おしそのレビューコレクション
-
踊れ!ヴァンパイアかわいいもかっこいいも存在するハロウィンシーズンにできてよかった作品! 自作の音楽、ポップな空間が大変すばらしかったです! 絵が素敵で、音楽もぴったり。まるごとダークポップな世界観を楽しめました! 覚えゲーが本当に苦手なので、頭の体操という意味でも踊り疲れてしまいましたね。だからこそ、クリアできた時が非常に爽快でした。 ストーリーも成る程、そう結びつくのか! と納得いくものばかり とても楽しい作品でした。
-
朝と昼と夜の色キャッチコピーに惹かれてプレイして、これはもう読んで正解だったなって感じた作品です。スパイスがきいた、豊かなゲームでした。 なにより絵が綺麗。この水彩タッチでこんなに差分があるんだ! と感心と感動の数々。 優しい手触りのイラストに、無機質な室内。 そして珈琲のような苦さを感じる文体に、ほっこりするシチュエーション。甘い角砂糖と、珈琲、あらゆる場所に散りばめられた伏線のスパイスは見事なものでした。とても好きな味 こういった作品は好きなので、どんどん一気に読み進めてしまい どんどん真相に近づくにつれて、はらはらしたりそわそわしたり そんな魅力が食指を動かしたんだと思います。 夜さんの気持ち、終始理解できるところがあって、だからこそのものだったのかもしれないです。 とても素敵な物語でした。ありがとうございます。
-
ティラノフェス2024オープニングティラノゲームフェス、開催おめでとうございます! 今年、制作側としてもプレイヤー側としても初参加 とてもわかりやすい説明だったので安心かつ楽しくプレイできそうです! あと2人の衣装かわいいです! 毎回ノベコレニュースの演出すごいなあとおもっているので これからも頑張ってほしいです。なのでできる限り盛り上げたいとおもいます!
-
わだつみは水底に眠る「まどろみ」も「けだるさ」も、全部泡に包みこまれて一緒に水に溶けてしまうような、じっとりと、生ぬるくもあるお話。 レトリックが文学的で、ついつい読みふけってしまう、夜にぴったりなお話です。 あまり普段こんな言葉は使いませんが、上記のような感情を抱きながらも 「ああ、この作品は『チルい』作品だな」と感じました。 まるで夜ふかししてどんちゃん騒ぎしたあと静まり返った一人の時間のような はたまた静かな夜に晩酌を一人でしっとり楽しむような、そんなお話。 もちろんこのお話はそれだけに留まるようなものではないけれど 雰囲気がとても心地よくて、綺麗。 綺麗だけど、筆舌に尽くしがたい感情に溺れそうになります。 冒頭、そして話し言葉にぐっと惹きつけられ。とてもよかったです。
-
グリモワール・ヘヴン -Vampire's Red Needle-善くも不思議だと過去作で思っていたおじさま……モリゾナさんが いかにして吸血鬼になったかが綴られる物語。 絵本は絵本でもまるで飛び出す仕掛け絵本のようなスリルが楽しめます。 秋の夜長にぴったりで、笑いも殴りも気迫も懺悔もあるけれど やはり吸血鬼の話。冷たさもしっかりと感じるギャグ作品です。 この世界はずっと浸っていたいなあ……
-
椿電鉄心地よい効果音、レトロな色合いの世界観 そしてしっとりと切ない音楽に、流れるようなストーリーと 魅入られる面ばかりでした。 間の一つ一つに呼吸を感じて、 私も生きなきゃなって思えるような作品 乗車できてよかったです。ツバキくんと出会えてよかった。
-
ランダム物語その昔、「5W1Hゲーム」というものが学校で盛り上がりましたが このゲームはまさにそんな感じの、何が起こるかわからないストーリー ハラハラしながらも、何度も好みの展開がこないかなと ついついシミュレーションしてしまう。 結果……全部好みで面白かったです!引きがよかったのかしら……? 乱数に踊らされる楽しさと、想像力で補える中間部分 とてもよかったです!
-
みっつの約束まずは、作品を見届けられてよかったとおもいました。 「あの日のひとこと」「ふたりの足あと」「みっつの約束」 ……どれも非常に言葉や演出の吟味に優れた だからこそ心を揺さぶられ、印象に残る作品でした。 スチルも差分もいっぱいでとてもよかった。 丁寧で、繊細で、だからこそ読んでいて惹き込まれました。 ヤンデレ作品は、私にとってどれほど痛みが伝わってくるか 共感性が比較的高い(自己判断)私はそこを基準としているのですが 縁くんシリーズは、いろんな形で痛みが伝わってきました。 @ネタバレ開始 最初は「この子大丈夫かな、どれだけやばい子なのかな」 からはじめった、「あの日のひとこと」 それが次第に庇護欲に変わり、彼のことを知りたくなる「ふたりの足あと」 でも、その庇護欲は果たして本当にそれだけなのか? その結果がこの「みっつの約束」にありました。 3つのEDはどれも衝撃的でした。 どれも誰かの痛みがわかる。誰かの気持ちになれるお話でした どんどん縁くんが好きになる。 幸せになっていく……そんなお話でした まるで人生みたいな作品だな。なんておもいながら お話を3作品、ゆっくり咀嚼させていただけました それがとても幸せだなっておもいました この作品だけは、最後に最良の、私が望んだ結末にしたくて HAPPY ENDにしました。 だからこそよかったなって ほかのエンドのヤンデレ具合が引き立ったなって思いました めあちゃんには本当に申し訳ないけれども 私のほうが多分縁くんのこと詳しいぞ! ってマウントとりそうになりました そのくらい、縁くんのことが本当に好きになった作品でした。 ネタバレありきでキャッチコピーをつくるなら 最幸と最恐が相対する、ヤンデレの成長物語 そんな感じだなって思いました @ネタバレ終了 ヤンデレな男の子の成長を見守りたいあなたにおすすめの作品です
-
黒き竜と黄昏の書[Failed]童話風物語が大好きな人にはもちろんですが 誰かと誰かのつながり、その行く末を見届けたい方におすすめの作品です。 この作品は面白い、それ以上に「すごい」という感情がでてきます。 演出はもちろん、感情移入、設定、運命、エトセトラ 全てに魅せられるダークメルヘンファンタジー。 キャラクターに感情移入しやすい者がプレイしましたが 今回ばかりは固唾を呑んで、ずっと見守るばかり 見守って、見守って、ようやく見届けられた世界 作者さんの温めてきた世界観に浸れて 世界を共有できて……そんな自分がいつの間にか幸せと充足感で満ちている そんな魔法のようなストーリーでした。 制作お疲れ様でした。 また素敵なお話を楽しみにしています。
-
灰の底からしっとりとディストピアってこんなに共存するんだ! と思いました。 とにかく個性的なふたり。すれ違ったり合わさったりするあらゆる動き そういった世界観と、描写についついクリックが止まりませんでした。 絵も描写も繊細で、魅力的で、音もテンポも臨場感があり非常によかったです! ふたりはこれからどうなっていくのかな……と 余韻と共にもっと知りたくなるほど引き込まれるストーリーでした