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3のレビューコレクション

  • 無人島
    無人島
    とても面白くプレイさせていただきました。ありがとうございます。 ただ、過去作「公衆電話」よりも面白さの幅が狭くなってしまっていると感じた点があります。 僭越ながら、「公衆電話」より面白さを狭めている原因を比較・分析させていただきました。よければ次回作に活かしていただけると幸いです。 @ネタバレ開始 ①プレイヤーの選択が一度しかない点 公衆電話では番号を入れる回数が3回あり、過去過去現在の順に掛けることの面白さがありました。また、物語中でも「ドレスコードに気をつけろ」など選択肢があったため、こちらの能動的な選択ができ、参加している実感が湧きました。今作でも、モノを持って行って以降に1度くらいは選択があっても良かったと思います。 ②持っていくモノと言いながら、ほとんどが人物名である点 そもそも人物を持っていくのは、最初の質問にマッチしていないようでやや違和感がありました。きちんと質問モノで物語が展開するエンドをもっと増やしてもよかったと思います。特に「酒」からのエンドが非常に「そうなるのか!」と膝を打ちました。もっと最初の質問に正対した「モノ」の特性を生かしたエンドが欲しかったです。 ③公衆電話でいう「誰が閉じ込めたのか」のような謎が無かった点 公衆電話では、姉が閉じ込めたのでは、との考察の余地がある点が非常に深みを生んでいました。そこから実家ルートなどをもう一度読みたくなった人もいるのではないでしょうか。今作でも、そうした謎解き・考察の余地を残せれば、より深みが出たのではないでしょうか。 ④公衆電話でいう「真実の欠片」が無かった点 「真実の欠片」はトゥルーエンドを探しているという実感が与える効果がありました。今作は収集する欠片が「岡本」「ミサ」だけだったので、終着点を意識してプレイすることが難しかったです。@ネタバレ終了 以上です。次回作を楽しみに待っています!

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