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雪月のレビューコレクション

  • サイコ系即死脳トレクイズ
    サイコ系即死脳トレクイズ
    フェスのコメントじゃなっかたのでもう一度…素敵な作品をありがとうございました!

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  • 寵愛希望
    寵愛希望
    次作である『ヤンデレ好きが、推しに…』の方をプレイした時から気になっていたこの作品…本当に鬱な物語を読みてぇ…となったときにプレイしようと思っていたので、本日プレイさせていただきました!  いやぁ、この暗さ…めちゃくちゃよかったです。ヤンデレ、メリバ好きにはたまらない作品な気がしますね。流血表現やその他諸々あるので人を選ぶ内容ではありますが…まあ、こういうの好きな人はね?基本大丈夫でしょう。 @ネタバレ開始  いやもう、全部プレイし終わったときに思ったのは、誰も救われねぇな…、でしたね。  ある意味一番辛いのはスイギョク様ことハオくんなのかなぁ、と私は思いました。  一周回って狂った愛情を教え込まれたシアくんは、まぁあれで一応幸せなのだろうな、と私は思ったんですが…。  何せ、過去話でも“傷つけること=愛すこと”という感じでしたし…彼の中ではあれが最上級の愛情であると刷り込まれてる感じだったので、あれはあれでシアくんとメイファちゃんの幸せなのだろうな、と。  薬で狂わされちゃったメイファちゃんはもともと、既に“傷つけられること=愛されること”となっていたからこそ、まぁ、ある意味そこはかみ合っていたのだろうと私は感じました。  だからこそ、シアくんとは対照的にハオくんは苦悩しているのだろうな、と。  途中にあったスチルも、彼は悲しそうな、苦しそうな表情をしていましたから、この時は多分まだ狂いきれてないんだろうなと思いましたね。彼のルートの最後はちょっと怪しかったですが…。でも、最後のスチルもシアくんと違って眉尻が下がっていたので、やっぱり狂いきれてないのかな…。  メイファちゃんが風船を割った、という話の時も彼はどこか苦しそうでしたし、心の奥底では子供の時の、三人一緒にいたあの幸せな日々に戻りたい、と思っていそうだな、とも思いました。  結局のところ、ハオくんは非情になり切れないのだろうな、と。  シアくんルートで彼はシアくんが出てきたことにすぐに反応できなかったのも、その辺りが関係してるのかな、と思いました。  そんでもってメイファちゃんですが。  彼らに囲われ縛られているように見えて、逆に彼らの心を捕らえ、縛っているのは彼女なのだろうと思いました。彼女自身は薬で狂っているので、そんなつもりはないのでしょうが。  うーん、だぁれも救われねぇ…。でも、この感じがメリバの良いところなんだよなぁ…。 @ネタバレ終了  過去がしっかり練られている(むしろ本編)のもよかったです。  素敵な作品をありがとうございました!

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  • サイコ系即死脳トレクイズ
    サイコ系即死脳トレクイズ
    サクッとプレイできるクイズ系のゲームないかな~と探していた時に見つけたこのゲーム…。早速プレイせねば!!とプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始  一番最初にエリンカちゃんが「僕はブランコ」と自己紹介をしてきたのに、名前表示はエリンカだったため、あれこれもしかしてこの子嘘つき?と思いながら選択肢のエリンカを選択。あってるよな…と思いながらドキドキしていると、そのまま二問目に進んだため、ほっと胸をなでおろしました。  二問目後に、もう一度「僕はブランコ」と言ってきたので、あっこれエリンカちゃんは嘘(反対のこと)しか言わない子だな、と感じ取り、その後の両親の出身地の問題はログを確認しながら解きました。  その後、突然エリンカちゃんが反対のことを言い出した!?と驚きながらログを見てみれば、名前がブランコとなっていて、おっとぉ?となりながらゲームを進めていきました。ブランコちゃん、正直者なんですね。エリンカちゃんと反対のことを言うブランコちゃんの言葉に、この子たち何やら大変な人生を送ってきたんだなあ、としみじみと思いました。  そんなことを思いながら、一発クリアでき、あっこれちょっと死んで来た方がよかったかな…なんてクリア後に思いました。絶対殺されたときにしか見えない何かがあったはずなのに…。  基本は噓つきなエリンカちゃんが話し、時折ブランコちゃんが出てくるというのは何ともいいアクセントになっていたというか…。  ちゃんと確認していないと、まずブランコちゃんが出てきたのにも気づけなかっただろうな、と思いました。顔同じなので。  クリア後の特典のバッチのスノードロップ、花言葉知らなかったので調べたんですが、『希望』と『あなたの死を望む』という二つの花言葉があるんですね…?  今回の場合は死を望まれているのかな…?舞台が西洋の方ならば希望の方の花言葉よりもそっちっぽそう…。いやでも最後にブランコちゃんが、「あなたがお父さんみたいな人だってわかったから」とか言ってたし、希望の方の花言葉の可能性もある…?  最後まで謎を残していくとは…。 @ネタバレ終了  頭をひねる内容ながら、さくっとできるというこの感じ、素晴らしかったです!楽しくプレイさせていただきました!  素敵な作品をありがとうございました!

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  • デヰツァの幕切れ─蝶華の鳥籠─
    デヰツァの幕切れ─蝶華の鳥籠─
    とある方の実況動画でこの作品を知り、これは自身でプレイせねば!!とプレイさせていただきました。  各キャラの過去までしっかり描かれており、最後まで楽しくプレイさせていただきました。  最推しは京子さん、次に鏡太郎くんと帳で揺れています。  絵がとてもきれいな上、スチル数やエンド数、エンドには関わらない選択肢でもキャラの過去を匂わせたりなど、しっかりと作り込まれており、これがフリーゲーム!?無料でプレイしてもいいのか!?と思うぐらいにはクオリティの高い作品です。  ただ確実に好みが分かれる作品でもあると感じました。まあ軽くといえどG表現が入る時点で万人受けはしないわな…。 @ネタバレ開始  最後までプレイすると分かりますが、これは主人公に選択肢が無い…。誰のルートに行っても最終的に帳と結ばれることになるんですね…。だがしかし、この感じがヤンデレ好きには良いんだ…!!すまないな、花純(主人公デフォ名)ちゃん!  おすすめ攻略順で今回攻略させていただきました。攻略順でそれぞれのキャラやストーリーの感想などを書かせていただきます。 【帳】  メインヒーローだしヤンデレだろうと思ってた。思ってたけど…!一番最初に攻略して、あんな王道展開された後にあんな病み見せられるとは…!  爽やかで溌剌とした好青年(しかも頭良いし運動神経抜群)、という人物像に隠された病みと、なぜそんな人物になったのかが描かれた過去。もうはわわ…としか言えませんでしたね。めちゃくちゃ好みです。でも京子さんが最推しなんだ…。すまんな…。  鏡太郎くんルートの、最後の選択肢で帳を選んだ時の最後のあの顔にはガチめにビビりました。ヒッ、とリアルで声が出ました。あれは怖い。花純ちゃん、帳のあんな顔見て大丈夫だったんでしょうか…。  帳のハピエンであるエンド1は本当に分かりやすく王道展開でした。善と悪、ヒーローとヴィランの構図がまさに王道!!この展開が嫌いな人はそういないのではないでしょうか。  また、彼の心の中を細かく書き著した”???の部屋”の手記。それぞれのキャラのルートごとに用意されたそれは、如実に彼の本心と本性、裏での暗躍を描いています。すばらしく病んでいましたね。好きです。  そして、彼がどうしてここまでのヤンデレになってしまったのか、花純ちゃんに依存してしまったのかを描いた追憶編。  家柄ゆえの自由の無さと帳の両親の関心が基本的に彼の才能だとかにしか無かったこと、愛情がきちんと彼に注がれなかったこと、その他諸々が彼をここまで歪めてしまったのか…、と納得。正しく愛情が注がれていればこんな風には歪まなかったでしょうね…。  しかし花純ちゃん、めちゃくちゃ大事な約束してるのに忘れるのはまずいと思うよ…?  本当に、子供だからと侮るなかれ、でしたね。 【八尋】  絶対やばい人だ、と思っていたら、案の定やばい人だったキャラです。何なら予想の数倍やばい人だった。頭のネジが1本どころか、4,5本はどっか行ってる。この作品のナチュラルサイコパスといえばこの人で確実に通じると思う。そんなレベルです。  彼に関しては、もう本編読んでくれ、としか言いようがありません。もう、なんといえばいいのか分からない…。私には、彼のことをどう書けばいいのか分からないよ…。  とりあえず、好き嫌いが一番はっきり分かれるキャラだと思いました。私は八尋さんのこと嫌いではないですが、ちょっと苦手だと感じました。 【京子/ケイ】  はい、この作品の私の最推し、京子さんことケイさんです!  一目見た瞬間に、あ、女装男子か。となりました。  麗しく厳しい、でも優しい京子という人物の中身が、ケイというちょっと抜けているけどちゃっかりしていて、無邪気な笑顔を見せる男の人なのだと思ったら…なんかもう、ギャップにやられていましたよね。  そして彼のルートで見ることができた、花純ちゃんたちが勤めるカフェーのオーナーの顔…イケおじでしたね。すばらしい。おっと脱線しました。  いや、本当に語りたいところがたくさんあるんですが、あまり書きすぎると作品の内容を語り尽くしてしまうことになりそうなので、頑張ってまとめようと思います。  簡単に彼の過去をまとめますと、元々食い繋ぐためにスリなど悪事を働いていた彼が、養父となるやばい人に捕まり、もっとやばい悪事を強制的にさせられる、という感じです。養父の気を損ねたり、依頼を失敗したりすると躾として暴力を振るわれる…やばいですね。ちなみに八尋はケイの義理の弟だったりします。  まあそんなやばい家に嫌気が差し(ちょっと違う。これは追憶編を読んで確認してください)、もうどうにでもなーれ!と家を飛び出したことが、彼の運命を変えます。そう、オーナーとの出会いです。そうしてオーナーに拾われた彼は、のちに京子としてカフェーで働くように…というのが彼、ケイの過去になります。  大正時代という、貧富の差が激しかった時代ならではの設定ですね。  もう、彼のエンドでは、語彙が消失するぐらいに彼が格好良くてですね。はー、好き。と、もうそれしか言えなくなりました。しかもこのルートだと、花純ちゃんも逞しくなったことにより、すごくかっこいいことします。未プレイの人には、これは本編を実際読んで確認してほしいと思います。このルートの花純ちゃんが私は一番好きです。そして、このルートの花純ちゃんが一番自分の気持ちに鈍い…のか?もしかしたらケイの胸中を分かったうえで言ってるのかも…?  これ以上彼と彼のルートを語ろうと思うと、多分止まれなくなるのでここでやめておきます。 【鏡太郎】  初心くて可愛いルートでした。後日談、結婚までいったのにその幸せが帳によって壊されると思うと…。可哀そうが過ぎる…。  帳への劣等感ゆえに彼が大切にしている花純ちゃんを奪おうとして、逆に彼女に心奪われるというのが…可愛いなあとほっこりしましたよね。赤面姿も可愛ければ、恋人になった直後の花純ちゃんのほっぺにキス…という初心さも可愛い。  花純ちゃんも、彼に影響されてかこのルートだと他のルートより若干おぼこいです。可愛いね。  もう、初心くて可愛いしか言えないです。  そして、序盤も序盤なところの、彼のスチルが入手できる選択肢…そこに行ってしまうとどれを選んでもすぐさまバッドエンド突入という救われなさ…。しかも内一つはちょっとエンド表記の様子が可笑しいという…。理由が分かった瞬間、なるほどこういうことだったか、と納得しました。  また、彼のルートが一番ストーリーの真髄…真髄?ちょっと違いますね、本来の姿、とでも言いましょうか、彼のルートで見ることのできるエンドこそが、この作品が一体誰のための物語なのかが良く分かるストーリーとなっています。  ぜっっっっったい、花純ちゃんは誰も選ばなかった時が、彼のルートだと一番幸せだと思う。変わらぬ日常って、時に誰かと結ばれることよりも幸せだと思うんだよ私は…。  彼の詳細も、プレイして皆様の目で確認してください。私が語るより絶対早いので。  文字書きとしては、ものすごく二次創作したい!!と思わせられる作品でした。うおおおおお、妄想が捗るんじゃああああああ!!!  完成した暁には、こちらに報告を載せていこうと思います。  当方シブの民なので、おそらくそちらに投稿すると思います。 @ネタバレ終了  兎にも角にも、フリゲとは思えないほど素晴らしい完成度の作品でした。  作者様がまた制作をなされた際にはプレイしたいと思います。  素晴らしい作品と楽しい時間をありがとうございました!

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