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坂田 春人のレビューコレクション

  • ロベリアの/嘘
    ロベリアの/嘘
    悲壮感溢れるBGMと綺麗な単色の背景が、作品の世界観に合っていて素敵でした。 @ネタバレ開始 ゲーム開始直後から、「手首を切られるって何事だろう?」、「『貴方』って誰だろう?」、と様々な疑問が浮かび、先が気になって読み進めました。 回想シーンに入ってからは、徐々に分かっていく真実が辛くて、切なくて、胸が締めつけられる思いでした。 @ネタバレ終了 作者さんの作る世界観がとても好きです。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 暗がりビオトープ
    暗がりビオトープ
    情景描写が丁寧で、ゲームセンターの音や空気感がリアルに浮かんできました。 私自身ゲームセンターに思い出はないのですが、なぜか懐かしさのような感情が湧いてきました。文章も綺麗で、とにかくシナリオがすごく良かったです! TIPSもすごく凝ってるなと思いました。 ゲームセンターの当時の様子を細かく知って、より作品を楽しむことができ新鮮でした。 すっかり作品の世界観に引き込まれていて、エンドロールが流れた時は感動が溢れてきて、プレイ後も余韻に浸ってしまいました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 恋に落ちてはいけない20分
    恋に落ちてはいけない20分
    最初に丹羽さんの立ち絵が現れた瞬間から私のゲージは100を突き破りました。 @ネタバレ開始 部下のことをよく見ている割に、自分がモテていることには気づかない鈍感さや、 普段は頼りになるのにゴキ退治ができないところ、本当にずるいです。 所作もいちいち格好良すぎるんですよ。カーナビに手を伸ばすときやネクタイを緩めるときなど、一つ一つイラストに動きがあったのでより堪能できました。 さつきちゃんもすごく可愛かったです。選択肢に関係ないところで勝手にガンガン好感度を上げ始めた段階で大好きになりました。 ドキドキしっぱなしでプレイしていきましたが、エンド2では別の意味でドキドキしました。さつきちゃん、それはダメだよ!と思いつつ、エンド1、3と見てきたさつきちゃんの気持ちも知ってるからなぁ…とプレイヤーなのに葛藤してしまいました。 また、さつきちゃんの策略の末、丹羽さん流されちゃうの!?とも思いましたが、エンド4で丹羽さんが最初からさつきちゃんのことが好きだったという衝撃の事実が明らかになり、そういうことだったのか!と納得しました。二人には幸せになってほしいです。 エクストラストーリーもすごく良かったです。 丹羽さんがひなこさんと別れた理由と、さつきちゃんを好きになった理由までの流れが自然に描かれていて、ストーリーが丁寧に作り込まれているなぁと感じました。 丹羽さんとひなこさんの、お互いを思い合っているからこその別れが切なかったです。 @ネタバレ終了 感想というより、心の叫びみたいになってしまいました。 素敵な作品をありがとうございました!ドキドキハラハラの楽しい時間を過ごすことができました。 ファンアートを描かせていただきましたが、丹羽さんの髪の分け目が逆になってしまいました。すみません。

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  • 風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)
    風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)
    それぞれの人物が自分と向き合って、前に進んでいく物語。 とにかくキャラクター達が魅力的でした。 @ネタバレ開始 金田は豪快そうに見えて、仕事を丁寧にこなしたり人のことをよく見ていたり、彼の人間性が細やかに描かれていたと思います。 やりたいことが分からない、それでも、自分の夢を確かめるために会社を辞めることを決意した金田。夢を追うことの怖さを目にしても、逃げずに夢と向き合った彼はとてもかっこよかったです。 神山は自分のことを弱い人間だと言っていたけれど、彼のとっさに出てくる言葉や行動に優しさが滲み出ているな、と思いました。 友人をこれ以上笑われたくないという理由でやりたくない仕事を続けた神山は強いと思うと同時に、友人という存在がそれほど大きな支えになるのかなぁと考えました。二人のやりとりはとても自然と友情を感じさせる素晴らしいものでした。 また、彼の心の内がストレートな言葉で綴られていることにも感動しました。 そして、二人の心を動かした岬。『よわむしスプートニク』が流れるシーンは彼女の歌に聴き入ってしまいました。 「なんで夢なんて持っちゃったかな…」という彼女の呟きはとても印象的です。夢は捨てることのできない大切なものであり、人生を大きく変えてしまうものであると私は思っていますが、彼女にとっての夢はどのような存在なのだろうと色々想像させられました。 何がなんでもタクシー代を返そうとする岬さん可愛かったな… 3人が居酒屋で飲むシーンは、大変笑わせてもらいました。 英語で歌う金田の立ち絵が薄くなっていったり、視線を送る岬のカットインが入ったり、滅茶苦茶で面白かったです。 それぞれの形で前に進む3人はとてもかっこよかったです。逃げてばかりの自分には、個人的に耳が痛い部分も多かったですが。笑 エンディングが流れた時は、もう終わっちゃうのか…と思いました。3人をもっと見ていたかったです。 @ネタバレ終了 プレイ後、前向きな気持ちになれるゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 今宵、忘却列車にて。
    今宵、忘却列車にて。
    切なくて、静かで、儚い雰囲気が素敵なお話でした。 橘くんからされる質問は考えさせられるものが多く、プレイヤーが実際に主人公の目線に立って答えているという感じがして良かったです。 @ネタバレ開始 個人的に、冒頭のシーンが好きです。「いいよ、帰る場所はここにあるから。」という言葉からすでにグッときてしまい、物語に引き込まれました。 あと、橘くんの優しく語りかける口調がすごく好きです。 @ネタバレ終了 音楽もイラストも綺麗な物語に合っていて、とても良かったです。 素敵な作品をありがとうございました。

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  • ありすすいーぱー
    ありすすいーぱー
    タイトル画面からクオリティの高さが溢れるゲームでした。 グラフィックもボイスも全てが可愛かったです。 マインスイーパーをやったことがなく、初級から10回くらい失敗してしまい先行きが不安でしたが、なんとか上級までクリアできました。ヒントありですが、上級は一発クリアしてありすちゃんを〇〇○から死守することができて良かったです。 とても楽しい時間を過ごすことができました。これから完全クリアも目指したいと思います。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 私の執事ジェラルド
    私の執事ジェラルド
    とてもロマンチックで素敵な作品でした。令嬢のナタリアとその執事であるジェラルドとの関係性がたまらなく好きです。 END1からEND3まで、どのエンドにも違った魅力がありました。 @ネタバレ開始 個人的にはEND2が好きです!質素だけど二人の穏やかで幸せな生活を予感させる感じが………とても良きでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 自分よりも大切な存在
    自分よりも大切な存在
    家族と向き合うということについて、非常にリアルに描かれた作品でした。 @ネタバレ開始 結翔が楓を恋人に選んだ際に、愛海の「家族を好きになれない」と言う理由が含まれるのが、なんだか悲しかったです。しかしこのように重要なことを、隠さずに描写されているところがとても良かったと思います。 また、この物語において、楓という人物がとても大きな存在でした。 結翔が「血のつながり」を重視する気持ちに正直私にはあまり共感はできませんでしたが、そんな彼の気持ちを汲み取って不妊治療を続ける楓は、とても思いやりのある人だなと思いました。高校の時からずっと最後の最後まで結翔に寄り添い、献身的で魅力のあるキャラクターでした。 個人的に一番印象に残ったシーンは、結翔と愛海が家族になることを決めたところです。 樹の母親として一緒になるという二人の決断に、そういう形もあるのだな、と衝撃を受けました。 @ネタバレ終了 余談ですが、この感想はプレイしてからだいぶ時間を置いて書かせていただきました。 このゲームは、今まで自分が考えたこともないような内容を深く掘り下げた作品であり、分かった振りをして感想を書くのが憚られたためです。 それくらい、考えさせられる物語でした。 素敵な作品をありがとうございました。

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  • そして僕らは世界を壊す
    そして僕らは世界を壊す
    世界観にぴったりなBGMと効果的なSEですっかり物語に引き込まれてしまい、プレイ後はしばらく放心状態でした。 とにかく心理描写の細かさがすごいです。 @ネタバレ開始 序盤では、梓くんには見えてしまう、隆之介くんに対する周囲の人々の本心が、始終チクチクと胸を刺すような表現がされており息が苦しくなりました。 また、隆之介くんへの気持ちが愛か依存かで悩むシーンも印象的でした。 依存していることを認めたくない感情が、そして認めたくないと思っている時点で事実が明らかになってしまうような、あの感じも見ていて辛いものでした。もうそれは『愛』でいいじゃないか!と言ってしまいたくなりましたが、そう簡単になものじゃないんですよね。確かに愛はあったと思うのですが…… 個人的に一番好きなシーンは「殺さない」の選択肢を選んだ後のところです。 「普通じゃないぼくのために、普通じゃなくなってくれたこと」が嬉しかったという隆之介くんの言葉が忘れられません。 「だからこのまま終わらせる、自分が普通じゃないうちに」と言っていたことから、「自分が普通になってしまったら、梓くんを置いていってしまうことになる」と考えたんでしょうね。梓くんが「どんな隆之介くんでもいい」と言っていたのもとても切なかったです。 邑井さんのエピソードもすごく良かったです。 梓くんとの関係が徐々に見えてくるようになっており、それに伴って彼女の想いがプレイヤーである自分にも流れ込んでくるような感じがしました。二人が幸せになる道も見えていたけれど、最後は梓くんのことを思って彼を過去へ送り出した邑井さんの気持ちを考えるといたたまれないです。 『世界を壊す』ことの意味を理解したときはもう、本当に悲しかったです。 隆之介くんを救いたい梓くん、梓くんを救いたい邑井さん。 この二人の思いが報われて欲しかった…… @ネタバレ終了 自分の中では一生忘れられない作品になりました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ロストフレンド
    ロストフレンド
    過去に裏切ってしまった友人との和解の物語。 はっきりとしたメッセージ性があり、とてもいい話でした。 @ネタバレ開始 友人を見捨ててしまったことにお互い罪悪感を抱えていた二人ですが、「自分を犠牲にしてでも助けるべきだった」と考えるのではなく、「相手を頼るべきだった」という現実的かつ希望の持てる答えを出しているところが非常に良かったです。 @ネタバレ終了 前作に登場した汐音くんの過去や心情についても詳しく知ることができて嬉しかったですね。 素敵な作品をありがとうございました!

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