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たぬささみのレビューコレクション

  • エルシェの少年
    エルシェの少年
    監禁されてる歴9年の美少年・リオが、おねえちゃんとの約束を破り、外の世界へ行こうとする話。 おねえちゃんこと、エルシェの雰囲気が序盤から不穏極まりないため、色々と予想して進めておりましたが、まさかの結末が待ち構えていました。 クリア後の形容し難い余韻はこのゲームならではと思います。 また、探索パートのテキストに多々、伏線があり、再プレイ時には新たな発見を楽しめました。 @ネタバレ開始 エルシェの「この世界であなたと関われる人間は、私だけ」がまさか、言語や世界観的な意味も含めてとは思わず、外の世界に行くルートで背景がファンタジー風から変わった瞬間、素で声を出してしまいました。結局、リオはおねえちゃん以外と関わることすら"できない"わけで。 愛って凄いですね…(真顔) @ネタバレ終了

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  • 私の執事ジェラルド
    私の執事ジェラルド
    ジェラルドとナタリア(お嬢様)の関係と『全員が幸せになれない』を徹底したシナリオがツボでした。 エンディングはどこかしらに闇部分があるため、プレイヤーによってどれがベストエンドか別れそうで、全てお気に入りです。 @ネタバレ開始 END2進行中にEND1に行ってしまうルートの切なさが良い意味でトラウマになりました。 普通にEND1に行くより辛いので、ナタリアの1枚絵がより切なく感じました。 また、END3を見ると、END1ルートのナタリアはいずれ…と不穏さが生じるのも大好きです。 また、END2・3後のサラ&リゲルも気になり、色々妄想が止まらない次第です。 @ネタバレ終了

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  • クレイジーフレンド
    クレイジーフレンド
    人類よ、これがクレイジーな人間だ!!! ドッペルゲンガーの存在に悩むイケメン主人公とヤバみの深い女性が綴る友情物語……では終わらない結末がとても面白かったです。 特に、心の底にそっと恐怖心が芽生えるような締めがツボでした。 真相を知った後にもう1度プレイすると、闇深い発見がたくさんあるので、2週プレイを超推奨したいです。 @ネタバレ開始 星名が中盤で発した「クレイジーな人間は、常識外れのことだって案外すんなりやっちゃう」などのクレイジーな人間に対する台詞、本作の名言であり真髄なのでは!?と思ってる派だったりします。 彼女は今後も様々なクレイジーかつ一途な暴走をすると思うと愛おしいです。 @ネタバレ終了

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  • ロストフレンド
    ロストフレンド
    心無い人たちのせいで壊れてしまった友情と和解をテーマにしたストーリー。 姉の翠に巻き込まれる形で見捨ててしまった友人と和解する展開になる主人公・碧人ですが、彼の性格や心情含め、「誰かに頼ることは情けないことなのか?」に対するメッセージ性が強く練り込まれており、選択肢によって変わる結末は、絶妙かつ、とても考えさせられる内容でした。 過去作との関連性や、キャラクターの心理描写など、非常に深く、今までプレイしたみづしきさんのゲームの中で最も心を打たれた作品です。 @ネタバレ開始 サディストに登場した桜谷さんの登場にビックリしつつ、いつか交流関係経由で、碧人と再会してくれたら嬉しいなと妄想が止まりません。 過去作を知ってる人がにやける小ネタ、毎回、とても楽しませていただいております! @ネタバレ終了

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  • あさ、おきたらシ×タでした!
    あさ、おきたらシ×タでした!
    32歳の男性がショタになり妹とイチャラブするという、テーマに喜びながらプレイしました。 序盤で、君たち、兄妹というか…(略)と思ったらその通りでしたね。ニコニコ。 所々のシーンで二人に関する闇が練り込まれているのもツボです。 @ネタバレ開始 ラストはまさかのオニロリ展開!神!ありがとうございます!!と喜んでいたら、スタート画面でとてつもない萌えをいただきました。 32歳ブラッドもロリクローディアも物凄く好きです! オニロリな二人の話もいつか読んでみたいです。 クリア後、関連のある過去作2つもプレイしましたが、雰囲気のギャップに驚きつつ、兄妹のこじらせ根源を見れてとても濃厚な時間を過ごせました。 上手くいかなかった世界線……怖いけどとても見たいです! @ネタバレ終了

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  • 能面な、先生
    能面な、先生
    相手に期待を抱いては落胆する花と、無意識に格付けする友人サイドの描写がとても胸に刺さるシナリオでした。 友人から存在を軽視されるのって、イジメとは別次元の辛さですよね。 だからこそ、先生の(とある過去があったからこそな)言葉がとても響き、ラストで花が変われた描写と、明るい未来があるだろうな締めに暖かい余韻をいただきながらなクリアでした。 花と先生が今後、どんな関係になるか、色々妄想できるところも大好きです!

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  • ダークネス・ボーイフレンド
    ダークネス・ボーイフレンド
    やだ、付き合った彼氏がめっちゃ病んでる(絶望) ……というゲームではなく、過去に辛い経験があった二人が、本当に理解し合えるまでを描いたメッセージ性の強い恋愛ノベルゲームです。 序盤以降は、イジメなどの辛い描写が多くありますが、それ故に後味の良い方のエンディングと後日談では感動が何倍にもなって返ってきました! @ネタバレ開始 過去作を知っていると、託されるスタンガンの描写でつい噴き出してしまったり、飛鳥との会話で「あ…(察し)」となったり、アリスの秘密に驚いたりと楽しめる部分がたっぷりあるのも好きでした。 汐音…スタンガンは、とても役にたってたよ…… @ネタバレ終了

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  • 落下心中
    落下心中
    『推理せず、犯人を選ぶ』というテーマに惹かれてプレイ。 各ルートで容疑者の立ち位置が絶妙に変わるシナリオがとてもツボでした。 容疑者の方たち、ヤバい発言をさらっと口にするもので「今、貴方とんでもないこと言いましたよね!?」と何度もつっこみを入れたのは良い思い出。 @ネタバレ開始 真相は、男Cルートの狂気が練り込まれた感がお気に入りでした。 (男A→女→男Cの順でプレイしたのもあり、パンチ力がとてつもなかったです) なぜか男Aが比較的無害に見える不思議さ… あと、女犯人ルートの後悔しなければいけないけど、したくない心情もツボofツボでした!! @ネタバレ終了

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  • 一欠けらの優しさを
    一欠けらの優しさを
    プレイヤーによっては苦い思い出が蘇る、リアリティのあるシナリオ・描写が絶妙なのは勿論ですが、タイトルにある『一欠けらの優しさ』についても丁寧に書かれているため、鬱一辺倒でない所が非常に大好きです。 (難しいテーマなので尚更) また、選択肢への凝り具合もお気に入りで、タイトルと固い結びつきがあるのも凄い…!発した方と受取る側の解釈の差について、とても考えさせられました。 @ネタバレ開始 また、辛い部分での主人公・青年の表情と、END1の一枚絵の差が素晴らしく、萌えつつも目頭が熱くなりました。 再会した二人のその後がとても気になります! @ネタバレ終了

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  • BEAR
    BEAR
    いわくつきぬいぐるみ&主人公の1週間を綴ったお話。 冒頭・序盤はゾワっと来る演出にプレイヤー側も恐怖しますが、人とぬいぐるみの絆を考えさせられる真相がとても魅力的で、特にぬいぐるみに思い入れがある方には、とても刺さると思います。 主人公が最後まで、ぬいぐるみに寄り添い、見届ける姿がとても好きで、ラスト~クリア後のスタート画面ではじわりと涙が。 特にラスト直前の主人公の台詞が好き過ぎて…… 切ないけれど、クリア後に心が暖かくなるゲームでした。

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