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SHIAのレビューコレクション

  • 薬師は魔女の薬草を盗む?
    薬師は魔女の薬草を盗む?
    ファンタジーらしいファンタジーの雰囲気がとても良い、タイトル画面から既にワクワクする物語でした。 なかなか素直になれないヤークさんがとてもかわいいです。 薬草の人としての姿もさることながら、名前も「ああ、これはもしや…!」となる子たちばかりで、自分が普段からお世話になっているものに関しては妙な親近感がわきました! @ネタバレ開始 ヤークさん視点だとトッティーさんの立ち絵が出てきて「なるほど、こんなイケメンだったのかー! そして本当に表情筋が死んでいる…」となりました。 ヤークさんにはぜひにトッティーさんの驚いた顔など他の表情を引き出してほしいです。 エンド6はとにかく最高でした。ナイススリの人! かわいいヤークさんが湿布に対して「これはこれで要るの!」となったり、それを理解しないトッティーさんだったり、最後まで三人の掛け合いをとても楽しく読み終えました。 トッティーさん、お願いだから遠くない未来にヤークさんの恋心に気付いてあげてください…!! エンドクレジットの旅の一ページのようなシーン集、もっと見ていたいと思うくらい美しく、そして楽しかったです。 UIなども細かなところまで作り込まれていて、画面の構成や動きにまでうっとりしました。 @ネタバレ終了 ファンタジー好きにはたまらないファンタジーらしいキャラクターやとても甘酸っぱい恋の物語はもちろん、UIなど細部までとても素敵な作品でした。 ありがとうございました!

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  • 赤のガランサス
    赤のガランサス
    荒廃した世界で、助けた女の子と絆を深めたり女の子の抱える事情に巻き込まれてそれを解決していくようなハードボイルドな物語だと思っていました。 そう、到着しました~となって、待ち人来ずという状況を不審に思い始めたあの時までは。 @ネタバレ開始 エレクタさんが相当な恋するヤンデレさんで、その片鱗は車の助手席でも垣間見られましたが、二人きりの部屋になった後は本領発揮ぶりがすごくて「ユキさん、とんでもない女の子に惚れられちゃったね…」と応援してよいものかユキさんの無事を願ってよいものか、悩ましいところでした。 ヤンデレぶりをいかんなく発揮するエレクタさんももちろん可愛いのですが、なんだかんだでユキさんのことをきちんと考えていたドロセラさんがとてもいい味を出していました。 殴られた後で「あの女に気付かれるから反応するな」と言いつつ銃を懐に挿し込んでくれたときは「なんていいやつ!(半分錯覚)」と思いました。 「死んでほしくない」というのはたぶん数少ない本音かなと感じました。 エンドとしては片足撃ち抜きのエンドのほうが好きです。 最後の対決、結末がどうなったのかが分からないところで終わっており、二人が果たしてどうなったのかがとても気になりました。 ユキさんを待ち続けたエレクタさんが最後に口にするハート付きのあのセリフは、愛しい人をちょっと咎めるような、それでいて焦らすような感じで、とても印象的でした。 @ネタバレ終了 音楽も素晴らしく、特に私が好きなエンドのエンドクレジットで流れていた曲はとても耳に残りました。 生きることに悩む大人の男とそんな男を一途に想う女の子の恋の物語、楽しく読ませていただきました。 ありがとうございました!

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  • 樹海の怪
    樹海の怪
    自殺の名所として知られている樹海は、死んだ人が見えるとか、引きずり込まれるとか色々言いますが、主人公の樹くんが体験する出来事もそうだったのでしょうか。 全体的にモノトーンで進む画面が印象的で、特に始まりの数分はモノトーンならではの見せ方でお上手だなーと感じました。 @ネタバレ開始 あの少年が何者だったのかが最後まで明かされずに終わるところが、個人的にとても良かったです。 怪は怪のまま終わり、あの少年の存在は全編を通じてひたすらに際立っているのに、最後までいつどのような経緯があって亡くなったのかなどが何も明かされないというのが逆に印象的でした。 @ネタバレ終了 樹くんが全体的に死を忌避している感じで、それがまた死者と生者が立つ位置が異なっていることを如実に表し、良い意味での不気味な空気、樹海ならではの空気が漂っていました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 先輩、俺とデートしませんか?
    先輩、俺とデートしませんか?
    「先輩、助けられなくてごめんなさい…」と繰り返すナオトくんと主人公のアズサさんを救う物語かなと思っていたら、違いました。 もっともっと深い物語でした。 人を好きになるって素敵ですが、時に苦しいものですね。 @ネタバレ開始 (敢えて名前は伏せますが)三人でのループものだとは思わず、屋上での「今誰かいたような…」からの正体をナオトくんが確認したあたりからはもう先が気になりすぎてノンストップでした。 自分が死ねば二人は助かるんじゃないかとか、自分がここで身代わりになれば助かるんじゃないかとか、自分を犠牲にしてでも好きな人を助けようとするナオトくんたちが見ていて辛く「みんなで! 明日を迎えるんだよ!」と、ループが終わる瞬間を待ち望みながら終盤は読み進めていました。 最後は無事に大団円、本当に良かったです。 そして、ゲームを始めた時には特に何も感じなかった「先輩、俺とデートしませんか?」の一言が最後に見たときに冒頭とは違って色鮮やかに色づいて見える仕掛け、お見事としか言いようがありません! @ネタバレ終了 これからプレイされる方は前情報なしで最後まで走ってほしい、素敵な恋の物語でした。 ありがとうございました!

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  • アンドロイドは電気と猫を愛するのか?
    アンドロイドは電気と猫を愛するのか?
    開始1秒、既にクライマックスか!?な状況から始まり、何が起きているのだろうとグイッと物語に引き込まれました。 そして、開始3分経たずしてある意味で「世界の命運は任せた」と主人公に任せられることに…寝ている場合ではなかった!? そんなところから始まったアリシアさんとの交流、アリシアさんがロングヘア系のタイプに切り替わった瞬間に、見た目からも落ちました(単純) @ネタバレ開始 アリシアちゃんがめちゃくちゃ可愛くて、理性の回路がオーバーヒートしかけました!! ちょっと過剰なスキンシップをとってくるアリシアちゃんがかわいくて、こんなにかわいい女の子が人間(生身)なわけがないという言葉が脳裏に浮かびました。 一応エンドに幾つか到達したのですが、最後まで見られた分としては「協力してね♪」の人類は悪なのでエンドは見られました。 帽子スタイルのアリシアさんもとても可愛かったです。 学者エンドはなぜか夜の星空シーンで停止してしまいました…複数回やり直しましたが、毎回必ず止まりました。 また、私のプレイでは、特定のパラメータを上げてNEXT STORYになると100%完全停止してしまうバグが見られました。 べた惚れ110、研究者70、引っ込み思案22、サイコパス53くらいの数値で会話を選び続けてNEXT STORYが出ると停止します(アリシアさんの見た目は清楚なお嬢様系の見た目です)。 一応バグかな?と思ったのでご報告いたします。 せっかくかわいいアリシアさんでしたので、色々なエンドを最後まで見たいなと思いました。 ※もし他の方からの報告で修正対応済みでしたら重複になってしまい申し訳ありません。 @ネタバレ終了 自分の育成方法で服装や未来が変わるとてもかわいいアリシアさんとの一時、まったり過ごさせていだきました。 ありがとうございました!

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  • 箱入り娘たち
    箱入り娘たち
    昨年の作品もとても素晴らしかったですが、今年はさらにパワーアップされていて「スクロールで読む」ということの楽しさ、スクロールならではの見せ方のワザが輝いていました。 3つの箱、どれもとても面白かったです! 私のお気に入りは箱庭のイヴです。 これは絶対にスクロールしてしまう…そう、二度! スクロールしていく過程で、タイトルを除けば一行左右がくっついて見える文があり、この見せ方が神がかっていました。 読み終わった後などに右クリックで戻るときの演出も素晴らしく、スクロールする楽しさに思わずそれぞれ2回ずつ読みました。 とても素敵な作品をありがとうございました!

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  • 燕に餞 -10 minutes to airplane fall-
    燕に餞 -10 minutes to airplane fall-
    残された時間はあと10分、人生最後の時間に主人公は生き足掻くのか、安らかに死を受け入れるのか…そして不思議な女性の正体は…と、状況や謎が複雑に絡み合ってスリリングかつ奥深い物語でした。 近々飛行機に乗る予定の人は、心してプレイしましょう! @ネタバレ開始 一番初めに辿り着いたのが「ハッピーエンド」で、当たり障りなく…何も知らず…という感じでした。 そこから一つ一つ別のエンディングを埋めていくたびに「ええええ」という衝撃だったり「あ、タイトルの本が出てきた」だったり、色々ありましたが無事にコンプリート。 主人公…もう既に亡くなっていたんですね。 そして、主人公だけが神様の寵愛で死後に皆さんとはちょっと違う扱いでどこかへ向かうというところに、死後の世界くらい穏やかであればいいなと思いました。 神様の「彼に渡したくなかった」という描写など、その背景にあるものが気になりました。 すごく緊迫した状況ですが、画面が全体的にモノトーンでしたので物語の軸の部分をじっくりと味わいながら最後までプレイできて本当に良かったです。 途中で挿入されたメアリーの実験部分は、最後のエンド6の色づいた海の部分などと掛け合わされているのでしょうか…ちょっと考えすぎでしょうか。 @ネタバレ終了 燕に餞というタイトルも読了後にはとてもしっくりくる、少し不思議な物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 猫ノ目のような世界で
    猫ノ目のような世界で
    御伽噺のような、童話のような、幻想的な風景とキャラクターたちに絵本のような物語なのかなと読み始めてみたら、思っていたよりもどっしりとしたお話でした。 @ネタバレ開始 心にストレートに響いてくる悲しみや孤独、焦燥感など、どこかの誰かの悩みとして生まれた世界に生きる羽ネコたちにも感情があると思うと、一つのキャラクターとしてビジュアルがあることもあり、ある意味で「消えることになってしまって申し訳ない…」という気持ちにもなりました。 住人さんが一気に消えてしまっていたときも「みんな消えてしまった…」と思いましたが、たぶんクジラさんに呑み込まれたりして元の感情の主のことを想いながら終わっていったのかなと感じました。 あとがきを拝読し、羽ネコさんのビジュアルが不思議だなーと思っていた謎が解けました! とても秀逸なデザインです! また、それぞれの住人さんのその後やクジラさんのことなど、作品の裏側も知るとまた世界が広がって見えました。 @ネタバレ終了 自分の悩みなどもあの世界に出現したり、消滅したりしているのかなと思いを馳せた印象的な作品でした。 ありがとうございました!

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  • ある日つれづれ
    ある日つれづれ
    お会計をする前になんとかしなければならない…と今夜の夕飯をかけていざ妨害工作へ! すれ違いざまにラリアットは魂が抜けてしまうと思うので要注意ですね。 一度選んだ食材はロードなどしても「済」で記憶されるので、一つずつ総当たりでも次へ進めるのが良かったです。 何度かご飯抜きになりましたが、無事にご飯にありつけました! イロハ嬢の時々出てくる悪い顔がツボでした。 おまけコーナーも充実していて(おまけが出現する前にもおまけシナリオがあるという豪華さ!)、本編を楽しんだ後もたくさん楽しめる仕様がすごいと思いました。 ありがとうございました!

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  • PTMO学園
    PTMO学園
    左を見ても右を見ても「みんな、個性的で顔面偏差値が激高すぎて、これから毎日たのしくなりそう~」と一日目からとてもワクワクしました。 選択肢が豊富で、しかも誰に会えるか予測できないことも多かったのですごく楽しかったです! @ネタバレ開始 最推しはルイくんです。 ルイくんに甘やかされ(癒され)たい人生でした…ちゃっかりお願い1つを取りつけたりするところも、寂しがりの甘えさせたがりなところも好きです。 お祭りスチルは尊すぎてシュアアー!!と蓄積されたすべての疲れが消えていきました。 いきなりの同棲しよ宣言に思わず「早くないですか!? ルイさんの中では標準ですか!?」と思わず、こんなグイグイ来るところあるんだなーと微笑ましい気持ちに。 @ネタバレ終了 お目当ての子と休日を過ごすには必要な会話はこなしておく必要がありますが、難易度はそんなに高くないと感じたので、気になる子と休日を楽しんで仲を深められました。 (全員と結末を見たい!という場合は、キャラ数の多さもありセーブ&ロードを駆使することになるので、その場合はちょっぴり難しいかもです) これからプレイされる方も、是非推しの方と楽しく休日を過ごしてほしい作品です。 ありがとうございました!

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