宮守 計都のレビューコレクション
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トワイライト・ダーク -救われない世界-いや、もう、大好きなので、既にコメント済みだけれどもフェスに合わせてもう一度。 悩み、あるいは性格に問題を抱えた主人公達は、何らかの形で「死」と「とある石」に関わる。ルートが成功だろうが失敗だろうがかまわずに主人公を変えながら進んでいく物語、選択肢によってキャラクターの内面が見えたり見えなかったりしておもしろい。 難を上げるのならば、UIがデフォルト(?)でちょっと分かりづらいかなという所と、キャラクターの行動が少々トンデモである所。ただ、後者は作品の特色でもあり良いアクセントになっている。 こちらの作品から初めても大丈夫なのだけれども、興味を持たれた方はぜひ前作「トワイライト・ダーク -ヴィーナスの金曜日-」もプレイすることをおススメ。 白衣を着こみ、例の石に似た瞳を持つ少年の正体……次作で分かるのか? とても楽しみ。
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にっこりアリィかわいらしい絵柄に鮮やかでありながらぬくもりと透明感のある色彩で語られるのは、肩に乗っていた重りがスッと無くなるような、心の曇りが晴れるような、優しい物語。アリィみたいな子がそばにいてくれたらなぁと……夢で会えるのかな? 女王様のデザインがとても好き♡
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1MINUTE IRREVERSIBLE(ワンミニッツ・イリバーシブル)オレンジ色と青色が印象的な作品。 ネタバレという訳ではないのだけれども @ネタバレ開始 死を覚悟した後の記憶、それがこんなにも穏やかで鮮やかであることが、物悲しく、そしてやさしい。変えられない結末――物語の受け取り方はまさに万華鏡かしらん。 @ネタバレ終了 短い作品なので、まずは体験していただきたい一品。
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怒ると死にます。ゲームを開始直後に主人公の中二病感に不安を覚え、進めてみるとやはりのトンデモ設定。いや、ゲーム説明を読めば分かること、問題ない。 かわいいヒロイン、ヤバい医者、どことなく(?)懐かしさを感じるギャグセンスにテンポ良く流れる会話。不意に襲来する選択肢を叩き落としエンディングにたどり着くと、成し遂げたという満足感でうれしくなる(特に難易度「難」)。何だかんだでお話がしっかりしており、引き込まれた。 AUTOを使用して横目で見て進めているとやらかすので注意。 エンディング後のタイトル画面が大好き。
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トワイライト・ダーク -救われない世界-……探検パートがむずかしい(こまめなセーブをおススメ)☆ 前作「トワイライト・ダーク -ヴィーナスの金曜日-」が好みだったので、続きのこちらもワクワク(?)しながらプレイ。少々強引な設定もあるが、そんなの氣にしなくていいくらい、人間関係、人物の描写がおもしろい。登場人物が次に何をやらかすのか、どんな目に合うのか、どこで死ぬのか、救われる方法はあるのかが氣になって、氣が付けば数時間ぐるぐる回っていた。大まかなストーリーは全て見ることが出来たと思うのだが、細かな分岐は全て回収できていない。セーブ欄が増えたのがうれしい。つづきが楽しみ☆ 1プレイ 30分~1時間目安とあるが、時間をかけてじっくり遊びたいゲーム。
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王家の棺>コマンド にしに いく すすめません。 ああ、このストレスが心地良い……そんなレトロ感。宝探しも判定が狭く、コメント欄からヒントをいただいてやっと掘り当てた(ありがとうございます)。うん、昔のゲームってこんな感じ(かもしれない)。 ストーリーは短いがまとまっており、何より文章が面白く、楽しくプレイ出来た。 おばけのバッチが欲しくて色々な所を死に歩き、コンフィグ画面をポチポチしたりまでしたのだが、結局いまだ手に入れられず。見落としているのか、特殊な死にざまがあるのか。難易度、高い!
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喰らう猫
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BRADLEY(ブラッドリー)最初に英語が流れて来た瞬間「ついていけるのか自分?!」と戸惑ったが大丈夫だった。皆様のコメントにあるように、雰囲気ある演出が良い。オレンジ色。苦くておいいしい色。なんだかんだで性犯罪者のお話なのでそういうものが苦手な方は注意。 短く簡潔な文章の意味を考えていくと「おそらくこうであろう」という答えは出るのだが、ゲーム内で明確に記されておらず、かといってここに書けばネタバレ(あるいは大間違いではずかしい考察)になってしまう。 誰かと答え合わせ(?)をしたくなるお話。
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無人島行き当たりばったりな単発エンドばかりではなく、推理要素がある部分がとても楽しめた。メモ必須。エンド無しも含め島に持って行けるもの(?)を17種類までは確認したが全部だろうか? 実績が確かめられる表があったらありがたかった。
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トワイライト・ダーク -ヴィーナスの金曜日 -「これぞノベルゲーム!」と嬉々としてプレイ。最初こそ背景画像に統一感が無いな~などと氣になったが些末な事項。そんなの氣にならなくなるくらい、問題を抱えるキャラたちの人間模様が興味深く、群像劇として単純に面白い。ノベルゲームならではの選択肢も充実しており、ルート分岐も細かく、自分にとっての「ノベルゲーム」はまさしくこれである。読んでいて苦しくなる話の展開も自分好み。成功ルートがいいところで終わっているので、早く続編をプレイしたい!