富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
-
ノブヲをプロデュース!思い切りの良すぎる、分岐しまくるストーリーがとても楽しめました! 動画や画面演出がとても豪華で演出のセンスも良く、プレイしていてワクワクしました。 全9エンドですがエンド回収は非常に親切設計です。 普通は女神が出てくるところで謎の宇宙人がやってきて、 怒涛の選択肢から純粋にストーリーを楽しめます! @ネタバレ開始 ストーリーの大元の流れからすれば花嫁のナガセと結ばれるエンドが正史っぽいですが、 ネコがもうやたらと可愛すぎて自分の中ではもう完全にそれが正史です。 別ルートだと自殺しちゃうってのもあるのでこれしかない! お姉、さまとよべよっ!じゃダブルミーニングじゃないのではwとか、サラダ記念日あんな表紙じゃないし作者は漫☆画太郎でもつのだ☆ひろでもないでしょwとか、もう涙のキッスと言われても通じない若者も増えてるのではwとか、 @ネタバレ終了 ツッコミどころも色々とあってそれも楽しめました。 とっても面白かったです!
-
夏色のコントラスト【リメイク版】非常に素晴らしいゲームで、プレイして良かったと心から思えました! 丁寧に作られた、ノスタルジーに浸れつつもそれだけじゃない心温まる作品です。 ストーリーは冒頭から興味を惹かれてグイグイと読み進められました。会話シーンは軽妙で、キャラクターたちが躍動しています。イベント絵も複数用意されていますが、まずは水着グラで佐倉さんに心を鷲掴みにされましたし、終盤の情景が印象的に表現されているCGは心に染みました。 @ネタバレ開始 それまでも様々な部分で主人公や佐倉さんの状況についてヒントが散りばめられていましたが、クライマックスの告白シーンは圧巻でした。佐倉さんが今どういう状況なのか、昔は今と比べても特に楽しい過去を過ごした相手には言いづらかったと思うのですが、やっぱり語っておきたいと思った佐倉さんがなんとも健気でした。一方で、語れるような状態になったということなのかな、と安心しました。主人公の現在の状況については最後まで具体的には語られませんでしたが、語れないということは現在進行形で主人公は悩みの真っただ中なのだろうな、と。きっとこの後、また再会した時に主人公がそれを過去にできれいれば語られるのかな?なんて期待を込めて思いました。佐倉さんに勇気をもらって心の中で一歩踏み出した主人公ならきっと大丈夫なはずです!そんなに簡単にうまくいかなかったとしてもそれはそれで人生です。 主人公の悩みもそうですが、文章表現として具体的に描写しない部分でストーリーに奥行きを出すところが素晴らしいなと思いました。主人公たちの両親同士の会話や1つしかないグローブと買い換えないゴムボールなど、想像させられることで印象が強くなりました。 @ネタバレ終了 なお、ストーリーだけでなくゲームそのものもノスタルジックな気持ちにさせてくれる雰囲気満点でした。グラフィックもなんだか懐かしい雰囲気に浸れるような素敵な作画でしたし、BGMも懐かしい曲調・音源で癒されます。リメイク版というのも大納得です。システム周りもティラノ製の雰囲気じゃなくてNスク?っぽかったです。 最後にガワの工夫として、文字表示が素晴らしく読みやすく工夫されていました。多くのゲームを遊んでいますが、格別に読みやすい!と感じましたので画面領域やフォント、文字サイズなどは確実にかなり吟味されたものと思います。すみません。参考にさせていただきます!なお、UI周りもゲームの雰囲気に合いつつ大変分かりやすい作りになっていました! そうだ、最後に健児が真っすぐ育ちすぎで、田舎育ちの器の大きい少年そのものでした。絶対イイ男&大物になりますね。まだ子どもなのに、既に男も惚れる漢です!
-
迷子のアレスくんアレス君が超絶美少年で、なんで男なんだ!とまず思ってしまいましたが、これだけ美少年だったら男でも全然イイや!ぐへへ!となりました。結果、主人公にとっても感情移入できました!!アレス君を筆頭にキャラクターたちがなんと麗しいこと!皆さん透明感があってお美しすぎました! ストーリーの本編はあらすじの通りの掌編作でしたが、自分に正直な主人公のおかげでとても楽しめました。一方でおまけはファンタジー世界観が楽しめる本格的なものでした。本編をプレイしていて何だかやたら世界観がしっかりしているな?と思いましたが、制作中の本編のスピンアウトということで納得しました。 3日で制作されるだなんて天啓って凄い! なお、プレイ後に注意事項を見て、「流血表現があります」でウケました。確かにあった。
-
この変なのをかぶるとナップ!ナップ!チェミスルー!が湧き出る確かに新進気鋭のサウンドノベルでした! サムネにもある上司と部下の会話のシーンなんて特に斬新だったかと。 また、遅刻の理由劇場のアニメーションが非常にツボでした。 @ネタバレ開始 あれだけ待たされたのに結局情報量ゼロ! @ネタバレ終了 やはり定期的に味噌谷さんの作品は触れておきたいですね。今作も面白かったです!
-
可惜夜の愛州中学校やっぱり!!可惜夜シリーズは外れなくどれも面白い!! 過去作同様に、今作も脱出・謎解きゲーとしては出色のデキでした。 ホラー要素の強烈さは個人的にはシリーズでぶっちぎりでした。早朝にプレイしていたので何とか平静を保ち続けられましたが、深夜の公園でヘッドフォンを付けて背後隙だらけの状況でプレイしていたら失禁していたかもです。驚かし要素はこれ絶対軽度じゃないですって! 謎解きもパワーアップしているように感じられました。アイテムの使いどころがなるほど!と唸る場面が多くありましたし、グラフィック差分が豊富に用意されているので謎解きや解けた後の気持ち良さがマシマシです!居場所で迷子になりがちだったので掲示板機能の親切さがメチャクチャ助かりました。 最後の方の展開は冒険心が刺激されて非常にワクワクするやつでした!Normal直行を繰り返してTrueへの道筋が見えてきて、到達できた時は嬉しかったです。相変わらずTrueへのギミックに凝りつつ難易度がメッチャちょうど良くて感動です。 次回のあかすぐりで一旦?最新作に追い付くので、いつやろうかちょっと様子見しようかと思ってます!
-
桜の森の魔界の下 第壱集これは、大正妖魔討伐活動絵巻だ! 過去の作品で度肝を抜かれたアニメーションっぷりは今作も健在でした。 もうなんていうか圧巻すぎて、完全にお口あんぐりといった感じです。 ただでさえ綺麗なグラフィックがバンバン表示されて話が進んでいくのに、 何度も綺麗なアニメーションが挿入されてもう超カッコ良い!! DL版でのプレイではありますが、その割に動作が重くないのも素敵でした。 ストーリーそのものも序章として掴みが完璧で、続きに期待せざるを得ません! 登場するキャラクターたちは美麗グラフィックもあってみな魅力的過ぎる! とはいえ、制作コストがいくらなんでも尋常ではないのは一目瞭然なので、 続きに期待して良いのかダメなのかがちょっと心配になっちゃいます。 とにかく語彙がなくなるほど凄かったです!!
-
Mad Room No.3あらすじ通り変態さんとほぼマンツーマンになる乙女向け短編ゲームです。 ぬるい変態とありますが、個人的には優しいだけでガチの変態だと思いました。 画面構成が状況にピッタリな凝ったものになっているだけでなく、 ピントの合い方などの画面演出がまず素晴らしいと感じました。 少し迷子になりましたが、readmeに救われて余裕で全ED拝見できました。 分岐する条件がストーリーとリンクしていてとても良かったです。 個人的にはED4が圧倒的に好きですね。うーん、素敵な展開。 主人公がわりと珍しい柔道部とのことで、どんな見た目なのかとても気になりました。
-
げきやくをつくろう!タイトル画の構図が凄く印象的でまずとても素晴らしいです。 エクセルで各選択肢の効能をメモることでサクサクと各エンドを見られました。 @ネタバレ開始 調合につきものの爆発エンドがあって安心しました(笑) @ネタバレ終了 色んなエンドを見て辿り着いた結末はなるほど!!という感じで達成感がありました。 @ネタバレ開始 クリア後に変化するタイトル画の(お花畑仕様)もとても良かったです! @ネタバレ終了
-
夢限のヤミ画面は薄暗く、少年の名前も相まってなんだか薄暗いダークな雰囲気を感じましたが、 温和なヤミ君のおかげで不思議と優しく温かい世界観を堪能できました。 基本的にはモノクロで表現されるグラフィックがとても綺麗でした! 複数登場するキャラクターはいずれもとても魅力的です。 凝ったアイテム群やUI、作品にマッチした音楽なども良かったです。 周回することで徐々に状況やキャラの背景が見えてくるこういった作品はやっぱり大好物です。 ちなみに、BMGモードに偶然気付いたのでなんだか得した気持ちになりました。
-
お弁当作ってきたのプレイ時間は短めですが、とてもインパクトのあるゲームでした。 個人的にはこういった作風はとっても大好物です! 各エンディングの振れ幅を楽しめました。 また、システム周りのクオリティが高く、快適かつ印象もとても良かったです!