うさギョのレビューコレクション
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君との明日を望めたらサムネを見て気になり、プレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 紺野さんが好きすぎて最高でした。 白衣で黒マニキュアで一人称私の男性ですか!?大好きです。 しかも腕に包帯してる!?これはもしかしてあれなやつではありませんか!?話していてもそこはかとなくそういう雰囲気が漂ってきて、私の癖にドストライクすぎて気持ち悪い笑顔を浮かべながらプレイしていました。 違っていたら本当に申し訳ありません(土下座) END4を初めにみまして、私は悪い人間なので別れが来るとわかっていてデロ甘に接していたのですが、辛い別れのシーンが来るかなワクワクと思ったら強く生きていく紺野さんが現れて己の心の醜さに打ちのめされました。 すみませんでした。 鏡の前の紺野さんがしんどすぎてとても愛らしいです。 そしてEND1が大好きすぎて、手をかけるシーンに入った途端「大好き!待ってた!!!!」と興奮して布団の上でゴロゴロ暴れつつ廊下を行ったり来たりしながら心が落ち着くのを待ってから選択肢を選びました。 紺野さんはこういう人だと思っていました。待ってました。ありがとうございます。 こういう人とか言ってすみません。でも私は貴方のそんなところが大好きです。 さらにEND2も良すぎる!!そうしますよね。ずっとそれを望んでるんだろうなと思っていました。最高すぎる。 ずっと依存していて欲しいです。最高すぎる。 地獄のハッピーライフを末永く続けてください。 @ネタバレ終了 本当に!本当に!素敵な作品をありがとうございました!!! -
いんふぇrの : In your box.プロモカードを頂き、気になっていたのでプレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 死ぬほど死ネタが好きなのでハッピーな(ハッピーではない)展開でニコニコしました。 序盤はどっちが犯人かな?と思っていたのですが、徐々にどっちが詰められるかな?になり、やがて実は死んでたらいいな!になり読み進めるのがとても楽しかったです。 エンド2の繰り返される変わらない日常ルートが本当に大好きです。このまま目覚めない地獄を繰り返して欲しいですね。 一度クリアすると序盤の何気ないシーンに「なるほどなあ」という不穏ポイントがあることに気づき、初回とはまた違った視点で楽しめました。 守りたいという言葉がまったく違う意味になっていくのが良かったです。 箱くんについても2周目以降は「もしかして呪いではなく気づいてほしいのでは?」「現実へ救い上げる存在なのでは?(当事者にとって救いかは分からないが)」と見方が変わって面白かったです。 色々な解釈が楽しめそうな物語でクリア後も読み返しました。 そしてそんな不穏な展開を吹っ飛ばす(物理)EXエンドに爆笑しました。 そうだ、悪いのは会社だったんだ……。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。 -
無職人間育成週間SNSで見たときから気になっていたゲームです。 楽しくプレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 毎日料理を上達させていくジキルさんが可愛くてひたすら同じ料理をさせていたら寿司ENDとカレーENDに辿り着き、こんなインテリイケメンに寿司を握らせていいのだろうか?と少しの罪悪感を感じました。 (本人が幸せならおっけーです!) カレーの種類が豊富すぎて「知らないカレーがどんどん出てくる……!インテリのカレー紹介だ……」と料理番組的な面白さがあり、料理パートの満足度が高かったです。 またENDスチルが全部動いてて、贅沢だ!と喜びを噛み締めました。 シナリオ的には不和ENDはちょっと悲しいのですが、後ろ髪が揺れているのがしっぽみたいで可愛くて悲しさが和らぎました。 そしてエンドCが癖の塊みたいなENDで、とても好きです!!! ぼんやり蕩けたような顔のスチルと相まって、脳を溶かされたような麻薬や洗脳じみた毒の甘さとディストピア的な幸せが混ざり合う最高に癖なエンドでした。 このままだめにして飼い殺したいですね(笑顔) 賢い人間が知性を失った様が最高に甘美でした。 @ネタバレ終了 素敵なゲームありがとうございました。 -
ティラノフェス10オープニング -
宇宙をゆく僕と猫ディストピア大好きなのでワクワクしながらプレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 可愛い絵柄とほのぼのした雰囲気の中どぎつい展開になっていくのがとても良かったです。 序盤のテロ犯についてなど世界観紹介のような軽い気持ちで読んでいたのですが、のちの伏線になっていることに気づきはっとしました。 視覚を切った時のディストピア感が本当にたまらなくて、テロ犯はどこかで知ってしまった(もしくは知ることができるレベルの高評価だったのかもしれない)など、背景にある物語にも想像が膨らみこの世界について考えるのがとても楽しかったです。 猫は死にませんという言葉がプレイ前後で全く違う印象に聞こえるのと、タイトル画面の猫の演出に鳥肌が立ちました。 確かに死は存在しませんよね。 三毛猫のオスを選ぶ、通販のように届くという回想を見た時から「遺伝子操作か?本当に猫か?」などと思っていましたが、生命ですらなかったことが衝撃でした。 知ってから今までのシナリオを思い出すと「まあ、生命じゃないもんな」と思える言動が多々あり、実体がないことを知っている人から見ると「処分しましょう」は違和感ない選択肢なのかもしれないと妙に納得してしまいました。 ただ、人間ですら簡単に処分を考えるAIなので生きた猫だったとしても同じ提案をするのかもしれませんが。 (それと同時に本当にここは人間が作った人間主体の国なのだろうかという謎の不安もよぎりました) @ネタバレ終了 前半との落差が素晴らしい展開でした。 素敵な作品ありがとうございました。 -
カップラーメンは待ってくれないシンプルながらツッコミが面白いゲームでした。 @ネタバレ開始 1周目で迷わず火薬を入れたサイコパスです。 2周目では何の疑いもなく「麺かためENDになるかな」と自信を持ってお湯を捨てました。おそらく麺ごと野生に還ったことでしょう。 このあたりから「絶対最後に3分ENDを見てやる…!」と謎の天邪鬼を発揮し、主人公のカップ麺を伸ばし続け、またそんなプレイヤーにも優しい言葉をかけてくれる主人公に感動し、無事最後美味しく食べることができました。 人のことをサイコパス呼ばわりしながら、自分は一緒におしゃべりしていた相手を美味しく食べる様子に「主人公もサイコパスの才能あるぞ…」とツッコミました。 @ネタバレ終了 面白いゲームありがとうございました。 -
やがて君も虎になる。思春期特有の繊細さ、視野の狭さ、傲慢さを織り交ぜた歪な構造を虎というスパイスで味付けした短いながらも味のある作品です。 @ネタバレ開始 あまりに現実的な描写があり読む人にとっては痛みを伴う作品かもしれませんが、虎という非現実的な要素が出てくることでホラーのようは感覚にもなりフィクションとして楽しめる作品になっています。 以前プレイさせて頂いた他の作品でもこのような現実と非現実の混ぜ方が上手い描写だったので、作者さんの得意分野なのかなと感じました。 自分が大嫌いなものと同じだと気づいたときの衝撃と恐怖、死にたくなる絶望感を上手く描いており非常にリアルだなと感じました。 ただ正直私が一番恐ろしく感じたのは委員長さんです。私の理解から一番遠い存在が彼女だからなのですが、プレイヤーによって3人の誰が理解できるか、どの事態を恐ろしく感じるか異なると思いますので自分の人生を突きつけてくる感覚がある読後感でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました。 -
就労!アクマ・デ・カンパニー短編ながら私の好みが詰まった最高の作品でした。 @ネタバレ開始 社長と天使長がめちゃくちゃ好みでヘキに刺さりました。 社長に蛆虫と罵られながら働くのもいいし、天使さん達に信仰を捧げる世界もいいですよねええ。ゴミを見るような目で見られたいです。 社長厳しいことを言うのに懐が広いところいいですよねえええ!すき!!!! 死すがいいと言ってるのに懲戒免職なの笑ってしまいました。優しすぎる…。 そして天使長さん達が来た後、捨て台詞が一から起業してやるなのが律儀で笑ってしまいました。 このルートが一番好きです。 社長が本当に好きでENDスチルの天使長さんも大好きで、このルートだけ何回もプレイしました。仕事帰りの疲れた心に効きます。 社長が第一印象に反して意外と優しく情があって、対価を払えば許して(悪魔だしもしかしたら報酬と交換という感覚なのかもしれない)くれるところ、人間と寄り添い堕落させる悪魔感あって素晴らしいですね。 私は初回プレイで集金やりたくなかったので拒否する生意気な新人だったのですが、飛ばされたところで、「やったー!人体実験みがある工場だー!」と私向けの職場だということに気づき「社長、人を見る目があるな…?」と謎に感動しました。 その後おまけを読んでタイトルの意味に気づきセンスの良さに更に衝撃を受けました。悪魔であり、しかしあくまでカンパニーを使っての支配というダブルミーニングなのかなと。 @ネタバレ終了 大変素晴らしい作品をありがとうございました。 -
幽界の夜サムネが目に留まりプレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 初回プレイ時は冒頭のシーンを見て「ヤバイ契約シーンか?」と思っていたのですが、最後までプレイして「これは約束と信頼の物語だ!」と笑顔になりました。 作中割と本気でホラーなこともあり、2人のやりとりが寒い冬の中で感じる一つの灯のような温かさがありました。 進めていくうちにお兄さんも罪人だったのかなとじわじわ感じるところがよいです。 約束をしたとはいえ主人公の選択肢によっては助けてくれないの、罪人ぽさがあってよいですね。もしかしたら罪人だからではなく、お兄さんからしたら裏切られた気持ちだったのかも…とも想像しました。 本当にお父さんだけ信じていたのかなという気持ちや、お父さんもお兄さんに対する信頼だけではなく息子が同じであると信じて託したのかなというお互いの信頼を感じる点など、作中語られない部分に対する想像がかき立てられる作品でした。 また、trueENDを見た後、お兄さんが首に包帯していることに気づきはっとしました。 @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました。 -
ヤンデレ卒業宣言プレイ前後でゲーム中の色々なものの解釈が変わる面白いシステムのゲームでした! @ネタバレ開始 最初にタイトル画面を見た時は卒業宣言(します!頑張ります!)なのかな?と思っていたのですが、卒業したENDを見てからタイトルに戻った後同じ画面なのに全く違う印象なのが面白かったです。 クリア後は卒業宣言(しました!)に見えてみんなの表情も違って見える不思議…。 一気に反転する物語が面白かったです。ミスリードに引き込む演出がとても上手いです! 何で上手くいったはずなのに…と思っていたらお前の方だったんかい!とツッコミたくなりました。 だから途中で出てくる店主ちゃん顔隠してたんだと思わず納得。 そして真実ルートの絶望感の表現が最高でした。 全てが繰り返される閉ざされた地獄の物語が素晴らしすぎて、伏線や対になった演出に気づいたときニヤニヤが止まりませんでした。 リセットにも物語があり、世界観の構成力が素晴らしいです! リセット後に読むと序盤の"わたし"はどちらなんだ?という閉ざされた思考を追体験するかのような錯覚に陥るので2倍面白かったです。 @ネタバレ終了 素晴らしいゲームありがとうございました。
