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SILKROADのレビューコレクション

  • 聖者の証明
    聖者の証明
    自分の好きそうな雰囲気だったのでこの方の作品久々に読んだのですが、 随分優しい作風になったなぁと思いました。 (いやむしろ主人公の事を考えると残酷度が増し…て…る…?) クワンシにしろ、シシュンにしろ純粋なんですよね。 純粋だからこその悲劇というか。 どこかしら性悪なところが彼らにあったら むしろこの切なさは生まれない。 @ネタバレ開始 最後のタイトル画面の演出も彼の人生と後悔と孤独を考えると切ない。 初期作品の罪咎オペレッタは神(展開?)が スッパリ人物らを断罪してくれたけれど 今作品では叱ったり怒ったり責めてくる第三者も 裁いてくれる神も現れないんですね。 現れたら現れたで読んでる我々は 『これまで善であろうと努力してきた主人公が 可哀想だからやめたげてほしい』 と思ってしまうんですけど 自責に囚われてる主人公シシュン側から見ると、 むしろ誰かが己を罵倒して罰してくれた方がどれほど救いになったか。 哀れみを向けられる方が今の彼にとってどれだけ惨めか。 そう考えると救いのないお話なのですが。 かといって自×もできず 後悔と自己嫌悪を抱え寿命を迎えるまで生きるしかないのが 悲しくて切ないですね……。 けれど弟子が生き延びて自分が犠牲になる展開に転んでも 弟子は弟子で一生自分を責めるかもしれないし どう転んでも辛い……。 @ネタバレ終了 悲しくも切ない良い意味で 未完全な人間のお話をありがとうございました。 返信は多忙と思われるのでお気遣いなさらぬよう。

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  • ままごとのショーティカ
    ままごとのショーティカ
    『ままごとのショーティカ』は例えると子供時代に大事にしてた 宝箱のオルゴールみたいな作品でした。 創作スランプだった時にこの作品に出会い、作者さんの作る世界観と アンティークで愛らしいお部屋にまず圧倒。 そしてショーティカとのふれあい、ショーティカの可愛さ、 トゥルーでのショーティカの真の愛情には涙が出ました。 私が見たかったものが確かにそこにありました。 時間を忘れてプレイして全エンド見ました。 気になる人はぜひプレイしてほしいですし 引かれるかもしれないですが私はお金を払いたい位には この作品が大好きです。 この作品がもっともっと広まってほしいです。 『ままごとのショーティカ』を制作してくださりありがとうございます。

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