ぬいたろ~のレビューコレクション
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内緒のサイミンSHOWリコぺマさんのイラストと物語が好きで、こちらの作品をプレイさせて頂きました。 催眠術を受けて幻覚の世界に閉じ込められてしまう三人。 望んでいる物に満たされたその場所の描写に、読んでいる側も心がとろけそうになりました。 @ネタバレ開始 ソファーに寝転がった瞬間の女勇者さんのフニャ~ンとした表情がたまらなく可愛かったです♡魔法使いさんが遭遇した『モフモフ』という生き物も、思わず体感したくなる毛並みとつぶらな瞳が魅力的で!さらに戦士さんのターンでは深夜にハイカロリーな料理を食べられるという…もう欲望を揺さぶられまくる素晴らしいシチュエーションの数々でした! 閉じ込められたままでもいいから、自分もルッタ君の術を受けてみたい~! エンド2をクリアする事で解放されるルッタ君の秘密エピソードも、キャラクターの小さかった頃の姿と会話が可愛くて癒されました。@ネタバレ終了
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夏のまなうら自分にもこんなお姉ちゃんが居たらな~と考えてしまうほど、優しく接してくれるお姉ちゃんに惹かれました。 @ネタバレ開始 始めは日常系の物語だと思っていたのですが、途中から少しづつ真っ黒いモザイクによる不穏な欠損が生じて、そして『あの夏』の真相を知って「そんな…お姉ちゃん…」ってなりました。 親を殺す事を決心したほど追い詰められていて、それでも最期まで主人公を大切に想ってくれたお姉ちゃんの行動と姿にとても切なくなりました。 ずっとモノクロだった画面が、お姉ちゃんが消えた瞬間にカラーになった点も印象的でした。現実に意識が戻って来たという事を感じられる演出が素敵でした。 お姉ちゃんには忘れるように言われたけれど、主人公の心から完全に彼女が消える事はあるのかな…もし自分だったら無理かもしれない…という思いが物語を見届けた時に湧きました。@ネタバレ終了
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八乃岳やっと頂上つきましたー!! ランダムで異なる異変が出現するので結構遠回りしてしまいましたが、その分全て突破できた時の達成感が凄い。誰かに聞いてほしくなるほど「私やり遂げたよ!」って気持ちになれるゲームでした。 @ネタバレ開始 紅葉を表現する描写が「綺麗」から「きれい」になっていたり、突然粋な男性の掛け声が聞こえたり、BGMが哀愁漂う物になったり、〇合目の表示が塗りつぶされていたり…。@ネタバレ終了 こんなに多彩な仕掛けを思いつける作者さんの発想力も素晴らしいです
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しあわせの代償可愛いイラストと重く苦しい物語の組み合わせが魅力的な作品でした。 @ネタバレ開始 自分に対してネガティブな感情が渦巻いていた時にナンパ男に付け込まれて、さらに思い込みによって親友につらく当たるようになってしまう千歳ちゃん。 どんどん危ない道に引きずり込まれて行く千歳ちゃんの様子と、そんな彼女にひた向きな想いを寄せるレコちゃんの様子を見て、『二人にお互いの気持ちを教えてあげたい』という気持ちが湧きました。 ホストの男性が千歳ちゃんをホス狂いにするまでの描写もリアルで凄いです!千歳ちゃんがハマっていく姿にアワワ…となりつつも、キャラクターの心の動きに納得と共感ができます。ケイさんのテクニックによって、プレイしている私自身も一緒に丸め込まれるような感覚になりました。 エンディングも印象的で、特にトゥルー後に見れたレコちゃん→千歳ちゃん→ケイさんの一方通行片想いになってしまうエンドが心に刺さりました。@ネタバレ終了 最後に改めてタイトルの意味をグッ…と噛み締められる物語でした。
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もう一度 君に会いたくてタイトルに惹かれて、こちらの作品をプレイしました。 主人公の独白から彼女に対する愛や恋しさがひしひしと伝わってきます。 @ネタバレ開始 『彼女が愛しているのは同じ世界線の自分』というクライマックスも深く、プレイを終えた後もこのシーンが繰り返し頭に浮かんでじっくりと考えたくなりました。 @ネタバレ終了
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ぽんこつラーメンうわーっ!?シナリオが秀逸で、全てを見届けたあと叫ばずにはいられなくなりました。 ラーメンが伸びても食べずに見つめ続けるヒロイン…。 読み進める事で彼女が何故そのような行動をとるのかを理解できて、キャラクターの深い感情に共感出来る作品でした。 @ネタバレ開始 ここでエンドだと思っていたので、続いて出現した数日前のエピソードが予想外すぎて、もう本当に凄かったです。 恋人が新作ラーメンの名前を思い出そうとした後にホワイトアウトして、タイトルの『ぽんこつラーメン』が表示される演出が目と心に焼き付きました。@ネタバレ終了
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A.O.R.丁寧にえがかれたドット絵とハイセンスな色づかい、それからゆったりとした音楽が素敵なノベルゲームでした。 真夜中の独特な雰囲気が伝わってくる挿絵や魔法つかいさんの正体が気になるストーリーに気付けば没入していて、心安らぐひとときを味わえました。 @ネタバレ開始 大人になった時に会う目印として、主人公は魔法をかけてもらえたビーズ、魔法つかいさんには星の砂を付けてもらうという展開にもロマンを感じました。 あと、かおちゃんのお兄さんがユニークで、月面のストーリーで骨密度を増やしている姿を見て一段と好きになりました✨ @ネタバレ終了
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SLATE!(スレート!)「昨年のティラノゲームフェスで一番心に残った『savon』の作者様だ…!」となって、こちらの作品をプレイさせて頂きました。 たくさんの選択肢と、その先にある様々な物語。読み進めていく中で主人公の正体と結末が気になるゲームでした✨ @ネタバレ開始 まさか役者さんが演技をしていて、しかも多重人格者だったとは…! スタッフとの会話の後に影絵化する演出とその際のセリフが予想外で、心をグッッと掴まれました。 おまけルートの最後の行動とボイスもかっこ良くて、普段忘れている乙女心が作者様の巧みなストーリーによって擽られました>///< @ネタバレ終了
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図書館の季節に閉じこめた読んでいると現実でも図書館に行きたくなる、雰囲気が素敵な作品でした。 @ネタバレ開始 父親が母親に暴力をふるう家庭で育った主人公が過去の自分を受け入れるストーリーからも、「私もこの人みたいになれたら」という勇気を頂きました。 エンド1を迎えた後に見る事が出来る晴れ晴れとした顔でタイトル画面に立つ主人公からも影響を受けて、最後にスーッと深呼吸をするような爽やかさと春の陽だまりを浴びるような暖かさが心の中に湧きました。 @ネタバレ終了
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飯テロサスペンス劇場前半では「こんな旅館に泊まってみたいな~」と感じる至れり尽くせりのおもてなしを味わえて、事件が起きてからは推理をしつつ登場キャラクターとのコミカルな雑談を楽しめるゲームでした。 @ネタバレ開始 一人一人から証言を聞く事で選択肢が増えるという構成が本格的ですね…! さらに、犯人を一発で見つけられた!と思ったらもう一段オチがある展開や周回する事で出現する『オレ』ボタンがツボにはまりました。 最終的な結末に辿り着いた際に、五島にもいい所がある事を知れたのも良かったです✨ @ネタバレ終了