くま鍋のレビューコレクション
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生きるその先に -岐尾森編-ずっと昔にフリーソフトとして配布されてた時に、初めて触れたノベル作品だ。 当時、小学生だった私は「無料で遊べるゲーム」くらいにしか考えずにダウンロードをした。 最初は「ただ文字を読むだけで面白くないじゃん」って思いながらプレイしていたことを今でも覚えている。 最後になるころには、ボロボロと泣いて親に心配され、照れ隠しに「何でもない」なんて言ったこともあった。 オタク批判も多かった時代だったこともあり、この感動を誰にも伝えることができないことに泣いてしまったこともあった。 歳をとると共に色々なノベルゲームと出会い、数百にもなる作品を見てきたが、未だにこの作品以上に時間を共に重ねられる作品に出合うことができてない。 そして先日、私が小学生のころに使っていたパソコンもこの作品のために騙し騙し延命させてきたが寿命を迎えてしまった。 諦め半分に検索をしてみると、このサイトに辿り着いた。 当時は諦めていた他の人の感想を見ることができた。 心同じく、感動して泣いてくれる同志がたくさんいた。 そして何よりも、また『生きるその先に』をプレイすることができることに泣いた。 『生きるその先に』にと出会って、長い年月を超えて泣かされ続けてきた。 これからもこの作品と共に歩み続けることができることに最大の感謝を...