肋骨(あばらぼね)あきのレビューコレクション
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春田環の虚構演戯前作は未プレイだが、短いながらにまとまっていて良かった。 @ネタバレ開始 こういう、捻じれてしまった親子関係のどうしようもなさみたいな物語は、いつだって、胸にくるものがある。彼の幸福を祈りたい……と思ったが、Extraを読む感じ、けっこう積極的なタイプでもあるんですね。良かった。 @ネタバレ終了 今後も応援しています。
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白妙、紺に交るるまず、伝奇×組織モノという設定が好み。最近はあまり触れていなかったジャンルということもあって、非常に懐かしい気持ちになれた。 そして、何よりもキャラクターが良い。 @ネタバレ開始 各ルートで描かれるバックボーンが、それぞれのキャラクターの振舞いや口調などとしっかり関連しており、彼らのことがスッと理解できた。個人的には、視点人物の瑞花に同調してしまうけれど(眠りに就くことでいつか記憶や日常を手放してしまうという不安と隣り合わせなのが良いし、ヴァイスルートで描かれる過去も含めて多面的に描かれていると思う)、管理局のメンツのなかでは黒さんが好み(こういう胡乱な人、好きなんですよね)。 また、前作は未プレイだけど、隠しルートの一子さんもかなり気になる感じがした。とてもつよい。 @ネタバレ終了 総合的には、軽妙な会話と洒脱な世界観のセンスに惹き込まれた一作だった。