板久咲絢芽のレビューコレクション
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ブックエンド・シャワールーム何度かトップでお見掛けしていたのですが、新着レビューか何かで「は?おにいさん???(この瞬間ここなんくんがぶっ刺さる顔)」となってしまいプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 ここなん→せりり→りすりす→なーるー、と最早選択肢の上から順に破壊してしまった(いや、ここなんくんが刺さったんで初手ここなんくんにいったらせりりくんの変貌に驚いて「ど、どゆこと?」でせりり、後は順当にいっただけ)わけですが、最終的に「え、これ、もしや、全員の過去、つながって……る?」となってしまいました。 え、え、せりりとここなん、りすりすとなーるーで収容前の人間(一名?)関係が構築されてて、陰謀的に彼を利用して冤罪の元が作られて冤罪が彼にかぶせられて……ということですよね……? なんとなく、最初のやり取りの時点で、せりりくんとここなんくんの間は信頼関係的なものが強めに構築されてそう(会話の息がぴったり感)とは思っておりましたが……「美しさを司るものが一番やべえ(心根的には醜いかも)じゃねえか!!!!」……となりました。 でも、この中で一番内気に見えるのに一人で反旗を翻そうとしてたりすりすくん、思った以上にクセが強い性格でいらっしゃる……。 まあ、ある意味回収順的には、精神衛生上とてもよかったのかな?という気もします(クリア後他の方々の感想を見て) 従ってよかった、欲望に。 本来関係のなかったふたりとふたりがシャワールームという接点で、これまでの歴史に終止符を打つと考えると、並べられた本の両側ブックエンドでぎゅっとするイメージがわいてきますね……。 なお、そろそろ単行本最終巻が出る某宝石マンガが好きなので、破壊は楽しかったです(やべえやつの発言) @ネタバレ終了 いやあ、美しいってなんでしょうねえ……?と考えさせられる作品でした。
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弾圧イグニス連続で作品をプレイさせていただきました。 メニューとコンフィグのアイコンがすでに主人公が何者かを物語っている……!(ιχθυς) @ネタバレ開始 先に「がんばれ!ミトラ神」をやっていたので、メニュー画面にミトロンさんおるー!ってなりました……うん、つまりメタトロンだもんねえ、うん。 そしてミトラ教神殿の最後の一押しがあまりにあんまり過ぎて「流石に主人公手段選ばなさすぎてそれは草(あんまり生やしたい草でもないけど)」と思ってしまいました。 どの神様も信仰0の時の言葉が自分だけでなく、関係性のある神や従属神達を心配しているところがとても好きです。 ……しかし、西洋でイグニスといえば、いわゆる鬼火系怪異の総称であるイグニス・ファトゥス(愚か者の火)を連想して何とも言えない気持ちになりました…… 同時に、まさしくこれこそプロメーテウスより人にもたらされた火なのだなとしみじみと思いました。 @ネタバレ終了 ポップで可愛い感じの絵柄でしっかりとこちらに投げかけるものがある作品を、ありがとうございました。
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がんばれ!ミトラ神ヘリオガバルスに引き続きプレイさせていただきました。 パンが好きなミトラ神様かわいい……と同時にやはり信仰と人の関係性を考えさせられますね……こういうの好き…… @ネタバレ開始 72の名前で「そういやメタトロンってミトラ神由来説あったわね……(遠い目)」になってしまいました…… そしてコンフィグにいる子(?)はもしやアブラクサスでは? 個人的にはEND2が好きです(なおEND2回収のためにルキウスを見殺しにした人) END2のミトラ神様みたいになってしまった存在が、人がここまで築いてきた歴史という道の中に一体どれほど埋もれてしまっているのか、思いを馳せてしまいますね……。 @ネタバレ終了 軽やかな切なさの残る作品をありがとうございました!
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Heliogabalus「ヘリオガバルスって確か、歴代ローマ皇帝随一の奇人変人(マイルドな表現)だったよね~」というのを思いつつプレイさせていただきました。 可愛い絵柄に反して歴史のダークな部分もしっかり描き切ってるのがすごいなあと思いました。 @ネタバレ開始 初手史実ルートからのタイトル画面でひゅってなりました。 史実ルートは絶対バッドって知ってたから史実ルートから行ったのに……初手でこう、心に刻まれました、何か。 コンフィグ画面で思わず笑ってしまいましたけれど、これコメディタッチなイラストな上に、本編には入ってませんが、あの「ヘリオガバルスの薔薇」エピソードが元ネタですよね? @ネタバレ終了 面白いゲームをありがとうございました。
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おやすみソフィア「ダークでポップで可愛いメルヘンのにおいがする~」と誘われるが如くプレイさせていただきました! なかなかエンド5が見つからず頭を抱えてましたが、無事に全エンド攻略できました! @ネタバレ開始 そして、その過程で例のバグを見つけて報告させていただいたのですが、攻略がわかると「そもそもあそこに行った時点でエンド5いけないじゃないか自分のバカ!」となるなど…… 確かに救急箱も二回チェックだもんね……!なるほど、左右対称な位置に二回チェックギミックがあるのかー、うおおお!となりつつエンド5回収しました。 あと、ヒント兼おまけ部屋、入ったのは偶然だったのですが、「こっこんなところに!!!!」ってなりました……タイトル画面のそういうギミック……いいなあ面白そうなどと…… 蜘蛛のポールハンガーの時の嫌いなものの話とクイズの時のクロさんキャンセルされた好きなものの話から「おや?」と思ってはいましたが、やはりソフィアちゃんはそういう存在なんですねえ…… しかしエンド4はアレですね、ある意味クロさん好きな人へのご褒美…… これは超個人的な余談なんですが、自分の方の創作で調べまくってたせいで、クロさんからのクイズ1問目(通算2問目)、「これ〇研ゼミでやったところだー!!!!!眠りの花だよー!」のノリで一発突破しました。 ただし、その後のソフィアちゃん2問目(通算3問目)で撃沈し、最初は3/4正解でした(論理クイズ慣れしてる顔)……惜しい…… @ネタバレ終了 何はともあれソフィアちゃんカワイイ。 とても楽しい時間をありがとうございました!
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カルテス ~お荷物受け取りゲーム~さくっとプレイできて、さくっと滲みだすホラー、大変良きでした……。 @ネタバレ開始 開けないとよくわかんないものが腐っちゃう、開けるとお菓子、送り主は半分焦げた猫…… まさか、癒し枠猫さん、シュレディンガーな猫さん……? 個人的に天使からの加護が押し売り過ぎて笑ってしまいました。 @ネタバレ終了 大変よいゲームをありがとうございました。
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来たりてモグモグちょっと短時間でできるもの……と探して見つけてプレイしたのですが、「うわーナニコレナニコレ、ギミックがおもしろーい!!!」となりました。 初手がぐるぐるなエンドでしたが、「そりゃこれだけのギミックだったらそうなるわー!!!」とも思ってしまいました(ティラノ経験自体は浅くてもSEなのでバグ潰しの重要性と大変さはとてもよくわかる) @ネタバレ開始 最初に「言語」がオススメと言われて、「いや、これわざわざ声付きってことはギミック……もしや」で「色彩」を選んで「ですよねー」からの「音響」で「お察し」となり、「言語」を温存した結果、初手ループでした……。 ただ、一周目時点で「ライム色」が「現実」の選択肢を指すのは気づけたので、二周目に「言語」と「現実」を温存しつつ、「扉の閉まる音」ではっとカーソルオン時の音に気が付いて「ふわああああああ!」となり、最後に「言語」を選択してから初めてタブ名に気が付いて、「《思い出せる》ってそういうことかああああ!」となって、三周目に初手「言語」でログ見て「ふわあああああ!」ってまたなりました。 とにかく、作中のギミックとヒントの出し方がすごい絶妙に噛み合っていて面白い作品だなあ……と思いました。 あとFちゃんすんごくかわいいと思います。FAは「それはたべちゃだめ」です。 @ネタバレ終了 とってもとっても面白い作品をありがとうございました。
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猿の夢要素的にオカルトもヤンデレも好きな私が嫌いな作品のはずないじゃない、と思いながらプレイして、「あ゛ーーーー」と情緒が破壊されました。 理性的な部分と狂気的な部分の境界が曖昧になってしまった人間が好きなので、格別な良質の栄養です、大変ありがとうございます。 その一方でボールペンであやされたり、参ってる時の受け答えがなんかおかしかったり、ユーモアが溢れるコメディな部分で緩急ができていて、とても良いスパイスでした。 「体育」「寝れるもんなら寝てみろ」と、差し出したパーに対してチョキのやり取りが最高に好きです。 @ネタバレ開始 水無川くんが「呪いには関わらんでいろ」と言うのに、「愛は呪い」、「呪われたら好きに呪い返してやれ」という一見矛盾した発言がとても好きです。 「わたし」という自己と「あなた」という他者が存在する故に成立する何かしらの関係。 そこにできた感情一つだけとっても「呪い」は成立してしまうというのが、人間の業を凝縮した本質のようで、そして主人公のありふれた善性からすれば、早乙女くんにとってそうだったように、主人公の「呪い」はきっと残酷な「灯火」で「祝福」にしかならないのでしょう。 呪いと祝福は同義ですから。 オカ研メンバーでは合理性と理論と尊重、すべてを内包したスタンスで関わってくれる水無川くんが一番好きかもしれないです…… あとシノちゃんがかわいい顔して自覚あるヤンデレ予備軍なのも好きです。シノちゃん可愛いね、シノちゃん。あとプリクラがないとトゥルーはムリムリムリムリカタツムリでしたアリガトウ…… TrueEndでタイトルがトリプルミーニングだったのがわかった瞬間、なんというか、ぞっとしつつ笑顔で「わーい(主人公ちゃん的には)ダメだこりゃー」となってしまいました。 あとがきのif絵の早乙女くんと「ベストオブこんなつもりじゃなかったのにさん」発表も良かったです。 顔面が大変なことになる「ベストオブこんなつもりじゃなかったのにさん」……いやでもある意味早乙女くんにそっち方向趣味目覚めさせたのあなた方だから自業自得……? FAを描かせていただきましたが、個人的に「このみにあるだけのきみへの《BENEDICTION⇔MALEDICTION》を」というタイトルをつけています。 @ネタバレ終了 大変良質な個人的必須栄養素を摂取させていただき、誠にありがとうございました。
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わだつみは水底に眠る中性的で穏やかなしゃべりの人物いいですよねと思いつつプレイし、クリアいたしました。 ゆっくりゆっくりと水底に沈んでいくような真綿で首を絞める優しい空気感が印象的な作品でした。 こういうの私大好きです。 @ネタバレ開始 作品内ではキリスト教関係の話題が多くありましたが、どちらかというと、芥川の「蜘蛛の糸」のような印象も受けました。 ああ、でもそういえば、魚は初期キリスト教の時代から信仰上超重要シンボルでしたね……(迫害時代にお仲間を見つけるサイン) 誰かの名前でしか呼ばれないのに、その目は誰でもない自分を見てくれていたと感じていたお魚ちゃんが健気で可愛いと同時に、その小さい身に宿した大きく深い、それこそ海のような愛はどこか怖さもあって、心中ENDも逮捕ENDもどちらも好きです……こんなん選べないよ…… FAを付けさせていただきましたが、個人的タイトルは「うなそこをいくあなたに小さなともしびを」です。 @ネタバレ終了 とてもいい空気感を味わわせていただきました。ありがとうございました。
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魔王ちゃんの勇者誘惑大作戦!機械仕掛け~から来て温度差で心の中のグッピーが全部ひっくり返って息してません…… 初手から「陰謀、暴走、大戦争」が良くないことなのに韻のリズムが良すぎて……ちょくちょく挟まるシリアスなところとコメディなところとがとてもよくて…… 小ネタがちょっとずつ入ってたりしてとても楽しいのですが、あちらも思い出して行ったり来たりして、ものすごくふしぎな感情を味わっております。 もしや、これが俗にいう「整う」……ってコト!?(血迷い) @ネタバレ開始 というかですね、勇者の名前が「グラヴィス」て……Gravisて、名は体を表すで、愛が、重すぎる……!!! ※gravis:ラテン語で「重い」、「深刻な」(ラテン語技能持ち真顔) でもヤンデレ好きなので、ヤンデレエンド好きです(真顔) そして「ちから255」って8bitの限界ですね…… というか昼食シーンの手をぎゅって……そして舞台鑑賞……後輩萌え……これ向こうの……これは、連続でやると正気を失ってしまいますねえ、暖房きいた室内と冷凍庫を反復横跳びしている気分です……やっぱりこれが「整う」……ってコト?(おめめぐるぐる) @ネタバレ終了 ……ところで、これは、ここで、完結ですか? 続き、ますか? 私は、いろいろと思いどころか妄想を馳せて、冷静さを欠こうとしています…… 正気を失わさせてくれるほど面白い物語をありがとうございました。