まるよしやのレビューコレクション
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僕の最愛の全エンド回収しました!タイトル画面の可愛さと不穏さに惹かれて遊び始めましたが、期待を裏切らない展開で最後まで目が離せませんでした。 @ネタバレ開始 選択肢を上から順に総当たりで選んでいったのですが、最初の反応で展開が大きく変わるのが面白く、各シナリオ毎にとても読みごたえがありました。 個人的にはエンド1から順に通過して良かったと思いました。 終わってみると、最初の2人のほのぼのな日常がこんなに貴重な癒しパートになるとは思いませんでした。要所の2人が楽しそうなスチルが可愛い…。 各エンドごとに謎が散りばめられていましたが、全話読むと概ね全て回収されるのですごく納得できました。 エンド1あたりから読んだので、さら→ゆらに対しての歪んだ感情が強くてそれにゆらが応えている形なのかと思いましたが、全編通してみるとゆらがそれ以上に重いものを背負いすぎて限界状態だったということがわかり衝撃でした。 マルチエンディングで色々な地獄を見ることができますが、個人的に印象深いのはやっぱり最後の9だと思います。 歪んでしまった家庭でその被害を一身に受けて、最後の希望のさらでさえ…ということが分かった時のゆらの感情を想像するとあまりにしんどすぎました。 ただ、ちゃんと救いもあって、それでもさらと生きていくという結末になったことには心の底から安堵したし、最後の2人が幸せそうだからこれはもう文句なしのハッピーエンドではないでしょうか。 タイトルの「僕の最愛の」。最後に続く言葉をあえて書かないという所が重要な伏線になっていて良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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ポンコツホラゲのおばけちゃんプレイさせていただきました!画面のデザインや演出がとても丁寧に作られていて、本当にPCを操作している感じで没入することができました。 おばけちゃんは声が可愛いし表情も豊かで反応を見るのが楽しかったです。 最初は自分の好きな組み合わせを選んで遊んでいましたが、あまりにも正答に近づけなかったのでヒントを沢山活用させてもらいました。(バリエーションが豊富!) @ネタバレ開始 色々な脅かしを試しながらおばけちゃんの好みや過去にちょっとずつ近づいていく展開が面白く、先が気になってどんどん進めていけました。 要所で過去を思い出し、不穏な気配になっていたので記憶を取り戻したら悲しいことになると構えていましたが、思い出してからもおばけちゃんはおばけちゃんで、悲しいことに変わりはないけど優しい温かいエンディングで思わず涙腺にきました。 ポテチ(画像)を食べるおばけちゃんのシーンが可愛いくて好きです。 おばけちゃんに対してそっけなかったアラタさんがおばけちゃんとのやりとりで変わっていくのも良かったし、アラタさん側の話も掘り下げがあり、より感情移入しました。 創作者(漫画家)だった→ホラゲ作りをプロデュース。展開や演出にこだわる、という絶妙な繋がりに「なるほど!」と唸らされたし、おばけちゃんのゲームの中に自分の創作を活かす展開が熱かったです。 最後におばけちゃんの為のゲームを作る部分はヒントなしでしたが2つともすぐにストーリーを見ることが出来ました。おばけちゃんが幸せそうだったのが微笑ましくて印象的でした。 かるいさん…例のいるかのオマージュ的存在なのが面白かったし、目がキマっていてちょっと性格が悪いのがとてもツボでした。 ラストの「またね」がおばけちゃんらしくて、明るい余韻の残る終わり方で良かったです…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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Hide My Loveずっと気になっていたゲームで、ようやく全エンディングを迎えることができました!とにかく登場人物の2人が濃い…!!あまりにもおもしれー男と女すぎて次はどんな掛け合いをするのかと思いつつ楽しく読み進めることができました。 @ネタバレ開始 光一郎さんは変人、という前情報があったのでどういう感じか気になっていたのですが、彼の話す一言一句が独特の世界観を醸し出しているし、怪しい漢方薬局や女装カフェを含む職場4つを掛け持ちするしで本当に読めない感じのお兄さん(経歴はグレー)という噛めば噛むほど味のするタイプの謎の人で大変刺さりました。各職場で立ち絵差分があって豪華でした。美しい…。 実生ちゃんは推し活がまさかの本人登場夢小説で、想像以上に本人にバレちゃいけない感じの推し方だったのには笑いました。バレた時の心情を想像すると共感と同情を禁じ得ません…。でも推しバレしそうな選択肢を選ぶと全力でヲタ語りを始めてしまうのでバレないのが不思議でした。いやでもこれは光一郎さん的には薄々気づいても気づかないふりをしていた可能性もある…かも? 恥ずかしながら攻略の時、「恋愛ゲームだし時々は好意(熱意?)を伝えた方が良いのでは…?」と推しバレ選択肢を選び続けていたせいで、いつまで経っても光一郎さんと大きな進展がなく、妙だな…と思って攻略情報を見て冷静に考えるとこのゲームはガチ恋バレしちゃいけないんだった…!と何周もして気づきました。ただそれぞれの職場で選択肢が違っていたので周回も楽しかったです! エンドA・Bの分岐前にこれまでの明るい雰囲気から急にシリアス調になったので、選択肢を間違えたらBADエンドになるのかと構えつつ、エンドBに行ったらまさかの夢小説書籍化ルートになって声が出ました。ある意味ハッピーエンドだけどやっぱり推しに推しとの小説を読まれるのは地獄では…! 最後のエンドAはとにかく素晴らしい疾走感でした。謎の人と自称する光一郎さんを如何に知っているか、ということをまくし立てて告白するというのは実生ちゃんにしかできないことですよね…!この場面で光一郎さんを好きになるきっかけエピソードも回収しながら畳みかけるテキストの勢いがとても熱くて、読みながら実生ちゃんを応援したくなりました。 そして告白から恋心に気づく光一郎さんも素直で素敵で、最後にこのエンドに到達出来て良かったと感じました。 おまけまでしっかり楽しませていただきました。 エンディングを歌われている方がイラスト担当様だと知ってびっくりしました。歌も絵もお上手なのは凄すぎます…! @ネタバレ終了 グラフィックも主題歌もとても世界観にマッチしていて良かったです! 素敵な作品をありがとうございます!
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虹色の夢虹色の夢ようやく1周クリアしました…!プレイ中の感想にも書きましたが、本当に圧倒的なシナリオと自由度でやりたいことが尽きなくて、2年間があっという間でした。あまりに熱中しすぎて夢の中でもスケジュールを組んでいました…笑 要所に突発的に挟まれるイベントにもわくわくしたし、セリフテキストの細かい変化も嬉しくて笑顔になりました。 @ネタバレ開始 今回のプレイではロノアちゃん大好きを隠さない勢(割とみんなそうですが…)のシーラちゃん、シゼンさん、パトリック君の攻略に挑戦しました。 シーラちゃんは一見最初から好感度100%なようでいて内面になかなか踏み込めなかったり、重い過去があったりと難しい一面があったので、仲良くなるにつれて心を開いてくれる実感があって嬉しかったです。特大羊メロンパン売ってください。無事恋人エンドを迎えたので幸せになります。 シゼンさんは最初はハイテンション年下少女愛好お兄さんかな?などと思っていたのですが…ごめんなさい、めちゃくちゃいい男でした…。クリア後かなり印象の変わったキャラです。ソノ先生のイベントは寂しかったですが、覚悟の決まったシゼンさんなら先生の意思を受け継いでくれるような気がします。最上エンドでした。かっこいいよシゼンさん。 幸せになります。 パトリック君ですが、最序盤に攻略し始めたばっかりに、後で色々な人とデートしては嫉妬の炎を燃やされ何度も狂愛エンドに到達したので領主の館が軽くトラウマになりました。でも愛の重い子大好き…。(脱却方法を教えていただきありがとうございました…!) 残念なことに1年目のトト祭りの後のフラグを立てそびれてしまって最後まで進展ができないまま終わってしまって非常に悔しいので2周目は領主兄弟を攻略頑張りたいです。見たい…彼の前向きな成長…!!! 膝枕とかオムライスとか可愛いエピソードも印象的でさらに好きになりました。 隙間で、ムービーが好青年だったジェイビーさんも気になって攻略したのですが恋人エンドで声出ました。あっっR15〜〜〜〜〜!!!!最高です、ありがとうございました。幸せになります。 とにかく個別ストーリーがみんな濃くて、少しずつ人物がわかっていく過程が面白いと感じました。 @ネタバレ終了 2周目でやりたいことも沢山出てきたので、また折を見て少しずつ遊んでいきたいと思います、素敵なゲームをありがとうございます!✨
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弟友コネクト本編は以前クリアしましたが、追加された後日談が気になっていたのでプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 見たいと思っていた本編後のお話…想像以上に素敵でした。 トキくんの心の内が素直に出るところが本編で可愛いと思ったポイントでしたが、理玖ちゃんもそこに触れてくれたのが嬉しかったです。かっこいいところを見せたいと思っているトキくんにキュンときたし、そこを汲んだ上でお互い少しずつわかっていこうとする理玖ちゃんの空気感も良いなと思いました。最後の2人のスチルが素晴らしかったです。 また、対晴くんとの掛け合いが本編でも好きな所だったので、また新鮮な掛け合いを見られて良かったです。これからもずっと3人仲良くして欲しいと思いました。 @ネタバレ終了 あらためて素敵な作品をありがとうございました!
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虹色の夢プレイさせていただきました!魅力的なキャラクター、膨大な台詞差分、自由度の高い経営システム…要素が盛りだくさんで時間を忘れて没頭しています。レベルが上がるごとに、できることが増えて、新キャラクターも登場して…と全く飽きない展開が沢山でとにかく楽しいです。1周ではとても遊びつくせないこのボリュームを無料でプレイできることが本当に凄い…!残念ながらフェス期間中のクリアが出来ませんでしたが、引き続き腰を据えてじっくりプレイしたいと思います。 @ネタバレ開始 最初はサニーくんが可愛いなと思って始めましたが、どのキャラクターも交流を深めていくにつれてどんどん好きになっていっています。セルゲイさんのデレ方がとても可愛いです。 今はシーラちゃん、パトリック君、シゼンさんというロノアちゃん大好き勢と交流を深めているところなのですが、同じ「好き」でもそれぞれ違っていて、人物描写がとても丁寧だと感じました。 エンディングを目指して頑張りたいです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます!
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就労!アクマ・デ・カンパニー入社させていただきました!UIもCGも洗練されていて、ストーリーも笑いとダークな面のバランスが絶妙で面白かったです。 @ネタバレ開始 初回で容赦なく取り立てまくって勤勉な社員になった後、ガルー君と話をして喫茶店を開くエンディングに行き、あの時は取り立ててごめん…と申し訳ない気持ちになりました。 社長は鬼畜だし、やっていることはえげつないけどどこか憎めない感じで、おまけシナリオの像を建てられた時の反応や食べログを見て喫茶店に来るところが可愛いかったです。各エンドごとに見られる後日談も楽しく、あっという間にコンプしました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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自称お助けキャラの末路タイトル画面のイラストと説明文が気になりプレイさせていただきました! 先の読めない不穏なストーリー展開と可愛いイラスト、キャラクターのデザインやそれぞれの関係性が濃密で個人的にかなりツボな作品でした。 @ネタバレ開始 開始直後の明るいゲンキくんの意味深な一言、突如始まる「最高青春計画」、協力者の意味深な様子、だけどリョウくんはゲンキくんが好きだと早々に明らかになり…と次々に気になることが出てきて、一気に読み進めてしまいました。 軽快な会話!明るいBGM!と思いきや急速に挟まれる激重エピソードや、激重感情が良いスパイスになっていて、それぞれのキャラクターの解像度が上がっていき、最初の意味深な部分が少しずつ明らかになっていく過程が面白かったです。個人的には単体だとナツミちゃんが好きで、CPだとマドカ×チョウコがツボでした。末路Aのマドカちゃんの独占欲が滲み出る感じ、とても好きです。 メインストーリーは誰を攻略してもゲンキくんが死んで(病んで)しまうので、ゲンキくんを救う方法はないものかと思っていたのですが、真エンドでリョウくんが救ってくれて安心しました。 限界のゲンキくんを救う方法が「先延ばしにする」という言葉なのがめちゃくちゃ良かったです。これから未来を一緒に考えてほしい…。 作中出てきていた「悪魔」がここで活きてくるとは…。冒頭の注意書きの意味もわかり「なるほど…!」と唸らされました。 サイドストーリーも激濃密な関係性がこれでもかというほど浴びられて、それぞれの話がもっと見たい…!と思っていたら、おまけページでさらにおまけとは思えないほどのボリュームのおかわりをいただけて最高でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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月明かりと夜風のワルツとにかく全体の雰囲気が素晴らしかったです。 グラフィックの美しさもさながら、UIのデザインも洗練されていてプレイしやすく、すぐに世界観に没入していきました。 魔法の存在する世界ということで、リシュアちゃん・レナートくんそれぞれの立ち位置と2人を取り巻く環境も設定が詳細に作り込まれており、2人の葛藤にとても共感できました。 何より、2人のやりとりがとにかく可愛くて、ずっと見ていたい…!と感じました。 @ネタバレ開始 リシュアちゃんの魔法に対する考え方が優しく一本芯が通っていて素敵でした。魔法が苦手でも出来ることを見つけていける世界をリシュアちゃんなら実現してくれそうですし、その未来をレナートくんと見てほしいと思いました…!レナートくんとの距離を縮めようと頑張るリシュアちゃんが可愛くて、告白のシーンはキュンときました。 レナートくんは魔法が苦手ではあるけれど、魔法が使える人を妬むことなく肯定的に見て憧れ、尊敬を抱いているというところがすごく良かったです。 ただ、その憧れがリシュアちゃんとの距離がなかなか縮まらない理由になっているのがまた絶妙でこのもどかしさたるや…!という感じでした。リシュアちゃんのことをナチュラルに世界の宝だと思っているレナートくんが可愛すぎました。 そして2人の考え方の背景にはトヴァルさんの考え方や行動が活きているのが好きポイントです。リシュアちゃんの一家、あったかい…みんなこうであってほしいと思わずにはいられませんでした。 2人の過程を見ているからこそパーティでぐっと2人の距離が縮まった時は思わず拍手をしてしまいました。タイトルの「月明かりと夜風のワルツ」をこんなに綺麗に回収されるなんて…スチルの美しさも相まってとても印象的なシーンでした。 エンディング後のやりとりまで可愛くてほっとする読了感でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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Re:quiem[Shall We Dance?]ずっと気になっていたRe:quiemシリーズの第5作目、プレイさせていただきました!小百合ちゃんや優君、須賀先生…お馴染みのみんながフルボイスで喋っているだけで胸が熱くなったし、お声もそれぞれのキャラクターに合っていてとても素敵でした!イヤホン推奨… 全6人を誘うことができるのですが、お誘いシーンはそれぞれのキャラクターの情報や意外な一面が掘り下げられており、解像度が上がって楽しかったです。どのルートも最後にはほっこり温かい読了感が残る素敵なお話でした。 @ネタバレ開始 今作初登場の椿さんとつららちゃん。つららちゃんの正体は物語が進むにつれて何となく「人間ではないのかな」という予感がしていましたが、小百合ちゃんと仲良くなる過程で色んな表情を見せてくれて愛しくなっていたので、それだけに最後は切なくなりました。だけどきっと小百合ちゃんなら雪が降る度に思い出してくれるという信頼があるので、救いのあるエンディングだと思いました。 椿さんは、終盤に入るまで完全にヴィランな思想の人だと思っていたのですが、つららちゃんを溶かすことにこだわる理由を知って、実は相当繊細な感性の持ち主だと感じました。つららちゃんもそれをわかった上で逃げることもしなかったところに2人の関係性を感じてエモかったです。つばつら… 誘った6人がそれぞれラビリアン開放を手伝ってくれる方法が違っていて面白かったし、デフォルメイラストが可愛かったです。優君頑張った…!! 個人的に前作での真人君と小百合ちゃんのやりとりが好きだったので最後にとっておいて攻略しました。色々口では文句を言いながらも小百合ちゃんの力になってくれる相棒、という感じがやっぱり素敵でずっと見ていたくなりました。(性癖全公開…のくだりはめちゃくちゃ笑いました。) 小百合ちゃんの衣装がとても可愛かったので、それぞれが衣装を褒めてくれるところで「だよね!!」と全同意しながらプレイしておりました。 お誘いを失敗してしまったルートでも、あやめちゃん、巴ちゃん、杏子さん、アザミちゃんが助けてくれる展開で、女子同士の友情が深まる良いエンディングで良かったです。この4人が仲良くしているだけで色々と感慨深いですね…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!