アクアポラリスのレビューコレクション
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好きって言いたい!毎秒好き!!!! って言ってたら逆に本当に伝えたい想いが伝わりませんでした……笑 やはり、ここぞという時に決め打ちで言うのが効果的ですね。 貴重な照れ顔を拝むことができました。 二人にはこれからも幸せでいてほしいです。 素敵な作品をありがとうございました。 -
噓つきな魔術師は恋をしないユーグ君もネージュちゃんもめちゃめちゃ優しくて良い人たちで、安心して読める温かいお話でした。 感情表現苦手系のキャラクターって斜に構えていたりすることがよくありますが、ユーグ君は全然そんなことはなくて、 彼自身は「演技だから」って言うけど、普通に良識があるし、ピュアだし、純粋に応援したくなる男でした。 どう振る舞えばいいか真面目に考えたり、距離感にドギマギしている姿には「可愛いな、コイツ……!」と思いました笑 ネージュちゃんも最初は無表情で感情が読めない感じだったのが、だんだん打ち解けて笑ったり照れたりしてくれるところが大変可愛かったです。 イラストも優しい雰囲気が作品と合っていました。 二人の掛け合いが微笑ましい物語でした。 素敵な作品をありがとうございました。 -
繋グテ朱殷イテ_創立ち位置としては連作の中の1作品ではありますが、 単体でも、ちょっと特殊な青春部活モノ、あるいはスポ根モノとして楽しめる作品です。 一枚絵が効果的に使われていて、特に旗を持つシーンは迫力がありました。 例に漏れず、本作も「創作」がテーマの中心に据えられており、 小説がキッカケで旗頭をしているのか、 それとも、小説のために旗頭をしているのか、 その間で思い悩む様が丁寧に描かれていました。 ……とまあ、ここまでは「表」のお話。 このゲームをプレイした方、あるいはプレイする方は 前でも後でもいいので同作者様の「HoodMaker」をやることをオススメします。 さらに、作者様のnoteやSNSなども見ると、より深くこの作品を味わうことができることでしょう。 (偉そうなこと言ってて、私も完全に理解している訳ではないですが……笑) @ネタバレ開始 本作で一番ピンと来たセリフは 「ありがとうね、私たちを見つけてくれて」 ですね。 これは単純に最初の出会いの話をしているだけではない……ですよね。 色々な想いがこもっている感じがして、好きなセリフでした。 そしてラストォ……!! めちゃめちゃ気になる所で終わりましたね!? 全てはMET@OUTへの布石なのでしょうか。 どんな結末になるのか、あるいはならないのか……? 興味深く見させていただきたいと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。 -
HoodMaker_DL版5時間ほどで読了しました。 物語冒頭で示唆がある通り、ただ学生起業するだけの話ではありません。 同人ゲームでしかできない表現が光る作品で、 中盤以降の演出にはかなり惹き込まれました。 特に何かしらの創作をしている人には深く刺さる作品ではないかと思いますので、ぜひそういう方々にプレイしていただきたいです。 作中に出てきたネタ的に、20代後半~30代くらいの人は特に共感(?)できるシーンがあるかも……笑 @ネタバレ開始 特にいいなぁと思ったのは最後の For You For Me です。 「For Me」! そうだよなぁ~フォーミー……と、うんうん頷いてしまいました笑 まさに私が同人ノベルゲームに求めているものだなぁと気付かされました。 自分が作る側の時もそうでありたいですし、 観客側に立った時も、私は作者さんのひとりよがりが見たい性分でして……。 行く末がどうなるか、隅の方からこっそりと見させていただきます笑 @ネタバレ終了 ある意味ドキュメンタリーのようでもある、独特な読後感のある作品でした。 素敵な作品をありがとうございました。 制作応援しています。 -
ヴァンパイアホテル(Cigarettes&Chocolate)1時間くらいでエンディングまでたどり着きました。 インドで自分探しをするお話です。 主人公の古橋はタバコ好きで、どことなくダウナーな男。 インドへ旅行に来た彼の前に現れたのは、毎日小話を要求し、謎に点数を付けてくる女の子、サマリだった……。 最初はどちらの意図も読めない状態でしたが、読み進めていくうちに、少し不思議で、しかし妙にリアリティのある本作の世界観にハマっていきました。 古橋は普通の人かと思いきや、選択肢によっては突然意味不明……個性的な話を初めて、容赦なく低得点を付けられやがります笑 @ネタバレ開始 そして、気を抜いたらすぐに環境保護活動家になってしまうのです……。 ビザを盗まれて可哀想だと思っていたら、普通に不法ビザで入国しているし……。 @ネタバレ終了 厄介な男ですね、まったく……笑 変な選択肢も含め、テキストが面白くて、笑えるシーンが多かったです。 それでいて、しっかりとテーマもあって「おっ」と思わせてくれるセリフもあり、いい塩梅でした。 @ネタバレ開始 マリオの、 『人は求めるものを見つけられるまでが「旅路の半分」なのでしょう。残りの半分は、それに向かって歩くこと』 というセリフが、個人的に好きでした。 なんだか、前向きになれる言葉だと思います。 @ネタバレ終了 サマリ達との対話を通して、「物語を紡いでいくノベルゲーム」でした。 素敵な作品をありがとうございました。 -
エンドレス・オーバーホール作者様のアンドロイドへのこだわりと愛を感じる作品でした。 庵→大地→マニカ→詠の順で読みましたが、 4人のルートそれぞれに明確なテーマがあって、 どのルートでも「アンドロイドならでは」のストーリーが展開されるため、 たっぷりと世界に浸ることができて楽しかったです。 優しさ、温かさを感じるシナリオも個人的に好みでした。 また、イラストや設定は全体的にディティールに凝っており、 メカ好きにはたまらない作品なのではないでしょうか!? @ネタバレ開始 ・庵ルート 最初は、「突然現れてなんだか感じの悪いヤツだなー」 なんて思っていたのですが、 物語が進むにつれてだんだん彼のことが好きになっていきました。 確かに、"モノ"であれば使い捨てを前提に作られていても不思議じゃない。 でも、使い捨ての物に愛着が湧いて、ずっと直しながら使い続ける……なんてこともありますよね。 彼がモノであろうが、ヒトであろうが…… これからもそこに在り続けていてほしいなぁと素直に思いました。 彼の意思とは関係なしに挨拶が発動してしまうのが、アンドロイドらしくて面白可愛いかったです。 ・大地ルート アンドロイドを「製品」と考え、他の機械と同じように品質を担保する。 アンドロイドは「人と同じ」と考え、その尊厳を大切にする。 どちらにも理はあるし、問題点もあります。 でも、やっぱり私は、相尾製作所のような企業を応援したくなるなぁと、しみじみ思いました。 やっぱり、優しさです……優しさが大事……。 ・マニカルート アンドロイドは年を取らない。 当たり前のようで、結構決定的な違いですよね。 人にはライフステージがあって、未来へ進んでいく感覚があるけれど、アンドロイドにはそれが無い……。 それを少しでも疑問に思ってしまった瞬間、もう今までの在り方のままではいられなくなる。 ……ボディを換装! そういう手もあるのか! マニカちゃんが前向きに未来へ歩んでいけたようで、よかったです。 ・詠ルート 「アンドロイドは人を傷つけない」というのは、大前提のように思いますが、軍用だけは事情が違う。 人を傷つけるために生まれた"兵器"……最初から、設計思想が真逆なんですよね。 それでも、感情があれば必ず葛藤は生まれる。 平和を願うことのできる詠ちゃんなら、きっと良い未来を築いていける。 そう思わせてくれる、温かいエンドでした。 @ネタバレ終了 設定と世界観、そしてその魅せ方が見事なゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました! -
Paranoia: A Reportage1時間20分くらいで読了しました。 純粋なエンタメというよりは、 警告文の通り、まさに「倫理を問う」お話でした。 思想、哲学とかが好きな人ならハマると思います。 システム面が非常に丁寧に作られており、 全体を通して遊びやすかったです。 また、攻略難易度はやや手強いくらいで、 (どうやってBADを回避する……?) と、考える楽しさがありました。 @ネタバレ開始 クリアした後は、初めてノベコレバッジの「捨てる」機能を使うか悩みました笑 (もちろん、捨てませんが……!) いやはや、ヤバいバッジを押し付けられてしまったものです……。 エンディング後にちゃんとTIPSを読んでおらず、 適当に希築さんに突撃してしまった結果、門前払いを食らいました……笑 ちゃんとどうすればいいか教えてくれて、 こういう所も丁寧に作られているな、と感じました! 私は二ツ神さんのように探求心もなければ、 眞宮くんのように正義感もない根無し草なので、 癲狂院には近づかないでおこうと思います。 精神を持っていかれないために……。 @ネタバレ終了 色々考えさせられながら、ゲーム性で楽しませてくれる作品でした。 素敵な作品をありがとうございました。
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葛の溜息50分ほどで読了しました。 とにかく完成度が高く、全体的に綺麗にまとまったSF作品でした。 まず特筆すべきは、なんといっても美麗なイラストでしょう。 パステル? クレヨン? でしょうか。 画材にはあまり詳しくないのですが、 とにかくふんだんにイラストが使われていて、 その全てのクオリティが高いので、 ただ眺めているだけで心地良かったです。 本作はノベルゲームには珍しく、縦画面で構成されているのですが、 この構図、UIが非常に素晴らしく、 キャラクターの全身、そして背景の葛が綺麗に画面に収まっており、 全ての場面が1枚絵として完成しているところがすごく好きでした。 @ネタバレ開始 背景のノウゼンカズラが少しずつ花開いていく描写など、 演出面も非常に凝っていると感じました。 @ネタバレ終了 また、ストーリーもしっかりSFしていて楽しめました。 ノゼとハツユキの対話を通して、少しずつ謎が明らかになっていく構成が見事でした。 全体に漂う、どことなく退廃的で、でも優しい…… そんな雰囲気がとても素敵でした。 素晴らしい作品をありがとうございました。 -
ひらさか町の迷い人あらすじとタイトル画面に興味を惹かれたのでプレイしました。 ひらさか町の夕暮れの雰囲気がよかったです。 設定としては「きさらぎ駅」的な導入ですが、 そこまでホラー寄りではなく、どこか懐かしさや温かみのある感じでプレイしやすかったです。 @ネタバレ開始 「あきらめる」を破壊する所の演出はノベルゲームっぽくて好きでした。 カットインの表情差分の密度が高くて丁寧な仕事を感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。 -
七王子ブラックタイガー3時間弱くらいで全ENDコンプしました。 まず結論から言うと、泣きました。 シナリオと曲の相乗効果で……。 これこそがノベルゲームの醍醐味ですね……プレイしてよかったです。 女の子たちとわちゃわちゃバンドをするだけの話……ではありません! 青春は青春でも、学園青春ではなく、むしろモラトリアム的な青春(?)です。 OPの曲が、まさにその雰囲気を表していました。 序盤のノリこそ軽いですが、後半はかなり深いところまで抉ってくる作品なので、しっかりした物語が読みたい方にオススメです。 @ネタバレ開始 自分も欠けたところがあり、逃げ続けている空虚な人間なので ラストの夜の海のシーンはぶっ刺さりました。 弱いんです、ああいう……欠けた人間が集まって、小さな光が見えるような……そういう展開に……。 あのタイミングでコーくんの声が出るの、非常によかったです……。 そして、そこからのあのエンディングの歌……! これまで何度も聴いてきた、タイトル曲のボーカル版……! 最高の演出でした。 映像もすごく良くて、鳥が飛び立つカットが特に好きです。 EDムービーが物語に華を添えて、綺麗な終わり方でした。 @ネタバレ終了 特に最後のENDが素晴らしいので、 ぜひシークレットバッジまで取ってほしい作品です! とても素敵な作品をありがとうございました!!
