快亭木魚[mokugyo games]のレビューコレクション
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点鬼簿行路サムネからしてすごいオーラを放っているとは思っていましたが、実際プレイしてみてやっぱりすごかったです。思わず点鬼簿の意味や『ロンドン橋落ちた』の歌詞まで検索しました。
個人的におお!っと思ったのは音声と画像を意図的にずらしている箇所です。耳から入ってくる情報と目から入ってくる情報が異なるので、自然ときちんと読もう、きちんと聞こうという気にさせる、その演出の妙。
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兄よ!1分でハッピーにしてくれ!兄との共作ということで、短いながらも強引にハッピーエンドに続いていく力技にスケールを感じました。これはバッドとハッピーの応酬でさらに物語を広げることができるんじゃないかと長編化の可能性まで感じます。
そして「人喰いフラミンゴ」のアイデアがすごいですね。フラミンゴの長細い足やピンクの色からホラー展開はなかなか思いつかないのでは。人喰いフラミンゴだけで色々出来るのではないかとこれまた可能性を感じました。 -
深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray toこういう作品は作りたくてもなかなか出来ないと思うのです。自分自身が過去に「コンビニに行って帰ってくるだけの話」を確か2回くらい短編小説で挑戦しているのですが、今作ほど素敵な感じにはなりませんでした。それほどに狙っているところは難しい。
例えば「彼との一瞬の交流に終止符を打った」という表現。例えば「本当に欲しいものって、得てして望ましい形では手に入らないからね」という台詞。こういうするどい表現がさらっと出てくるところが今作の魅力であり、深いながらもさらっとさりげなく見せている点にすごさを感じます。
『アンティキティラ島の機械』に関しては、わざわざ検索しました。古代ギリシアのものなんですね。勉強になりました。かなり小さい話の中にこういった時も空間も超えるスケールがするっと無駄なく入ってくるのが本当にすごいんですよね。画面に映し出される夜の風景と妹の表情、そしてぴったりマッチしている音楽に気を取られてしまうから。
何気ない日常会話を続けているように見えて、実は街や兄妹の過去をしっかり説明している。さらにラスト展開の伏線になっている。そしてその巧みさをあえて感じさせないのが今作のすごさだと思うのです。
「すべての美術には意味があるはずだからさ」と言える大人になりたい。 -
アンタなんて愛してない
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可惜夜のからくり屋敷思わず夢中になる脱出ゲームでした。ゲームオーバーの際の演出も好きです。
無事に何度も死にました。
序盤の楽しい雰囲気から一気にホラーになる展開も良かったです。
画面内の情報の見せ方、仕掛けが面白く勉強になりました。 -
タイトル無しタイトルも画も音楽も無しというスタイルに挑戦した時点ですごいと思いました。何を書いてもネタバレになりそうで絶妙なところをついてきていると思います。バッチを手に入れることも出来ました。この作品ならではとバッチだったと思います。
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薬を作ろう!画の力が非常に強く、プロローグのコミック演出からプレーヤーを引き込む見せ方の妙を感じました。短くすぐに遊べる点が良いです。薬草のネーミングも面白く、キャラクターの表情も細かく用意されており、どのような薬ができるか想像する楽しみがありました。例えば移動の際にはい、いいえが出る点も含め、プレーヤーに対して親切であると感じる点が多かったです。
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ごめん、待った?(背後から爆発音)コメディでありつつ、タイトルでオチを言っており「いかにしてこのオチへ向かっていくのか?」というサスペンス要素もある作品です。このコメディとシリアス、荒唐無稽さとリアリティのバランスが絶妙だと思いました。
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【脱出ゲーム】プリンセス・ブレイク謎解きの難易度とボリュームがちょうど良かったです。自分は謎解きが本当に苦手なので、これくらいの難易度とボリュームだと楽しく進めることが出来ました。攻略サイトも非常に助かります。
姫のキューピーのようなポーズも可愛く、世界観が魅力的。タイトルがそもそも『プリズン・ブレイク』のパロディである点で笑いました。
可愛いキャラクターデザイン、練られたシナリオ、世界観にそった謎解き。どれも素晴らしかったです。ですが、個人的にすごいと思ったのは
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バンパイア・ローズ