冬瓜のレビューコレクション
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St.ChocolateDayキャラクターがみんなとても可愛らしくて魅力的ですね。個人的にはあいかちゃんが好きです。好きだから香水をつけ過ぎちゃうとか、健気でいいですよね。こんな風にまっすぐで甘酸っぱいバレンタインを過ごせたら素敵です。 BADエンドが若干理不尽な感じがありますが、それ以上にHAPPYエンドが微笑ましく、読後感も良好です。また、オルゴール中心のBGM選曲が私の好みでした。1ルート十数分で楽しめる王道バレンタインもの、お勧めです。
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ようこそ。この美しき世界へちょっと温かい気持ちになれる素敵なシナリオでした。 背景を使った演出なんかもよく、なんだかこの世界に希望が持てるようです。 手術までに主人公が抱えていた不安とか、花宮さんとの交流をもっとじっくり描いてくれると、より説得力が増して良かったように感じます。
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お隣さんの手紙日常のちょっとした心温まる物語かと思ったら全然違いました。手紙の意味については早い段階で分かりましたが、その後の増していく狂気の描き方がうまいですね。違法じゃないにしても他人への手紙ののぞき見なんてするもんじゃありません。 短い時間でサクッと味わえるホラー風の物語、ゾクッとする感覚を楽しみたい方にお勧めです。
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オオカミガールと機械人形の嘘つきレクイエム良かったです。タイトルやタグから、SF色が強いのかなと思っていたのですが、テーマはそこじゃなかったですね。最初に語られる通り、「嘘」というのがキーワードになっています。 普通、嘘はよくない事だとされていますよね。もちろん悪意のある嘘は許されませんが、人のためになる嘘、優しい嘘というのもあるはずです。「嘘も方便」という言葉もあるくらいですからね。本作の中でどのような嘘が出てくるのか、注目です。 最後はやや重い題材を扱いながらも、コミカルなシーンを挟んで暗い雰囲気にならないようにしてあり、このあたりのバランス感覚がうまいなと思います。30分ほどで読める軽めのほのぼのストーリー、気分転換にお勧めです。
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そのサークル、地雷ですよ?これはすごいです。めちゃくちゃ笑いました。まず黒亜の毒舌がキレッキレで、「ゴミが…!」と聞こえる度に爆笑してました。その毒舌に応戦するアイスターちゃん、見事なまでにオタサーの姫なモエカ、中二病でめんどくさいけど良い奴なキルカなど、みなキャラが立っていて飽きません。章間に繰り広げられるお母さんとのバトルも見逃せません。ある意味このゲーム内で一番の曲者なのでは? 最終章はこれまでのキャラが集結してとても賑やか。人物を集めることに必然性があって流れに不自然なところがなく、感動的な演出です。緋色ちゃんいい子ですね。(ツンデレのお約束も好きでしたよ) 本作はフリーノベルゲームで同人制作について語ったのもとても意味のある事なのではないかと思います。仮にこれが商業作品だったとしたら、これほど笑えなかったし感動はなかったでしょう。特に3章の内容なんかは、すごく説得力があります。 ただ一点だけ、動作の安定性についてだけ何とかしてほしいです。特に、2章の立証パート後のシーンで「そんなこんなで、太陽の花畑での騒動は幕を閉じた」の台詞で画面が暗転し、ゲームが進行不能になってしまう不具合が何度も発生しました。ブラウザ版、Win版、Mac版すべて試してダメで、ダメもとでスキップで通過できないかなと試したら何とか進んだので最後まで読めました。とても面白いゲームだったので、この点でプレイヤーに離れられるのはもったいない。
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今日、学校に行きたくない。どストレートなタイトルに目を奪われてプレイ。 こういう作品に出会えるからフリーゲームを探すのはやめられませんね。3番目の選択肢が無言なのとか、恥ずかしくて布団で顔を覆うとか、変にドラマチックでなくリアルなのが本当に考えさせられます。現実にこの主人公と同じような思いで生きている子たちがたくさんいるんだろうなと思うと胸が痛くなります。 ごく短編ながら重い感情を残してくる作品でした。お母さんがいい人で良かった。
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その恋、保留につき、かなりむちゃくちゃなノリの"恋愛応援委員会"に絡まれるというラブコメ。 本作が凄いのはグラフィック。タイトル画面を見て可愛らしいなあと思い前から目をつけていたのですが、ようやくプレイできました。絵の上手さに主人公含めてフルボイス、オープニングムービーの出来栄えもすごく、かなり豪華な作品。さらにはlive2Dでまばたきする立ち絵。ビジュアルに惹かれたならプレイして損はなしです。 もちろんシナリオもよくできていて、適度に笑える内容。各人物のルートに入るとややシリアスになります。私は姪浜ルートが好きでした。
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臨界天のアズラーイールタイトルからSFかな~と思って読み始めたら、あっさり目の恋愛ものが始まったのでびっくりしながら読み進めていたら、不意に赤いロゴが出てきてゾクッとしました。それ以降はもうその夢の謎に夢中です。 終盤には、作者様の過去作にはない伏線の使い方があってうならされました。また、ネタバレもあるので具体的には言いませんが緊張感のあるシーンの描写がとても良かったです。