つぐはのレビューコレクション
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『STELLA System Down~星見台の憂鬱~』思考実験と哲学というテーマがもともと好きで興味をもち、プレイさせていただきました。 双子であり二人で一つながら異なる方へ進む二人を、時に共感しつつ、時に違う思いを抱きながら見届けました。 @ネタバレ開始 最初はエンドAに進みました。別の方に進みたいと考えながら今の自分があるならばいいと考えているベティスに、アルタよりも機械味を感じました。問いについて論理的に考えつつ共感も多く、良く悩む印象のアルタの方がよっぽど感情的だなと感じました。私自身が共感しやすいのがアルタだったせいもあるかもしれません。理知的なアルタが、ベティスと話すうちに段々寄っていった、というか根っこは違うんだけどお互いに影響し合ってる感じして好きでした。 おまけも楽しませていただきました。アルタの側の前日譚小説とても好きです。同じだったのに自分を置いて相手が先に行ってしまうような感覚にすごく共感してました。 二人に質問もじっくり見て、楽しませていただきました。ベティスの、答えが全体的にすっきりさっぱり、淡泊?な感じ、問題を簡略化するのがうまいというかなんというか…シンプルでいいなと思います。生きるの楽そう。国語もできる理系っぽい。アルタは数学得意な文系?二人とも人間ぽくてプレイしてて楽しかったです。 メモを残していたので、私の考えた物も記録していきます。 A1,滅ぶ。 その1000人についての条件の分岐はありますが(場所、密集度など)1000人だと厳しそう。なんとなく。 A2,意味はある。 意味のない行為は存在しないと普段から考えており、そのためこちらを選択。この先誰かが過去の星について調べるかもしれないし、誰かが意味を見出すはず。あと、自分自身が記録することが好きなので、残しておいてほしいと思って。意味があってほしいという願望も込みな気はします。 A3,個人的には選択、行動に揺らぎがあるかどうか。選択肢はほとんど同じかなと思いましたが感情も内包していそうな心を選択。 人間は時々論理的でない行動をしますが、機械は一定の論理、アルゴリズム?に基づいて行動する。同じ状況でも判断は個人差が生まれる、そこの部分かなと。感情のほかも含む気がしたので、近そうな下の選択肢にしました。 A4,同一人物ではない。 同一人物の条件は「これからの選択がもとのものと同じになるか」と「たどって来た道(人生)が同じかどうか」だと思うので、バックアップは同一ではないと判断。「人」のバックアップとして見るなら、結局それっぽい行動をするだけのように感じるので同一ではないと考えました。彼らのバックアップだと話は違うかも…元がデータなので一個目の条件は満たしそうです。でも結局再現したものでしかないなら同一ではないかな、と。 AIでの故人の再現とか、スワンプマンみたいな問題ですね、難しい。 A5,実用性。 これ、本当に考えるの苦手……自分がいいと思っても迷惑な物かもしれないし、渡すなら確実に使えそうなもの、かな。 おまけの方も。 トロッコ問題 将来的に利益が多そうなのでレバーを引きます。この点はベティスと同じですね。 ただ「擁護するひとが多そう」ってところはベティス怖いかも…そこの観点はなかった。自己中心的で感情担当っぽいですね。怖いけど。悩んでるアルタが誠実というか、健気でいいですね… 中国語の部屋 ないでしょうね。でも見ている側があると感じているならあるとしてもよいと思います。ないものを証明するのって難しいですからね。シュレディンガーの猫みたいだ。議論の対象となる側に聞いてるのってちょっと残酷かもしれないですね。面白い… 五分前仮設 否定できないでしょうね。今までゲームの中のキャラクターがこちら側を認知しているというものはいくつか見ていますが、少し似ている気がします。 興味がないというベティスの簡潔な回答に笑ってしまいました。三つ目の選択肢…w シミュレーション仮説 こっちは完全に上に出したゲームの話と一緒ですね。生活に問題がないなら別にいいかな。というか、気づいてもどうにもできないのでは。何を見るかによりますが、シミュレーションで個人に着目することって少ないですし。 水槽の脳 上の話と似てますね。起きてる可能性は否定できない。経験があったとしてもそれ自体も電気刺激によってもたらされた物だったら…。どこまでを人間と定義するかによりますかね。脳と体そろっての人間なのか。脳だけでも思考できるなら人間なのか。人間の体は動きが先で、思考は後からついてくる…なんて話を聞いたことがあるのですが、それが本当ならこの説は否定されるでしょうね。 チューリングテスト 同じことを書きますが行動などに揺らぎがあるか、矛盾が存在するかですかね。でも矛盾がなくても人間のこともあるし、機械でも矛盾することはありうるか…。別の人格として話をしよう、と仮定したときに完全になり切れないかどうかですかね。人間なら、どうしても根っこの性格が出てきそう。 そもそも「らしい」というもの自体が見る人からの押し付けのようなものなので、こういうこと、とはっきりは言えない… 最後の質問はやはりアルタと答えますね。決め手は共感がしやすいかになっちゃうんですけど。論理と感情のバランスが私の知ってる人間たちに近いように思ったので。ベティスはどうしても思考の次元みたいなもので人間より上に立ってしまっている気がします。 @ネタバレ終了 いろいろ考えられることが多く、作りこみというか、世界観の説得力が大きく、とても没入して楽しめました! 長々と失礼いたしました。楽しかったです。素敵なゲームをありがとうございました!
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【完全版】JKの悪夢を分析するゲームたのしくプレイさせていただきました!!!イラストがとってもかわいくて、一気にフルコンプしました! 分岐は多いながら条件がそこまで難しくなく、プレイしやすかったです!イラストもストーリーも素晴らしくて引き込まれるゲームでした! @ネタバレ開始 最初は一番下の分岐からプレイしたのですが、卯条さんに一目ぼれでした……。 左の選択肢を先に見たのでびっくりしました、背高くてファンクラブありそうだと思ったら……。ほんとに、ほんとにビジュが好みで……もう一つも観てさらに好きになりました。卯条さんすきだ……!!!!!!!! 社長令息ですもんね……どうしてもダメなのかな……彼が納得できる進路に進めるのを祈ります。きっと成績いいから、今からでも間に合うはずだから……;; 九引さんも好きでした!好きな世界をたくさん表現できるといいな、違うのを少しづつ言える人に言って、無理しなくてもいい友達ができるといいなとおもいます。私のエゴかも知れないけれど。 みんなとても素敵な子で、もうすこし見守っていたかった……でも、五日間だけだからこそ築けた関係もあるので、これでよかったんだなとおもいます。 クリア後の画面、jkたちの悪夢は解決されたからもう対面に座ることはないんだなと考えると、とても寂しくて、でも解決されてよかった気持ちもあり…… @ネタバレ終了 素敵な作品で、遊べて嬉しかったです。楽しい作品をありがとうございました。
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イマジナリー・バッドフレンドTwitterで見てプレイさせていただきました。素晴らしい作品を遊ばせていただきました。ありがとうございます! @ネタバレ開始 先にエンド1を見たのですが、シオミくんが泣いてしまってすごくびっくりしました…シオミくんの泣いてるイラストが可愛い…私が何も知らないまま2人ぼっち、こっちはシオミくん辛いだろうなぁ。 エンド2すごくドキドキしました…ケーキ食べさせようとするところがすごく可愛かったです。あとシオミくんが自らの意思で一緒にいる決断をしてくれてすごく嬉しかったです。エンド1の最後思い出して涙が…シオミくんと私の悪友ライフ永遠なれ… @ネタバレ終了 ストーリーもイラストもすごく好きです。素敵な作品をありがとうございました!
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花雨 落花空に帰らざることこの短時間で素晴らしいヤンデレを摂取できました…本当にありがとうございます。和な世界観もとても好きです!!!素敵な作品に出会えてよかったです。 @ネタバレ開始 個人的に終幕三がとても好きです。睡蓮さんが出てきた瞬間に喋り方、雰囲気好きだな~と思っていたのですが終幕三読んだら愛が爆発してしまいました。結果的に信じてもらえなかった悲しさが最後の苦しそうな表情なんでしょうか…可愛いですね。ありがとうございます。 睡蓮さんの雰囲気が本当に本当に好きです。 @ネタバレ終了