gawaのレビューコレクション
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どうか夜よ明けないで一夜の、最高のひと時。 「I love you」を「月がきれいですね」と訳したように、終わってほしくない・ずっと続いてほしい感情を「どうか夜よ明けないで」と表現したように思い、製作者お二人のセンスの高さを感じました。 絵も背景も、BGMと相まって美しさが際立っていたと思いました。 ノーチェとアルバの目、髪、服が反転しているのは色や形で見てわかるのですが、見えないはずの雰囲気の違いまで見てわかってしまうのはなんでなのでしょう……どんな高等技術を使われたのですか??? @ネタバレ開始 3エンド見させて頂き、これはアルバの深層心理のお話なのかなと推測してみたり……。 @ネタバレ終了 どれだけ最高の時間だったとしても、無情に終わってしまい、夜が明ける。 幸せな時間のその後にくる悲しさや寂しさ、それらに対してノーチェとアルバがとった行動が心に残る作品でした。 美しい作品をありがとうございます。
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色のない世界色を失った「僕」と、色を感じる「彼女」のお話。 色鮮やかなタイトル画面から一転して白黒になるところや、文章から色や音、温度、柔らかさと言った「見えないはず」なのに感じられる感覚を得られ、作者さんのセンスをひしひしと体感しました! シナリオにも冒頭から惹き込まれ、徐々に明らかになる事実と結末に感動しました。 音楽もキレイで聞いていたくなるし、テンポも流れるタイミングもばっちりで作品をさらに引き立てていたと思います。 色を失っていた「僕」の日常が色付いて行く……なのに色褪せて失ってしまう様子をみて、『見られる』事より『感じられる』事が大切なのかと感じました。 美しい作品、ありがとうございます。
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ひまわりの迷宮評価が届いていれば、才能が潰れる事はなかったのかもしれない……。 ゴッホさんの事を考える時、そう思います。 そして同じ想いで今感想を書いてます! 迷宮に迷い込んだ「ぼく」と「ウィルラ」のお話。 エンディングが16種類あり、各ルートを見る事で全体がわかっていく……と思うのですが、私は8種類程度しかたどり着けず、まだまだ周回が必要で全貌が気になっていますw おそらく心の中を表しているのではないかと思っているのですが……全エンド見るまでのお楽しみにしてます♪ 深い作品をありがとうございます。
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TGIF金曜日まで楽しみに待っていました! 曜日や時間に特別な思いを抱かせてくれる作品でした。 翌日が休日って、なんだかテンション上がりますよねw 他作品のキャラクターが登場しているとの事なので、プレイさせてもらおうと思います♪
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OBENTO WORLD!!!お弁当&ドット絵という個性的な作品。 ほのぼのとした展開の中に、ちょっとした謎が隠されていて楽しめました! おまけにはくすっとしましたw はたして、おにぎりの中身はいかに!?(ツナマヨか鮭……食べたい)
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お化け飼育中このオバケ……動く! 様々な種類のオバケを見ることが出来ました。 みんな言動が違うので、こうすればどういうオバケになるのか?と楽しめました。 何種類いるのか、条件は何か……ヒントがあれば、もっと楽しめたかもしれません♪ 個性的なゲームをありがとうございます。
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1MINUTE IRREVERSIBLE(ワンミニッツ・イリバーシブル)厳かな雰囲気の中で紡がれる短編。 短編とはいえ、必要最小限の情報のみが語られていて無駄がなく、そのどれもがこの作品の世界観や背景を考察する重要な要素となって、物語が無限に広がるのを感じました。 前作「BRADLEY」同様、考察がお好きな方におすすめできる作品でした!
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Sea glass(シーグラス)美しさを「求める」側と「求められた」側のお話。 青以外を白黒で映していて、1週目ではその映像と綴られる文から「青が映えて美しい」と息をのみました。 が、2週目では逆に「青以外を感じてはいけなくなった彼女」に固唾をのむ事に……。 タイトルにもある「シーグラス」、美しいと感じるか傷付いた(傷付けられた)と感じるか、何事も多角的に物事を見ようと思う作品でした。
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しようよ七海君!所々入るボイスにクスッと、そしてビクッと(びっくりという意味で変な意味ではないですよ?)なりながら、初々しい二人の姿を見させて頂きました。 恋をして周りが見えなくなったり空回ったりしても、一途に七海君を想う野太子さんには、ぜひとも二人で幸せになってもらいたいと思える作品でした。 青春時代の甘酸っぱさを思い出せる作品、ありがとうございますw
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指先で世界を見る嫉妬、羨望、不満……誰もが抱えるであろう処理の難しいそれらを、安易なはけ口として個人に向けるのはどうなのか。 そう考えるきっかけになるようなお話。 学校は世界の縮図だという言葉を聞いたり、たしかにそうだと思ったりしてましたが、まさしくそれを文字そして多視点で表した作品だと感じました。 そして、あとがきに同じような事が書いてあったので、嬉しい&自分の考えは見透かされている恥ずかしいっっっという感情でいっぱいです。 5人の視点とありますが、その視点を通して多くの人が登場し、様々な行動・思考・感情を表していると感じました。 それらの善し悪しも個人の判断で変わってしまいますが、何かする前に一度立ち止まり、客観的に自分を見る事や「こうしたらこの後どうなるのか」を再考しようと認識できる物語でした。 優しくなれるきっかけを与えてくれる作品、ありがとうございます!