せりこのレビューコレクション
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みどりの魔女と金の枷可愛いカタリナちゃんと、「君、何か隠してるでしょ!?」なクオンくんにニコニコしながら(そして時に怯えながら)楽しく遊ばせていただきました! @ネタバレ開始 クオンくんがなにか怪しい気がすると思いながら、まずたどり着いたのはEND3でした。 不安でいっぱいの主人公ちゃんには、彼の存在は支えかもしれないけれど、見ている私からすると彼が原因なのでは、と思わずにはいられず。 その次に辿り着いたのはEND4でした。嫌な予感大当たりじゃないですか!!と歓喜したエンドでした。 危ない人に裏路地に連れていかれた時「クオンくん助けて〜!?」と叫んだのですが、クオンくんはもっとやばい人でしたね!!ですが、歪んでいようと主人公ちゃんへの愛はあるので……これも幸せだよね、とニコニコしてます。 どうしてもEND1,2が見たかったけど中々たどりつけなかったので攻略のお力を借りました! END1から見たのですが、なんだかもう、涙で前が見えなくなりまして……。誰かを幸せにって難しいですよね。それはきっと、種族が違えばなおのことそうだったかもしれなくて。 大好きで幸せになって欲しかった子に、あなたのせいで不幸だ、なんて言われた日には、あんなにしょげると思う。とはいえ、許せないことは許せない事なんですけどね!! 強い主人公ちゃんの元、人間の感情を学んだりしながら、主人公ちゃんを幸せにできるようになって欲しいなと願っています。 続いてのEND2、END1で涙腺がボロボロだったことも相まって大号泣でした。 色んなたくさんのものを奪われてきた主人公ちゃん、そう簡単に冷静になれるはずもないよねと頷いています。 だけど間違いなく、1人にしないでいてくれたのもクオンくんなので。 憎みたいのにそれだけでいられない心は、彼女にとって本当に苦しいものだろうと思います。 余談ですが、END2が一番好きでした。力の上では主人公ちゃんの方が上のはずなのに、精神面では依存しきってる、ではありませんがそういう関係性が癖です。 後日談については、「カタリナちゃんを置いてったら許さないからな!?!?」でしょうか。癖中の癖でした。 @ネタバレ終了 癖を的確につかれ、悶え、また泣きながら遊びました。 とっても素敵なゲームをありがとうございました!!
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ぱちばれ!Patchwork Valentineパッチワークとはそういうことか!!と頭だけでなく心で分かった瞬間がすごく楽しかったです! @ネタバレ開始 最初に5を、その後は1から順に見たのですが、エンド3を見た時くらいに気が付きました。バレンタインにまつわる、様々な物語が1つの作品になったもの、だったんですね。違っていたらすみません!エンドの豊かさに、多くの人が「これが!!私の!!!癖なんです!!!!」というエンドが1つは見つけられそうだなって思いました。 私は7と4です。 せっかくなので、それぞれのエンドごとに感想を……。 エンド5。エンド5ぉ!?と叫びました。 メガネ男子大好き人間、大喜びしながら大地くんと幸せになろうと思ったんです。 ちゅーされた時、誰がご隠居なんて言ったのよ!!いやでも私以外、大地くんのご隠居じゃないところなんて知らなくていい!!と思ってたんですけど、ほんとにご隠居みたいになっちゃった……(?) ふたりが幸せならいいのかもしれないけれど、あんな運命でさえなければ別の幸せがあったかもなのにと唇を噛み締めました。 エンド1。元気がよろしい!!恋する乙女は可愛いわね、と思うと同時に2人とも指摘しないの、なんだかんだ主人公ちゃんに甘いわね、とニッコリしていました。 エンド2ぃ……エンド5がどれだけ幸せだったか……いや本当に……。だ、大地くんなんて〜!!あれだけずるい大人で、主人公ちゃんをズルい女にして、藍川くんを傷つけたのに、それでも嫌いって言えないんだから本当にずるい男!!!でもそんなところが好きだよ、大地くん!!! エンド3。まぁ、主人公ちゃんが選んだならいっか!の気持ちです。大地くんがずるい男に変わりは無いけれど、そのずるさを隠しきった(?)からまぁ……。藍川くんよ幸せになぁれ!!の気持ちです!! エンド4。お、お、お、女の子って怖〜い!?!?しゅ、主人公さん???自分がどんな目にあうか想像して、しっかり返り討ちに合わせて……こ、怖い。 けどまぁ、私があの子なら、なんであんな男(父親)を信じれたの?とも思うし、それで自分の幸せが奪われるのも真っ平御免だと思う。おば様よりも主人公ちゃんの方が1枚上手だったということでしょうか。 エンド6。君が心の清涼剤だよ〜!!!!最初妄想って聞いた時は怖かったけど、分かる、推しと〇〇なんて夢、オタクなら見るよね!!!となりました。 ほら、なんかいい感じになってる気がするし!?…最も、貰ったから返しただけ、という気もしてはいるのですが。 けど、なんかここが上手くいったら過去も未来もひっくるめて1番ハッピーな気がしてます! 1番最後に見たエンド7。ちゃ、ちゃんと幸せになれてる!!!!嬉しい!!!!もっとも、このエンドは幼い頃の出来事や、チョコレートショップでの出来事がつらい思い出としてあるとは思いますが……。 だけど、隣にちゃんと大地くんがいるから。きっとこの子は幸せになれる。 2人を見守ったりからかったりする高校生の1人になりたいなって思いつつも、我慢せずに幸せをつかめる未来もあってよかった!!と思いました。 ふたりがずっと幸せであれ! @ネタバレ終了 あっちこっちに情緒が転がされる、楽しいお話でした!! 素敵な作品をありがとうございます!!!
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ナツノイドコロBGMなし、音は効果音のみというこの作品に気がつけば引き込まれていました。私があの時いた場所は8月の公園に違いない……! @ネタバレ開始 読み始め、おねえちゃんがいないから外に出れるという主人公の言葉、軽度の暴力表現が含まれるという注意事項で、この子はもしかしなくても……と思っていました。 となると次の不安は、助けてくれたお兄さんの待ち合わせ相手がお姉ちゃんだったらどうしよう……? 流れるように「ばいばい。」エンドにたどり着きました。 嫌な予感というものがたくさんありつつも、決定打にかけるから信じたくない、となりました。 また、けしてお兄さんが大きな問題に手を差し伸べてくれないのも妙にリアルで苦しかったです。 そうだよね、お兄さんにできることの限界ってあるだろうし、それを超えちゃったらしんどいのは自分だもんね、と。しかし!熱中症の子どもに声を掛けられるお兄さん、素敵だと思います!!優しいお兄さんがいてくれてよかった!!! 続いてみたエンドは「またね。」でした。 会えたことより何より、「きにならないの?」が主人公の見た目だったことにびっくり!アルビノだったんですね。思い込みって怖くて、なんとなく黒髪の子をイメージしてました。 ばいばいエンドがどう考えてもあの子……?と思っていたので、よかった〜!!!!生きてる!!!と思ってました。再会できそうなのも凄く嬉しいです。だって再会できるということは、あの子が初めて触れてた優しさが幻では無いことの証拠だと思うから。 「ただいま。」は、く、苦しすぎる!となっていました。 お姉ちゃん、珍しい見た目の主人公が心配なのかな?とか思ってたけど、別にそういう訳では無い気がする。 思い返せば、家に連れてくる猫ちゃんは白猫ばかり、主人公も言ってたことが思い出されました。もしかして「ばいばい。」エンドはお姉ちゃんに……?最初は自分で逃げるという選択肢をしたのかも思いましたが、ここにきて白猫ちゃんたちと同じ結末をたどった可能性を少し考えてしまいました。 また、おまけシナリオや隠し要素も楽しませていただきました!! おまけシナリオでは、お兄さんやおねえちゃんを客観的に見れた部分もあって楽しかったです。 おねえちゃんのほうに出てきた同級生さん、あと一歩踏み出してくれてたら主人公を取り巻く環境は変わったのかもしれない、と思いましたが…… 主人公と比べるとお姉さんと言うだけで、あの子もまだ学生だしな、難しいよねという気持ちです。 本の方の隠し要素も、だからこそ場面が暗転というか、ぷつりぷつりと切れてたんだ!?と気が付き、面白かったです。 @ネタバレ終了 夏の終わりの寂しさなのようなものも感じる、素敵な作品でした。 ありがとうございました!!
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噫、井戸に流るるあそび始めた時は「ほ、ホラーじゃないよね!?」とびくびくしていたこのゲーム。読み進めるとすごく心温まるお話でした! @ネタバレ開始 山に1人、しかも変な声してる、怖いよ、井戸に近づかないでよルウちゃん!と思ってたのも束の間。えっ、引き上げれちゃうの? ルウちゃんのペースに流されるパイセン、二人の会話がおじいちゃんと孫(仲良し)みたいに思えてホッコリしていました。 しかし平和な時は長く続かず。司会者さんたちが乗り込んできた時は、なにを〜!?と思いました。許可も取らない司会者さんたち、怒られて当然だもんとプンプンしてました。許可取り大事!許可得られなかったら強行突破しない!! 司会者さんもですが、滅んだ村の人たちに対しても「これだから人間って……」と思っていました。 どうして、神様の大切を奪った自分たちが守られると思ったのか。誰かに良くしていただけること、当たり前ではないし、当たり前だと思わないようにしなければと思いました。 しかしその後すぐ、人間大好きターンがやってきました!!そう、ルウちゃんです。 ところどころズレてるところはありつつも、とてもいい子なルウちゃん。誰かを傷つけるのは人間かもしれないけれど、その傷を癒すのもまた、人間なのだと。 音にのって、パイセンの喜楽の尾っぽを取り戻したルウちゃんは、間違いなくキラキラ光るアイドルで、とても眩しかったです。 そして泣かせに来るエンディング曲。何度も何度も聞きました。慈希依くんにも二人の舞や唄が届いてるといいなとか、このあと2人はまた会えるんだろうかとか。 エンドロールが終わってからのタイトル画面にも泣かされる、素敵なゲームでした。 @ネタバレ終了 心温まるお話を、ありがとうございました!!
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PUPA不思議な、だけど暖かく心地よいお話でした。 @ネタバレ開始 最初のカリカリという音は穴を掘っているみたいだと思っていました。 絵を描いている音だと知った今も、自分を深堀するために掘ってた穴もあったりして、と思ってしまっています。 自分自身と、殻に閉じこもっていたあの子を重ねたりしながら遊んでいたのですが……。 殻に閉じこもりたくなるほどの何かがあったんだろうかといったことを、寝入ってしまいそうなほど心地よい音楽を聴きながら考えていました。 また、pupaの意味も調べて見ました。幼虫から成虫へとなる間の過程なんですね。あの子がちゃんと羽化して、飛べていたらいいなと思います。 @ネタバレ終了 穏やかな気持ちになれるお話をありがとうございました!
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オルタナティブ・マスカレード ~槐夏の章~先に花飛の章を遊んでから、こちらを遊ばせていただきました!! @ネタバレ開始 こっちなら主人公ちゃんが(心身ともに)助かるかも!!と思いつつ、本当か…?あの怖そうな人を信じていいのか……?と怯えながら進めていました。 プレイし終えた今は、「良かった!!!!主人公ちゃん幸せになれそう!!!!」です。もうにっこにっこしています。 先に花飛の章からプレイした私、愁にぃが出てくる度に怯えており…その人を!家に!!あげないで!!!となっていました。 怖そうなあの兄ちゃんにも、最初は信じていいのか分からなくて怯えており…ほんと、あの兄ちゃんが優しい方で良かったです!! 願わくば、記憶を消して逆の順番でも遊べたら、なんて思ってしまいます。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!!
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オルタナティブ・マスカレード ~花飛の章~ずっと気になっていたこちらのゲーム、やっとプレイさせていただきました〜! @ネタバレ開始 BAD END2、TRUE ENDの順番でクリアしている最中です。TRUE ENDの衝撃がすごすぎて、一旦この文章をしたためています。 絶対好きでしょ、とろくに概要欄も読まずに遊んだ私、TRUE ENDを迎えた時に叫んでしまいました。最高です。 最初から、愁にぃ、なんか怪しいな…?いやでも信じようよと自分に言い聞かせながらプレイしていました。BAD END2でも、なんか危ない人な気がする!!と思いつつも、いやでも信じたいと葛藤しながら迎えたTRUE END。やっぱり危ない男じゃん!!!! って思ってたんですけど、概要欄には、仮面の下の嘘を見破れってあったし、題名も示唆してたんですよね。私よちゃんと見て〜!?の気持ちもありますが、だからこそ怪しいと疑って楽しめたのかもと考え、ナイス自分とも思っています。 彼の選んだ結末が、心中ではないのがこれまた憎くてですね。いや、最高なんですけど、恨めしくて(?)。 あの男、主人公ちゃんの心に傷を残す為だけにやったわね、の気持ちです。それだけではないかもですが、それもある気がしていて…。 主人公ちゃんは生きている限り、彼のことを忘れられないでしょうし、それをわかった上で全部計算してやってそうなずるい男…。好きですね!! しかしTRUE ENDで1番心に傷を負ったのはエンディングロールでした。あの曲、結婚式でよく聞きそうな曲じゃないですか…? 曲の幸せなイメージと、主人公ちゃんの見ている現実の格差に頭を抱えました。 そして満を持してBAD END1へ。 つ、つ、続き〜!?続きはどこですか、後日談はどこですか!?私の頭の中ですね、わかった!!!!とドッタンバッタンしていました! BAD END1だと、ここから入れる保険もありそうで1番好きかもしれません。……いや、本当に入れる保険あるか?と悩み始めてしまいました。 でも1番好きかもしれません。 @ネタバレ終了 花飛の章も楽しかったので、この勢いのまま槐夏の章も遊んでこようと思います!! 素敵なゲームをありがとうございました!! @ネタバレ開始 書くか悩みましたが、最初「愁」の漢字が分からず…。 この文章のために調べた時に「愁い」と知り、頭を抱えました。君が、主人公ちゃんの愁いのタネや、君のせいやん…!!と。ここにも答えが仕込まれていたのだと手を叩いて喜びました。ありがとうございます。 @ネタバレ終了
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恋する郵便屋さん大切な人にお手紙を出したくなる、そんなお話でした! @ネタバレ開始 せ、せ、せ、切な〜い!! 泣き虫な私は、リオンくんとセアラさんが寄り添う未来がなさそうなことにずっと泣いていました。 リオンくんはセアラさんのとこ、こんなにも好きなのに… どうして2人揃って幸せになってくれないの〜!!!!と暴れたい気持ちもある反面、色んなタイミングが少しずつ連れていたのかもしれないなという気持ちもあります。 セアラさんがどのタイミングで引越しを決めていたのかは分からないけど…引越し前に気持ちを伝えていたら、ふたりがそばにいる未来もあったのではなかろうかと。好きです、と書かれた手紙を受け取った時の反応からして脈ナシではなさそうだし… やっぱり後回しにせずに、好きだと伝えられるタイミングで伝えなきゃなのかしら、とも思いました。もう手遅れだった、にならないうちにといいますか…。 ですが、リオンくんが中々伝えられなかったのは、郵便屋さんとしてのお仕事を全うしていたからだと思っているので…仕事に真面目な彼だからこそ、私はこんなにも幸せを願ってやまないのだと思います。 ですが、それとこれとは別!私は、大切な人に手紙を出そう!好きな気持ちはちゃんと伝えよう!!と思いました。 @ネタバレ終了 切なさはありますが、優しく背中を押してくれました。 素敵なゲームをありがとうございました!!
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オリオンは海に溶けクラスメイトに「子供を作って欲しい」って言われるって何!?と、ずっと気になっていたので、若葉コンテストをきっかけにプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 綺麗だけど、少し癖のある言葉たちに惹き込まれる、素敵な作品でした。 波の音やBGMは穏やかなのに、それだけでは終わらない不穏な空気に、心が揺蕩うような不思議な気持ちになりました。 たった1つのエンドを見ただけでは、まだまだ謎が多く、全てのエンドを何度も何度も読み返してきました。 が、まだ謎は解けておらず、一体彼はどんな存在だったのか、彼と彼女の会話は現実だったのか夢だったのか、まだまだ考えています。 これからも、オリオン座を見る度に2人を思い出しては、想いを馳せるのだろうと思います。 また、「640光年先の鬼火」で出てくるクラスメイトたちも、AとかBではなく、髪の綺麗な、とか、持ち物がお洒落なと書かれていて、より一層人間味を感じて好きです。 @ネタバレ終了 タグにもある通り、確かに暗めのお話ではありますが、それでも彼は彼女を照らしたがっているという点で、ある種穏やかな気持ちにもなりました。 素敵なゲームをありがとうございます!!
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涙を止める方法じんわりと心が温まるお話でした。 @ネタバレ開始 女の子の悩みは私も感じていることでもあり、苦しいよね、と思いながらプレイしていました。 が、この女の子の素敵なところは、自分のご機嫌をとるアイテムをちゃんと準備しているところ! 余裕がなく、そのことも忘れてしまっているみたいで、プレイヤーがそのことを思い出させていましたが…それでも用意したのはこの子だしな、と眩しく思いながらプレイしていました。 が、私自身のご機嫌を私自身が取ればいいということは、この女の子が、このゲームが思い出させてくれたので、自分のために何かしてみようかなと言う気持ちです。 @ネタバレ終了 プレイ時間も10分弱と短く、疲れている時にもプレイできそうな長さです。 疲れちゃった時や、涙が止まらなくなった時、またこの子に会いに来ようと思います。 素敵なゲームをありがとうございました! @ネタバレ開始 すみません、追記です。 実況させていただきました。 すごく穏やかな時間を過ごすことが出来ました。本当に、ありがとうございます。 @ネタバレ終了