ルーアのレビューコレクション
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救済『死の世界』で過ごすキャラクターたちを見守りながら、彼らがどんな物語を紡いでいくのか、終始ハラハラドキドキしました!癖のある彼らがどんな人物なのか、『死の世界』とはなんなのか、それらを知っていくうちにキャラクター全員に感情移入していき、最後は感動で涙が溢れてきました。 @ネタバレ開始 キャラクターみんな良い人(人外の方含め)で、優しい世界だと思いました。このまま日常を見守るのかと思いきや、『死の世界』がどんどん大変なことになっていき…時に考察しながらこの後の展開を読み進めるのが楽しかったです!最後はみんなが幸せになるのを見て、心から安心しました。どうかみんなのこれからの生が幸福いっぱいでありますように! 章の狭間で度々メフィスト様に哲学的な質問を投げかけられた際は、うんうん唸ってしまいしばらくストーリーが進みませんでした笑(結果全てメフィスト様の予想外の答えだったようで少し嬉しかったです)普段このような問について考えることは少ないですが、このゲームのテーマになっているのもあって、改めてそれらの問に向き合って考えるきっかけになりました。一番最後にメフィスト様のメタさの理由そのものがメフィスト様にとっての救済だと知った時は、全てが繋がったことにスッキリしたと同時に、このゲームの壮大な伏線回収に感服いたしました。 問と同時に、キャラクターの解説が定期的に確認できたのは個人的に嬉しかったです!なにせみんな癖が強すぎて…全てのキャラクターの設定が作り込まれていて、作者さんのこの作品への愛を感じました。それにしてもみんな情報量が多くて、この物語とは関係なくみんなの小話的なものが見たいと思いました! また、解説を見る度に蝶(ライト)の位置が変わっていたように感じましたが、あれには何か理由があるのでしょうか…? @ネタバレ終了 長くなりましたが最後に、このような素敵なゲームを制作してくださり、本当にありがとうございました!作者様にも祝福があらんことを!