンプリートまで夢中になってプレイしました。彼の過去については自分も心当たりのあることがいくつかあって、友人や家族とのつきあい方を見直すよいきっかけになりました。

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  • Home coming
    Home coming
    セーブ回数がストーリーに影響するユニークなシステムのノベルゲーム。 物悲しげなBGMと靄のかかったモノクロームの街が雰囲気たっぷりで、記憶を失い不安になっている彼の心情とも合っていたと思います。プレイヤーとしては彼の過去に何があったのか非常に気になるところで、わざとゲームオーバーになっては「ホントごめん」と彼に謝りつつ、すべてのエンディングを見ました。現実の世界でもそうですが、忘れることができるのは幸せなことなんだろうなと改めて感じました。

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  • 僕を殺す瞳
    僕を殺す瞳
    記憶を失った女の子とお話したり遊んだり着せ替えしたりするまったりSLG。 なめらかに動くドット絵の瞳ちゃんと色使いがとても魅力的で気がつけば365日過ごしていました。どうすれば瞳の色が変化するのか、どうすれば新しい衣装が手に入るのか、どうすれば目的のエンディングへ辿り着けるのかを手探りで見つけていくタイプのゲームで、じっくり遊びたいプレイヤー向けの作品になっていると思います。顔にラクガキされた瞳ちゃんが個人的にツボでした (。-艸・。)

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