帰宅して、疲れて動けなくなってしまったとき、気分が乗らなくて朝起きられないとき、嫌なことがあって落ち込んでしまっているとき…日常生活を送る中でしんどいな…辛いな…疲れたな…って思ってしまうシーンって、たくさんあると思います。 しんどすぎて何もしたくないけど、なんとなくスマホ触っちゃうな…みたいな時に5分くらい、このゲームをよく起動していました。王子様たちのちょっと恥ずかしいけれど甘い言葉は、自分にすごく染み渡って、気持ちを切り替えるための元気をたくさんもらうことができました。 特にルーナ王子やテッラ王子のルートは何回もプレイしてしまいました…。イケボで大人なセリフをささやいてくれるのが本当に良かったです…。 日々の生活を送る上での心の支えになっている素敵な作品なので、このゲームのファンの一人としてこの賞を贈りたいと思います。 素敵な作品を作ってくださりありがとうございました！！これからも応援しております！ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

フェス開始前にプレイしたにも関わらずものすごく印象に残りましたので、選定させていただきました。ファンタジー世界観で失われた記憶を取り戻しながら自分がなぜ得体の知れない3人と一緒に生活しているのか、なぜ自分が軟禁状態なのかという不思議に対する理由がじわじわとわかっていくストーリーが本当に素晴らしかったです。キャラクターも一人一人立っていてかっこいい&乙女心をくすぐられる要素がモリモリでした。トレジアくんがその中でも推しです。とても可哀想な運命で、ああいった生き方をしなければ生きていけなかったんだなあと思うと最高に心が痛くて最高に惹かれました。シナリオ、スチル、キャラクター全てにおいて優れた作品でした。同作者様の他二作品と迷いましたが、やはり一番印象に残り刺さりまくったnail lainに贈らせていただきます(nailを語り出すと止まらないのでこの辺りで黙ります)

選ばせていただくのは大変僭越ではありますが、ひろくこの作品を薦めたい気持ちもあり、深山宵さんのこの作品に決めました。 【選定理由】（箇条書きにしますが、ご容赦ください） 1、『ノベルゲームコレクション』だから、という理由。 　スマホ世代の昨今、一画面内に表示される文章量が適切で、『ノベル』が主であり、しかも非常に読みやすい。 　読了目安は推奨とされる30分以内ではないが、『save機能』もあり、本に栞をはさむような感覚で読書する楽しみとなるのではないか。 ２、テーマ性からぶれていない物語。 　巧みな描写により描き出される物語は、読了後、タイトルにもあるテーマを明瞭にするものとなっている。 　タグにもあるとおり、舞台背景は1990年代とあるが、子どもを通して垣間見える環境は、（残念ながら）そう大きく変わらないように感じる。“子どもの生まれた環境が如何なものであれ”、わけのわかった大人が子どもをたしなめ、褒め、育てる居場所があれば、心を育てていくことができると。冗長すぎるので感想には書かなかったが、とある精神科医の著書を彷彿とさせた。 　時代の流れにより、分断、細分化されつつあるが、誰にとってもあたたかいコミュニティ（共同体）は必要だと考えさせる。 ３、作家さんの人となり。 （蛇足かもしれない。平にご容赦を） “もしも、担当・編集につくならこんな作家さん” 　レスポンスが早く、誠実でガッツがあり、しかも丁寧。作品の宣伝等を拝見していると、持続性もあり、自らの作品への愛もきっと深い。一緒に仕事をするならこの人……と、思わせてくれる善さを感じる。次も良作を生み出してくれるだろうといった期待感、“間違いない”と感じさせる人柄の良さ。 　この『暗がりビオトープ』という作品自体、深山さんでなければきっと生み出せなかったはずだ。人柄と作品の出来は密接していると個人的には考える。 　以上。箇条書きにて失礼いたしました。 　優れた作品は、もっとひろく多くの人の手に渡ると良いなと思います。改めて、この作品にめぐりあえた幸運に感謝いたします。

導入が抜群に面白く、世界にぐっと引き込まれました。 物語、イラスト全てにおいてクオリティが高く、 背景の細かい装飾なども、作者様のこだわりを感じます。 推理の難易度も個人的には丁度良く、始めたが最後 読み終えるまで手が止まりませんでした。 現在1章まで公開ですが、 今後の展開に期待を込めてこの作品を選びたいと思います。

まずこの作品を作り上げ、フリー版として公開してくださった作者様に心から感謝の意を表したいです。 グラフィック、音楽、声優さんの演技、すべてがハイクオリティで素晴らしい作品でした。 それに加えて、作者様の熱意といいますか、「表現したいものを全力で表現するんだ！」というエネルギーが伝わってくるシナリオ。 特に各キャラクターごとの個性や、ダークな設定・展開からは、突出したパワーを感じました。 多くの方々の才能をまとめ上げ、自分自身に対して妥協しなかった作者様に敬意を表し、 僭越ながら私、向風鈴から、スポンサー賞を贈らせていただきます！

総合的なクオリティが非常に高く面白かったことに加え、コンプリートまで５時間超のシナリオ・膨大なグラフィック数なども全て制作者様１人の手で作られており、凄まじい熱量も同時に感じましたのでスポンサー賞を贈らせて頂きます。 魅力的な作品は数多くありましたが、１人の力でここまでのクオリティを作り上げたという部分に、自分は特に大きな衝撃と感銘を受けましたので選ばせて頂きました。

とにかくキャラクターがかわいい！　演出がすごい！　というどこをとっても素晴らしい作品。 7人のキャラクターから「証言」を聞き、「誰が誰を殺したか？」を推理するゲーム。 ノーヒントは難しいかも知れないですが、「百合を渡す」ことによって真相を得ることもできるので、トライ＆エラーで物語を進めることも可能です。 登場人物が擬獣化され「動物園」に入れる動物を選別するという世界観も独特で素晴らしいです。

圧倒的なエンド数、それにつながる大ボリュームのシナリオは圧巻ですが、それを飽きさせないゲーム構成が素晴らしかったです。 豊富な分岐とふんだんに用意された背景画、そして高い文章力による安定した地の文が、作品の世界観に没頭させてくれます。 また、シナリオ自体も素晴らしく、じっとりとしたホラーが、個性的なキャラクターや『桜』『住民投票』などの奇怪なキーワードを織り込みながら綴られています。 ティラノフェスでは魅力的なゲームにたくさん出会いましたが、最もサウンドノベルのエンターテイメント性に優れていると感じたため、貴作をスポンサー賞に選びました。

この作品をプレイ後、しばらくは涙が止まりませんでした。泣き終わった後は、ひたすらため息をついていました。何がそんなに刺さったのか、いまだに自分でもよく分かりません。 明るい話ではないし、TRUE ENDにたどり着くまで少し大変ですし、万人向けではありません。でも、刺さる人には深々と刺さる作品だと思います。 私にとって、この作品はこころの宝物になりました。

遊ぶことで自分だけの思い出を作ってくれる作品。 ゲームを遊ぶ人への愛がたくさん詰まっていました。

探偵・ホラー・脱出と好みの要素が全て入っていて尚且つ、難易度、ボリューム、キャラクターの魅力とゲームとして全てのバランスが良かったです。 こう言うゲームは難易度によっては途中で投げ出す可能性もあるなか、ヒントも充実していて最後まで楽しめるように作られていたので選ばせていただきました！

こちらの作品の素晴らしさは、〝 人を元気にさせる力 〟を持っているところだと思います！^^ とにかく楽しいんですよ・・ギャグ内容は人を選ぶとは言いますが、「私はこの作品に選ばれたんだな・・」と勝手に喜んでいたりして。^^ギャグのセンスだけを褒めている訳ではなく、作者さんが作品に込めた想いが細かなところにも感じられて、とても作り込まれているゲームだな～・・と感動しました。そんなリスペクトの気持ちも併せて選ばせていただきました。 素敵な作品を、ありがとうございました♪^^（混同仮面サマを、密かに推し隊しております。///）

すばらしい作品が目白押しのTGF2021の中、悩みに悩んで脳髄と横隔膜にいちばんインパクトをくださった混同仮面さんを最推しとさせていただきました。けっして賞の名前を使いたくて選んだわけではありません。ありませんったら。すっぽん。 混同仮面のすばらしさを語るには文字数がいくらあってもたりないので割愛。未プレイの方がいらしたら何も言わずDLしてプレイしてください。めくるめく世界があなたを待っています。こまめなログチェックで彼の意外な一面が見れちゃうかも？

お疲れ様です。ムービンと申します。 わたくしムービンは主にギャルゲと呼ばれるジャンルを プレイすることが趣味なのですが、 この度は「その恋、暫定につき、」をプレイさせていただきました。 前作の「その恋、保留につき、」と前後関係があり、 プレイしていない方には少しハードルが高く感じるかもしれませんが、 双方フリーゲームの領域を逸脱している素晴らしい作品だと実感しております。 この度はTGF2021対象の「その恋、暫定につき、」に 「最高の青春で賞」という賞を送らせていただきます。 ※下記で評価ポイントを話しておりますが、 　正直何様なんだという気がしていますので、 　不快でしたら申し訳ございません。 まずはなんといってもストーリー。 ボリュームもさることながら、 キャラクターへの掘り下げが細かくされており、 かなり感情移入できます。 ギャルゲをプレイする上ではかなり大事になってくる（と個人的に思っている）、 「主人公に感情移入できるか？」 「ストレスを感じないか？」という問題についてですが、 今作の主人公たちはそれぞれの考え方や個性はあるものの、 変な行動はとらず、一瞬一瞬を真剣に生きておりました。 ストレスゼロです。最高です。 個人的にはヒロインキャラより主人公たちの方が好きなくらいでした。 そういった部分でも痛快なストーリーだったと感じております。 またキャラクター、 魅力的なキャラクターが多いです。 全てのキャラクターがその個性を放っていて 色が薄いキャラはいませんでした。 それぞれテーマがあり、緻密に作られていたのだなと感じました。 最後にデザインです。 イラスト（立ち絵）、CV、BGM、UI、全てにおいて満点です。 イラストのクオリティは高く、かなり目を引きます。 CVはキャラへのマッチ度が高く、 声優さんたちの技術（間の取り方や抑揚）も素晴らしいです。 おそらく別々で収録しているのにも関わらず、一体感を感じます。 BGMはその都度のシチュエーションにマッチしており、 物語を引き立てます。 個人的にはあまり他のフリーゲームでは聞いたことない音源でしたので、 個別で発注されているのでしょうか？ でしたら、制作陣様方の気合いや熱意を感じます。 UIは触りやすく、わかりやすく、何より綺麗でした。 特に感動したのは音量設定です。 フリーゲームの音量設定って、BGMとSEのみで、 キャラクターのボイスはSEに含まれていることが多いのですが、 こちらのゲームはBGM、SE、ボイスの３種です。 痒い所に手が届くとはまさにこのことでした。たまりません。 以上です。 この度は素晴らしいゲーム体験をありがとうございました。 今後の制作陣様方の活動を心より応援しております。 ムービン

　グラフィック、音楽、テキストなどゲームを構成する要素は様々ですが、それらを駆使して作品を生み出す核となるのがシナリオです。この賞は、ノベルゲームの本質であるシナリオのクオリティを最も重視しています。 　本作を見つけたとき、まずタイトルに目を奪われました。解読不能とされたナチスドイツの暗号・エニグマを攻略し、戦後はAIの父と呼ばれたアラン・チューリング博士。その名前と、フリーゲーム界で出会うとは思ってもいませんでした。 　エンディングは3種類ありますが、最後にルート分岐する黒幕的人物の手で、世界の真実が明かされます。プレイヤーによっては違和感を覚えるかもしれないアンドロイドの心理描写や薬品の効用、世界観も、その全てに理由があると判明します。キャラクターの性格、行動、彼らの語る言葉ひとつひとつが、トゥルーエンドに至るための伏線。無意味なところや御都合主義的なところは一切ありません。 　創作物の基盤となるのは、クリエイターが自らの内に積み上げてきた知識、経験、思想信念です。ゲームを進めるごとに、作者様の見識の深さこそが面白さの源泉だと分かります。緻密な伏線を経て、プレイヤーに真実を突きつけるラストシーンは圧巻の一言。トップ画面に戻った後も鳥肌が止まりませんでした。機械のなかに愛を探し続けたチューリング博士の孤独な背中が、あの人物と重なって見えました。 　フェスに出展されたゲームのなかで、頭ひとつ抜けたシナリオクオリティでした。 　乙女ゲームの枠を超えて、多くの方にプレイしていただきたい名作です。

時に温かく、時に冷たく、常に自分とともにあった場所。そんな記憶を刺激されて、無性に懐かしいような、還りたいような、言葉にならない感情を抱かせてくれた作品でした。夕暮れの公園で、ゲームセンターで、あるいは友達の家で、特別な時間が終わってしまうことへの寂しさ。居心地のいい場所でずっと過ごせればいいのに、という思い。大人になっても心の片隅にある気持ちが優しく包み込まれて、主人公ユーキと一緒に前を向くことができます。幼心を忘れないすべての人に読んでもらいたい気持ちを込めて、この賞を贈ります。

ティラノゲームフェス2021でもっとも多くの涙を流した、こちらの作品に贈ります。 プレイ時間３０分という短さの中に、父と子の互いを想う気持ちとすれ違い、時の移り変わりが丁寧に描かれおり、深い没入感を味わうことができました。 構成力も高く、短編としてとても綺麗に纏まっていること、説明的な文章があまりないのに、序盤にあった違和感などが、話が進むにつれて『こういうことを意味していたのか』と理解できるようになっている作りも素晴らしかったです。 ネタバレなしで、この作品の魅力を語り尽くすことができないのがもどかしいですが、至極のヒューマンドラマと呼ぶにふさわしい作品です。こんなシナリオが書きたい、と強く感じました。

〇△□のシンプルイズベストなフォルムの攻略対象たちと繰り広げられる、数学用語をふんだんに散りばめた学園乙女ゲーム。 待って。斬新すぎる。こんなの初めて……！！ まさかまさか恋愛×数学がこんなにもマッチするなんて衝撃でした。 三者三様で数学を用いてヒロインを優しく包むシナリオは本当に最高でした。 数学に明るい人はタイトル画面から、そうでなくても名前入力画面の選択肢からすでに痺れる。 乙女ゲーが好きな人、数学が好きな人、どちらでもない人も、ぜひともプレイしてほしいです。 攻略対象の好感度ならぬ高換°を上げて、この作品でしか味わえない表現と感覚をみなさんも味わって下さい。

美しい作品でした。この作品に出会えてよかったと心から思います。 独特な世界観も、優しい登場人物たちも、心揺さぶられる物語も。どれもが印象的で、強く心に残りました。読了後の満たされた気持ちが本当に心地よかったです。 何より文章が好きで、物語の先が気になるという気持ちとは別に、この文章に触れていたいと感じながら読み進めていました。しっかりと答えが明示される部分と、想像の余地が残された部分があり、そのバランスも良かったです。 ずっとこの世界に触れていたいと感じられる、優しくて美しい、けれど力強いお話でした。 素晴らしい作品をありがとうございました！

数学や才能をテーマにした作品であり、それらと同じかそれ以上に姉弟を描いた物語だと感じました。 短編ながら回想シーンが多いのですが、どれも現在の主人公視点から語られているため時系列が前後して読み辛くなっているという印象は受けません。 そのため回想の多さはむしろ姉弟というものを描くに当たって非常にプラスになっていて、各々の姉・弟への思いが鮮やかに浮かび上がってきました。 才能を絶対のものとして描かず、かといって負のものとも描かない。積み重ねること、努力の尊さ。 後悔や失敗は取り返せないが、前向きにもう一度進み始めることは出来る。「彼らにはまだ時間がある」ので。 構成の巧みさに唸らせるだけでなく、読後感の良さに胸を打たれる余韻が素晴らしい作品でした。

主人公・寛太さんが久々に故郷を訪れる物語。 自分も子供の頃打ち上げ花火が怖かったなあ、などと思いながらプレイ。どんなお話なんだろう？と、わくわくしながら読み進めていたものです。 で、プレイ後…いや、プレイ途中から涙が止まらなく。声に出すほどに泣きまくりました。 親から子へ、子から親へ、パートナーへ…などなど、色んな愛の形が溢れていました。 時には、その愛がすれ違って傷ついて。恨みみたいな感情に変わる事もある。誰にでもありえるお話だなと感じました。だからこそ、心に強く訴えかけてくるものがあるのでしょう。 文章も読みやすく巧みで、風景・情景が目の前に浮かびます。未プレイの方には、ぜひともプレイをお勧めしたいものです。 こんなにも強い愛の物語に、久々に触れました。ゲームで号泣したのも久々でした（笑）。 シリアスな内容ですが、決して堅苦しくなく、「ああ、そう言う事だったのか！」というすっきり感も味わえます！最高の作品です！！ありがとうございました！！ 今後の寛太さんの人生に幸あらんことを…！

アートやサウンドと共に"物語を読ませる"のではなく、"想像させる"というアプローチでプレイヤーに語りかけてくる『在庫がなくなる前に』は、「ノベルゲームコレクション」公開作品において重要なテキストアドベンチャーです。 本作の筆致とUIからは、必要最低限の要素を抑えたミニマルな美しさも感じられました。「レトロゲーム風」の範疇を超えて味わいたい作品です。

Ｑ．『ノアの審判』って何ですか？ Ａ．12人の個性豊かなキャラクター達が織りなす洋館ミステリーADVです。フリーゲームとは思えないほどハイクオリティ。 現在１章解決編まで公開中です。（2022年2月時点） Ｑ．まだ完結してないみたいですけど、今からプレイして大丈夫ですか…？ Ａ．全然大丈夫です。 今ちょうどストーリー的にキリの良いところまで公開されてるし、現在公開中の部分だけでもかなりボリュームがあります。 とりあえずゲーム紹介画面のキャラクターを見て、1人でも気になる見た目の子がいたらプレイしてほしいです。面白いよ…！

今回のフェスの一押しです。 序盤はグイグイと物語に引き込まれ、中盤は鳥肌が立ちまくり、後半は感情を揺さぶられまくる、非常に素晴らしい作品でした。 また随所で拘りが見られ、それらを高水準に全て昇華させ、１つの作品として磨き上げる並々ならぬ熱意と努力が感じ取れました。

今回、いろんな恋愛ゲームを遊びましたが、その中で一番印象に残ったこちらの作品に贈ります。 素敵なキャラクターと恋に落ちるためのジャンルにおいて、恋に落ちてはいけないという斬新なアイディアとシステム、男性としても会社の上司としても魅力的な丹羽さんのお人柄にグイグイ引っ張られ、ゲーム配信直後にすぐプレイしていました。 アイディア、システム、キャラクターに引き寄せられたあとは、リアリティとときめき、甘さとほろ苦さのバランスが絶妙なシナリオで、一気にオマケまで読み切らせる熱量がすさまじかったです。 ルート分岐があるゲームですが、ヒントもあり詰まらなかったこと、プレイがとても快適で、ゲームに集中できたことも良かったです。 丹羽さんになら、恋に落ちてもしょうがない！

受賞ポイントは最後までずっとホネ子に一途なところです。 しかもハッピーエンドだけじゃなくバッドエンドまで。これはもう純愛以外の何物でもありません。 約束の場所で愛を誓い合うシーンは号泣間違いなしです。 純愛ラブコメ好きの方全員におススメできる作品です。

主人公を救いのない歪んだ日常から救い出せるのは、それ以上に歪みきった愛だけ。 その美しさに魅せられ心揺さぶられること間違いなしです。 本当の幸せとは何なのか。この作品でしか感じることのできない愛が確かにありました。

作品を通してギャグセンス爆発で最初から最後まで楽しい気持ちでプレイできました。 そして溢れんばかりのスパッツへの愛。スパッツ女子の魅力的な姿に虜になること間違いなしです。

可愛いケモ耳仲間たちと一緒に過ごすほのぼの日常。けれどもそれぞれが悩みを抱えていた。 その悩みに寄り添いながらも立ち向かっていく姿に勇気をもらえます。 好きという気持ちにちゃんと向き合ってふたりで答えを出していく素敵なラブコメ作品です。

違和感やホラー風味など、いかにも話が盛り上がりそうな要素が出て来ますが、メインはリアルに描かれた職場の人間関係。社会人経験者ならば何となく分かるであろう、普通に居そうなおじさん達の普通にありそうな会話が、かなりの部分を占めます。 これだとすぐに飽きてしまいそうですが、実際は夢中で読まされてしまいます。気が付けば何となく理解できてしまうその日常が心を抉っていました。精神的に不安定な方はプレイを控えるよう注意書きがあるのも納得です。それほど現実の自分にリンクし、心を揺さぶるものがありました。 ですが、いや、だからこそ。私は何度もプレイして涙し、沢山のことを考え、活力を得ることができました。プレイ後の余韻、考えさせる作りが特に凄い作品であると思います。 演出面についてはしっかりと作られていながら、シンプルに纏まっていて無駄がありません。上手くストーリーを支えていました。 一部を除いて立ち絵無しの実写背景のみなのですが、これはプレイヤー個々で人物を想像でき、リアルさを増す狙いが感じられます。こちらの作品にはこれがベストかと思います。 加えてUI、雨の演出、タイトル画面、文字の表示に消え方、間、フォント、SEなど、細かい部分まで効果抜群。作者様編曲の「アメフリ」（あめあめふれふれ母さんが～）の扱い方がまた素晴らしいです。 そしてシステム面でも２周目以降のジャンプ機能、人物メモと選択肢の仕組みも高ポイントでした。 賞に選んだ理由をきちんと書かねばと、堅苦しい長文になってしまいましたが、難しいことを抜きにして心に刺さる素晴らしい作品でした。ありがとうございました！

スタイリッシュなUI、グラフィック、ボイス、PV、BGM、そしてシナリオといったゲームを構成する全てがハイクオリティで読み応えのある素晴らしい作品でした！ とにかくつぐみ、蓮、茉莉花といったメインのキャラクター達が親しみやすく魅力的！つぐみ姉さんのツッコミには笑わされ、蓮の良い奴っぷりにほっこりし、茉莉花のかわいいのに結構辛辣なギャップにときめき、彼らが関わっていく人物たちも個性的で会話のテンポが非常に良いので、彼らが話しているのを眺めているだけで楽しいです。 この作品の看板と言える異能ファンタジーの世界観も非常によく作り込まれており、それぞれの持つ異能がいかに発揮されるんだろうとわくわくしながら読み進めました。プレイ時間10時間以上というかなりの長編ですが、謎が謎を呼ぶサスペンス展開は素晴らしく、コミックリリーフによるちょうどいい緩急もあるので、3日間程であっという間に読み終わったかと思います。このボリュームのシナリオを書かれた作者さんの技量には感服いたしました。話が進むにつれそれぞれのキャラクターの葛藤を知ってキャラクターへの愛着が湧いてしまい、一つの章が終わる毎にしばらく余韻に浸っていました。 全ての章を読み終わった後はしばらく感動でゲームを閉じることが出来ず・・・。最高の終わりだと思いつつも、まだ続いていってほしいような、名残惜しくてまたみんなに会いたい、そんな気持ちで胸がいっぱいになりました。 ここまでの熱量と愛情で作られた素晴らしい作品に出会えて本当に幸せでした。ありがとうございます！

謎解き大好きな私は、プレイ開始1分で、魅了されてしまいました。 なるほど～！な謎解きや、よく見ればそこにヒントが？など、終始鳥肌が立つ作品でした。 もう最後まで、プレイするしかないという選択肢しかありませんでした。 もちろん、ストーリーも楽しませて頂きました。 そして、ティラノの可能性をここぞと見せて頂きました。 謎解きって、楽しいなと改めて思わせてくれた作品でした。 本当に素晴らしい作品をプレイさせて頂いたと思います。 ありがとうございました。

壮大な世界観のホラー・ファンタジーノベル。音楽もぴったりで、ひとつの物語として完成度がとっても高く最後まで夢中で読みました。素敵な作品をありがとうございました！

魅力あるキャラ、テンポの良いストーリー、面白いギャグ、ニヤニヤしてしまうラブ要素、なによりポジティブ！ ラブコメ好きとしては堪らない作品でした！ キャラごとにバッドエンドもあり、とても丁寧な作り。制作者さまのキャラ愛と思い入れを感じます。 個人的に、ギャルゲーはヒロインが全てだと思っています。 つまりは萌え、萌えイズラブ。なに言ってんだこいつ。 三人いる全ヒロイン、全員好きになりました。 私がプレイしたものはどれもが素晴らしい作品でしたが、ギャルゲー好きとして、ラブコメ好きとして、今回どれが一番かと聞かれたら、この作品になります。 とても素敵な作品に出会えたことに感謝！

素晴らしい作品が多い中で、サウンドや背景画、立ち絵の美しさ、ヴォイス、歌声、ムービー、ゲームの仕様の細部にまで行き届いた作り込み、何より「ノベルゲーム」の「ノベル」の部分を満喫できたという点でも、感嘆以外の感想がありません。 共感したり涙ぐむ作品は他にもありましたが、読後、放心状態でパソコンの前から動けなかった作品は初めてでした。一つの映画を見終えたような、深い感動に包まれました。 「人形」の本当の意味を知った時、胸が締め付けられるような思いでした。 ノベルゲームの未来の大きな可能性を感じさせて頂いた素晴らしい作品ですから、 ゲームの面白さと素晴らしさと美しさを堪能できるという意味で 「遊戯三昧賞」を贈りたいと思います。 素晴らしい作品を作ってくださり、本当にありがとうございました。

学園青春ラブコメと思っていたらシリアスになり、伏線を回収してどんどん熱い展開になっていくという……最後まで目を離せない作品でした。 読後感も良く、プレイ時間は1時間程ながら、長編を読んだ後のような満足感がありました。 あとLive2Dを使った立ち絵がとてもかわいいですし、BGMも良かったです。 素敵な作品をありがとうございました。 ぜひ前情報なしで読んでみてほしいです。

私にとって、全てが、BESTでした。 主人公のキャラが可愛い。 見た目もですが、そのキャラの細かい描写が凄く伝わってきて、感情移入してしまいました。 そして、ストーリーが（ネタバレになるといけないので、詳しくは語れませんが） 何となく読んでしまっていてはいけない事ばかりです。 沢山の場面で泣いてしまいました。 もちろんラストも。 そして、止水ちゃんと了君のお互いを大好きで仕方ないという感情が、読んでいるこちら側までが幸せになれる事でした。 あとは、演出です。 素晴らしかったです。 画像観覧だけでも十分に楽しめます。 素晴らしい作品をプレイできて光栄です♪ ありがとうございました。

悲しい部分もありますが、最後まで我が子を愛し続けた父と、それに気付いて心を震わせる子の姿が目に浮かぶようで、心に深く残っている作品です。 素敵な作品をありがとうございます。

物語が進むごとにそれまで見ていたものがガラリと変わっていき、その展開が毎回こちらの心を激しく揺さぶってきて最後まで見届けたくなりました。そして見届けた頃には身体中から力が抜けるほどの衝撃を受けました。 ステンドグラスのような万華鏡のような、美しいのにとても脆さを感じる素晴らしい作品でした。ありがとうございます。

こちらの作品の「青や赤のバラが画面一面に散りばめられる」演出が、遊んだ作品の中で特に印象に残っておりましたので選定させていただきました。 今後の制作も陰ながら応援しております。

水平思考クイズと退廃した世界観、そして伏線を散りばめたシナリオの調和がとても魅力的で、夢中になってプレイしました。質問するごとに徐々に理解できるクイズの難易度設定やBGMの間の表現、2回目のプレイではまた違った表情を見せるシナリオなど、私の好きな要素が詰め合わせてあってとても楽しかったです！ シナリオを読み終わってからも、ムノーちゃんが脳内にいてその後の妄想をしたりと捗ります......！ ヒロインであるムノーちゃん。一見無機質でむっとしているロボなのに最後までプレイすると、とても愛らしく感じました。ロボメイド太もも(文字付き)ムチムチという、メタリック感とむにむに感を同時に摂取できるムノーちゃんのキャラデザとても好きです！！スリッパで思いっきり叩かれたい！！！

私はこの賞を持ってみちる会長のおでこを拝みにいきます。(๑>◡<๑)

このたびは受賞おめでとうございます！ ティラノビルダーというノベルゲーム制作ツールでアクションゲームを作ってしまった、まつぼ史上衝撃の作品。 「ティラノビルダーの本気」タグは、まさにゆうれいさんのためにある！ 醍醐味であるバトルシステムやOPムービーなど「フリーゲームってなんだっけ？」と思うくらい、技術があちこちで光っています。 平日夕方枠あるいは土日朝枠でアニメが始まりそうなくらい、魅力的なキャラクターデザインも最高。 男の子はカッコよく、女の子は可愛いです。 メカ感あふれるパキッとしたフォルムも、童心がくすぐられました。大好きです。 また、ストーリーも油断なりません。”熱い”んです。 かといってご都合主義は一切なく、「潔白」過ぎない主人公が痛みごと背負って乗り越えていくシナリオはお見事でした。 バトルの難易度も絶妙で、無傷バッジの道は激しく険しいですよ。※2022.02.22現在未獲得の説得力 とにかく、本作で皆さんのなかに眠る少年心が呼び起こされること間違いなし。 素晴らしい作品を通して、同じティラノビルダーの製作者としても学びを得ることができました。 ビルダーの大いなる可能性を見せ、技術の知見を広げてくださったこと、心より感謝申し上げます。 長くなってしまいましたが、ゆうれいさんの今後の創作活動も応援しております！

はじめてゲームをプレイした時の興奮が今でも忘れられない作品です。当時は寝る間も惜しみながらプレイさせていただきました。物語に引き込まれ、続きが気になって仕方がなかったです。 キャラクター達の繊細な描写に共感するところが多く、彼らの成長に胸が熱くなりました。シナリオも日常パートとシリアスパートの緩急のつけ方が上手く、日常シーンでは笑わせてもらい、異能力バトルでは手に汗を握りました。 長編で骨太の作品を完成された作者様に改めて賛辞をお贈りしたいです。素晴らしい作品を生み出してくれてありがとうございました。シェア版も楽しみにしております。

多分私以外にも30人くらいこの作品にスポンサー賞贈る人がいるだろうな…じゃあ私が贈らなくても…と躊躇してしまうほど、これだ！！！！これしかない！！！！！！！という感じの強烈な作品でした。 読ませる力と熱量が圧倒的で、やっぱりノベルゲームって何よりも物語が面白いのが一番だよね、と思い出させてくれました。凄まじい量のイラストが彩る、サイコーの物語です。皆プレイしよう。

謎が解けた時、とても爽快で脳が活性化されました。 もっと謎が解きたい～！！

印象的な背景画像、落ち着いた選曲、雰囲気にあったフォントとレイアウト。 過度にならないよう抑えられた演出が、純粋に文章を追いかけ物語をふくらませていく楽しさを補完してくれます。 少年や少女たちの会話はとても自然で、不器用な彼らの精一杯が伝わってくるようでした。 彼らの会話にはたくさんの省略がありますが、どれも物語の流れから自然と読み取ることができて、流れるように読み進めていけます。思春期らしい少し鬱屈とした少年の語りも、ネガティブになりすぎないところがよかったと思います。 雨はいつか止む。 雨は降ったから止むのだ。 そんな当たり前のことを奇跡だと感じられる、青春の１ページでした。 もう一度、雨の季節が来たら読み返してみたいと思います。

（え、これコメントでネタバレしちゃうんですけどいいですか？） 目を合わせると石化するメドゥーサが執拗に目を合わせる事を求めてくる。 でも、そのやりとりは憎しみや恨みで相手を石にしようと言う感じでは全くなく、詩のような美しい言葉で、相手への気付いかいと愛に満ちている。そしてじわじわと感じ取れる希望のない未来への悲しみ。 母の子を想う気持ち、幸せになって欲しいけれど、もうそれが叶わないとわかっている苦しい世界に子を置いていきたくない母親の苦渋の選択に泣きました。 めっちゃ泣きました。ありがとうございました。

レトロゲーム系のテキストベースダンジョン！ 結構な数のアイテムとモンスターたちで、説明のテキストから想像するのが楽しかったです。 一周は短いながら運も戦略も重要で、ひとつひとつの選択を考える時間がまた楽しいのです。 画像があってもなくても楽しいゲームは楽しいのだ！と胸を張って言えるこの作品に、楽しませていただいたお礼を込めて、賞を贈りたいと思います。 楽しいゲームをありがとうございました！

テキストだけでローグライク。 ……テキストだけで！！？！？ これはいわゆる"レトロ"と呼ぶべきなのか、しかし私にはあまりにも新鮮すぎたのです……！！「一周回って新しい」という凡庸な言葉を使うのが申し訳ないくらい……！！ 流れてくるログ、ランダムで現れる敵とイベント、周回したくなる収集と装備！！楽しい！！音が無くても絵が無くても、いや無いからこそこんなにワクワクしてしまうものなのかと衝撃を受けました。小瓶に祈りを捧げろ！！ とはいえ画面作りはしっかりされており、懐かしさを感じつつもお洒落な作りになっています。オートセーブなのでスマホで遊ぶのにも助かりました(遊んでいる間に他のアプリを起動すると容量の問題でブラウザが勝手にリロードされちゃったりする) 今年のフェスも参加作品の中からほんの一握りしか遊ぶことができなかったのですが、そしてどれも本当に素敵だったのですが、遊べる要素や衝撃の出会いという観点からこちらを選出させていただきました！ 楽しいゲームをありがとうございました！！作者様、プレイヤー様、運営様、TGF2021本当にお疲れ様でした！！

またの名を、 二転三転する怒涛の展開に 観劇者はたちまち虜になるで賞。 シナリオの素晴らしさはもちろんのこと グラフィックやUIなども洗練されており 作者様の非凡なセンスに酔いしれました。 これからのご活動も応援しております。 素晴らしい作品をありがとうございました！

私がプレイした作品の中で一番「好き」と自信を持って言えるこちらの作品にスポンサー賞を贈らせて頂きます。この作品で何よりも好きな点は「選択」という部分に重きを置いていることです。そういう作品であることを意識して作品全体を眺めれば、そのためにいくつもの仕掛けがあったことに気がつくはずです。ノベルゲームであるからこその物語。 物語後半の展開はずっと好きなものが続くのですが一場面挙げると、オープニングムービーに入る流れでは思わず涙がこぼれました。本来ならば泣くようなシーンではないのですが、予想していたにも関わらず自分はあの展開に感情を思い切り揺さぶられてしまい涙を流すほかありませんでした。本当に素敵な作品をありがとうございました。「貴方に出会えてよかった」その言葉を重みを受け止めつつ。

おめでとうございます。ききよ賞はききよが最も感じた「技術の無駄遣い」な作品に向けた賞です。 数ある候補の中から貴作品を選出したのは「立ち絵第一主義」な演出に感動したからです。 ADVにおける悩み、それは「台詞を読んでる間に立ち絵に変化があっても気づかなーい！！」こと。 貴作品はこの悩みに真っ向から打倒しました。 ヒロインの小ささをアピールするためにメッセージを下から上に移動させたり、「文より絵を見ろ！」と言わんばかりにメッセージレイヤーより上レイヤーに立ち絵を表示させたり、カメラを使ってぐるんぐるん回したり。 本来ノベルゲームであればそんな動作必要ありません。 しかし、あなたはやり遂げました。その立ち絵をただ魅力的に魅せるために、多大な「技術の無駄遣い」を私に魅せつけてくれました。 その努力に対し、ききよ賞をお送りします。 感動をありがとうございました。

タイトルから可愛いイラストですよね。本編もCGがたくさんです。百合が好きな人も百合に興味がない人も、侮ることなかれ。読めばべりべりと生肌を剥がさせるかのように、心が抉られます！！（笑） キャッチフレーズに「閉塞百合ジュブナイルノベル」とありますが、まさにその通り、壮絶なイジメや性暴力描写が容赦なく盛り込まれており、それゆえに人を選ぶストーリーではあるのですが、秀悦な心理描写と状況描写は美しく、響くものがあります。 登場するのはイマジナリーフレンドと生きる夕暮鴉、そんな鴉に冷たく当たる朝野光、そんなヒカルが大嫌いで、鴉には優しい平野蛟。 カラスちゃんはイマジナリーフレンドのフェアリーハートが示す「世界を破壊する魔法」を探しています。ヒカルちゃんは空想に没頭するカラスちゃんをブス、キモいと執拗に口撃し、殴ったり蹴ったりと暴力まで振るいますが、カラスちゃんにとって、ヒカルちゃんは大好きな友人です。優しくて正義感の強いミズチちゃんはカラスちゃんを助けますが、カラスちゃんはなぜか、ミズチちゃんの行動に感謝も感動も覚えませんでした。 恋愛物の序盤でお互いがすれ違っているパターンはよくありますが、さすがに乖離レベルが想像を絶していました。最後にゲームらしい選択肢が出てきますが、人によって正解と思えるものは違うかもしれませんね。世の中が壊れてしまえと願う人は、どのくらいいるのでしょうか。世界を破壊する魔法はどこにあるのか、見つけられるのか。未プレイの方は、ぜひ最後まで見届けてみてください。私は涙腺をやられたので、ティッシュの用意をしておくことをおすすめします。

ラウソンさんはとんでもないものを盗んでいきました。そう、私の心です。 個性豊かなキャラクターと、軽快なストーリー。楽しくプレイさせていただきました。 ゲーム進行に必要がなくても色んな場所に行ってみたくなり、選択肢も試してみたくなります。 愛されるキャラクターを産み出すのがとても上手だなと思い、選ばせていただきました。 今後も応援しております！

職場で、学校で。 きっと誰もが感じたことのある、ふと空気の張りつめる瞬間。 あっち側じゃなくてよかった！という後ろめたい安堵感。 自分が立っているだけで精一杯なのに、どうして人のことを気遣えるのか？ もともと鬱々としたお話は好物ですが、こちらの作品は 直接的なショッキング描写は少ないにも関わらず、心を抉られまくりました。 全てをフィクションと割り切って読むには、あまりに近い世界です。 そう感じるのは、シナリオの大部分を占める会話の描写が とにかくリアルであるからと思います。 懐かしい唱歌アレンジのBGMも、優しく世界に誘ってくれます。 最初は誰が誰だかわからない同僚を、ノートを頼りに少しずつ覚えていく体験も 新入社員の主人公とシンクロしていくようでした。 2周目に解放される「選択」は本当に辛いですが、 だからこそ余韻の残る作品になっていると思います。 今回プレイさせていただいた作品の中で、 最も強烈な「体験」として刻まれたため、賞に選ばせていただきました。

作品として純粋に面白いのはもちろん、作者様の半生をともに過ごした作品の持つ深奥にあるものに感銘を受けて選定しました。 作り上げては崩し、作り上げては崩し……今の形になるまで作者様はどれほど生みの苦しみに苛まれ、幾度歯を食いしばり、涙を拭い、一歩、また一歩と進み続けたか。 つぐみさんが手探りでも、苦しくても、辛くても、自分の歩む道を進むことだけはやめなかったように、作者様も完成へと向けてその半生を本作とともに歩んでこられたのだと思いました。 完成を心から祝福するとともに、つぐみさんと作者さんが歩まれた道に、その愛に花束を。 あなたの愛が込められたこの作品が、これから先も多くの方の人生に素晴らしい時間をもたらし、多くの方に愛されますよう。 とても素晴らしい作品でした、出逢いに心からの感謝を。

多くの作品をプレイして振り返った時に、一番に心に浮かんだのがこのゲームでした。 エソラちゃんが登場した瞬間の思いは今も忘れられません。 メニューや背景の空が印象的でオシャレなデザイン、BGMのない音だけの静かな世界、 季節の移り変わり、エソラちゃんが常に逆光になっている、そして赤い眼鏡。 作者さんのレビューへの返信を見ていると、拘り抜いて作り上げたのが感じられますね。 本当にすべてがベストマッチしていて、世界観にピッタリでした。 そのおかげで没入感がすごかったです。二人だけの静かな会話に夢中でした。 多くを語らずともエソラちゃんに何が起こったのかを想像させる文章力も素晴らしいです。 エソラちゃんの恋心とエンド分岐の「忘れて」「忘れないで」の相反する気持ちがとっても切なかったです。 エソラちゃんに会いたいよー！

「ここではないどこか」へと連れて行ってくれる、大変素晴らしい作品でした。感動をありがとうございました。

目に見えなくとも、確かにそこにあるもの。 愛と情熱に満ちている素晴らしい作品でした。

たまたまPVを見てその完成度の高さに魅かれてプレイさせていただいたのですが、この作品に出会って良かったと思える素晴らしい長編作品でした！ジャンルとしてはギャルゲーだと思うのですが、その括りにはとても収めることができない、大変よく作り込まれた大作です。ちなみに自分はこの作品がギャルゲーデビューでしたが、サービスシーンも含めて充分楽しめました。女の子たちが可愛くて癒されます。 まずはグラフィックの完成度がとにかく素晴らしいです。立ち絵の表情が豊富で、女の子たちの服装もかわいらしく、文句のつけようがない美麗なスチルには一枚一枚じっと見入っていました。BGMも作品の雰囲気にぴったり合っていて素敵だなと思ったらなんとオリジナル!キャラ毎のテーマ曲まであり豪華です。 声優陣も大変な熱演で。ただかわいらしいというだけでなく、シリアスなシーンでは作品の世界に引きずり込むような胸を打つ数々の演技で。声優さん達にも賞をあげたいと思うくらいです。 そして何より素晴らしかったのはシナリオだったと思います。ゲームとしてはおそらくかなりのプレイ時間だとは思うのですが（自分は計一週間ほどで読み終わったと思います）、作者様の非常に作り込んだシナリオには作品への沢山の愛情を感じました。ここまで凝った世界観を形にすることの大変さは尋常ではなかったと思います。 少女達それぞれが持つ葛藤、主人公の在志の成長、そしてヒロイン夢見の過去と現在が重なってそれぞれの想いが昇華されるラストには鳥肌と感動で、プレイ後画面の前で拍手を送っていました。 今後も応援したい、心に残る作品です。

スクリプトを駆使した真面目な作り込みと、ひたすら下品でくだらないギャグの振れ幅が異次元に魅力的な作品でした。様々なギミックや演出を盛り込みながらも一切テンポを損なわない作りが最高です。ありとあらゆる単語を無理やり下ネタに結び付ける思春期の男子中高生のようなテンションに惚れました。本作にスポンサー賞を贈る葛藤は多少ありましたが、好きなものは好きなのだからしょうがないです。今後の活動も心から応援しております。

商業やフリーを問わずたくさんのノベルゲームをプレイしてきましたが、今作のアイデアはこれまでに目にしたことも想像したこともないものでした。その独自性はお見事の一言です。優れたアイデアだけでなく実際に形になった作品そのものの完成度もとても高く、心から楽しませていただきました。本作がもっとたくさんの愛好家の目に留まりますように！！という強い心情からスポンサー賞を贈らせて頂きます。今後の活動も心から応援しております。

古参ノベルゲーマーなので青いシルエット画像に対する思い入れは人並み以上ではありますが、実際にプレイしてみて思いもよらないゲームそのものの面白さに圧倒されました。設定のオリジナリティ、しっかり怖いホラー表現、少し懐かしいコミカルテイスト、ダイナミックな展開、共通のクライマックスシーンからそこに至るまでの流れを反映した最終的な結末への分岐など、マルチエンドのノベルゲームの魅力がこれでもかとぎっしり詰まっておりました。今後の活動も心から応援しております。

優しくてあったかくてちょっぴり可笑しくて、疲れた現代人の心をじんわりとほぐしてくれる作品です。 愛情を渡し、愛情をもらう。ともすれば押しつけがましくなってしまいそうなコンセプトも、 ちょっとドライな主人公や愉快な神様、そして賑やかなお客さんたちのおかげでスルリと心に沁み込みます。 お客様図鑑を全て埋めるのがなかなか難しかったのですが、 「このお客さんにこっちのジュース渡したらどんな反応するかな？」とずっとワクワクしながらプレイ出来るので、 周回が全く苦になりません、楽しい！ ちょっぴり疲れちゃった人も、悲しいことがあった人も、毎日楽しい人も、特に何もない人も楽しめること間違いなし！

とにかく巳緒さんが色っぽかった！ ストーリーに若干ホラー要素はありましたが、怖い感じではなく少しゾクっとする感じの楽しめるホラー。 R-15要素もありますが、エロい感じではなく楽しめるコメディ要素が強くて楽しかったです。（でも蛇が出てくる場所を考えると少しエロいかも？） もし続編があるならぜひプレイしたい！期待してます！

主人公は優しく可愛く真面目で素直。常連さんは個性豊かなイケメン達！ 少しずつ距離が縮まるわくわくドキドキと甘々シナリオにキュンキュンでした。 私もバウリスタで働きたい～～

現段階では第一章のみの公開ですが、これからの展開、そして完結への期待をこめましてこの賞を贈らせていただきたく思います。 謎めいた設定、魅力的なキャラクター、期待感を盛り上げてくれるオープニング、わくわくするゲームシステム、美しいスチル、次章への引き……どこをとっても制作者様のこだわりが感じられる作品です。 シリーズや続き物は「完結してから遊ぼう」という方も多いかと思うのですが、この作品は是非リアルタイムで一緒にこの世界を味わい尽くして欲しい。続きも楽しみにしています！

各ストーリーそれぞれとても練られていて引き込まれました リアリティ、人間味があって特に人の心の闇についての心理描写は絶妙だったと思います 各話2つのEDもどちらも回収したのですがどっちもとても良かったです 作品に熱量と勢いの凄さを感じ特に印象に残っているので選定させて頂きました

よくここまで難しくデリケートな問題を真っ向から丁寧にまとめあげられるものなのか、と思います。 全ルート合わせてのプレイ目安３時間ですがプレイ後もふっと作中の会話、シーンを考えることがあります。 常々思うのですが、なにかしら読み手が作品を読むのに費やす時間は作り手が作品にかけた時間より圧倒的に少ないものです。それでもプレイ時間外でも作品のことを考えてしまう時間を持たせてしまう作品というのはそういう意味で強いんじゃないかなと思います。きっと私以外にも忘れられない、つい思い出してしまう人はいるだろうしこれからも増えていくんじゃないかという期待はあります。

プレイ開始して、すぐに「これは……」と直感めいたものがありました。 このゲームは、私が、あるいは多くの推理物ADVファンが待ち望んでいるそれなのでは、と。 そして予想はズバリ的中、それどころか期待を遥かに超える面白さ！ 作品の魅力は５分やれば分かる……と言いたいところですが、私が気に入ったのは ・世界観。徹底的に丁寧に作りこまれています。溢れんばかりのファンタジー、そしてミステリーのがとても上品に組み合わされています。 ・キャラクターたち。美しく愛嬌があり、そして影があります。気づけば彼らのことを好きになっていますし、だからこそ事件発生時の絶望感がエグくなってます。 ・事件の緻密なトリック。かなりの完成度です。小さな疑問を解消していき、段々と一つの本筋にたどり着く快感。これぞミステリーの醍醐味。 です。これら全てが私の好みに刺さりまくりました。 素晴らしい作品が多く悩みましたが、ノアの審判がMVG賞です！（賞名は格好よく？しておいたので、適宜好きな言葉を当てはめていただければ…） 現在１話までの未完結作品ですが、だからこそ、これから先もっと多くの人の目に触れて欲しいと思い選定しました。 ありがとうございました～。

目覚めると見知らぬ部屋で死体と二人…… このゲームを始めて知った時、 私の耳元で『こういうゲームを待っていたんだろう？』と悪魔が囁く声が聞こえた。 濃厚な極上のチョコレートのようなミステリーの世界の創造主に、心からの敬意と感謝を。